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塗料・建材・不織布・紙・繊維の加工で、バインダーに使うアクリルエマルジョン(アクリル樹脂エマルジョン)の品番を選ぶ、開発・生産技術・購買の担当の方へ

アクリルエマルジョンのメーカー6社比較【2026年】

アクリルエマルジョンは、アクリル樹脂の細かい粒を水に分散させた、
塗料や加工のバインダーに使う樹脂の液です。

ABOUT

アクリルエマルジョンとは

比較表を見る ↓

アクリルエマルジョンとは、アクリル樹脂の細かい粒を水に分散させた、白色〜乳白色の液です。
乾くと粒がつながって膜になり、
塗料・建材のコーティングや、不織布・紙・繊維のバインダーに使います。
アクリル樹脂エマルジョン・アクリルエマルションとも呼びます。

製品の特長

  • 溶媒が水安全で、環境にも配慮されている
  • 乾くと膜になる接着・コーティングに使える
  • 粒の大きさは数十nm〜数千nm品番で硬さ(Tg)⁠が⁠違⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠う

使うメリット

  • 有機溶剤を使わずに塗れる水で薄めて粘度を調整できる
  • 硬さを品番で選べるTgは-43℃から49℃まで
  • 自己架橋型は加工後に強くなる洗濯・煮沸・溶剤に耐える

選ぶときに注意すること

  1. MFTより低い温度では膜にならない。寒い時期は造膜助剤や温度を見る
  2. 表の数字は代表値や設計値で、保証値ではない
  3. Tgが室温より低いとゴム状でやわらかく、高いと樹脂状で硬い
  4. 品番ごとにイオン性(アニオン・ノニオン・カチオン)が違う。混ぜる材料と合わせる

※仕様は各メーカーの公式の表とカタログによる(数値は代表値・設計値で保証値ではない)。エマルジョンの性質は日信化学工業、Tgの見方と熱架橋性は日本ゼオンの公式資料による。

LIST

アクリルエマルジョンの比較表

アクリルエマルジョン9製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

アクリル系

5製品
DIC株式会社ボンコート CE-6400屋根・外壁の弾性塗料口コミを書く要見積

Tgが-43℃と低く、塗膜がやわらかく伸びるアクリルエマルジョンです。屋根用・外壁用の複層弾性塗料に使います。不揮発分は59.0〜61.5%と高めです。

種類
アクリル系
主成分
アクリル
不揮発分(固形分)
59.0〜61.5%
粘度
2000〜6000mPa・s
pH
3.5〜5.0
Tg(ガラス転移温度)
-43℃
MFT(最低造膜温度)
5℃未満
主な用途
屋根用・外壁用の複層弾性塗料
特長
耐水性
記載なし
イオン性・粒子径・荷姿
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
DIC株式会社ボンコート CG-8590つやのある建築塗料口コミを書く要見積

つやを出すグロスペイント用のアクリルエマルジョンです。Tgは24℃で、MFTは24〜30℃あります。造膜助剤を入れて膜にする前提で配合を組みます。

種類
アクリル系
主成分
アクリル
不揮発分(固形分)
49.0〜51.0%
粘度
500〜2000mPa・s
pH
8.0〜9.0
Tg(ガラス転移温度)
24℃
MFT(最低造膜温度)
24〜30℃
主な用途
グロスペイント(つやのある塗料)
特長
高光沢、耐水性
記載なし
イオン性・粒子径・荷姿
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
東亞合成株式会社アロン A-104建材ボードのクリア塗装口コミを書く要見積

乳化剤を使わないソープレス型で、水に濡れても白くなりにくいアクリルエマルジョンです。Tg45℃の硬い塗膜で、建材ボードのクリアやプラスチックの塗装に使います。

種類
アクリル系
主成分
アクリル
不揮発分(固形分)
40±1%
粘度
300〜1,000mPa・s
pH
7.5〜8.5
Tg(ガラス転移温度)
45℃
MFT(最低造膜温度)
23℃
主な用途
各種建材ボード用クリア、プラスチックコーティング
イオン性
アニオン
特長
ソープレス型、耐水白化性、高硬度塗膜
記載なし
粒子径・荷姿
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
日本カーバイド工業株式会社ニカゾール RX-3002L金属に密着させるコーティング口コミを書く要見積

金属への密着を狙った小粒子タイプのアクリル系エマルジョンです。日本カーバイド工業の試験では、金属板に塗ってクロスカット試験で剥がれがありませんでした。数値の物性は公式に出ていません。

種類
アクリル系
主成分
アクリル系
主な用途
金属へのコーティング
特長
金属密着性、小粒子タイプ
荷姿
缶(18〜20kg)、ドラム(200kg)、コンテナ、ローリー
記載なし
不揮発分(固形分)⁠・粘度・pH・Tg(ガラス転移温度)⁠・MFT(最低造膜温度)⁠・イオン性・粒子径
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
株式会社日本触媒アクリセット VAシリーズ振動を抑える制振塗料口コミを書く要見積

振動のエネルギーを熱に変えるtanδの高いアクリルエマルジョンで、顔料と増粘剤を混ぜて制振塗料にします。Tgは6・30・49℃の低温度・中温度・高温度向けから、使う温度に合わせて選びます。

種類
アクリル系
主成分
アクリルベース
不揮発分(固形分)
50〜60%
粘度
2000mPa・s未満
pH
7〜9
Tg(ガラス転移温度)
6・30・49℃(低・中・高温度向け)
MFT(最低造膜温度)
0〜40℃
主な用途
制振塗料、制振・防音用材料、建材
粒子径
100〜300nm
特長
Tgの違う3つのタイプ、tanδが高い
記載なし
イオン性・荷姿
公式ページへ詳細・仕様

スチレンアクリル系

1製品
ジャパンコーティングレジン株式会社塗料用エマルジョン 752スレート瓦・床の塗料口コミを書く要見積

スチレンを共重合したスチレンアクリルのエマルジョンで、水とアルカリに強い塗膜をつくります。MFTは30℃です。スレート瓦用塗料やリシン、床用塗料に使います。

種類
スチレンアクリル系
主成分
スチレン/アクリル
不揮発分(固形分)
47.0%
粘度
30〜300mPa・s
pH
7.0〜9.0
MFT(最低造膜温度)
30℃
主な用途
スレート瓦用塗料、リシン、床用塗料
イオン性
アニオン
特長
耐水性、耐アルカリ性
記載なし
Tg(ガラス転移温度)⁠・粒子径・荷姿
公式ページへ詳細・仕様

自己架橋型

3製品
ジャパンコーティングレジン株式会社繊維加工用エマルジョン 710A不織布・サイジング加工口コミを書く要見積

自己架橋型のアクリルエマルジョンで、煮沸や溶剤に耐える加工ができます。MFTは9℃です。不織布やサイジング加工に使います。

種類
自己架橋型
主成分
アクリル
不揮発分(固形分)
41.0%
粘度
200〜700mPa・s
pH
4.5〜6.5
MFT(最低造膜温度)
9℃
主な用途
不織布、サイジング加工
イオン性
アニオン
特長
自己架橋型、耐煮沸性、耐研磨性、耐水性、耐溶剤性、低ホルムアルデヒド
記載なし
Tg(ガラス転移温度)⁠・粒子径・荷姿
公式ページへ詳細・仕様
東亞合成株式会社アロン NW-400不織布・紙のソフトな加工口コミを書く要見積

自分で架橋する自己架橋型のアクリルエマルジョンで、ホルムアルデヒドを出さないレスホル型です。Tgは-41℃で、ソフトな風合いに仕上がります。クレープ紙や繊維・皮革の加工に使います。

種類
自己架橋型
主成分
アクリル
不揮発分(固形分)
50±1%
粘度
500mPa・s未満
pH
5.5〜7.5
Tg(ガラス転移温度)
-41℃
主な用途
クレープ紙、繊維・皮革・紙加工、セラミックバインダー
イオン性
アニオン
特長
自己架橋型(ホルムアルデヒドを出さないレスホル)、ソフトな風合い
記載なし
MFT(最低造膜温度)⁠・粒子径・荷姿
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
日本ゼオン株式会社アクリレート系ラテックス Nipol LX814不織布の結着剤・紙加工口コミを書く要見積

熱をかけると自分で架橋する熱架橋性のアクリレート系ラテックスです。粘度27mPa・sと低く、不織布にしみ込ませる結着剤に使います。Tgは18℃で、紙加工にも使います。

種類
自己架橋型
主成分
アクリレート系
不揮発分(固形分)
46.0%
粘度
27mPa・s
pH
6.0
Tg(ガラス転移温度)
18℃
主な用途
水系結着剤(不織布)、紙加工
粒子径
223nm
特長
熱架橋性(以前の表示は自己架橋型)
記載なし
MFT(最低造膜温度)⁠・イオン性・荷姿
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

アクリル系5製品

DIC株式会社

ボンコート CE-6400

屋根・外壁の弾性塗料

Tgが-43℃と低く、塗膜がやわらかく伸びるアクリルエマルジョンです。屋根用・外壁用の複層弾性塗料に使います。不揮発分は59.0〜61.5%と高めです。

コスト要見積

種類
アクリル系
主成分
アクリル
不揮発分(固形分)
59.0〜61.5%
粘度
2000〜6000mPa・s
pH
3.5〜5.0
Tg(ガラス転移温度)
-43℃
MFT(最低造膜温度)
5℃未満
主な用途
屋根用・外壁用の複層弾性塗料
特長
耐水性
記載なし
イオン性・粒子径・荷姿
公式ページへ
DIC株式会社

ボンコート CG-8590

つやのある建築塗料

つやを出すグロスペイント用のアクリルエマルジョンです。Tgは24℃で、MFTは24〜30℃あります。造膜助剤を入れて膜にする前提で配合を組みます。

コスト要見積

種類
アクリル系
主成分
アクリル
不揮発分(固形分)
49.0〜51.0%
粘度
500〜2000mPa・s
pH
8.0〜9.0
Tg(ガラス転移温度)
24℃
MFT(最低造膜温度)
24〜30℃
主な用途
グロスペイント(つやのある塗料)
特長
高光沢、耐水性
記載なし
イオン性・粒子径・荷姿
公式ページへ
東亞合成株式会社

アロン A-104

建材ボードのクリア塗装

乳化剤を使わないソープレス型で、水に濡れても白くなりにくいアクリルエマルジョンです。Tg45℃の硬い塗膜で、建材ボードのクリアやプラスチックの塗装に使います。

コスト要見積

種類
アクリル系
主成分
アクリル
不揮発分(固形分)
40±1%
粘度
300〜1,000mPa・s
pH
7.5〜8.5
Tg(ガラス転移温度)
45℃
MFT(最低造膜温度)
23℃
主な用途
各種建材ボード用クリア、プラスチックコーティング
イオン性
アニオン
特長
ソープレス型、耐水白化性、高硬度塗膜
記載なし
粒子径・荷姿
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日本カーバイド工業株式会社

ニカゾール RX-3002L

金属に密着させるコーティング

金属への密着を狙った小粒子タイプのアクリル系エマルジョンです。日本カーバイド工業の試験では、金属板に塗ってクロスカット試験で剥がれがありませんでした。数値の物性は公式に出ていません。

コスト要見積

種類
アクリル系
主成分
アクリル系
主な用途
金属へのコーティング
特長
金属密着性、小粒子タイプ
荷姿
缶(18〜20kg)、ドラム(200kg)、コンテナ、ローリー
記載なし
不揮発分(固形分)⁠・粘度・pH・Tg(ガラス転移温度)⁠・MFT(最低造膜温度)⁠・イオン性・粒子径
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株式会社日本触媒

アクリセット VAシリーズ

振動を抑える制振塗料

振動のエネルギーを熱に変えるtanδの高いアクリルエマルジョンで、顔料と増粘剤を混ぜて制振塗料にします。Tgは6・30・49℃の低温度・中温度・高温度向けから、使う温度に合わせて選びます。

コスト要見積

種類
アクリル系
主成分
アクリルベース
不揮発分(固形分)
50〜60%
粘度
2000mPa・s未満
pH
7〜9
Tg(ガラス転移温度)
6・30・49℃(低・中・高温度向け)
MFT(最低造膜温度)
0〜40℃
主な用途
制振塗料、制振・防音用材料、建材
粒子径
100〜300nm
特長
Tgの違う3つのタイプ、tanδが高い
記載なし
イオン性・荷姿
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スチレンアクリル系1製品

ジャパンコーティングレジン株式会社

塗料用エマルジョン 752

スレート瓦・床の塗料

スチレンを共重合したスチレンアクリルのエマルジョンで、水とアルカリに強い塗膜をつくります。MFTは30℃です。スレート瓦用塗料やリシン、床用塗料に使います。

コスト要見積

種類
スチレンアクリル系
主成分
スチレン/アクリル
不揮発分(固形分)
47.0%
粘度
30〜300mPa・s
pH
7.0〜9.0
MFT(最低造膜温度)
30℃
主な用途
スレート瓦用塗料、リシン、床用塗料
イオン性
アニオン
特長
耐水性、耐アルカリ性
記載なし
Tg(ガラス転移温度)⁠・粒子径・荷姿
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自己架橋型3製品

ジャパンコーティングレジン株式会社

繊維加工用エマルジョン 710A

不織布・サイジング加工

自己架橋型のアクリルエマルジョンで、煮沸や溶剤に耐える加工ができます。MFTは9℃です。不織布やサイジング加工に使います。

コスト要見積

種類
自己架橋型
主成分
アクリル
不揮発分(固形分)
41.0%
粘度
200〜700mPa・s
pH
4.5〜6.5
MFT(最低造膜温度)
9℃
主な用途
不織布、サイジング加工
イオン性
アニオン
特長
自己架橋型、耐煮沸性、耐研磨性、耐水性、耐溶剤性、低ホルムアルデヒド
記載なし
Tg(ガラス転移温度)⁠・粒子径・荷姿
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東亞合成株式会社

アロン NW-400

不織布・紙のソフトな加工

自分で架橋する自己架橋型のアクリルエマルジョンで、ホルムアルデヒドを出さないレスホル型です。Tgは-41℃で、ソフトな風合いに仕上がります。クレープ紙や繊維・皮革の加工に使います。

コスト要見積

種類
自己架橋型
主成分
アクリル
不揮発分(固形分)
50±1%
粘度
500mPa・s未満
pH
5.5〜7.5
Tg(ガラス転移温度)
-41℃
主な用途
クレープ紙、繊維・皮革・紙加工、セラミックバインダー
イオン性
アニオン
特長
自己架橋型(ホルムアルデヒドを出さないレスホル)、ソフトな風合い
記載なし
MFT(最低造膜温度)⁠・粒子径・荷姿
公式ページへ
日本ゼオン株式会社

アクリレート系ラテックス Nipol LX814

不織布の結着剤・紙加工

熱をかけると自分で架橋する熱架橋性のアクリレート系ラテックスです。粘度27mPa・sと低く、不織布にしみ込ませる結着剤に使います。Tgは18℃で、紙加工にも使います。

コスト要見積

種類
自己架橋型
主成分
アクリレート系
不揮発分(固形分)
46.0%
粘度
27mPa・s
pH
6.0
Tg(ガラス転移温度)
18℃
主な用途
水系結着剤(不織布)、紙加工
粒子径
223nm
特長
熱架橋性(以前の表示は自己架橋型)
記載なし
MFT(最低造膜温度)⁠・イオン性・荷姿
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Q&A

アクリルエマルジョン選びで、よくある疑問

購買担当の疑問アクリルエマルジョンの価格は、どう見積もる?

このページの製品で、値段を公式に出しているものはありません。品番と使う量、荷姿を決めて、メーカーか取引のある商社に見積もりを取ります。日本カーバイド工業のニカゾールは、缶(18〜20kg)⁠か⁠らドラム(200kg)、ローリーまでの荷姿があります。

設備担当の疑問アクリルエマルジョンの種類と違いは?

主成分がアクリルのアクリル系、スチレンを共重合したスチレンアクリル系、熱で自分で架橋する自己架橋型があります。スチレンアクリル系のジャパンコーティングレジン752は、耐水性と耐アルカリ性でスレート瓦用塗料に使います。自己架橋型は、不織布や紙・繊維の加工に使います。

設備担当の疑問アクリルエマルジョンのTg(ガラス転移温度)は、どう選ぶ?

Tgが室温より高いと樹脂状で硬く、低いとゴム状でやわらかくなります(日本ゼオン)。弾性塗料用のボンコート CE-6400は-43℃、硬い塗膜のアロン A-104は45℃です。風合いをソフトにしたい不織布・紙には、アロン NW-400の-41℃のような低いTgを選びます。

工場長の疑問MFT(最低造膜温度)⁠と⁠は⁠?Tgとの違いは?

MFTは、エマルジョンが乾いて膜になる一番低い温度です。ボンコート CG-8590はTg24℃・MFT24〜30℃、アロン A-104はTg45℃・MFT23℃です。MFTより寒い所で塗るときは、造膜助剤や温度を見ます。

工場長の疑問不揮発分(固形分)はどれくらい?

このページの製品では、アロン A-104の40±1%から、ボンコート CE-6400の59.0〜61.5%まであります。ジャパンコーティングレジンの710Aは41.0%、アクリセット VAシリーズは50〜60%です。日本ゼオンの値は設計値、ジャパンコーティングレジンの値は代表値です。

設備担当の疑問自己架橋型とは?ホルムアルデヒドは出る?

熱をかけると自分で架橋したり、繊維と反応したりするタイプです。日本ゼオンは熱架橋性と呼び、以前は自己架橋型と表示していました。東亞合成のアロン NW-400はホルムアルデヒドを出さないレスホル型、ジャパンコーティングレジンの710Aは低ホルムアルデヒドです。

総務の疑問不織布・紙の加工に使うアクリルエマルジョンは?

日本ゼオンのNipol LX814は、粘度27mPa・sと低く、不織布の結着剤と紙加工に使います。東亞合成のアロン NW-400はクレープ紙、ジャパンコーティングレジンの710Aは不織布とサイジング加工に使います。

施設管理の疑問制振塗料に使えるアクリルエマルジョンは?

日本触媒のアクリセット VAシリーズは、顔料とアルカリ可溶増粘剤を混ぜて制振塗料にできます。振動を熱に変える力を表すtanδは、一般的なアクリル樹脂の1.2に対し2.2〜2.9です。Tgは6・30・49℃で、低温度・中温度・高温度向けに分かれます。

設備担当の疑問金属やプラスチックへの密着は?

日本カーバイド工業のニカゾール RX-3002Lは、金属板に500nmの厚さで塗り、クロスカット試験で剥がれがありませんでした。東亞合成のアロン A-104は、建材ボードのクリアやプラスチックのコーティングに使います。

工場長の疑問イオン性(アニオン・ノニオン・カチオン)は何に効く?

混ぜる顔料や薬品との相性に効きます。このページのアロン A-104、アロン NW-400、ジャパンコーティングレジンの752と710Aはアニオンです。ジャパンコーティングレジンはアニオン・ノニオン・カチオンの記号で品番ごとに示しています。

経営者の疑問アクリルエマルジョンの主なメーカーは?

DICのボンコート、東亞合成のアロン、ジャパンコーティングレジン、日本ゼオンのNipol、日本触媒のアクリセット、日本カーバイド工業のニカゾールがあります。ジャパンコーティングレジンは、1959年設立の中央理化工業などが前身です。

TYPES

アクリルエマルジョンの種類の違い

アクリル系

メーカーが主成分をアクリル(アクリル系)⁠と⁠書⁠くエマルジョンです。屋根・外壁の弾性塗料、つやのある塗料、建材ボードのクリア、制振塗料、金属のコーティングまで、品番で硬さと用途が分かれます。

向いている使い方

  • 屋根・外壁の弾性塗料
  • 建材ボード・プラスチックのクリア
  • 制振塗料・金属のコーティング

根拠:アクリル系を主体とした水性エマルジョンです。(出典11)

この種類の5製品を表で見る

スチレンアクリル系

アクリルにスチレンを共重合したエマルジョンです。ジャパンコーティングレジンの752は、水とアルカリに強く、スレート瓦用塗料やリシン、床用塗料に使います。

向いている使い方

  • スレート瓦の塗料
  • リシン・床用塗料
  • アルカリの出る下地の上

根拠:752 | スチレン/アクリル | 47.0 | 30~300 | 7.0~9.0(出典6)

この種類の1製品を表で見る

自己架橋型

熱をかけると自分で架橋したり、繊維と反応したりするエマルジョンです。洗濯や煮沸、溶剤に耐える加工ができます。不織布・紙・繊維のバインダーに使います。

向いている使い方

  • 不織布の結着剤
  • クレープ紙・紙加工
  • 洗濯や煮沸に耐える繊維加工

根拠:熱を掛けると自身が架橋したり、繊維と反応するタイプです。以前は自己架橋型と表示していました。(出典9)

この種類の3製品を表で見る
MAKERS

アクリルエマルジョンの主なメーカー6社

ジャパンコーティングレジン株式会社

スチレンを共重合したスチレンアクリルのエマルジョンで、水とアルカリに強い塗膜をつくります。

大阪府

DIC株式会社

Tgが-43℃と低く、塗膜がやわらかく伸びるアクリルエマルジョンです。

東京都

東亞合成株式会社

乳化剤を使わないソープレス型で、水に濡れても白くなりにくいアクリルエマルジョンです。

東京都

日本カーバイド工業株式会社

金属への密着を狙った小粒子タイプのアクリル系エマルジョンです。

東京都

株式会社日本触媒

振動のエネルギーを熱に変えるtanδの高いアクリルエマルジョンで、顔料と増粘剤を混ぜて制振塗料にします。

大阪府

日本ゼオン株式会社

熱をかけると自分で架橋する熱架橋性のアクリレート系ラテックスです。

東京都

出典
  1. DIC コーティング用樹脂カタログ
  2. DIC コーティング用アクリル樹脂
  3. 東亞合成 コーティング剤グレード一覧(2025-01版)
  4. 東亞合成 バインダーグレード一覧(2025-01版)
  5. 東亞合成 バインダー
  6. ジャパンコーティングレジン ⁠塗料
  7. ジャパンコーティングレジン ⁠繊維
  8. 日本ゼオン アクリレート系ラテックス
  9. 日本ゼオン Nipol LATEX ラテックス一覧表
  10. 日本触媒 アクリセット VAシリーズ
  11. 日本カーバイド工業 ニカゾール
  12. 日本カーバイド工業 ニカゾール 金属密着性
  13. 日信化学工業 エマルジョンとは
  14. ジャパンコーティングレジン 会社概要
掲載基準

塗料・建材のコーティング、不織布・紙・繊維の加工でバインダーに使うアクリル系の樹脂エマルジョン(ラテックスを含む)で、日本の会社が自社で作り、公式サイトや公式のカタログで今案内している品番を、1社2製品まで載せています。値は各社の公式の表の値で、代表値や設計値があり、保証値ではありません。粘着剤用のアクリルエマルジョンは粘着剤(nenchakuzai)のページ、仕上がった水性塗料は水性塗料(suisei-toryo)、成形材料のアクリル樹脂は acrylic-resin、塩化ビニル系の樹脂は enka-vinyl-jushi のページに分け、ここには載せていません。酢酸ビニル系・塩化ビニル系との共重合や、仕上がった接着剤も除いています。サイデン化学は公式ページで品番ごとの数字を確かめられず、BASF・ダウなど海外メーカーは日本語の公式ページで品番の値を確かめられなかったので外しました。日本カーバイド工業のニカゾール RX-3002L は、不揮発分などの数字を公式に出していないので、特長だけを載せています。日本触媒のアクリセットはシリーズの値です。

アクリルエマルジョンを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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