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半導体・液晶・電子部品・精密加工の現場で、ウエハ・フィルム・薄板を面で吸って固定する真空チャック(ポーラスチャック)を選ぶ、設備・生産技術・購買の担当の方へ

真空チャック(ポーラスチャック)のメーカー8社比較【2026年】

真空チャックは、ワークを負圧で吸って、
平らな面に固定する治具です。

ABOUT

真空チャックとは

比較表を見る ↓

真空チャックとは、細かい孔のあいた板や穴・溝のある面から空気を引き、ワークを負圧で平らな面に固定する治具です。
ポーラスチャック・真空吸着テーブルとも呼びます。
ウエハ・フィルム・薄板など、つかめない薄いワークの加工・検査に使います。

製品の特長

  • 吸い方で選べる(全面吸着のポーラス・部分吸着・穴や溝やピン)
  • 気孔径で吸い方が変わる(粗いと吸う力が強く、細かいと部分吸着ができる)
  • 磁石の付かないワークも押さえられる(樹脂・アルミ・ガラス・セラミック)

使うメリット

  • 薄いワークを曲げずに押さえられる(爪やクランプの跡が出ない)
  • 平面度の高い面にならう(研削・測定・露光の精度が出る)
  • 付け外しが速い(バルブを切り替えるだけ)

選ぶときに注意すること

  1. 全面吸着の型は、ワークで覆わない所をマスキングする
  2. ポーラスは目詰まりする。使ったあとにエアーで異物を出す
  3. 真空ポンプかエジェクターなど、真空源を別に用意する型が多い
  4. 吸う力はワークで覆う面積と真空の強さで決まる。小さいワークは吸う力が弱い
  5. 静電気を嫌うワークは、除電できるSiCや導電性の材質を選ぶ

※仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページ・カタログによる(価格は公式の表示価格)。気孔径の選び方と手入れは吉岡精工・ナベヤの解説による。

LIST

真空チャックの比較表

真空チャック(ポーラスチャック)10製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

全面吸着型(ポーラス)

3製品
株式会社NTKセラテック真空チャック(ポーラスチャック)ウエハ薄化の研削・CMP口コミを書く要見積

ポーラス部と基台部の境目まで平らに仕上げる製法で、ウエハを薄く削るグラインダー・ポリッシャー・CMPの固定に使います。ポーラスはアルミナと炭化ケイ素から選べます。基台に冷却用の中空溝も入れられます。

吸い方
全面吸着型(ポーラス)
吸い方
ポーラス面の全面で吸う
吸着面の材質
アルミナポーラス、炭化ケイ素ポーラス
本体の材質
セラミックス(冷却用の中空溝も入れられる)
特長
離型性・導電性の表面コートもできる
記載なし
吸着面の大きさ・気孔径・穴・平面度・精度・真空源・質量
公式ページへ詳細・仕様
株式会社吉岡精工丸型ポーラスチャック YPR-0200-055丸いウエハを丸ごと吸う口コミを書く138,600円

直径200mmの吸着エリアを持つ在庫の丸型で、丸いウエハをまるごと吸えます。気孔径55μmのアルミナポーラスで、精度は5μmです。値段を公式に出していて、図面なしで買えます。

吸い方
全面吸着型(ポーラス)
吸い方
ポーラス面の全面で吸う
吸着面の大きさ
直径200mm
吸着面の材質
アルミナセラミック
気孔径・穴
55μm
平面度・精度
5μm
真空源
真空ポンプにつなぐ(同社で真空ポンプYVP-0018-667も扱う)
本体の材質
SUS
特長
側面・下面から配管を出せる、即納品
記載なし
質量
公式ページへ詳細・仕様
株式会社吉岡精工角型ポーラスチャック YPS-0100-055在庫品を買って試す角型口コミを書く115,500円

値段と仕様を公式に出している在庫の角型で、図面なしで買えます。吸着エリア100×100mm、気孔径55μmのアルミナポーラスをSUSのボディにはめた型です。配管は側面と下面のどちらからも出せます。

吸い方
全面吸着型(ポーラス)
吸い方
ポーラス面の全面で吸う
吸着面の大きさ
100×100mm
吸着面の材質
アルミナセラミック
気孔径・穴
55μm
平面度・精度
5μm
真空源
真空ポンプにつなぐ(同社で真空ポンプYVP-0018-667も扱う)
本体の材質
SUS
特長
側面・下面から配管を出せる、即納品
記載なし
質量
公式ページへ詳細・仕様

部分吸着型(微細ポーラス)

2製品
株式会社ナノテム多孔質セラミックス真空チャック エアロフィックス(黒2μm・レギュラー)静電気を嫌う極薄基板・フィルム口コミを書く要見積

吸着面そのものが静電気を逃がす材料で、イオナイザーを足さずに除電できます。気孔径2μm・気孔率40%のアルミナ多孔質で、ワークで覆わない所があっても吸えます。ドライ・ウェットのどちらの環境でも使えます。

吸い方
部分吸着型(微細ポーラス)
吸い方
部分吸着、浮上搬送もできる
吸着面の材質
アルミナの多孔質セラミックス(黒)
気孔径・穴
2μm(気孔率40%)
平面度・精度
□500mmで目標20μm、コミット30μm(平面平行度)
特長
表面抵抗10の6乗〜10の9乗Ω/sqで除電する
記載なし
吸着面の大きさ・真空源・本体の材質・質量
公式ページへ詳細・仕様
西村陶業株式会社部分吸着真空チャック ANYCHUCK大きさの違う薄物を1枚で吸う口コミを書く要見積

ワークで覆わない所があっても吸える部分吸着の型で、大きさの違うワークをチャックを替えずに固定できます。気孔は直径1〜5μmと細かく、フィルムや金属箔に吸着の跡を残しにくい作りです。最大2000×2000mmまで作れます。

吸い方
部分吸着型(微細ポーラス)
吸い方
ワークで覆わない所があっても吸う部分吸着
吸着面の大きさ
最大2000×2000mm
吸着面の材質
セラミックスのポーラス(白色素材、静電気対策の緑〜青色素材)
気孔径・穴
1〜5μm
平面度・精度
最高で平面度1μm
本体の材質
セラミック・金属・グラナイト
特長
ドライ・ウェットで使える、単体で最大500℃
記載なし
真空源・質量
公式ページへ詳細・仕様

穴・溝・ピン吸着型

5製品
株式会社NTKセラテック真空チャック(ピンチャック)露光装置・検査装置のウエハ固定口コミを書く要見積

12インチで平面度0.2μmまで追い込んだピンチャックで、露光装置や検査装置のウエハ固定に使います。反ったウエハに合わせて、チャックの形を凹凸に調整できます。吸着ゾーンとピンの並びも注文ごとに決めます。

吸い方
穴・溝・ピン吸着型
吸い方
細かいピンの先でウエハを支えて吸う
吸着面の大きさ
12インチのウエハ
平面度・精度
平面度0.2μm、L/F0.05μm以下
特長
ウエハの形に合わせて凹凸を付けられる、吸着ゾーンとピンの並びを変えられる
記載なし
吸着面の材質・気孔径・穴・真空源・本体の材質・質量
公式ページへ詳細・仕様
カネテック株式会社真空チャック(グリッドシール式) KVR-G1530平面研削で非磁性の板を押さえる口コミを書く要見積

グリッド溝に入れたシールゴム紐の内側だけで吸う型で、ゴム紐を切ってワークの形に吸う範囲を合わせます。本体が鉄なので、マグネットチャックの上に載せて使えます。KVR-G1530は150W×300L、質量は約22kgです。

吸い方
穴・溝・ピン吸着型
吸い方
グリッド溝に入れたゴム紐の内側で吸う
吸着面の大きさ
150W×300Lmm
吸着面の材質
鉄
気孔径・穴
模様間隔P=20
真空源
専用の真空源装置(VPU-E10・VPU-D20・VPU-EG)
本体の材質
鉄(高さ60mm)
質量
約22kg
特長
吸引口が2か所、マグネットチャックの上に載せて使える
記載なし
平面度・精度
公式ページへ詳細・仕様
株式会社スーパーツール真空チャック SVA2025マシニングでステンレス・アルミを押さえる口コミを書く要見積

真空エジェクターを内蔵した鋳鉄製の型で、工場のコンプレッサーにチューブを差すだけで吸えます。SVA2025はテーブル200×250mm、最大吸着力1.31kNです。バルブを切ると直径1mmの真空穴からエアーが出て、穴に異物が入りにくくなります。

吸い方
穴・溝・ピン吸着型
吸い方
直径1mmの真空穴で吸う
吸着面の大きさ
200×250mm
吸着面の材質
FC300
気孔径・穴
真空穴は直径1mm
平面度・精度
平行度0.01mm/100mm
真空源
真空エジェクター内蔵(コンプレッサーの入力圧力0.5〜0.7MPa、最大真空圧-88kPa)
本体の材質
FC300(高さ65mm)
特長
最大吸着力1.31kN、減圧弁内蔵
記載なし
質量
公式ページへ詳細・仕様
株式会社ナベヤバキュームチャック VCM0303Eマシニングで樹脂・アルミ板を削る口コミを書く281,000円

コンプレッサーのエアーだけで吸うアルミ製の型で、真空ポンプを置かずに使えます。密着用丸ゴムで囲った面が吸着面になります。VCM0303Eは300×300mm、質量8.5kgで、値段を公式に出しています。

吸い方
穴・溝・ピン吸着型
吸い方
密着用丸ゴムで囲った面を吸う
吸着面の大きさ
300×300mm
吸着面の材質
アルミ(A5052・アルマイト処理)
気孔径・穴
位置決めピン穴のピッチ20mm
真空源
コンプレッサーのエアーで吸う(真空ポンプ不要)
本体の材質
A5052(アルマイト処理)
質量
8.5kg
特長
供給バルブで吸着のON・OFF
記載なし
平面度・精度
公式ページへ詳細・仕様
モリシン工業株式会社アルミハニカム真空チャック(オーダーメイド)液晶パネル・大判の吸着プレート口コミを書く要見積

アルミハニカムパネルを使った真空チャックで、2,000×4,000mmの大判でも軽く作れます。吸着穴はレーザー加工なら直径0.03mm・ピッチ0.6mmまで細かくでき、フィルムの変形を抑えます。大きさと穴は注文ごとに決めて作ります。

吸い方
穴・溝・ピン吸着型
吸い方
吸着穴で吸う(穴径・ピッチ・吸着エリアを決めて作る)
吸着面の大きさ
100mm弱〜2,000×4,000mm
吸着面の材質
アルミハニカムパネル(表面をSUS430にもできる)
気孔径・穴
レーザー加工で直径0.03mm・ピッチ0.6mm
平面度・精度
約±0.05mm/m
本体の材質
アルミハニカムパネル
特長
軽い、黒アルマイトで吸着面を黒くできる
記載なし
真空源・質量
公式ページへ詳細・仕様

全面吸着型(ポーラス)3製品

株式会社NTKセラテック

真空チャック(ポーラスチャック)

ウエハ薄化の研削・CMP

ポーラス部と基台部の境目まで平らに仕上げる製法で、ウエハを薄く削るグラインダー・ポリッシャー・CMPの固定に使います。ポーラスはアルミナと炭化ケイ素から選べます。基台に冷却用の中空溝も入れられます。

コスト要見積

吸い方
全面吸着型(ポーラス)
吸い方
ポーラス面の全面で吸う
吸着面の材質
アルミナポーラス、炭化ケイ素ポーラス
本体の材質
セラミックス(冷却用の中空溝も入れられる)
特長
離型性・導電性の表面コートもできる
記載なし
吸着面の大きさ・気孔径・穴・平面度・精度・真空源・質量
公式ページへ
株式会社吉岡精工

丸型ポーラスチャック YPR-0200-055

丸いウエハを丸ごと吸う

直径200mmの吸着エリアを持つ在庫の丸型で、丸いウエハをまるごと吸えます。気孔径55μmのアルミナポーラスで、精度は5μmです。値段を公式に出していて、図面なしで買えます。

コスト138,600円

吸い方
全面吸着型(ポーラス)
吸い方
ポーラス面の全面で吸う
吸着面の大きさ
直径200mm
吸着面の材質
アルミナセラミック
気孔径・穴
55μm
平面度・精度
5μm
真空源
真空ポンプにつなぐ(同社で真空ポンプYVP-0018-667も扱う)
本体の材質
SUS
特長
側面・下面から配管を出せる、即納品
記載なし
質量
公式ページへ
株式会社吉岡精工

角型ポーラスチャック YPS-0100-055

在庫品を買って試す角型

値段と仕様を公式に出している在庫の角型で、図面なしで買えます。吸着エリア100×100mm、気孔径55μmのアルミナポーラスをSUSのボディにはめた型です。配管は側面と下面のどちらからも出せます。

コスト115,500円

吸い方
全面吸着型(ポーラス)
吸い方
ポーラス面の全面で吸う
吸着面の大きさ
100×100mm
吸着面の材質
アルミナセラミック
気孔径・穴
55μm
平面度・精度
5μm
真空源
真空ポンプにつなぐ(同社で真空ポンプYVP-0018-667も扱う)
本体の材質
SUS
特長
側面・下面から配管を出せる、即納品
記載なし
質量
公式ページへ

部分吸着型(微細ポーラス)2製品

株式会社ナノテム

多孔質セラミックス真空チャック エアロフィックス(黒2μm・レギュラー)

静電気を嫌う極薄基板・フィルム

吸着面そのものが静電気を逃がす材料で、イオナイザーを足さずに除電できます。気孔径2μm・気孔率40%のアルミナ多孔質で、ワークで覆わない所があっても吸えます。ドライ・ウェットのどちらの環境でも使えます。

コスト要見積

吸い方
部分吸着型(微細ポーラス)
吸い方
部分吸着、浮上搬送もできる
吸着面の材質
アルミナの多孔質セラミックス(黒)
気孔径・穴
2μm(気孔率40%)
平面度・精度
□500mmで目標20μm、コミット30μm(平面平行度)
特長
表面抵抗10の6乗〜10の9乗Ω/sqで除電する
記載なし
吸着面の大きさ・真空源・本体の材質・質量
公式ページへ
西村陶業株式会社

部分吸着真空チャック ANYCHUCK

大きさの違う薄物を1枚で吸う

ワークで覆わない所があっても吸える部分吸着の型で、大きさの違うワークをチャックを替えずに固定できます。気孔は直径1〜5μmと細かく、フィルムや金属箔に吸着の跡を残しにくい作りです。最大2000×2000mmまで作れます。

コスト要見積

吸い方
部分吸着型(微細ポーラス)
吸い方
ワークで覆わない所があっても吸う部分吸着
吸着面の大きさ
最大2000×2000mm
吸着面の材質
セラミックスのポーラス(白色素材、静電気対策の緑〜青色素材)
気孔径・穴
1〜5μm
平面度・精度
最高で平面度1μm
本体の材質
セラミック・金属・グラナイト
特長
ドライ・ウェットで使える、単体で最大500℃
記載なし
真空源・質量
公式ページへ

穴・溝・ピン吸着型5製品

株式会社NTKセラテック

真空チャック(ピンチャック)

露光装置・検査装置のウエハ固定

12インチで平面度0.2μmまで追い込んだピンチャックで、露光装置や検査装置のウエハ固定に使います。反ったウエハに合わせて、チャックの形を凹凸に調整できます。吸着ゾーンとピンの並びも注文ごとに決めます。

コスト要見積

吸い方
穴・溝・ピン吸着型
吸い方
細かいピンの先でウエハを支えて吸う
吸着面の大きさ
12インチのウエハ
平面度・精度
平面度0.2μm、L/F0.05μm以下
特長
ウエハの形に合わせて凹凸を付けられる、吸着ゾーンとピンの並びを変えられる
記載なし
吸着面の材質・気孔径・穴・真空源・本体の材質・質量
公式ページへ
カネテック株式会社

真空チャック(グリッドシール式) KVR-G1530

平面研削で非磁性の板を押さえる

グリッド溝に入れたシールゴム紐の内側だけで吸う型で、ゴム紐を切ってワークの形に吸う範囲を合わせます。本体が鉄なので、マグネットチャックの上に載せて使えます。KVR-G1530は150W×300L、質量は約22kgです。

コスト要見積

吸い方
穴・溝・ピン吸着型
吸い方
グリッド溝に入れたゴム紐の内側で吸う
吸着面の大きさ
150W×300Lmm
吸着面の材質
鉄
気孔径・穴
模様間隔P=20
真空源
専用の真空源装置(VPU-E10・VPU-D20・VPU-EG)
本体の材質
鉄(高さ60mm)
質量
約22kg
特長
吸引口が2か所、マグネットチャックの上に載せて使える
記載なし
平面度・精度
公式ページへ
株式会社スーパーツール

真空チャック SVA2025

マシニングでステンレス・アルミを押さえる

真空エジェクターを内蔵した鋳鉄製の型で、工場のコンプレッサーにチューブを差すだけで吸えます。SVA2025はテーブル200×250mm、最大吸着力1.31kNです。バルブを切ると直径1mmの真空穴からエアーが出て、穴に異物が入りにくくなります。

コスト要見積

吸い方
穴・溝・ピン吸着型
吸い方
直径1mmの真空穴で吸う
吸着面の大きさ
200×250mm
吸着面の材質
FC300
気孔径・穴
真空穴は直径1mm
平面度・精度
平行度0.01mm/100mm
真空源
真空エジェクター内蔵(コンプレッサーの入力圧力0.5〜0.7MPa、最大真空圧-88kPa)
本体の材質
FC300(高さ65mm)
特長
最大吸着力1.31kN、減圧弁内蔵
記載なし
質量
公式ページへ
株式会社ナベヤ

バキュームチャック VCM0303E

マシニングで樹脂・アルミ板を削る

コンプレッサーのエアーだけで吸うアルミ製の型で、真空ポンプを置かずに使えます。密着用丸ゴムで囲った面が吸着面になります。VCM0303Eは300×300mm、質量8.5kgで、値段を公式に出しています。

コスト281,000円

吸い方
穴・溝・ピン吸着型
吸い方
密着用丸ゴムで囲った面を吸う
吸着面の大きさ
300×300mm
吸着面の材質
アルミ(A5052・アルマイト処理)
気孔径・穴
位置決めピン穴のピッチ20mm
真空源
コンプレッサーのエアーで吸う(真空ポンプ不要)
本体の材質
A5052(アルマイト処理)
質量
8.5kg
特長
供給バルブで吸着のON・OFF
記載なし
平面度・精度
公式ページへ
モリシン工業株式会社

アルミハニカム真空チャック(オーダーメイド)

液晶パネル・大判の吸着プレート

アルミハニカムパネルを使った真空チャックで、2,000×4,000mmの大判でも軽く作れます。吸着穴はレーザー加工なら直径0.03mm・ピッチ0.6mmまで細かくでき、フィルムの変形を抑えます。大きさと穴は注文ごとに決めて作ります。

コスト要見積

吸い方
穴・溝・ピン吸着型
吸い方
吸着穴で吸う(穴径・ピッチ・吸着エリアを決めて作る)
吸着面の大きさ
100mm弱〜2,000×4,000mm
吸着面の材質
アルミハニカムパネル(表面をSUS430にもできる)
気孔径・穴
レーザー加工で直径0.03mm・ピッチ0.6mm
平面度・精度
約±0.05mm/m
本体の材質
アルミハニカムパネル
特長
軽い、黒アルマイトで吸着面を黒くできる
記載なし
真空源・質量
公式ページへ
Q&A

真空チャック選びで、よくある疑問

購買担当の疑問真空チャック(ポーラスチャック)の価格は?

値段を公式に出しているのは2社です。吉岡精工の即納品は角型YPS-0100-055が115,500円、丸型YPR-0200-055が138,600円で、ナベヤのバキュームチャックVCM0303Eは281,000円です。注文で作る型は見積です。

設備担当の疑問ポーラスチャックと穴吸着・溝吸着の違いは?

ポーラスチャックは細かい孔の続いた板の面全体で吸うので、薄いワークも変形させずに押さえます。吉岡精工の解説では、穴や溝の真空チャックは薄いワークを吸うと変形します。厚みのある板を加工で押さえるなら、カネテックのKVR-G1530やスーパーツールのSVA2025のような穴・溝の型で足ります。

設備担当の疑問部分吸着とは?ワークより大きいチャックで吸える?

部分吸着は、ワークで覆わない所があっても吸える性質です。西村陶業のANYCHUCKは気孔1〜5μm、ナノテムのエアロフィックスは気孔径2μmで、大きさの違うワークを1枚で吸えます。ナベヤのセラミック吸着テーブルの気孔径55μmの型では、覆わない所にマスキングをします。

設備担当の疑問ポーラスチャックの気孔径の選び方は?

吉岡精工は気孔径2μmから約230μmまで作り、標準は55μmです。粗いと吸う力が強くなりますが、エアー漏れで力が落ちやすくなります。細かいと部分吸着ができ、より薄いワークも吸えます。

工場長の疑問真空チャックの平面度はどれくらい?

NTKセラテックのピンチャックは12インチで平面度0.2μm、西村陶業のANYCHUCKは平面度1μmまで仕上げられます。吉岡精工は吸着面の平面度を3μm以下に仕上げ、即納品の精度は5μmです。加工用ではスーパーツールのSVA2025が平行度0.01mm/100mmです。

施設管理の疑問真空チャックに真空ポンプは必要?

吸い方で違います。ナベヤのVCM0303EとスーパーツールのSVA2025は、工場のコンプレッサーのエアーだけで吸い、真空ポンプを置きません。カネテックのKVR-G1530は専用の真空源装置VPU-E10・VPU-D20・VPU-EGにつなぎます。

設備担当の疑問静電気を嫌うワークに使える?

除電できる材質を選びます。ナノテムのエアロフィックスは表面抵抗10の6乗〜10の9乗Ω/sqで、イオナイザーを足さずに除電します。吉岡精工のSiCポーラスチャックは体積抵抗率約10の7乗Ω・cmです。西村陶業のANYCHUCKにも静電気対策の素材があります。

工場長の疑問マシニングや平面研削で使える真空チャックは?

樹脂・アルミ・ステンレスなど磁石の付かない板を押さえる型があります。カネテックのKVR-G1530は鉄製で、マグネットチャックの上に載せて使えます。スーパーツールのSVA2025は最大吸着力1.31kN、ナベヤのVCM0303Eは300×300mmで、密着用丸ゴムで囲った面を吸います。

設備担当の疑問大きいサイズの真空チャックは作れる?

モリシン工業はアルミハニカムパネルで2,000×4,000mmまで作ります。西村陶業のANYCHUCKは最大2000×2000mm、吉岡精工のポーラスチャックは丸型でφ500mm、角型で□500mmまで作れます。

施設管理の疑問ポーラスチャックの目詰まりと手入れは?

ナベヤは、吸着口からエアーを逆に吹いてセラミックの中の異物を出す手入れを案内しています。そのときの供給エアー圧は0.2MPa以下です。それでも詰まりが取れないときは、メーカーで吸着面を研削するかセラミックを替えます。

設備担当の疑問加熱しながら吸える真空チャックはある?

吉岡精工のHoVaCはヒーターを内蔵し、最大250°Cまで加熱しながら吸えます。西村陶業のANYCHUCKは真空チャック単体で最大500℃、ナノテムのエアロフィックスは150℃までの環境で使えます。

購買担当の疑問真空チャックの吸着力の計算は?

ナベヤは、吸着力(N)を真空圧力(kPa)×吸着面積(mm²)⁠×0.001で出す式を載せています。ワークで覆う面積が大きいほど強く吸います。モリシン工業の解説では、完全な真空なら吸着穴の開口1cm²あたり約1kgの力です。

TYPES

真空チャックの吸い方の違い

全面吸着型(ポーラス)

細かい孔が続いたセラミックや金属の板(ポーラス)の面全体で吸う型です。薄いワークでも変形させずに平らに押さえられます。ワークでポーラス面を全部覆うのが基本で、はみ出た所はマスキングします。

向いている使い方

  • ダイシング・研削でウエハを押さえる
  • 検査・測定のステージ
  • スクリーン印刷・塗布の台

根拠:ポーラスチャックは全面で吸着するため薄いワークも変形なく保持できます。(出典1)

この吸い方の3製品を表で見る

部分吸着型(微細ポーラス)

気孔をごく細かくして、ワークで覆わない所があっても空気が漏れにくくした型です。大きさの違うワークや複数のワークを、チャックを替えずに1枚で吸えます。フィルムや金属箔に吸着の跡が残りにくい作りです。

向いている使い方

  • 大きさの違うフィルム・基板を1枚で吸う
  • 小さなワークを並べて吸う
  • 極薄の金属箔・フィルム

根拠:全面を覆わなくとも吸着可能な「部分吸着性能」(出典2)

この吸い方の2製品を表で見る

穴・溝・ピン吸着型

金属やセラミックの面にあけた穴や溝、細かいピンの先で吸う型です。ゴム紐で吸う範囲を囲む加工用の型、エアーだけで吸う型、平面度を追い込んだウエハ用のピンチャックがあります。

向いている使い方

  • マシニング・平面研削で樹脂やアルミの板を押さえる
  • 露光装置・検査装置のウエハ固定
  • 液晶パネル・大判の吸着プレート

根拠:グリッド溝にセットしたシールゴム紐の範囲上にてワークを真空吸着させるため(出典7)

この吸い方の5製品を表で見る
MAKERS

真空チャックの主なメーカー8社

株式会社NTKセラテック

ポーラス部と基台部の境目まで平らに仕上げる製法で、ウエハを薄く削るグラインダー・ポリッシャー・CMPの固定に使います。

宮城県

カネテック株式会社

グリッド溝に入れたシールゴム紐の内側だけで吸う型で、ゴム紐を切ってワークの形に吸う範囲を合わせます。

長野県

株式会社スーパーツール

真空エジェクターを内蔵した鋳鉄製の型で、工場のコンプレッサーにチューブを差すだけで吸えます。

大阪府

株式会社ナノテム

吸着面そのものが静電気を逃がす材料で、イオナイザーを足さずに除電できます。

新潟県

株式会社ナベヤ

コンプレッサーのエアーだけで吸うアルミ製の型で、真空ポンプを置かずに使えます。

岐阜県

西村陶業株式会社

ワークで覆わない所があっても吸える部分吸着の型で、大きさの違うワークをチャックを替えずに固定できます。

京都府

モリシン工業株式会社

アルミハニカムパネルを使った真空チャックで、2,000×4,000mmの大判でも軽く作れます。

岐阜県

株式会社吉岡精工

直径200mmの吸着エリアを持つ在庫の丸型で、丸いウエハをまるごと吸えます。

神奈川県

出典
  1. 吉岡精工 ポーラスチャック
  2. 西村陶業 部分吸着型真空チャック ANYCHUCK
  3. ナノテム 多孔質セラミックス真空チャック エアロフィックス
  4. ナノテム エアロフィックス パンフレット
  5. NTKセラテック 真空チャック(ポーラスチャック)
  6. NTKセラテック 真空チャック(ピンチャック)
  7. カネテック 真空チャック(グリッドシール式) KVR-G
  8. ナベヤ バキュームチャック
  9. スーパーツール 真空チャック SVA
  10. モリシン工業 オーダーメイドの真空チャック
  11. ナベヤ セラミック吸着テーブル
掲載基準

半導体・液晶・電子部品・精密加工の現場で、ウエハ・フィルム・基板・薄板を負圧で吸って平らな面に固定する真空チャック(ポーラスチャック・真空吸着テーブル)で、日本の会社が自社で作るか自社の製品として売り、公式サイトで今案内していて、仕様を公式で確かめられたものを載せています。静電気の力で吸う静電チャック(静電チャックのページ)、ワークを吸って持ち上げる真空パッド(真空パッドのページ)、磁力で固定するマグネットチャックは載せていません。京セラの真空チャックは、材質と装置の大きさのほかに吸い方を公式で確かめられず、載せていません。ナベヤのセラミック吸着テーブルは、型番ごとの気孔径と大きさを公式の表から読み取れず、同社のバキュームチャックだけを載せています。値段は公式の表示価格で、税込か税抜かの表示が無いので安め・高めの判定はしていません。

真空チャック(ポーラスチャック)を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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