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樹脂・ゴム・繊維の製品を燃えにくくする難燃剤を選ぶ、開発・生産技術・品質保証・購買の担当の方へ

難燃剤のメーカー8社比較【2026年】

難燃剤は、樹脂・ゴム・繊維に混ぜて、
燃え広がりにくくする添加剤です。

ABOUT

難燃剤とは

比較表を見る ↓

難燃剤とは、樹脂・ゴム・繊維・塗料に混ぜて、
燃えにくくする添加剤です。
リン系・臭素系・窒素系・無機系に分かれ、
燃えるときの反応を止めたり、炭の膜で酸素を断ったりして火を消します。
フレームリターダントとも呼びます。

製品の特長

  • 樹脂の種類と加工温度で選ぶ(分解点が加工温度より高いもの)
  • ハロゲンを含まない品がそろう(リン系・窒素系・イントメッセント系)
  • 液体と粉末がある(縮合リン酸エステルは液体)

使うメリット

  • 電気・電子部品や電線を燃えにくくできる(UL-94のV-0などに合わせる)
  • ノンハロゲン品は煙と一酸化炭素を減らせる(ADEKA⁠の検証で発煙99%⁠⁠⁠減)
  • 赤リン系は少ない量で効く(樹脂の性質を落としにくい)

選ぶときに注意すること

  1. 難燃剤の分解点が樹脂の加工温度より低いと、成形中に分解する
  2. 臭素系は燃えると煙が多い。煙を減らしたいならノンハロゲン品を選ぶ
  3. 赤リンは消防法第二類の危険物。表面処理品でも保管と扱いを確かめる
  4. 効き方は樹脂と配合で変わる。メーカーの配合例とサンプルで確かめる
  5. 工業用の難燃剤は値段を公開していない。樹脂と量を伝えて見積もりを取る

※仕様は各メーカーの公式の製品ページ・カタログによる。難燃の仕組みは第一工業製薬と燐化学工業の資料、発煙の比較はADEKAの資料による。

LIST

難燃剤の比較表

難燃剤12製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

有機リン系(リン酸エステルなど)

3製品
株式会社ADEKA縮合リン酸エステル系難燃剤 アデカスタブFP-600エンプラに混ぜる液体のリン系口コミを書く要見積

ハロゲンを含まない液体のリン系で、揮発しにくく、水と熱に強いのが違いです。主にエンジニアリングプラスチックに混ぜて使います。荷姿は20kg缶と240kgドラムです。

種類
有機リン系(リン酸エステルなど)
系統・⁠⁠⁠成分
縮合リン酸エステル
性状・⁠⁠⁠粒径
無色液体
使う樹脂
エンジニアリングプラスチック
荷姿
20kg缶、240kgドラム
物性
比重1.26、粘度120〜220mPa・s(⁠70℃⁠)
特長
低揮発性、耐加水分解性・耐熱性
記載なし
リン・臭素などの量
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社鈴裕化学リン系難燃剤 FCP-796透明を保ちたいPPのシート・フィルム口コミを書く要見積

気相で効くホスホネート型のリン系に、窒素系ラジカル発生剤を合わせた粉末です。PPに6%加えて、100μmのフィルムでVTM-0を出しています。オレフィンのシート・フィルムを透明なまま燃えにくくできます。

種類
有機リン系(リン酸エステルなど)
系統・⁠⁠⁠成分
ホスホネート型リン系難燃剤と窒素系ラジカル発生剤の混合品
リン・臭素などの量
リン約21%
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉末
使う樹脂
PP、PE、EVA、EEA、ウレタン、ポリ乳酸、セルロース
荷姿
20kg紙袋
物性
揮発分0.8%⁠⁠⁠以下
特長
PPに6%添加で100μmのVTM-⁠0
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
大八化学工業株式会社縮合リン酸エステル CR-733Sエンプラ・合成繊維の難燃口コミを書く要見積

液体の縮合タイプで、揮発しにくく、熱にも強いのがTPP・TXPとの違いです。リン分は販売規格で10.5%以上です。エンジニアリングプラスチックや合成繊維に混ぜて使います。

種類
有機リン系(リン酸エステルなど)
系統・⁠⁠⁠成分
レゾルシノールビス(ジフェニルホスフェート)、RDP
リン・臭素などの量
リン10.5%⁠⁠⁠以上
性状・⁠⁠⁠粒径
無色〜淡黄色の透明液体
使う樹脂
エンジニアリングプラスチック、合成繊維
物性
比重1.306、粘度500〜800mPa・s(⁠25℃⁠)
特長
TPP・TXPより揮発しにくく、耐熱性が高い
記載なし
荷姿
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

赤リン系

2製品
燐化学工業株式会社赤リン系難燃剤 ノーバエクセル140電子部品の絶縁樹脂口コミを書く要見積

標準のノーバレッドより化学的安定性を上げた赤リン系難燃剤です。赤リン分は92%以上あります。電子・電気の絶縁樹脂に使います。

種類
赤リン系
系統・⁠⁠⁠成分
化学的安定性を上げた赤リン
リン・臭素などの量
赤リン分92%⁠⁠⁠以上
性状・⁠⁠⁠粒径
平均粒径24〜36µm
使う樹脂
電子・電気絶縁用樹脂
荷姿
15kg、5ガロン缶
特長
ノーバレッドより化学的安定性が高い
記載なし
物性
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
燐化学工業株式会社赤リン系難燃剤 ノーバレッド120エポキシ注型・電線の被覆口コミを書く要見積

赤リンの表面をコーティングして、酸化しにくくした難燃剤です。赤リン分は85%以上で、少ない量で燃えにくくできます。エポキシの注型材や電線のシース材に使います。

種類
赤リン系
系統・⁠⁠⁠成分
表面をコーティングした赤リン
リン・臭素などの量
赤リン分85%⁠⁠⁠以上
性状・⁠⁠⁠粒径
平均粒径20〜30µm
使う樹脂
エポキシ注型材、電線シース材、ホットメルト接着剤
荷姿
15kg、5ガロン缶
特長
マスターバッチにもできる
記載なし
物性
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

臭素系

3製品
第一工業製薬株式会社臭素系難燃剤 ピロガードSR-245HI-PS・ABS・PBTなど幅広く口コミを書く要見積

臭素化芳香族トリアジンの粉体で、熱で分解しにくく、エンプラにも使えるのが違いです。融点は232℃、臭素は67%含みます。HI-PS・ABSからPBT・PCまで幅広い樹脂に使えます。

種類
臭素系
系統・⁠⁠⁠成分
臭素化芳香族トリアジン
リン・臭素などの量
臭素67%
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉体
使う樹脂
HI-PS、ABS、PBT、PC、PC-ABS、PE、PP
荷姿
20kg紙袋
物性
融点232℃
特長
熱安定性が高く、エンプラに使える
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
東ソー株式会社臭素系難燃剤 フレームカット120Gエポキシ・PC・ABS口コミを書く要見積

樹脂に混ぜる添加型にも、樹脂に組み込む反応型にも使える臭素系難燃剤です。エポキシ樹脂・ポリカーボネート・ABS樹脂に使います。東ソーの南陽工場で作っています。

種類
臭素系
系統・⁠⁠⁠成分
化学式C15H12Br4O2
使う樹脂
エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ABS樹脂
特長
反応型・添加型のどちらでも使える
記載なし
リン・臭素などの量・性状・粒径・荷姿・⁠⁠⁠物性
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
マナック株式会社臭素系難燃剤 臭素化ポリスチレンPBT・強化PET・ナイロン口コミを書く要見積

ポリスチレンに臭素を付けた、高分子の臭素系難燃剤です。臭素は66%含みます。PBT・強化PET・ポリアミドのエンプラに使います。

種類
臭素系
系統・⁠⁠⁠成分
臭素化ポリスチレン
リン・臭素などの量
臭素66%
使う樹脂
PBT、強化PET、ポリアミド
特長
量産している品
記載なし
性状・粒径・荷姿・⁠⁠⁠物性
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

イントメッセント・窒素系

4製品
株式会社ADEKAイントメッセント難燃剤 アデカスタブFP-2100JCPP・エラストマーをノンハロゲンで口コミを書く要見積

燃えると膨らんで炭の層をつくるイントメッセント系で、従来品より熱に強く、高い温度で加工できるのが違いです。ポリオレフィンや熱可塑性エラストマーに使います。燃えたときのガスも抑えます。

種類
イントメッセント・窒素系
系統・⁠⁠⁠成分
イントメッセント系の複合物
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉末
使う樹脂
ポリオレフィン、熱可塑性エラストマー
荷姿
20kg袋
特長
FP-2500Sより耐熱性が高く、燃焼時のガスを抑える
記載なし
リン・臭素などの量・物性
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社鈴裕化学APP系難燃剤 FCP-770PE・PPをノンハロゲンで口コミを書く要見積

ポリリン酸アンモニウム(APP)に⁠、相乗効果剤のTHEICを合わせた粉末です。リン分は24%で、燃えたときに炭の層をつくって火を止めます。ポリエチレンとポリプロピレンに使います。

種類
イントメッセント・窒素系
系統・⁠⁠⁠成分
表面処理APP、THEIC、相乗効果剤
リン・臭素などの量
リン24%
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉末、APPの平均粒径約15μm
使う樹脂
ポリエチレン、ポリプロピレン
荷姿
20kg紙袋
物性
揮発分0.5%⁠⁠⁠以下
特長
ポリリン酸アンモニウムが主成分
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
日産化学株式会社ポリリン酸メラミン PHOSMEL-100高温で加工するスーパーエンプラ口コミを書く要見積

窒素とリンを両方含むメラミン系の難燃剤で、熱分解温度が370℃以上と熱に強いのが違いです。リンは14wt%含みます。高い温度で成形するスーパーエンプラやGF強化エンプラに使います。

種類
イントメッセント・窒素系
系統・⁠⁠⁠成分
ポリリン酸メラミン(窒素系+リン系)
リン・臭素などの量
リン14wt%、窒素42wt%
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉末、平均粒子径4μm
使う樹脂
スーパーエンプラ、GF強化エンプラ
物性
熱分解温度370℃⁠⁠⁠以上
特長
窒素とリンを多く含むメラミン系化合物
記載なし
荷姿
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
日産化学株式会社メラミンシアヌレート MC-6000ナイロンをノンハロゲンで口コミを書く要見積

燃えると不活性なガスを出して、酸素を薄めて火を止める窒素系の難燃剤です。MC-6000は平均粒子径2μmの微粒子品です。ナイロン(PA6・PA66)をはじめ、PBT・TPUなどに使います。

種類
イントメッセント・窒素系
系統・⁠⁠⁠成分
メラミンシアヌレート
リン・臭素などの量
窒素49wt%
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉末、平均粒子径2μm
使う樹脂
PA6・PA66、PET、PBT、TPU、EVA、エポキシ樹脂
物性
熱分解温度300℃付近
特長
燃焼時に不活性ガスを出して酸素を薄める
記載なし
荷姿
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)

有機リン系(リン酸エステルなど)3製品

株式会社ADEKA

縮合リン酸エステル系難燃剤 アデカスタブFP-600

エンプラに混ぜる液体のリン系

ハロゲンを含まない液体のリン系で、揮発しにくく、水と熱に強いのが違いです。主にエンジニアリングプラスチックに混ぜて使います。荷姿は20kg缶と240kgドラムです。

コスト要見積

種類
有機リン系(リン酸エステルなど)
系統・⁠⁠⁠成分
縮合リン酸エステル
性状・⁠⁠⁠粒径
無色液体
使う樹脂
エンジニアリングプラスチック
荷姿
20kg缶、240kgドラム
物性
比重1.26、粘度120〜220mPa・s(⁠70℃⁠)
特長
低揮発性、耐加水分解性・耐熱性
記載なし
リン・臭素などの量
公式ページへ
株式会社鈴裕化学

リン系難燃剤 FCP-796

透明を保ちたいPPのシート・フィルム

気相で効くホスホネート型のリン系に、窒素系ラジカル発生剤を合わせた粉末です。PPに6%加えて、100μmのフィルムでVTM-0を出しています。オレフィンのシート・フィルムを透明なまま燃えにくくできます。

コスト要見積

種類
有機リン系(リン酸エステルなど)
系統・⁠⁠⁠成分
ホスホネート型リン系難燃剤と窒素系ラジカル発生剤の混合品
リン・臭素などの量
リン約21%
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉末
使う樹脂
PP、PE、EVA、EEA、ウレタン、ポリ乳酸、セルロース
荷姿
20kg紙袋
物性
揮発分0.8%⁠⁠⁠以下
特長
PPに6%添加で100μmのVTM-⁠0
公式ページへ
大八化学工業株式会社

縮合リン酸エステル CR-733S

エンプラ・合成繊維の難燃

液体の縮合タイプで、揮発しにくく、熱にも強いのがTPP・TXPとの違いです。リン分は販売規格で10.5%以上です。エンジニアリングプラスチックや合成繊維に混ぜて使います。

コスト要見積

種類
有機リン系(リン酸エステルなど)
系統・⁠⁠⁠成分
レゾルシノールビス(ジフェニルホスフェート)、RDP
リン・臭素などの量
リン10.5%⁠⁠⁠以上
性状・⁠⁠⁠粒径
無色〜淡黄色の透明液体
使う樹脂
エンジニアリングプラスチック、合成繊維
物性
比重1.306、粘度500〜800mPa・s(⁠25℃⁠)
特長
TPP・TXPより揮発しにくく、耐熱性が高い
記載なし
荷姿
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赤リン系2製品

燐化学工業株式会社

赤リン系難燃剤 ノーバエクセル140

電子部品の絶縁樹脂

標準のノーバレッドより化学的安定性を上げた赤リン系難燃剤です。赤リン分は92%以上あります。電子・電気の絶縁樹脂に使います。

コスト要見積

種類
赤リン系
系統・⁠⁠⁠成分
化学的安定性を上げた赤リン
リン・臭素などの量
赤リン分92%⁠⁠⁠以上
性状・⁠⁠⁠粒径
平均粒径24〜36µm
使う樹脂
電子・電気絶縁用樹脂
荷姿
15kg、5ガロン缶
特長
ノーバレッドより化学的安定性が高い
記載なし
物性
公式ページへ
燐化学工業株式会社

赤リン系難燃剤 ノーバレッド120

エポキシ注型・電線の被覆

赤リンの表面をコーティングして、酸化しにくくした難燃剤です。赤リン分は85%以上で、少ない量で燃えにくくできます。エポキシの注型材や電線のシース材に使います。

コスト要見積

種類
赤リン系
系統・⁠⁠⁠成分
表面をコーティングした赤リン
リン・臭素などの量
赤リン分85%⁠⁠⁠以上
性状・⁠⁠⁠粒径
平均粒径20〜30µm
使う樹脂
エポキシ注型材、電線シース材、ホットメルト接着剤
荷姿
15kg、5ガロン缶
特長
マスターバッチにもできる
記載なし
物性
公式ページへ

臭素系3製品

第一工業製薬株式会社

臭素系難燃剤 ピロガードSR-245

HI-PS・ABS・PBTなど幅広く

臭素化芳香族トリアジンの粉体で、熱で分解しにくく、エンプラにも使えるのが違いです。融点は232℃、臭素は67%含みます。HI-PS・ABSからPBT・PCまで幅広い樹脂に使えます。

コスト要見積

種類
臭素系
系統・⁠⁠⁠成分
臭素化芳香族トリアジン
リン・臭素などの量
臭素67%
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉体
使う樹脂
HI-PS、ABS、PBT、PC、PC-ABS、PE、PP
荷姿
20kg紙袋
物性
融点232℃
特長
熱安定性が高く、エンプラに使える
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東ソー株式会社

臭素系難燃剤 フレームカット120G

エポキシ・PC・ABS

樹脂に混ぜる添加型にも、樹脂に組み込む反応型にも使える臭素系難燃剤です。エポキシ樹脂・ポリカーボネート・ABS樹脂に使います。東ソーの南陽工場で作っています。

コスト要見積

種類
臭素系
系統・⁠⁠⁠成分
化学式C15H12Br4O2
使う樹脂
エポキシ樹脂、ポリカーボネート、ABS樹脂
特長
反応型・添加型のどちらでも使える
記載なし
リン・臭素などの量・性状・粒径・荷姿・⁠⁠⁠物性
公式ページへ
マナック株式会社

臭素系難燃剤 臭素化ポリスチレン

PBT・強化PET・ナイロン

ポリスチレンに臭素を付けた、高分子の臭素系難燃剤です。臭素は66%含みます。PBT・強化PET・ポリアミドのエンプラに使います。

コスト要見積

種類
臭素系
系統・⁠⁠⁠成分
臭素化ポリスチレン
リン・臭素などの量
臭素66%
使う樹脂
PBT、強化PET、ポリアミド
特長
量産している品
記載なし
性状・粒径・荷姿・⁠⁠⁠物性
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イントメッセント・窒素系4製品

株式会社ADEKA

イントメッセント難燃剤 アデカスタブFP-2100JC

PP・エラストマーをノンハロゲンで

燃えると膨らんで炭の層をつくるイントメッセント系で、従来品より熱に強く、高い温度で加工できるのが違いです。ポリオレフィンや熱可塑性エラストマーに使います。燃えたときのガスも抑えます。

コスト要見積

種類
イントメッセント・窒素系
系統・⁠⁠⁠成分
イントメッセント系の複合物
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉末
使う樹脂
ポリオレフィン、熱可塑性エラストマー
荷姿
20kg袋
特長
FP-2500Sより耐熱性が高く、燃焼時のガスを抑える
記載なし
リン・臭素などの量・物性
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株式会社鈴裕化学

APP系難燃剤 FCP-770

PE・PPをノンハロゲンで

ポリリン酸アンモニウム(APP)に⁠、相乗効果剤のTHEICを合わせた粉末です。リン分は24%で、燃えたときに炭の層をつくって火を止めます。ポリエチレンとポリプロピレンに使います。

コスト要見積

種類
イントメッセント・窒素系
系統・⁠⁠⁠成分
表面処理APP、THEIC、相乗効果剤
リン・臭素などの量
リン24%
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉末、APPの平均粒径約15μm
使う樹脂
ポリエチレン、ポリプロピレン
荷姿
20kg紙袋
物性
揮発分0.5%⁠⁠⁠以下
特長
ポリリン酸アンモニウムが主成分
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日産化学株式会社

ポリリン酸メラミン PHOSMEL-100

高温で加工するスーパーエンプラ

窒素とリンを両方含むメラミン系の難燃剤で、熱分解温度が370℃以上と熱に強いのが違いです。リンは14wt%含みます。高い温度で成形するスーパーエンプラやGF強化エンプラに使います。

コスト要見積

種類
イントメッセント・窒素系
系統・⁠⁠⁠成分
ポリリン酸メラミン(窒素系+リン系)
リン・臭素などの量
リン14wt%、窒素42wt%
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉末、平均粒子径4μm
使う樹脂
スーパーエンプラ、GF強化エンプラ
物性
熱分解温度370℃⁠⁠⁠以上
特長
窒素とリンを多く含むメラミン系化合物
記載なし
荷姿
公式ページへ
日産化学株式会社

メラミンシアヌレート MC-6000

ナイロンをノンハロゲンで

燃えると不活性なガスを出して、酸素を薄めて火を止める窒素系の難燃剤です。MC-6000は平均粒子径2μmの微粒子品です。ナイロン(PA6・PA66)をはじめ、PBT・TPUなどに使います。

コスト要見積

種類
イントメッセント・窒素系
系統・⁠⁠⁠成分
メラミンシアヌレート
リン・臭素などの量
窒素49wt%
性状・⁠⁠⁠粒径
白色粉末、平均粒子径2μm
使う樹脂
PA6・PA66、PET、PBT、TPU、EVA、エポキシ樹脂
物性
熱分解温度300℃付近
特長
燃焼時に不活性ガスを出して酸素を薄める
記載なし
荷姿
公式ページへ
Q&A

難燃剤選びで、よくある疑問

購買担当の疑問難燃剤の価格は、いくら?

今回載せた12製品は、どれも値段を公開していません。工業用の難燃剤は、使う樹脂・量・荷姿で値段が変わるので、メーカーに見積もりを頼みます。荷姿は、ADEKAのFP-600が20kg缶と240kgドラム、鈴裕化学のFCP-796が20kg紙袋です。

設備担当の疑問難燃剤の種類と違いは?

効く成分で、リン系・臭素系・窒素系・無機系に分かれます。このページでは、有機リン系・赤リン系・臭素系・イントメッセント/窒素系の4つに分けました。水酸化アルミニウムや水酸化マグネシウムのような無機系は、それぞれの比較ページで扱っています。

設備担当の疑問リン系難燃剤と臭素系難燃剤の違いは?

臭素系は、燃えるときに出る活性ラジカルを捕まえて火を止めます。リン系は、樹脂を炭にして溶けた膜で覆い、燃え広がりを止めます。ADEKAは、ハロゲン系の難燃剤は燃えると非常に多くの煙を出すと書いています。

工場長の疑問ハロゲンフリー(ノンハロゲン)の難燃剤にするメリットは?

燃えたときの煙と一酸化炭素を減らせます。ADEKAの検証では、UL-94V試験でV-0にそろえたPPで比べ、FP-2000シリーズは臭素系より発煙が99%、一酸化炭素が89%少なくなりました。リン系・窒素系・イントメッセント系がノンハロゲンです。

設備担当の疑問難燃剤の選び方は?

まず樹脂の加工温度で絞ります。第一工業製薬のカタログでは、難燃剤の分解点が加工温度より十分に高く、樹脂の分解温度より低いことを必要条件にしています。たとえば日産化学のPHOSMEL-100は熱分解温度370℃以上で、高い温度で成形するスーパーエンプラに使います。

設備担当の疑問赤リン系難燃剤の特長と注意点は?

リン分が多いので、少ない量で燃えにくくでき、樹脂の性質を落としにくいのが特長です。燐化学工業のノーバレッド120は赤リン分85%以上、ノーバエクセル140は92%以上です。赤リンは消防法第二類の危険物なので、同社は表面処理で酸化しにくくしています。

施設管理の疑問イントメッセント難燃剤とは?

燃えると炭の層をつくり、熱と酸素をさえぎるノンハロゲンの難燃剤です。ADEKAのFP-2100JCは従来品より熱に強く、ポリオレフィンや熱可塑性エラストマーに使います。鈴裕化学のFCP-770は、ポリリン酸アンモニウムを主成分にしたリン24%の品です。

設備担当の疑問ナイロン(ポリアミド)に使う難燃剤は?

ノンハロゲンなら、日産化学のメラミンシアヌレートMC-6000がPA6・PA66に使えます。熱分解温度は300℃付近です。臭素系なら、マナックの臭素化ポリスチレン(臭素66%)がポリアミドやPBTに使えます。

購買担当の疑問PPのフィルムやシートを透明なまま燃えにくくしたいときは?

鈴裕化学のFCP-796は、PPに6%加えて100μmのフィルムでVTM-0を出しています。リンは約21%含みます。厚い成形品では、PPに9%加えて0.8mm厚でV-0です。

設備担当の疑問液体の難燃剤と粉末の難燃剤の違いは?

縮合リン酸エステルは液体で、ADEKAのFP-600や大八化学工業のCR-733Sが当たります。どちらもエンジニアリングプラスチックに使い、CR-733SはTPPやTXPより揮発しにくい品です。赤リン系・臭素系・窒素系の多くは粉末で、20kg紙袋などで届きます。

総務の疑問水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムの難燃剤との違いは?

どちらも無機系の難燃剤で、有機リン系・臭素系より多く加えます。燐化学工業の配合例では、PPを燃えにくくするのに水酸化金属は25、赤リン系難燃剤は5を加えています。無機系は、それぞれの比較ページで扱っています。

経営者の疑問難燃剤の主なメーカーは?

リン系はADEKA・大八化学工業・鈴裕化学・燐化学工業、臭素系はマナック・第一工業製薬・東ソー、窒素系は日産化学の品を載せています。どれも自社で作る会社です。

TYPES

難燃剤の種類の違い

有機リン系(リン酸エステルなど)

リンを含む有機化合物で、ハロゲンを含みません。燃えると樹脂の表面を炭にして、溶けた膜で覆って火を止めます。縮合リン酸エステルは液体で揮発しにくく、エンプラや合成繊維に混ぜて使います。

向いている使い方

  • エンプラのノンハロゲン難燃
  • 合成繊維の難燃
  • PPのシート・フィルム

根拠:ノンハロゲンの縮合リン酸エステル系難燃剤。低揮発性であり、耐加水分解性、耐熱性に優れる。(出典1)

この種類の3製品を表で見る

赤リン系

リン分の多い赤リンを、表面処理で安定させた粉です。少ない量で効くので、樹脂の性質を落としにくいのが特長です。エポキシの注型材や電線の被覆、電子部品の絶縁樹脂に使います。

向いている使い方

  • エポキシの注型材
  • 電線のシース材
  • 電子・電気の絶縁樹脂

根拠:赤リン表面にコーティング処理を施し、化学安定性を高めています。(出典5)

この種類の2製品を表で見る

臭素系

臭素を含む化合物で、燃えるときに出る活性ラジカルを捕まえて火を止めます。少ない量で強く効き、HI-PS・ABSからPBT・ナイロンなどのエンプラまで使えます。燃えると煙が多く出ます。

向いている使い方

  • HI-PS・ABSの家電部品
  • PBT・ナイロンのエンプラ
  • エポキシの基板材料

根拠:ハロゲン系の難燃剤は燃焼時に非常に多くの煙を発生します。(出典12)

この種類の3製品を表で見る

イントメッセント・窒素系

ポリリン酸アンモニウムやメラミン化合物を使う、ハロゲンを含まない難燃剤です。燃えると炭の層をつくって熱と酸素をさえぎるか、不活性なガスを出して酸素を薄めます。PP・PEなどのポリオレフィンやナイロンに使います。

向いている使い方

  • PP・PEのノンハロゲン難燃
  • ナイロンの難燃
  • 高耐熱のスーパーエンプラ

根拠:燃焼時に不活性ガスを生成し、酸素濃度を希釈することで難燃性を発揮します。(出典10)

この種類の4製品を表で見る
MAKERS

難燃剤の主なメーカー8社

株式会社ADEKA

ハロゲンを含まない液体のリン系で、揮発しにくく、水と熱に強いのが違いです。

東京都

株式会社鈴裕化学

気相で効くホスホネート型のリン系に、窒素系ラジカル発生剤を合わせた粉末です。

茨城県

第一工業製薬株式会社

臭素化芳香族トリアジンの粉体で、熱で分解しにくく、エンプラにも使えるのが違いです。

京都府

大八化学工業株式会社

液体の縮合タイプで、揮発しにくく、熱にも強いのがTPP・TXPとの違いです。

大阪府

東ソー株式会社

樹脂に混ぜる添加型にも、樹脂に組み込む反応型にも使える臭素系難燃剤です。

東京都

日産化学株式会社

窒素とリンを両方含むメラミン系の難燃剤で、熱分解温度が370℃以上と熱に強いのが違いです。

東京都

マナック株式会社

ポリスチレンに臭素を付けた、高分子の臭素系難燃剤です。

東京都

燐化学工業株式会社

標準のノーバレッドより化学的安定性を上げた赤リン系難燃剤です。

富山県

掲載基準

プラスチック・ゴム・合成繊維に混ぜて燃えにくくする難燃剤のうち、有機リン系(リン酸エステル・ホスホネート)、赤リン系、臭素系、イントメッセント系・窒素系(ポリリン酸アンモニウム・メラミン化合物⁠)を載せています。日本の会社が自社で作り、公式サイトで今案内していて、成分や性状を公式の製品ページ・カタログで確かめられた品番を1社1〜2製品選びました。水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウムなどの無機系は水酸化アルミニウムの比較と水酸化マグネシウムの比較で、難燃助剤の三酸化アンチモンはアンチモンの比較で扱うので、ここでは載せません。酸化防止剤などの安定剤(樹脂用安定剤の比較)、リン酸塩そのもの(リン酸塩の比較)、難燃剤を練り込んだマスターバッチ・コンパウンド・成形品、難燃加工した繊維や塗料の完成品も除いています。伏見製薬所のラビトルは公式ページに仕様の数字が無く、太平化学産業は難燃剤の製品ページを確かめられなかったので、今回は載せていません。神島化学工業は水酸化マグネシウム系の会社なので、水酸化マグネシウムの比較で扱います。第一工業製薬の臭素含量はカタログの代表値です。工業用の難燃剤は値段を公開していないので、高い・安いの判定は付けていません。

難燃剤を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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