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製薬・化学・食品の品質管理や研究で、試料の融点を測る融点測定器を選ぶ、品質管理・研究・設備・購買の担当の方へ

融点測定器のメーカー3社比較【2026年】

融点測定器は、試料を少しずつ温めて、
融ける温度を読み取る測定器です。

ABOUT

融点測定器とは

比較表を見る ↓

融点測定器とは、試料を毛細管などに入れて少しずつ温め、
融け始めから融け終わりまでの温度を読む測定器です。
融点測定装置とも呼びます。

製品の特長

  • 融点で物質と純度を確かめる(不純物があると融点が下がり幅が広がる)
  • 昇温の速さを決めて温める(金属ブロック式は0.1〜20℃/分)
  • 日本薬局方などの試験法に合わせる(浴液加熱式は第1法の形)

使うメリット

  • 受け入れ試験の記録がそろう(薬局方の試験法どおりに測れる)
  • 同時に何本か測れる(日本ビュッヒの機種は3本)
  • 自動検出で人の差が減る(M-565はビデオカメラで検出)

選ぶときに注意すること

  1. 試料は乾かして細かくし、毛細管に同じ詰め方で入れる
  2. 温度の正しさは、融点の標準品で定期的に確かめる
  3. 日本薬局方の第1法で測るなら、装置の形が試験法に合っているか確かめる
  4. DSCなどの熱分析装置とは別の機械なので、熱の出入りを測るなら熱分析の装置を選ぶ

※仕様は各メーカーの公式の製品ページと仕様書による。不純物と融点の関係は一般的な性質として書いている。

LIST

融点測定器の比較表

融点測定器4製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

浴液加熱式

1製品
宮本理研工業株式会社融点測定器 MPA-70日本薬局方の第1法どおりに測る口コミを書く要見積

日本薬局方の融点測定法 第1法に合わせて作った、浴液で加熱する融点測定器です。仮想融点温度を入れれば自動で昇温し、加熱と空冷を組み合わせて低い融点も温度を保ちます。融点は試料が融け終わったときの局方温度計の示度で読みます。

種類
浴液加熱式
準拠する規格・試験法
日本薬局方の一般試験法2.60 融点測定法 第1法
観察・検出のしかた
拡大鏡と照明で融け方を見て、局方温度計で読む
温め方
シリコーンオイルの浴液、上下に動く攪拌
昇温速度・制御
仮想融点温度を入れて自動で昇温
記録・ソフト
制御モニタソフト(融らく)⁠付⁠⁠⁠⁠き
記載なし
測定温度範囲・同時に測れる数・融点の繰り返し性・大きさ・重さ・電源
公式ページへ詳細・仕様

顕微鏡観察式

1製品
株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ融点測定装置 RFS-10A粉体の試料を顕微鏡で見て測る口コミを書く要見積

粉体の試料を顕微鏡で見ながら溶ける温度を読む、小型の融点測定装置です。溶けた所で温度表示を止めておけるので、目を離さずに読み取れます。冷却と昇温が速く、続けて何回も測る作業に向きます。

種類
顕微鏡観察式
観察・検出のしかた
顕微鏡で見て、融けた所で温度表示を止める
昇温速度・制御
冷却と昇温が速い
記載なし
準拠する規格・試験法・測定温度範囲・同時に測れる数・温め方・融点の繰り返し性・記録・ソフト・大きさ・重さ・電源
公式ページへ詳細・仕様

金属ブロック式

2製品
日本ビュッヒ株式会社融点測定装置 M-560融点と沸点を目で見て決める口コミを書く要見積

融点と沸点を2.5倍の拡大鏡で見て、人が決める目視専用の機種です。毛細管3本の融点を同時に測れ、0.5℃/分の昇温で融点の繰り返し性は±0.1℃です。自動検出は付かないので、融けた所はその場で人が判断します。

種類
金属ブロック式
準拠する規格・試験法
日本薬局方、USP、欧州薬局方、JIS K 6220-⁠1
測定温度範囲
室温+10〜400℃
同時に測れる数
融点3本
観察・検出のしかた
2.5倍の拡大鏡で目で見て決める
温め方
電気で加熱する金属ブロックに毛細管を差す
昇温速度・制御
0.1〜20℃/分
融点の繰り返し性
±0.1℃(0.5℃/分のとき)
記録・ソフト
融点のメソッド50件を保存
大きさ・重さ
幅190×奥行370×高さ200mm、4.5kg
電源
AC100〜240V、150W
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
日本ビュッヒ株式会社融点測定装置 M-565品質管理で融点を自動で判定口コミを書く要見積

ビデオカメラで融ける所を自動で見つける、毛細管3本同時の融点測定装置です。測定の様子を録画して、あとから見直せます。自動と目視の両方で結果を確かめられるので、判定の難しい試料にも使えます。

種類
金属ブロック式
準拠する規格・試験法
日本薬局方、USP、欧州薬局方、JIS K 6220-⁠1
測定温度範囲
室温+10〜400℃
同時に測れる数
融点3本
観察・検出のしかた
ビデオカメラで自動検出、目視もできる
温め方
電気で加熱する金属ブロックに毛細管を差す
昇温速度・制御
0.1〜20℃/分
融点の繰り返し性
±0.1℃(0.5℃/分のとき)
記録・ソフト
融点のメソッド50件を保存
大きさ・重さ
幅190×奥行370×高さ200mm、4.5kg
電源
AC100〜240V、150W
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

浴液加熱式1製品

宮本理研工業株式会社

融点測定器 MPA-70

日本薬局方の第1法どおりに測る

日本薬局方の融点測定法 第1法に合わせて作った、浴液で加熱する融点測定器です。仮想融点温度を入れれば自動で昇温し、加熱と空冷を組み合わせて低い融点も温度を保ちます。融点は試料が融け終わったときの局方温度計の示度で読みます。

コスト要見積

種類
浴液加熱式
準拠する規格・試験法
日本薬局方の一般試験法2.60 融点測定法 第1法
観察・検出のしかた
拡大鏡と照明で融け方を見て、局方温度計で読む
温め方
シリコーンオイルの浴液、上下に動く攪拌
昇温速度・制御
仮想融点温度を入れて自動で昇温
記録・ソフト
制御モニタソフト(融らく)⁠付⁠⁠⁠⁠き
記載なし
測定温度範囲・同時に測れる数・融点の繰り返し性・大きさ・重さ・電源
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顕微鏡観察式1製品

株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ

融点測定装置 RFS-10A

粉体の試料を顕微鏡で見て測る

粉体の試料を顕微鏡で見ながら溶ける温度を読む、小型の融点測定装置です。溶けた所で温度表示を止めておけるので、目を離さずに読み取れます。冷却と昇温が速く、続けて何回も測る作業に向きます。

コスト要見積

種類
顕微鏡観察式
観察・検出のしかた
顕微鏡で見て、融けた所で温度表示を止める
昇温速度・制御
冷却と昇温が速い
記載なし
準拠する規格・試験法・測定温度範囲・同時に測れる数・温め方・融点の繰り返し性・記録・ソフト・大きさ・重さ・電源
公式ページへ

金属ブロック式2製品

日本ビュッヒ株式会社

融点測定装置 M-560

融点と沸点を目で見て決める

融点と沸点を2.5倍の拡大鏡で見て、人が決める目視専用の機種です。毛細管3本の融点を同時に測れ、0.5℃/分の昇温で融点の繰り返し性は±0.1℃です。自動検出は付かないので、融けた所はその場で人が判断します。

コスト要見積

種類
金属ブロック式
準拠する規格・試験法
日本薬局方、USP、欧州薬局方、JIS K 6220-⁠1
測定温度範囲
室温+10〜400℃
同時に測れる数
融点3本
観察・検出のしかた
2.5倍の拡大鏡で目で見て決める
温め方
電気で加熱する金属ブロックに毛細管を差す
昇温速度・制御
0.1〜20℃/分
融点の繰り返し性
±0.1℃(0.5℃/分のとき)
記録・ソフト
融点のメソッド50件を保存
大きさ・重さ
幅190×奥行370×高さ200mm、4.5kg
電源
AC100〜240V、150W
公式ページへ
日本ビュッヒ株式会社

融点測定装置 M-565

品質管理で融点を自動で判定

ビデオカメラで融ける所を自動で見つける、毛細管3本同時の融点測定装置です。測定の様子を録画して、あとから見直せます。自動と目視の両方で結果を確かめられるので、判定の難しい試料にも使えます。

コスト要見積

種類
金属ブロック式
準拠する規格・試験法
日本薬局方、USP、欧州薬局方、JIS K 6220-⁠1
測定温度範囲
室温+10〜400℃
同時に測れる数
融点3本
観察・検出のしかた
ビデオカメラで自動検出、目視もできる
温め方
電気で加熱する金属ブロックに毛細管を差す
昇温速度・制御
0.1〜20℃/分
融点の繰り返し性
±0.1℃(0.5℃/分のとき)
記録・ソフト
融点のメソッド50件を保存
大きさ・重さ
幅190×奥行370×高さ200mm、4.5kg
電源
AC100〜240V、150W
公式ページへ
Q&A

融点測定器選びで、よくある疑問

購買担当の疑問融点測定器の価格は、いくら?

4製品とも、値段を公式に出していません。どれも見積もりで決まります。日本ビュッヒのM-565はビデオカメラとサンプルローダーの付いた組み合わせもあり、付けるものでも値段が変わります。

設備担当の疑問融点測定器の種類と違いは?

温め方と見方で3つに分かれます。浴液で温める浴液加熱式は宮本理研工業のMPA-70、顕微鏡で見る顕微鏡観察式はジェイ・サイエンス・ラボのRFS-10A、金属ブロックで温める金属ブロック式は日本ビュッヒのM-560とM-565です。

設備担当の疑問日本薬局方の融点測定法に合う機種は?

宮本理研工業のMPA-70は、日本薬局方の一般試験法2.60 融点測定法の第1法に合わせて作られています。日本ビュッヒのM-560とM-565は、日本薬局方・USP・欧州薬局方への対応を案内しています。

設備担当の疑問何℃まで測れる?

日本ビュッヒのM-560とM-565は、室温より10℃高い所から400℃まで測れます。宮本理研工業とジェイ・サイエンス・ラボは、温度範囲を文字の仕様で出していないので、メーカーに確かめます。

工場長の疑問一度に何本測れる?

日本ビュッヒのM-560とM-565は、融点の毛細管を3本同時に測れ、沸点の毛細管は1本差せます。同じ試料を3本で測れば、ばらつきもその場で見られます。

設備担当の疑問目で見るのと自動で検出するのと、何が違う?

日本ビュッヒのM-560は2.5倍の拡大鏡で見て人が決め、M-565はビデオカメラで融けた所を自動で見つけます。M-565は測定を録画して、あとから見直せます。

設備担当の疑問昇温速度はどう決める?

日本ビュッヒのM-560とM-565は、0.1℃/分から20℃/分までの間で選べます。融点の繰り返し性は、0.5℃/分で温めたとき±0.1℃です。速く温めると読みがずれやすいので、試験法の決まった速さに合わせます。

工場長の疑問測り終えてから次を測るまでの時間は?

日本ビュッヒのM-560とM-565は、350℃から50℃まで約13分で冷えます。ジェイ・サイエンス・ラボのRFS-10Aは、冷却と昇温が速く、続けて何回も測れる機種です。

設備担当の疑問沸点も測れる?

日本ビュッヒのM-560とM-565は、沸点の毛細管を1本差して、Siwoloboff法で沸点を測れます。浴液加熱式と顕微鏡観察式の2機種は、融点を測る機種として案内されています。

総務の疑問バリデーションやGLPの記録には使える?

日本ビュッヒは、標準試薬を使ったIQ/OQとGLP/GMPに合わせたプリンター出力を案内しています。宮本理研工業のMPA-70は、USP規格のプログラム作成とバリデーションを有償のオプションで受けています。

施設管理の疑問温度の正しさはどう確かめる?

融点の分かった標準品を測って、表示とのずれを確かめます。日本ビュッヒはM-560とM-565の校正用に4種類、確認用に3種類の標準のキットを出しています。

TYPES

融点測定器の種類の違い

浴液加熱式

毛細管に詰めた試料と温度計を、シリコーンオイルなどの浴液に入れて温める型です。日本薬局方の融点測定法 第1法の装置の形で、浴液をかき混ぜて温度をそろえます。融け終わったときの温度計の示度を読みます。

向いている使い方

  • 日本薬局方の第1法で融点を確かめる
  • 医薬品の原料・製品の受け入れ試験
  • 局方の試験記録をそのまま残す

根拠:一般試験法 2.60 融点測定法 1. 第1法に完全準拠した、日本国内唯一の融点測定器です。(出典7)

この種類の1製品を表で見る

顕微鏡観察式

粉体の試料を顕微鏡で見ながら温め、融けた所の温度を読む型です。少ない試料で測れ、融け始めから融け終わりまでの様子を目で追えます。冷えるのが速い機種は、続けて何回も測れます。

向いている使い方

  • 粉体の試料の融点を手早く確かめる
  • 合成した化合物の確認
  • 試料が少ないとき

根拠:粉体試料の溶融点を顕微鏡下で目視観察し温度表示をホールドする事で融点温度が求められます。(出典6)

この種類の1製品を表で見る

金属ブロック式

毛細管を、電気で温める金属ブロックの穴に差して測る型です。昇温の速さを細かく決められ、毛細管を何本か並べて同時に測れます。目で見て決める機種と、カメラで融けた所を自動で見つける機種があります。

向いている使い方

  • 品質管理で毎日たくさん測る
  • 欧州薬局方・USP・日本薬局方に合わせて測る
  • 測定の記録と映像を残す

根拠:sits in a hollow of the metal block, which is electrically heated(出典3)

この種類の2製品を表で見る
MAKERS

融点測定器の主なメーカー3社

株式会社ジェイ・サイエンス・ラボ

粉体の試料を顕微鏡で見ながら溶ける温度を読む、小型の融点測定装置です。

京都府

日本ビュッヒ株式会社

融点と沸点を2.5倍の拡大鏡で見て、人が決める目視専用の機種です。

東京都

宮本理研工業株式会社

日本薬局方の融点測定法 第1法に合わせて作った、浴液で加熱する融点測定器です。

大阪府

出典
  1. 日本ビュッヒ 融点測定装置
  2. 日本ビュッヒ 融点測定装置 M-560
  3. BUCHI Melting Point M-560 Technical data sheet
  4. 日本ビュッヒ 融点測定装置 M-565
  5. BUCHI Melting Point M-565 Technical data sheet
  6. ジェイ・サイエンス・ラボ 融点測定装置 RFS-10A
  7. 宮本理研工業 融点測定器 MPA-70
掲載基準

製薬・化学・食品の品質管理や研究で、試料を温めて融ける温度を読み取る融点測定器(融点測定装置)で、メーカーが自社で作るか日本法人が自社グループの製品として売り、今の公式サイトで案内しているもの。1社につき代表の1〜2機種に絞っています。示差走査熱量計(DSC)⁠な⁠ど⁠の熱分析装置、滴点・軟化点だけを測る装置、毛細管・校正用標準品などの消耗品と部品だけ、中古品、生産終了品、代理店が売る他社製品は除いています。柴田科学は日本ビュッヒのM-560とM-565を売る販売元なので、アズワンなどの商社が売る製品と同じく載せていません。メトラー・トレドは公式サイトが取得を拒み仕様を確かめられなかったため、TOP印のガラス製の局方融点測定器は製造元の公式ページを確かめられなかったため、載せていません。宮本理研工業とジェイ・サイエンス・ラボは公式ページの仕様と価格が画像だけで文字を取り出せず、文字で確かめられた所だけを載せています。

融点測定器を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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