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ICやトランジスタ、パワー半導体のパッケージに使うリードフレームの作り手を選ぶ、設計・生産技術・購買の担当の方へ

リードフレームのメーカー6社比較【2026年】

リードフレームは、半導体チップを載せて、
外の配線とつなぐ金属の枠です。

ABOUT

リードフレームとは

比較表を見る ↓

リードフレームとは、ICやトランジスタなどの半導体パッケージの中で、
チップを載せて固定し、外の配線とつなぐ金属の部品です。
主に銅材で作り、42アロイやコバールも使います。
金属の枠組みなので、フレームとも呼びます。

製品の特長

  • チップを載せて外とつなぐ(ダイパッド・インナーリード・アウターリード)
  • 作り方は2つ(エッチングとスタンピング)
  • めっきで用途に合わせる(Ag・Pd・Ni・Au)

使うメリット

  • パッケージを小さくできる(QFNは実装面積を約40%縮小)
  • 熱を逃がせる(かしめの放熱板・厚い板のパワー用)
  • 量産でコストを下げられる(スタンピング)

選ぶときに注意すること

  1. エッチングは角にRが付く。板厚の50〜80%
  2. エッチングの寸法精度は板厚の±10〜15%。厚い板は不向き
  3. スタンピングは金型代がかかる。試作はエッチングで始める
  4. 粗化で密着を上げすぎると、樹脂バリが取れにくくなる
  5. 値段はどの会社も公開していない。図面と数量で見積もる

※仕様は各メーカーの公式の製品ページによる。製法の違いと材料は平井精密工業と三井ハイテックの解説、表面粗化はSHプレシジョンの解説による。

LIST

リードフレームの比較表

リードフレーム10製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

エッチング

3製品
新光電気工業株式会社QFN用リードフレーム小型のQFNパッケージ口コミを書く要見積

裏面に端子を出すQFN用を、エッチングとめっき・表面処理で作ります。SSOPの16・24ピンと比べて実装面積を約40%減らせます。Pdめっきの鉛フリーや、フォトリソグラフィーで位置を決める精密Agめっきを選べます。

製法
エッチング
製法
エッチング
パッケージ・形
QFN(リードレス)
めっき・表面処理
Pdめっき、精密Agめっき、表面粗化
用途
電源系デバイス、ロジック、センサー
特長
実装面積を約40%縮小(SSOP 16・24ピン比)
記載なし
材料・板厚
公式ページへ詳細・仕様
平井精密工業株式会社エッチングリードフレーム試作・少量のリードフレーム口コミを書く要見積

金型を作らず、エッチング原版だけで作れるので、試作から中量産に向きます。42アロイ・コバール・銅合金を常に置いていて、板厚0.1〜0.5mmの依頼が多いです。部分めっき、バックテープ貼り、曲げまで社内で行います。

製法
エッチング
製法
フォトエッチング(試作〜中量産)
材料
42アロイ、コバール、銅合金
めっき・表面処理
部分めっき、バックテープ貼り
板厚
0.1〜0.5mm(依頼の多い範囲)
用途
IC・LSIの半導体パッケージ
特長
寸法精度は板厚の±10〜15%
記載なし
パッケージ・形
公式ページへ詳細・仕様
株式会社三井ハイテックQFN用リードフレームマイコン・ロジックのQFN口コミを書く要見積

同じ会社がエッチングとスタンピングの両方で作れるので、開発の少量はエッチング、量産はスタンピングに切り替えられます。QFN用はエッチングで細かく並べ、1枚から取れるパッケージ数を増やしています。銀・金のほかパラジウムめっきにも対応します。

製法
エッチング
製法
エッチング
パッケージ・形
QFN(リードレス)
材料
主に銅材
めっき・表面処理
銀・金・パラジウムめっき
用途
マイコン、ロジック、センサー
特長
開発は短納期・少量のエッチング品、量産はスタンピング品へ移せる
記載なし
板厚
公式ページへ詳細・仕様

スタンピング(プレス)

5製品
SHプレシジョン株式会社TO-220リードフレームTO-220などのトランジスタ口コミを書く要見積

TO-220などパワー・小信号トランジスタ用を、曲げとつぶしまでプレスで仕上げます。部分Niと部分Agのめっきを決まった位置に付けられます。ダウンセットやダイパッドのディンプルも同じ流れで加工します。

製法
スタンピング(プレス)
製法
プレス(曲げ・つぶし加工)
パッケージ・形
TO-220
めっき・表面処理
部分Ni、部分Agめっき
用途
パワー・小信号トランジスタ
特長
ダウンセット・リード曲げ、ディンプル・オーバーハング
記載なし
材料・板厚
公式ページへ詳細・仕様
株式会社エノモトLED用リードフレームLEDのリードフレーム口コミを書く要見積

LED用を45年作ってきた会社で、難しい形のフレームもプレスと樹脂のインサートモールドで仕上げます。輝度や耐久性の要望に合わせてフレームの仕様を提案します。銀めっきは津軽工場とフィリピンの自社ラインで行います。

製法
スタンピング(プレス)
製法
プレス、インサートモールド
パッケージ・形
LEDパッケージ
めっき・表面処理
銀めっき
用途
LED
特長
LED用リードフレーム45年のノウハウ
記載なし
材料・板厚
公式ページへ詳細・仕様
株式会社エノモトパワー半導体用リードフレームパワーデバイスのカシメ品口コミを書く要見積

厚みの違う異形材をプレスで打ち抜き、カシメや曲げ潰しまで加工します。パワーデバイスに使うカシメフレームやモジュールフレームを作ります。表面加工も組み合わせられます。

製法
スタンピング(プレス)
製法
プレス(打ち抜き・カシメ・曲げ潰し)
パッケージ・形
カシメフレーム、モジュールフレーム
材料
異形材
用途
パワーデバイス
特長
異形材のプレス加工の実績
記載なし
めっき・表面処理・板厚
公式ページへ詳細・仕様
株式会社三井ハイテックパワーデバイス用リードフレーム車載・産機のパワー半導体口コミを書く要見積

板厚が厚く、厚みの違う板材を組み合わせるパワー系パッケージ用を、自社の金型とプレスで作ります。電気をつなぐだけでなく、熱を逃がす役目も持たせます。車載や産業機器のパワー半導体に使います。

製法
スタンピング(プレス)
製法
金型によるプレス加工
パッケージ・形
パワー系パッケージ
板厚
厚め、複数の厚みの板材を使う
用途
パワー半導体(車載、産機)
特長
量産・コストダウン向けのスタンピング品
記載なし
材料・めっき・表面処理
公式ページへ詳細・仕様
ローム・メカテック株式会社スタンピングリードフレームLSI・ダイオード・LED用口コミを書く要見積

金型の設計・製造からスタンピング、めっきまで自社で続けて量産します。打ち抜き幅は最小80μmで、多ピン・狭ピッチのリードフレームを打ち抜けます。めっきはスポット銀・パラジウム・バレル金を選べます。

製法
スタンピング(プレス)
製法
スタンピング(金型の設計から量産まで自社)
パッケージ・形
LSI・トランジスタ・ダイオード・LED・レーザダイオード用
めっき・表面処理
スポット銀、パラジウム、バレル金めっき
特長
打ち抜き幅は最小80μm
記載なし
材料・板厚・用途
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かしめ(放熱板つき)

2製品
SHプレシジョン株式会社かしめリードフレーム放熱板つきの高放熱品口コミを書く要見積

フィルムや接着材を使わず、リベットで放熱板を止めます。リードフレームと放熱板の両方をプレス品で作るので、高い放熱性を低いコストで出せます。放熱板はフレームについた型と、パッケージごとの個片の型があります。

製法
かしめ(放熱板つき)
製法
リベット接合(フィルム・接着材なし)
パッケージ・形
フレームヒートシンク型、個片ヒートシンク型
用途
高放熱のパッケージ
特長
リードフレームもヒートシンクもプレス品で作れる
記載なし
材料・めっき・表面処理・板厚
公式ページへ詳細・仕様
新光電気工業株式会社かしめリードフレーム車載ECUの高放熱パッケージ口コミを書く要見積

ダイパッドの無いリードフレームに、熱を通しやすい金属の放熱板をかしめて止めた2層構造です。放熱板がパッケージの表面に出るので、熱を逃がしやすくなります。樹脂との密着を上げるめっきと組み合わせ、車載ECU向けに使われています。

製法
かしめ(放熱板つき)
製法
かしめ加工で放熱板を固定
パッケージ・形
放熱板が表面に出る高放熱パッケージ
めっき・表面処理
樹脂との密着力を高めるめっき処理
用途
車載用ECU
特長
ダイパッドの無いフレームと放熱板の2層構造
記載なし
材料・板厚
公式ページへ詳細・仕様

エッチング3製品

新光電気工業株式会社

QFN用リードフレーム

小型のQFNパッケージ

裏面に端子を出すQFN用を、エッチングとめっき・表面処理で作ります。SSOPの16・24ピンと比べて実装面積を約40%減らせます。Pdめっきの鉛フリーや、フォトリソグラフィーで位置を決める精密Agめっきを選べます。

コスト要見積

製法
エッチング
製法
エッチング
パッケージ・形
QFN(リードレス)
めっき・表面処理
Pdめっき、精密Agめっき、表面粗化
用途
電源系デバイス、ロジック、センサー
特長
実装面積を約40%縮小(SSOP 16・24ピン比)
記載なし
材料・板厚
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平井精密工業株式会社

エッチングリードフレーム

試作・少量のリードフレーム

金型を作らず、エッチング原版だけで作れるので、試作から中量産に向きます。42アロイ・コバール・銅合金を常に置いていて、板厚0.1〜0.5mmの依頼が多いです。部分めっき、バックテープ貼り、曲げまで社内で行います。

コスト要見積

製法
エッチング
製法
フォトエッチング(試作〜中量産)
材料
42アロイ、コバール、銅合金
めっき・表面処理
部分めっき、バックテープ貼り
板厚
0.1〜0.5mm(依頼の多い範囲)
用途
IC・LSIの半導体パッケージ
特長
寸法精度は板厚の±10〜15%
記載なし
パッケージ・形
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株式会社三井ハイテック

QFN用リードフレーム

マイコン・ロジックのQFN

同じ会社がエッチングとスタンピングの両方で作れるので、開発の少量はエッチング、量産はスタンピングに切り替えられます。QFN用はエッチングで細かく並べ、1枚から取れるパッケージ数を増やしています。銀・金のほかパラジウムめっきにも対応します。

コスト要見積

製法
エッチング
製法
エッチング
パッケージ・形
QFN(リードレス)
材料
主に銅材
めっき・表面処理
銀・金・パラジウムめっき
用途
マイコン、ロジック、センサー
特長
開発は短納期・少量のエッチング品、量産はスタンピング品へ移せる
記載なし
板厚
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スタンピング(プレス)5製品

SHプレシジョン株式会社

TO-220リードフレーム

TO-220などのトランジスタ

TO-220などパワー・小信号トランジスタ用を、曲げとつぶしまでプレスで仕上げます。部分Niと部分Agのめっきを決まった位置に付けられます。ダウンセットやダイパッドのディンプルも同じ流れで加工します。

コスト要見積

製法
スタンピング(プレス)
製法
プレス(曲げ・つぶし加工)
パッケージ・形
TO-220
めっき・表面処理
部分Ni、部分Agめっき
用途
パワー・小信号トランジスタ
特長
ダウンセット・リード曲げ、ディンプル・オーバーハング
記載なし
材料・板厚
公式ページへ
株式会社エノモト

LED用リードフレーム

LEDのリードフレーム

LED用を45年作ってきた会社で、難しい形のフレームもプレスと樹脂のインサートモールドで仕上げます。輝度や耐久性の要望に合わせてフレームの仕様を提案します。銀めっきは津軽工場とフィリピンの自社ラインで行います。

コスト要見積

製法
スタンピング(プレス)
製法
プレス、インサートモールド
パッケージ・形
LEDパッケージ
めっき・表面処理
銀めっき
用途
LED
特長
LED用リードフレーム45年のノウハウ
記載なし
材料・板厚
公式ページへ
株式会社エノモト

パワー半導体用リードフレーム

パワーデバイスのカシメ品

厚みの違う異形材をプレスで打ち抜き、カシメや曲げ潰しまで加工します。パワーデバイスに使うカシメフレームやモジュールフレームを作ります。表面加工も組み合わせられます。

コスト要見積

製法
スタンピング(プレス)
製法
プレス(打ち抜き・カシメ・曲げ潰し)
パッケージ・形
カシメフレーム、モジュールフレーム
材料
異形材
用途
パワーデバイス
特長
異形材のプレス加工の実績
記載なし
めっき・表面処理・板厚
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株式会社三井ハイテック

パワーデバイス用リードフレーム

車載・産機のパワー半導体

板厚が厚く、厚みの違う板材を組み合わせるパワー系パッケージ用を、自社の金型とプレスで作ります。電気をつなぐだけでなく、熱を逃がす役目も持たせます。車載や産業機器のパワー半導体に使います。

コスト要見積

製法
スタンピング(プレス)
製法
金型によるプレス加工
パッケージ・形
パワー系パッケージ
板厚
厚め、複数の厚みの板材を使う
用途
パワー半導体(車載、産機)
特長
量産・コストダウン向けのスタンピング品
記載なし
材料・めっき・表面処理
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ローム・メカテック株式会社

スタンピングリードフレーム

LSI・ダイオード・LED用

金型の設計・製造からスタンピング、めっきまで自社で続けて量産します。打ち抜き幅は最小80μmで、多ピン・狭ピッチのリードフレームを打ち抜けます。めっきはスポット銀・パラジウム・バレル金を選べます。

コスト要見積

製法
スタンピング(プレス)
製法
スタンピング(金型の設計から量産まで自社)
パッケージ・形
LSI・トランジスタ・ダイオード・LED・レーザダイオード用
めっき・表面処理
スポット銀、パラジウム、バレル金めっき
特長
打ち抜き幅は最小80μm
記載なし
材料・板厚・用途
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かしめ(放熱板つき)2製品

SHプレシジョン株式会社

かしめリードフレーム

放熱板つきの高放熱品

フィルムや接着材を使わず、リベットで放熱板を止めます。リードフレームと放熱板の両方をプレス品で作るので、高い放熱性を低いコストで出せます。放熱板はフレームについた型と、パッケージごとの個片の型があります。

コスト要見積

製法
かしめ(放熱板つき)
製法
リベット接合(フィルム・接着材なし)
パッケージ・形
フレームヒートシンク型、個片ヒートシンク型
用途
高放熱のパッケージ
特長
リードフレームもヒートシンクもプレス品で作れる
記載なし
材料・めっき・表面処理・板厚
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新光電気工業株式会社

かしめリードフレーム

車載ECUの高放熱パッケージ

ダイパッドの無いリードフレームに、熱を通しやすい金属の放熱板をかしめて止めた2層構造です。放熱板がパッケージの表面に出るので、熱を逃がしやすくなります。樹脂との密着を上げるめっきと組み合わせ、車載ECU向けに使われています。

コスト要見積

製法
かしめ(放熱板つき)
製法
かしめ加工で放熱板を固定
パッケージ・形
放熱板が表面に出る高放熱パッケージ
めっき・表面処理
樹脂との密着力を高めるめっき処理
用途
車載用ECU
特長
ダイパッドの無いフレームと放熱板の2層構造
記載なし
材料・板厚
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Q&A

リードフレーム選びで、よくある疑問

購買担当の疑問リードフレームの価格は、いくら?

値段を公開している会社はありません。リードフレームは客先の図面に合わせて作るので、図面・材料・めっき・数量で見積もります。三井ハイテックは、開発は短納期・少量のエッチング品、量産はコストを下げるスタンピング品で受けています。

設備担当の疑問リードフレームとは?何をする部品?

半導体チップを載せて固定し、外の配線とつなぐ金属の枠です。三井ハイテックは主に銅材で作るとしています。チップを載せるダイパッド、チップとワイヤでつなぐインナーリード、基板とつなぐアウターリードでできています。

設備担当の疑問スタンピングとエッチングの違いは?

スタンピングは金型で打ち抜く作り方で、量産でコストを下げられます。エッチングは金属を腐食させる作り方で、金型が要らず試作から中量産に向きます。三井ハイテックは両方を持ち、開発はエッチング、量産はスタンピングに切り替える提案をしています。

設備担当の疑問リードフレームの材料は?銅合金と42アロイの違いは?

多いのは銅合金で、鉄入り銅合金は強さと電気の通しやすさに優れます。42アロイは鉄にニッケル42%を混ぜた合金で、熱膨張がガラスやセラミックに近い材料です。平井精密工業は42アロイ・コバール・銅合金を常に置いています。

設備担当の疑問リードフレームの板厚は?

平井精密工業では、リードフレーム向けは板厚0.1〜0.5mmの依頼が多いです。パワー半導体用は厚く、三井ハイテックは厚みの違う板材を組み合わせて作ります。エッチングは寸法精度が板厚の±10〜15%なので、厚い板はスタンピングに向きます。

工場長の疑問QFNとQFP・SOPのリードフレームの違いは?

QFNはパッケージの裏面に端子を出す型で、新光電気工業はSSOPの16・24ピンと比べて実装面積を約40%減らせるとしています。QFP・SOPは側面からリードが伸びて端子になる型です。新光電気工業と三井ハイテックのQFN用は、エッチングで作っています。

設備担当の疑問リードフレームのめっきの種類は?

銀(Ag)⁠・パラジウム(Pd)⁠・金(Au)⁠・ニッケル(Ni)があります。新光電気工業のはんだレス用は、全面にNi/Pd/Auの3層めっきをして、外装のはんだめっきを無くしています。SHプレシジョンのTO-220用は部分Ni・部分Agめっき、ローム・メカテックはスポット銀・パラジウム・バレル金めっきに対応します。

工場長の疑問樹脂がはがれる(剥離)対策は?表面粗化とは?

銅の表面を粗くして、封止樹脂との密着を上げる処理です。SHプレシジョンはエッチング粗化で表面積を約2倍にし、樹脂密着性を約3倍に上げています。密着が高すぎると樹脂バリが取れにくくなるので、必要な所だけ粗化する部分粗化もあります。

設備担当の疑問かしめリードフレームとは?

ダイパッドの無いリードフレームに、金属の放熱板をかしめで止めた2層構造の品です。接着材やフィルムを使わずに放熱板を付けられます。新光電気工業は車載ECU向け、SHプレシジョンはフレームヒートシンク型と個片ヒートシンク型を作っています。

購買担当の疑問リードフレームの試作・少量はどこに頼める?

平井精密工業はエッチングで作るので、金型を作らずに試作から中量産まで頼めます。ローム・メカテックは図面から最短7日でサンプルを作るサービスを出しています(仕様で納期は変わります)。三井ハイテックは開発段階を短納期・少量のエッチング品で受けています。

経営者の疑問パワー半導体用のリードフレームは何が違う?

大きな電流を流して熱を逃がすので、厚い板や厚みの違う異形材を使います。三井ハイテックとエノモトはプレスで作り、エノモトはカシメや曲げ潰しまで加工します。SHプレシジョンはTO-220用やパワーモジュール用を作っています。

TYPES

リードフレームの製法の違い

エッチング

銅や42アロイの板を薬液で腐食させて形を作ります。金型が要らず原版だけで始められるので、試作から中量産と、細かい形のQFN用に使います。角にRが付き、厚い板は寸法を出しにくくなります。

向いているパッケージ

  • QFNなど細かいリードの形
  • 開発中の試作・少量
  • 金型を作る前の評価

根拠:エッチング加工は金属の腐食による加工で形状を再現致します。(出典2)

この製法の3製品を表で見る

スタンピング(プレス)

金型で板を打ち抜き、曲げやつぶしまで続けて加工します。金型代はかかりますが、量産ではコストを下げられます。厚い板や異形材を使うパワー半導体用、トランジスタ用、LED用に使います。

向いているパッケージ

  • 数の多い量産品
  • 厚い板のパワー半導体
  • トランジスタ・LEDのフレーム

根拠:量産ステージにおいてコストダウン・大量オーダーのご要求にお応えするスタンピングリードフレーム(出典1)

この製法の5製品を表で見る

かしめ(放熱板つき)

ダイパッドの無いリードフレームに、熱を通しやすい金属の放熱板をかしめで止めた2層の型です。接着材を使わずに放熱板をパッケージの表面に出せます。車載ECUなど熱の多いパッケージに使います。

向いているパッケージ

  • 熱を逃がしたいパッケージ
  • 車載ECU
  • 接着材を使いたくない

根拠:かしめリードフレームは、ダイパッドのないリードフレームと熱伝導が良い金属の放熱板を「かしめ加工」により固定した2層構造のリードフレームです。(出典3)

この製法の2製品を表で見る
MAKERS

リードフレームの主なメーカー6社

SHプレシジョン株式会社

TO-220などパワー・小信号トランジスタ用を、曲げとつぶしまでプレスで仕上げます。

山形県

株式会社エノモト

LED用を45年作ってきた会社で、難しい形のフレームもプレスと樹脂のインサートモールドで仕上げます。

山梨県

新光電気工業株式会社

裏面に端子を出すQFN用を、エッチングとめっき・表面処理で作ります。

長野県

平井精密工業株式会社

金型を作らず、エッチング原版だけで作れるので、試作から中量産に向きます。

大阪府

株式会社三井ハイテック

同じ会社がエッチングとスタンピングの両方で作れるので、開発の少量はエッチング、量産はスタンピングに切り替えられます。

福岡県

ローム・メカテック株式会社

金型の設計・製造からスタンピング、めっきまで自社で続けて量産します。

京都府

出典
  1. 三井ハイテック リードフレーム
  2. 平井精密工業 リードフレーム 曲げ加工 エッチング加工
  3. 新光電気工業 かしめリードフレーム
  4. 新光電気工業 リードレスパッケージ(QFN)用リードフレーム
  5. 新光電気工業 リードパッケージ(QFP・TSOP)用リードフレーム
  6. 新光電気工業 はんだレスパッケージ用リードフレーム
  7. SHプレシジョン 製品紹介
  8. SHプレシジョン リードフレームの特徴技術
  9. ローム・メカテック リードフレーム製造
  10. エノモト 事業案内
  11. エノモト プロセス
  12. 平井精密工業 リードフレーム(エッチングフレーム)
  13. 平井精密工業 段付きリードフレーム・異形状リードフレーム
掲載基準

ICやトランジスタ、パワー半導体、LEDなどのパッケージに使うリードフレームで、日本の会社が自社で作り、公式サイトで今案内していて、製法やパッケージを公式で確かめられたものを載せています。リードフレームは客先の図面に合わせて作る品で型式が無いため、各社がページを分けて案内しているパッケージ・形ごとに1社1〜2製品載せています。リードフレームにする前の銅板・銅条は「銅板」(copper-plate)、封止材などの材料は「半導体材料」(semiconductor-material⁠)⁠、できあがったパワー半導体は「パワー半導体」(power-semiconductor⁠)⁠に分けます。大日本印刷はリードフレームを作っていますが、製品ページが無く、QFN用は2021年の発表だけで製法と今の仕様を公式で確かめられないため載せていません。大口マテリアルと姫路東芝電子部品は公式サイトを確かめられず載せていません。商社が売る他社品、リードフレームを作る装置・金型だけ、販売終了品は除いています。

リードフレームを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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