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樹脂・医薬品・電子材料の融解やガラス転移を測る示差走査熱量計(DSC)を選ぶ、研究開発・品質管理・分析の担当の方へ

示差走査熱量計(DSC)のメーカー6社比較【2026年】

示差走査熱量計は、試料を加熱冷却したときの
熱の出入りを測る分析装置です。

ABOUT

示差走査熱量計とは

比較表を見る ↓

示差走査熱量計とは、試料と基準物質を一定の温度プログラムで加熱冷却し、
その間の熱の出入りを測る分析装置です。
DSCとも呼びます。融解・結晶化・ガラス転移を、
少ない試料で再現よく測れます。

製品の特長

  • 少ない試料で測れる(DSC8231とDSCvesta2は最大90μL)
  • 融解・結晶化・ガラス転移を測れる(樹脂・医薬品・食品に使う)
  • 測定温度の範囲が広い(DSCvesta2は-180℃から725℃まで)

使うメリット

  • 材料の受入れの確認が早い(融点やガラス転移の値で比べる)
  • 開発中の材料の熱の変化が分かる(硬化や結晶化を追える)
  • 無人で続けて測れる(自動試料交換を付けた機種)

選ぶときに注意すること

  1. 低い温度を測るなら、液体窒素か電気冷却の冷却ユニットを別に選ぶ
  2. 試料容器の上限温度を超えて使わない
  3. 測定温度の上限や下限は、冷却ユニットの種類で変わる
  4. 溶液用は溶液を測る専用機。固体の試料には固体用を選ぶ
  5. 温度変調や冷却がオプションかどうかは機種ごとに確かめる

※仕様は各メーカーの公式の製品ページとカタログによる。公開価格は確認できなかった。

LIST

示差走査熱量計の比較表

示差走査熱量計(DSC)11製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

熱流束型

7製品
NETZSCH Japan株式会社示差走査熱量計 DSC 300 Caliris Classic省スペースの日常測定口コミを書く要見積

研究室のスペースを空けられるコンパクトな品質管理向けです。測定と評価を自動で進め、日常の手間を減らします。冷却は圧縮空気からIC40、IC70、液体窒素まで選べます。

方式
熱流束型
測定方式
熱流束
測定温度範囲
-170〜600℃
昇降温速度
0.001〜100K/min
測定レンジ
±650mW
自動試料交換
20ポジション(オプション)
冷却方式
圧縮空気、IC40、IC70、液体窒素
記載なし
ノイズ・ベースライン再現性・温度変調・試料量・セル・時定数・外形寸法・質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
NETZSCH Japan株式会社示差走査熱量計 DSC 300 Caliris Supreme目的ごとに検出部を替えたい口コミを書く要見積

高感度のH、昇温が速いP、日常向けのSの3つのモジュールを、目的に合わせて替えられます。Pモジュールは最大500K/minで昇温し、実際の加工条件に近い温度の変化で測れます。Selectは最初に1つのモジュールを選ぶ構成です。

方式
熱流束型
測定方式
熱流束
測定温度範囲
-180〜750℃
昇降温速度
0.001〜500K/min
測定レンジ
±750mW
自動試料交換
最大192試料(オプション)
冷却方式
強制空冷、IC40、IC70、IC90、液化窒素
温度変調
温度変調DSCの解析あり
記載なし
ノイズ・ベースライン再現性・試料量・セル・時定数・外形寸法・質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
PerkinElmer Japan合同会社示差走査熱量計 DSC 9小さく置ける単炉のルーチン機口コミを書く要見積

シングルファーネスの熱流束方式で、本体は12kgです。測定の開始や条件の変更はタッチスクリーンでできます。マスフローコントローラーを標準で備えます。

方式
熱流束型
測定方式
熱流束方式
測定温度範囲
-70〜750℃
昇降温速度
0.1〜100℃/min
測定レンジ
±175mW
自動試料交換
オートサンプラーの制御あり(個数は記載なし)
外形寸法
幅370×高さ320×奥行340mm
質量
12kg
記載なし
ノイズ・ベースライン再現性・冷却方式・温度変調・試料量・セル・時定数
公式ページへ詳細・仕様
株式会社日立ハイテク示差走査熱量計 NEXTA DSC200品質管理や受入検査の日常測定口コミを書く要見積

NEXTA DSCシリーズの標準機で、測定温度の範囲とベースラインの±5μWは上位機と同じです。ノイズは0.1μW、時定数は6.5秒以下で、ここが上位機との差です。

方式
熱流束型
測定方式
熱流束型
測定温度範囲
-150〜725℃
昇降温速度
0.01〜100℃/min
ノイズ
0.1μW(RMS)
自動試料交換
最大50検体(オプション)
ベースライン再現性
±5μW
時定数
6.5秒以下
記載なし
測定レンジ・冷却方式・温度変調・試料量・セル・外形寸法・質量
公式ページへ詳細・仕様
株式会社日立ハイテク示差走査熱量計 NEXTA DSC600材料開発で小さな熱の変化を見る口コミを書く要見積

NEXTA DSCシリーズの上位機で、ノイズは0.05μW、時定数は3秒以下です。測定中の試料を見るReal Viewカメラを付けられます。

方式
熱流束型
測定方式
熱流束型
測定温度範囲
-150〜725℃
昇降温速度
0.01〜100℃/min
ノイズ
0.05μW(RMS)
自動試料交換
最大50検体(オプション)
ベースライン再現性
±5μW
時定数
3秒以下
記載なし
測定レンジ・冷却方式・温度変調・試料量・セル・外形寸法・質量
公式ページへ詳細・仕様
株式会社リガク示差走査熱量計 DSC8231場所をとらず日常の品質管理に口コミを書く要見積

本体が15.5kgと軽く、机の上に置きやすい熱流束型です。冷却は液体窒素の自動供給、サーキュレーター、サイフォンの3つから選びます。ノイズレベルは0.5μWです。

方式
熱流束型
測定方式
熱流束型
測定温度範囲
-150〜750℃
昇降温速度
最大100℃/min
ノイズ
0.5μW(RMS)
測定レンジ
±100mW
自動試料交換
最大28試料(オプション)
冷却方式
液体窒素自動供給、サーキュレーター、サイフォン
試料量・セル
最大90μL
外形寸法
幅210×高さ310×奥行520mm
質量
15.5kg(ASC付き30.5kg)
記載なし
ベースライン再現性・温度変調・時定数
公式ページへ詳細・仕様
株式会社リガク示差走査熱量計 DSCvesta2研究開発で微小な変化まで見たい口コミを書く要見積

自己診断機能vestaeyeで、測定の前に装置の不具合に気づけます。ノイズレベルは0.05μWで、電気冷却なら液体窒素を補充せずに続けて測れます。DSCスケールは±1,000mWです。

方式
熱流束型
測定方式
熱流束型
測定温度範囲
-180〜725℃
昇降温速度
最大150℃/min
ノイズ
0.05μW(RMS)
測定レンジ
±1,000mW
自動試料交換
最大52試料(オプション)
ベースライン再現性
±5μW
冷却方式
電気冷却、液体窒素、サーキュレーター
温度変調
ダイナミックDSC
試料量・セル
最大90μL
外形寸法
幅380×高さ378×奥行509mm
質量
32kg(ASC付き42kg)
記載なし
時定数
公式ページへ詳細・仕様

入力補償型

1製品
PerkinElmer Japan合同会社示差走査熱量計 DSC 8500実際の加工に近い速さで測る口コミを書く要見積

ダブルファーネスの入力補償方式で、昇降温は最高750℃/minまで制御できます。成形の冷却に近い速さで試料の変化を測れます。温度変調のStepScan変調法を標準で備えます。

方式
入力補償型
測定方式
入力補償方式
測定温度範囲
-170〜750℃
昇降温速度
0.01〜750℃/min
自動試料交換
96サンプル
温度変調
標準(StepScan変調法)
外形寸法
幅540×高さ300×奥行620mm
質量
20kg(オートサンプラー付き30kg)
記載なし
ノイズ・測定レンジ・ベースライン再現性・冷却方式・試料量・セル・時定数
公式ページへ詳細・仕様

溶液用(キャピラリーセル)

1製品
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社示差走査熱量計 Nano DSCタンパク質など溶液の熱安定性口コミを書く要見積

薄い溶液の中のタンパク質など、生体分子の安定性を測る専用機です。白金のキャピラリーセルで、セル容積は300μLです。固体の樹脂や金属を測る汎用のDSCとは別の用途です。

方式
溶液用(キャピラリーセル)
測定方式
キャピラリーセル
測定温度範囲
-10〜130℃
昇降温速度
0.001〜2℃/min
ノイズ
0.015μW(短期)
自動試料交換
96ウェルプレート2枚(自動仕様)
ベースライン再現性
0.028μW
試料量・セル
セル容積300μL
記載なし
測定レンジ・冷却方式・温度変調・時定数・外形寸法・質量
公式ページへ詳細・仕様

方式の記載が無い機種

2製品
株式会社島津製作所示差走査熱量計 DSC-60 Plus樹脂・医薬品・食品の品質管理口コミを書く要見積

標準品のままで室温以下も測れます。測定温度の全範囲でノイズレベル0.5μW以下です。24個を続けて測るなら、オートサンプラを内蔵した自動機DSC-60A Plusを選びます。

方式
方式の記載が無い機種
測定温度範囲
-140〜600℃(液化窒素供給時)
ノイズ
0.5μW以下
測定レンジ
±150mW
自動試料交換
自動機DSC-60A Plusは内蔵で24個
冷却方式
液体窒素冷却TAC-60L、電気冷却TAC-60i
温度変調
温度変調DSCシステム
外形寸法
幅320×奥行500×高さ290mm
質量
約28kg(自動機は約31kg)
記載なし
測定方式・昇降温速度・ベースライン再現性・試料量・セル・時定数
公式ページへ詳細・仕様
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社示差走査熱量計 Discovery DSC 250ベースラインの補正を減らしたい口コミを書く要見積

Tzeroの熱流測定で、ベースライン補正の手間を減らします。温度変調のMDSCで、重なった熱の変化を分けて見られます。電気冷却を選ぶと、液体窒素の費用をなくせます。

方式
方式の記載が無い機種
測定温度範囲
-180〜725℃
自動試料交換
54位置(オプション)
ベースライン再現性
20μW未満
冷却方式
フィンエア冷却、液体窒素ポンプ、電気冷却
温度変調
MDSC
記載なし
測定方式・昇降温速度・ノイズ・測定レンジ・試料量・セル・時定数・外形寸法・質量
公式ページへ詳細・仕様

熱流束型7製品

NETZSCH Japan株式会社

示差走査熱量計 DSC 300 Caliris Classic

省スペースの日常測定

研究室のスペースを空けられるコンパクトな品質管理向けです。測定と評価を自動で進め、日常の手間を減らします。冷却は圧縮空気からIC40、IC70、液体窒素まで選べます。

コスト要見積

方式
熱流束型
測定方式
熱流束
測定温度範囲
-170〜600℃
昇降温速度
0.001〜100K/min
測定レンジ
±650mW
自動試料交換
20ポジション(オプション)
冷却方式
圧縮空気、IC40、IC70、液体窒素
記載なし
ノイズ・ベースライン再現性・温度変調・試料量・セル・時定数・外形寸法・質量
公式ページへ
NETZSCH Japan株式会社

示差走査熱量計 DSC 300 Caliris Supreme

目的ごとに検出部を替えたい

高感度のH、昇温が速いP、日常向けのSの3つのモジュールを、目的に合わせて替えられます。Pモジュールは最大500K/minで昇温し、実際の加工条件に近い温度の変化で測れます。Selectは最初に1つのモジュールを選ぶ構成です。

コスト要見積

方式
熱流束型
測定方式
熱流束
測定温度範囲
-180〜750℃
昇降温速度
0.001〜500K/min
測定レンジ
±750mW
自動試料交換
最大192試料(オプション)
冷却方式
強制空冷、IC40、IC70、IC90、液化窒素
温度変調
温度変調DSCの解析あり
記載なし
ノイズ・ベースライン再現性・試料量・セル・時定数・外形寸法・質量
公式ページへ
PerkinElmer Japan合同会社

示差走査熱量計 DSC 9

小さく置ける単炉のルーチン機

シングルファーネスの熱流束方式で、本体は12kgです。測定の開始や条件の変更はタッチスクリーンでできます。マスフローコントローラーを標準で備えます。

コスト要見積

方式
熱流束型
測定方式
熱流束方式
測定温度範囲
-70〜750℃
昇降温速度
0.1〜100℃/min
測定レンジ
±175mW
自動試料交換
オートサンプラーの制御あり(個数は記載なし)
外形寸法
幅370×高さ320×奥行340mm
質量
12kg
記載なし
ノイズ・ベースライン再現性・冷却方式・温度変調・試料量・セル・時定数
公式ページへ
株式会社日立ハイテク

示差走査熱量計 NEXTA DSC200

品質管理や受入検査の日常測定

NEXTA DSCシリーズの標準機で、測定温度の範囲とベースラインの±5μWは上位機と同じです。ノイズは0.1μW、時定数は6.5秒以下で、ここが上位機との差です。

コスト要見積

方式
熱流束型
測定方式
熱流束型
測定温度範囲
-150〜725℃
昇降温速度
0.01〜100℃/min
ノイズ
0.1μW(RMS)
自動試料交換
最大50検体(オプション)
ベースライン再現性
±5μW
時定数
6.5秒以下
記載なし
測定レンジ・冷却方式・温度変調・試料量・セル・外形寸法・質量
公式ページへ
株式会社日立ハイテク

示差走査熱量計 NEXTA DSC600

材料開発で小さな熱の変化を見る

NEXTA DSCシリーズの上位機で、ノイズは0.05μW、時定数は3秒以下です。測定中の試料を見るReal Viewカメラを付けられます。

コスト要見積

方式
熱流束型
測定方式
熱流束型
測定温度範囲
-150〜725℃
昇降温速度
0.01〜100℃/min
ノイズ
0.05μW(RMS)
自動試料交換
最大50検体(オプション)
ベースライン再現性
±5μW
時定数
3秒以下
記載なし
測定レンジ・冷却方式・温度変調・試料量・セル・外形寸法・質量
公式ページへ
株式会社リガク

示差走査熱量計 DSC8231

場所をとらず日常の品質管理に

本体が15.5kgと軽く、机の上に置きやすい熱流束型です。冷却は液体窒素の自動供給、サーキュレーター、サイフォンの3つから選びます。ノイズレベルは0.5μWです。

コスト要見積

方式
熱流束型
測定方式
熱流束型
測定温度範囲
-150〜750℃
昇降温速度
最大100℃/min
ノイズ
0.5μW(RMS)
測定レンジ
±100mW
自動試料交換
最大28試料(オプション)
冷却方式
液体窒素自動供給、サーキュレーター、サイフォン
試料量・セル
最大90μL
外形寸法
幅210×高さ310×奥行520mm
質量
15.5kg(ASC付き30.5kg)
記載なし
ベースライン再現性・温度変調・時定数
公式ページへ
株式会社リガク

示差走査熱量計 DSCvesta2

研究開発で微小な変化まで見たい

自己診断機能vestaeyeで、測定の前に装置の不具合に気づけます。ノイズレベルは0.05μWで、電気冷却なら液体窒素を補充せずに続けて測れます。DSCスケールは±1,000mWです。

コスト要見積

方式
熱流束型
測定方式
熱流束型
測定温度範囲
-180〜725℃
昇降温速度
最大150℃/min
ノイズ
0.05μW(RMS)
測定レンジ
±1,000mW
自動試料交換
最大52試料(オプション)
ベースライン再現性
±5μW
冷却方式
電気冷却、液体窒素、サーキュレーター
温度変調
ダイナミックDSC
試料量・セル
最大90μL
外形寸法
幅380×高さ378×奥行509mm
質量
32kg(ASC付き42kg)
記載なし
時定数
公式ページへ

入力補償型1製品

PerkinElmer Japan合同会社

示差走査熱量計 DSC 8500

実際の加工に近い速さで測る

ダブルファーネスの入力補償方式で、昇降温は最高750℃/minまで制御できます。成形の冷却に近い速さで試料の変化を測れます。温度変調のStepScan変調法を標準で備えます。

コスト要見積

方式
入力補償型
測定方式
入力補償方式
測定温度範囲
-170〜750℃
昇降温速度
0.01〜750℃/min
自動試料交換
96サンプル
温度変調
標準(StepScan変調法)
外形寸法
幅540×高さ300×奥行620mm
質量
20kg(オートサンプラー付き30kg)
記載なし
ノイズ・測定レンジ・ベースライン再現性・冷却方式・試料量・セル・時定数
公式ページへ

溶液用(キャピラリーセル)1製品

ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社

示差走査熱量計 Nano DSC

タンパク質など溶液の熱安定性

薄い溶液の中のタンパク質など、生体分子の安定性を測る専用機です。白金のキャピラリーセルで、セル容積は300μLです。固体の樹脂や金属を測る汎用のDSCとは別の用途です。

コスト要見積

方式
溶液用(キャピラリーセル)
測定方式
キャピラリーセル
測定温度範囲
-10〜130℃
昇降温速度
0.001〜2℃/min
ノイズ
0.015μW(短期)
自動試料交換
96ウェルプレート2枚(自動仕様)
ベースライン再現性
0.028μW
試料量・セル
セル容積300μL
記載なし
測定レンジ・冷却方式・温度変調・時定数・外形寸法・質量
公式ページへ

方式の記載が無い機種2製品

株式会社島津製作所

示差走査熱量計 DSC-60 Plus

樹脂・医薬品・食品の品質管理

標準品のままで室温以下も測れます。測定温度の全範囲でノイズレベル0.5μW以下です。24個を続けて測るなら、オートサンプラを内蔵した自動機DSC-60A Plusを選びます。

コスト要見積

方式
方式の記載が無い機種
測定温度範囲
-140〜600℃(液化窒素供給時)
ノイズ
0.5μW以下
測定レンジ
±150mW
自動試料交換
自動機DSC-60A Plusは内蔵で24個
冷却方式
液体窒素冷却TAC-60L、電気冷却TAC-60i
温度変調
温度変調DSCシステム
外形寸法
幅320×奥行500×高さ290mm
質量
約28kg(自動機は約31kg)
記載なし
測定方式・昇降温速度・ベースライン再現性・試料量・セル・時定数
公式ページへ
ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社

示差走査熱量計 Discovery DSC 250

ベースラインの補正を減らしたい

Tzeroの熱流測定で、ベースライン補正の手間を減らします。温度変調のMDSCで、重なった熱の変化を分けて見られます。電気冷却を選ぶと、液体窒素の費用をなくせます。

コスト要見積

方式
方式の記載が無い機種
測定温度範囲
-180〜725℃
自動試料交換
54位置(オプション)
ベースライン再現性
20μW未満
冷却方式
フィンエア冷却、液体窒素ポンプ、電気冷却
温度変調
MDSC
記載なし
測定方式・昇降温速度・ノイズ・測定レンジ・試料量・セル・時定数・外形寸法・質量
公式ページへ
Q&A

示差走査熱量計選びで、よくある疑問

購買担当の疑問示差走査熱量計(DSC)の価格は、いくら?

今回載せた製品の公式ページに、公開価格はありません。値段は各社への問い合わせになります。冷却ユニットと自動試料交換はオプションの機種が多いので、要るかどうかを決めてから見積もりを取ります。

設備担当の疑問DSCの種類と違いは?熱流束型と入力補償型の違い

熱流束型は同じ炉の中の温度差から熱の流れを出し、入力補償型は温度をそろえるのに使った電力の差で測ります。リガク、日立ハイテク、NETZSCHは熱流束型で、パーキンエルマーのDSC 8500は入力補償方式です。DSC 8500は昇降温を750℃/minまで制御できます。

設備担当の疑問DSCの測定温度範囲はどれくらい?

固体用の機種は、低い側が-180℃前後、高い側は600〜750℃です。リガクのDSCvesta2は-180〜725℃、島津製作所のDSC-60 Plusは-140〜600℃、パーキンエルマーのDSC 9は-70〜750℃です。さらに高い温度なら、NETZSCHのDSC 500 Pegasusが-150℃から2000℃まであります。

設備担当の疑問DSCの感度はどの数字で比べる?

ノイズとベースライン再現性を見ます。ノイズはリガクのDSCvesta2と日立ハイテクのNEXTA DSC600が0.05μW、島津製作所のDSC-60 Plusは0.5μW以下です。ベースライン再現性はDSCvesta2とNEXTA DSCが±5μWです。

施設管理の疑問液体窒素を使わないで冷やせる?

電気冷却を選べば使わずに冷やせます。リガクのDSCvesta2は電気冷却で-95℃から725℃まで続けて測れます。島津製作所は電気冷却のTAC-60iがあり、-50℃より下まで冷やすなら液体窒素のTAC-60Lを使い、-130℃まで冷やせます。

工場長の疑問自動試料交換(オートサンプラー)は何個まで?

NETZSCHのDSC 300 Caliris Supremeが最大192試料、パーキンエルマーのDSC 8500が96サンプルです。TAインスツルメントのDiscovery DSC 250は54位置、リガクのDSCvesta2は最大52試料、日立ハイテクのNEXTA DSCは最大50検体です。島津製作所は自動機のDSC-60A Plusが24個です。

設備担当の疑問温度変調DSCとは?

一定の昇温に変調させた温度を重ねて測る手法で、重なった熱の変化を分けて見られます。呼び名は各社で違い、リガクはダイナミックDSC、TAインスツルメントはMDSC、パーキンエルマーのDSC 8500はStepScan変調法です。DSC 8500はこれを標準で備えます。

総務の疑問DSCとTGの違いは?

DSCは熱の出入りを測り、TGは重さの変化を測ります。融解やガラス転移のように重さが変わらない変化は、DSCでしか見えません。TGだけの装置はこの比較に入れていません。

購買担当の疑問DSCと融点測定器の違いは?

融点測定器は融ける温度を読み取る装置で、DSCはその時の熱の量まで測れます。ガラス転移や結晶化も見たいならDSCを選びます。融点測定器は別の比較にまとめています。

設備担当の疑問タンパク質など溶液の試料を測るDSCは?

固体用とは別の専用機を使います。TAインスツルメントのNano DSCは白金のキャピラリーセルで、セル容積は300μL、測定温度は-10〜130℃です。固体用の機種とは使い分けます。

TYPES

示差走査熱量計の方式の違い

熱流束型

試料と基準物質を同じ炉で温め、その温度差から熱の流れを出す型です。同じ炉で温めるので作りが簡単で、樹脂の品質管理から研究まで広く使います。リガク、日立ハイテク、NETZSCH、パーキンエルマーのDSC 9がこの型です。

向いている使い方

  • 樹脂の融解やガラス転移を毎日測る
  • 品質管理と受入検査
  • 広い温度範囲を1台で測る

根拠:リガクが採用している熱流束型DSCは、DTA(示差熱分析)から発展してきたもので、DTAを定量することによりエネルギーを測定する方式です。(出典2)

この方式の7製品を表で見る

入力補償型

試料と基準物質を別々の炉で温め、温度をそろえるのに使った電力の差で熱を測る型です。リガクの資料ではエネルギー補償型と呼んでいます。パーキンエルマーのDSC 8500がこの型で、昇降温を750℃/minまで制御できます。

向いている使い方

  • 実際の加工に近い速さで測る
  • 熱量を正確に出したい研究
  • 速い冷却での結晶化を見る

根拠:超高感度入力補償DSC です。熱量が熱抵抗に依存せず、吸熱・発熱量を直接測定するため、温度および熱量の正確度、再現性に非常に優れています。(出典15)

この方式の1製品を表で見る

溶液用(キャピラリーセル)

薄い溶液に入れた生体分子の熱の変化を測る型です。固定の細いキャピラリーセルを使います。測定温度は狭く、溶液の測定に絞った専用機です。TAインスツルメントのNano DSCがこの型です。

向いている使い方

  • タンパク質の熱安定性を調べる
  • バイオ医薬品の処方を比べる
  • 核酸や脂質の転移を見る

根拠:Nano DSC示差走査熱量測定計は、希釈溶液中の生体分子の分子安定性を評価するために(出典12)

この方式の1製品を表で見る
MAKERS

示差走査熱量計の主なメーカー6社

株式会社島津製作所

標準品のままで室温以下も測れます。測定温度の全範囲でノイズレベル0.5μW以下です。

京都府

ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社

薄い溶液の中のタンパク質など、生体分子の安定性を測る専用機です。

東京都

NETZSCH Japan株式会社

研究室のスペースを空けられるコンパクトな品質管理向けです。

神奈川県

PerkinElmer Japan合同会社

シングルファーネスの熱流束方式で、本体は12kgです。

株式会社日立ハイテク

NEXTA DSCシリーズの標準機で、測定温度の範囲とベースラインの±5μWは上位機と同じです。

東京都

株式会社リガク

本体が15.5kgと軽く、机の上に置きやすい熱流束型です。

東京都

出典
  1. リガク 熱分析 DSC
  2. リガク 示差走査熱量計 DSC8231
  3. リガク 示差走査熱量計 DSCvesta2
  4. 島津製作所 DSC-60 Plusシリーズ 仕様
  5. 島津製作所 DSC-60 Plusシリーズ 概要
  6. 島津製作所 TAC-60L/60i
  7. 日立ハイテク NEXTA DSC600 NEXTA DSC200
  8. パーキンエルマー DSC 9
  9. パーキンエルマー DSC 8500
  10. NETZSCH DSC 300 Caliris Classic
  11. NETZSCH DSC 300 Caliris Supreme & Select
  12. TAインスツルメント Nano DSC
  13. TAインスツルメント Discovery DSC 250
  14. NETZSCH 示差走査熱量計 (DSC/DTA)
  15. パーキンエルマー 熱分析装置
掲載基準

樹脂・医薬品・電子材料などの研究や品質管理で、試料を加熱冷却して熱の出入りを測る示差走査熱量計(DSC)で、メーカーが自社で作るか日本法人が自社グループの製品として売り、今の公式サイトで案内しているものを、各社の代表の型式で載せました。TG(熱重量)⁠だ⁠け⁠の装置と融点測定器(別の比較)は載せていません。メトラー・トレドのDSC 3は、公式サイトが取得を拒み仕様を確かめられなかったので載せていません。マルバーン・パナリティカルのMicroCal PEAQ-DSCは、公式の日本語ページで日本法人を確かめられなかったので載せていません。代理店が売る海外製品も載せていません。日立ハイテクの日本語ページは取得できなかったので、同社グループの公式ページ(英語)の値です。島津製作所のDSC-60 PlusとTAインスツルメントのDiscovery DSC 250は、製品ページに方式の記載が無いので方式を決めていません。

示差走査熱量計(DSC)を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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