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コンベヤ・自動機・事務機の過負荷対策でトルクリミッタを選ぶ、設計・保全・購買の担当の方へ

トルクリミッタのメーカー7社比較【2026年】

トルクリミッタは、決めたトルクを超えたときに、
動力を切るか滑らせて機械を守る部品です。

ABOUT

トルクリミッタとは

比較表を見る ↓

トルクリミッタとは、決めたトルクを超えたときに、動力を切るか滑らせて、
機械とモータを守る部材です。
過負荷保護装置・安全継手とも呼びます。

製品の特長

  • 設定トルク・軸穴径・回転速度を装置に合わせて選ぶ
  • 摩擦式は滑って伝え続け、噛み合い外れ式は切り離す
  • 2軸突合せ用とスプロケットを付ける巻き掛け用がある

使うメリット

  • 詰まりや異物のかみ込みで、機械やモータが壊れるのを防ぐ
  • 過負荷が取れれば、多くの型は自動で元に戻る
  • センサと組み合わせれば、過負荷でモータを止められる

選ぶときに注意すること

  1. 設定トルクは回転速度などの条件で変わる。公式の条件を確かめる
  2. 設定トルクのばらつきは製品で違う。±10%と±20%程度の型がある
  3. 摩擦式は滑っている間も熱が出る。滑らせ続ける使い方は避ける
  4. 噛み合い外れ式は、決まった位置で戻る型かどうかを確かめる
  5. クラッチのように信号で入切はできない

※仕組みはオリジン・三共製作所・椿本チエインの公式解説、数値は各メーカーの型番別資料によります。確認日2026年11月4日。

LIST

トルクリミッタの比較表

トルクリミッタ9製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

摩擦式(滑って伝え続ける)

3製品
KTR Japan Co. Ltd.RUFLEX Standard大きなトルクのチェーン駆動口コミを書く要見積

摩擦で滑って力を逃がす荷重保持型で、トルクが下がれば自動で伝達を再開します。スプロケットなどの駆動部品と組み合わせて使い、最大12,000N・mまでそろいます。穴なしの品は在庫から手に入ります。

作動方式
摩擦式(滑って伝え続ける)
設定トルク
最大12,000N・m
復帰のしかた
自動で伝達を再開
取付け
スプロケットなどの駆動部品を組み合わせる
構造・特長
摩擦で滑る荷重保持型、ボアなしは在庫品
記載なし
軸穴径・最高回転速度・バックラッシ・質量
公式ページへ詳細・仕様
株式会社椿本チエイントルクリミター TL250-1チェーン駆動のコンベヤ口コミを書く要見積

摩擦板の間でセンタメンバが滑って力を逃がし、過負荷が消えれば自動で元に戻ります。スリップトルクは調節ナットを締めて決めるので、現場で合わせ直せます。TL250-1は6.9〜27N・mで、軸穴は12〜22mmです。

作動方式
摩擦式(滑って伝え続ける)
設定トルク
6.9〜27N・m
軸穴径
12〜22mm
復帰のしかた
自動
バックラッシ
なし(一方向運転時のみ)
取付け
スプロケット付き、カップリングタイプあり
構造・特長
皿バネで押した摩擦板の間で滑る
記載なし
最高回転速度・質量
公式ページへ詳細・仕様
Mayr Japan LLCROBA slip hub サイズ2建設機械・農業機械の駆動口コミを書く要見積

摩擦ライニングで滑らせ、過負荷の間もトルクを伝え続ける負荷保持式です。チェーンスプロケット・歯車・プーリを付ける型と、2本の軸をつなぐ型を選べます。このサイズの限界トルクは最大400N・m、ハブ穴径は最大35mmです。

作動方式
摩擦式(滑って伝え続ける)
設定トルク
最大400N・m
軸穴径
最大35mm
復帰のしかた
滑りながら伝え続ける(負荷保持)
取付け
スプロケット・歯車・プーリを付ける
構造・特長
摩擦ライニングで滑る、無段階のトルク調整
記載なし
最高回転速度・バックラッシ・質量
公式ページへ詳細・仕様

噛み合い外れ式(ボール・キー)

5製品
株式会社三共製作所トルクリミッタ 6TF割り出し・同期をとる自動機口コミを書く要見積

ボールがポケットから外れて切り離し、遮断のあとも正確に原点へ戻ります。フランジ面にテーブルやスプロケットを直に付けられ、バックラッシがありません。遮断トルクは2〜50N・m、最大許容回転数800min⁻¹です。

作動方式
噛み合い外れ式(ボール・キー)
設定トルク
2〜50N・m
軸穴径
15〜30mm(A形)
最高回転速度
800min⁻¹
復帰のしかた
原点に戻る(ワンポイントセッティング)
バックラッシ
なし
取付け
テーブル・ギア・スプロケット・アームに直接付ける
質量
1.5kg
構造・特長
ボールがポケットから外れて切り離す
公式ページへ詳細・仕様
株式会社椿本チエインショックガード TGB20-H止まった位置を合わせ直したい装置口コミを書く要見積

ボールがポケットから外れて切り離し、駆動側を回すだけで元の1か所に噛み合い直します。繰返し作動トルク精度は±10%以内で、別売りのTGセンサで過負荷を検出してモータを止められます。TGB20-Hは9.8〜44N・m、軸穴10〜20mmです。

作動方式
噛み合い外れ式(ボール・キー)
設定トルク
9.8〜44N・m
軸穴径
10〜20mm
復帰のしかた
自動(駆動側を回すだけ)
バックラッシ
小
取付け
スプロケット付き、カップリングタイプあり
構造・特長
ボールとポケットが1か所でしか噛み合わない
記載なし
最高回転速度・質量
公式ページへ詳細・仕様
三木プーリ株式会社トルクテンダ TT-2-01モータ軸と装置の軸を直接つなぐ所口コミを書く要見積

ドライブキーが溝から外れて動力を切り、過負荷が取れると同じ割り出し位置で自動でつながり直します。2軸を突き合わせてつなぐ型で、フレキシブルカップリングの役目も兼ねます。設定トルクは1〜10N・mの間から選び、最高回転速度は1,800min⁻¹です。

作動方式
噛み合い外れ式(ボール・キー)
設定トルク
1〜10N・m
最高回転速度
1,800min⁻¹
復帰のしかた
自動(同じ割り出し位置で再連結)
取付け
二軸突合せ(カップリング兼用)
質量
0.7kg
構造・特長
ドライブキーが溝から外れて切り離す
記載なし
軸穴径・バックラッシ
公式ページへ詳細・仕様
三木プーリ株式会社トルクテンダ TT-2-03チェーン・ベルトで動力を送る軸口コミを書く要見積

2軸突合せ用と同じキー式の切り離しを、スプロケットやプーリを付ける巻き掛けの形にした型です。チェーンやベルトで動力を送る軸に付けます。設定トルクは1〜10N・m、質量は0.8kgです。

作動方式
噛み合い外れ式(ボール・キー)
設定トルク
1〜10N・m
最高回転速度
1,800min⁻¹
復帰のしかた
自動(同じ割り出し位置で再連結)
取付け
巻き掛け(スプロケット・プーリを付ける)
質量
0.8kg
構造・特長
ドライブキーが溝から外れて切り離す
記載なし
軸穴径・バックラッシ
公式ページへ詳細・仕様
ヴィッテンシュタイン株式会社トルクリミッタ TL2サーボ駆動の精密な軸口コミを書く要見積

板ばねを使った切り替え機構で、過負荷のときにミリ秒単位で動力を切ります。バックラッシのない構造で、サーボモータと減速機のまわりの精密な軸に向きます。TL2は0.1〜1,800N・m、口径3〜80mmです。

作動方式
噛み合い外れ式(ボール・キー)
設定トルク
0.1〜1,800N・m
軸穴径
3〜80mm
バックラッシ
なし
取付け
クランプハブで軸に止める
構造・特長
板ばねでミリ秒単位の高速遮断
記載なし
最高回転速度・復帰のしかた・質量
公式ページへ詳細・仕様

小形コイルスプリング式

1製品
株式会社オリジントルクリミッタ C型 OTLC6ATM・プリンタの紙の重送防止口コミを書く要見積

焼結金属の内輪にコイルスプリングを圧入した小形品で、正転でも逆転でも同じトルクで滑ります。外径は最小16mm、質量は5gで、紙送りやギヤボックスの中に収まります。負荷トルクは9.81〜392mN・mの範囲から選びます。

作動方式
小形コイルスプリング式
設定トルク
9.81〜392mN・m
軸穴径
内径6mm
最高回転速度
400min⁻¹(Aタイプ)
復帰のしかた
自動
取付け
平行ピン・専用スプリングピンで止める
質量
5g
構造・特長
コイルスプリングと焼結内輪の摩擦で正逆とも滑る
記載なし
バックラッシ
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

摩擦式(滑って伝え続ける)3製品

KTR Japan Co. Ltd.

RUFLEX Standard

大きなトルクのチェーン駆動

摩擦で滑って力を逃がす荷重保持型で、トルクが下がれば自動で伝達を再開します。スプロケットなどの駆動部品と組み合わせて使い、最大12,000N・mまでそろいます。穴なしの品は在庫から手に入ります。

コスト要見積

作動方式
摩擦式(滑って伝え続ける)
設定トルク
最大12,000N・m
復帰のしかた
自動で伝達を再開
取付け
スプロケットなどの駆動部品を組み合わせる
構造・特長
摩擦で滑る荷重保持型、ボアなしは在庫品
記載なし
軸穴径・最高回転速度・バックラッシ・質量
公式ページへ
株式会社椿本チエイン

トルクリミター TL250-1

チェーン駆動のコンベヤ

摩擦板の間でセンタメンバが滑って力を逃がし、過負荷が消えれば自動で元に戻ります。スリップトルクは調節ナットを締めて決めるので、現場で合わせ直せます。TL250-1は6.9〜27N・mで、軸穴は12〜22mmです。

コスト要見積

作動方式
摩擦式(滑って伝え続ける)
設定トルク
6.9〜27N・m
軸穴径
12〜22mm
復帰のしかた
自動
バックラッシ
なし(一方向運転時のみ)
取付け
スプロケット付き、カップリングタイプあり
構造・特長
皿バネで押した摩擦板の間で滑る
記載なし
最高回転速度・質量
公式ページへ
Mayr Japan LLC

ROBA slip hub サイズ2

建設機械・農業機械の駆動

摩擦ライニングで滑らせ、過負荷の間もトルクを伝え続ける負荷保持式です。チェーンスプロケット・歯車・プーリを付ける型と、2本の軸をつなぐ型を選べます。このサイズの限界トルクは最大400N・m、ハブ穴径は最大35mmです。

コスト要見積

作動方式
摩擦式(滑って伝え続ける)
設定トルク
最大400N・m
軸穴径
最大35mm
復帰のしかた
滑りながら伝え続ける(負荷保持)
取付け
スプロケット・歯車・プーリを付ける
構造・特長
摩擦ライニングで滑る、無段階のトルク調整
記載なし
最高回転速度・バックラッシ・質量
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噛み合い外れ式(ボール・キー)5製品

株式会社三共製作所

トルクリミッタ 6TF

割り出し・同期をとる自動機

ボールがポケットから外れて切り離し、遮断のあとも正確に原点へ戻ります。フランジ面にテーブルやスプロケットを直に付けられ、バックラッシがありません。遮断トルクは2〜50N・m、最大許容回転数800min⁻¹です。

コスト要見積

作動方式
噛み合い外れ式(ボール・キー)
設定トルク
2〜50N・m
軸穴径
15〜30mm(A形)
最高回転速度
800min⁻¹
復帰のしかた
原点に戻る(ワンポイントセッティング)
バックラッシ
なし
取付け
テーブル・ギア・スプロケット・アームに直接付ける
質量
1.5kg
構造・特長
ボールがポケットから外れて切り離す
公式ページへ
株式会社椿本チエイン

ショックガード TGB20-H

止まった位置を合わせ直したい装置

ボールがポケットから外れて切り離し、駆動側を回すだけで元の1か所に噛み合い直します。繰返し作動トルク精度は±10%以内で、別売りのTGセンサで過負荷を検出してモータを止められます。TGB20-Hは9.8〜44N・m、軸穴10〜20mmです。

コスト要見積

作動方式
噛み合い外れ式(ボール・キー)
設定トルク
9.8〜44N・m
軸穴径
10〜20mm
復帰のしかた
自動(駆動側を回すだけ)
バックラッシ
小
取付け
スプロケット付き、カップリングタイプあり
構造・特長
ボールとポケットが1か所でしか噛み合わない
記載なし
最高回転速度・質量
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三木プーリ株式会社

トルクテンダ TT-2-01

モータ軸と装置の軸を直接つなぐ所

ドライブキーが溝から外れて動力を切り、過負荷が取れると同じ割り出し位置で自動でつながり直します。2軸を突き合わせてつなぐ型で、フレキシブルカップリングの役目も兼ねます。設定トルクは1〜10N・mの間から選び、最高回転速度は1,800min⁻¹です。

コスト要見積

作動方式
噛み合い外れ式(ボール・キー)
設定トルク
1〜10N・m
最高回転速度
1,800min⁻¹
復帰のしかた
自動(同じ割り出し位置で再連結)
取付け
二軸突合せ(カップリング兼用)
質量
0.7kg
構造・特長
ドライブキーが溝から外れて切り離す
記載なし
軸穴径・バックラッシ
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三木プーリ株式会社

トルクテンダ TT-2-03

チェーン・ベルトで動力を送る軸

2軸突合せ用と同じキー式の切り離しを、スプロケットやプーリを付ける巻き掛けの形にした型です。チェーンやベルトで動力を送る軸に付けます。設定トルクは1〜10N・m、質量は0.8kgです。

コスト要見積

作動方式
噛み合い外れ式(ボール・キー)
設定トルク
1〜10N・m
最高回転速度
1,800min⁻¹
復帰のしかた
自動(同じ割り出し位置で再連結)
取付け
巻き掛け(スプロケット・プーリを付ける)
質量
0.8kg
構造・特長
ドライブキーが溝から外れて切り離す
記載なし
軸穴径・バックラッシ
公式ページへ
ヴィッテンシュタイン株式会社

トルクリミッタ TL2

サーボ駆動の精密な軸

板ばねを使った切り替え機構で、過負荷のときにミリ秒単位で動力を切ります。バックラッシのない構造で、サーボモータと減速機のまわりの精密な軸に向きます。TL2は0.1〜1,800N・m、口径3〜80mmです。

コスト要見積

作動方式
噛み合い外れ式(ボール・キー)
設定トルク
0.1〜1,800N・m
軸穴径
3〜80mm
バックラッシ
なし
取付け
クランプハブで軸に止める
構造・特長
板ばねでミリ秒単位の高速遮断
記載なし
最高回転速度・復帰のしかた・質量
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小形コイルスプリング式1製品

株式会社オリジン

トルクリミッタ C型 OTLC6

ATM・プリンタの紙の重送防止

焼結金属の内輪にコイルスプリングを圧入した小形品で、正転でも逆転でも同じトルクで滑ります。外径は最小16mm、質量は5gで、紙送りやギヤボックスの中に収まります。負荷トルクは9.81〜392mN・mの範囲から選びます。

コスト要見積

作動方式
小形コイルスプリング式
設定トルク
9.81〜392mN・m
軸穴径
内径6mm
最高回転速度
400min⁻¹(Aタイプ)
復帰のしかた
自動
取付け
平行ピン・専用スプリングピンで止める
質量
5g
構造・特長
コイルスプリングと焼結内輪の摩擦で正逆とも滑る
記載なし
バックラッシ
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Q&A

トルクリミッタ選びで、よくある疑問

購買担当の疑問トルクリミッタの価格はいくら?

この表の9製品は、どれも公式サイトに価格が出ていません。型番・軸穴の加工・設定トルクで値段が変わるので、メーカーか取引先に見積を出してもらいます。

設備担当の疑問トルクリミッタの種類と違いは?

摩擦式は摩擦板の間を滑らせて、過負荷の間も設定トルクぶんを伝え続けます。噛み合い外れ式はボールやキーが外れて切り離します。椿本チエインのTL250-1が摩擦式、TGB20-Hが噛み合い外れ式です。

設備担当の疑問トルクリミッタとクラッチの違いは?

クラッチは電気や空気の信号で動力を入れたり切ったりします。トルクリミッタは決めたトルクを超えたときにだけ、ひとりでに切るか滑ります。信号で入切したいならクラッチの比較を見ます。

設備担当の疑問トルクリミッタとカップリングの違いは?

カップリングは2本の軸をつなぎっぱなしにする部品で、過負荷では切れません。三木プーリのTT-2-01のように、カップリングの役目を兼ねたトルクリミッタもあります。

工場長の疑問過負荷で止まったあと、自動で元に戻る?

この表の多くの型は自動で戻ります。椿本チエインのTGB20-Hは駆動側を回すだけで戻り、三共製作所の6TFは遮断のあと原点へ戻ります。三木プーリのTT-2-01も同じ割り出し位置でつながり直します。

設備担当の疑問設定トルクの精度はどのくらい?

椿本チエインのTGBシリーズは繰返し作動トルク精度±10%以内です。三木プーリのTTは±20%程度のばらつきがあると公式に書いています。オリジンのOTLC型は呼びトルク値±10%で出荷時に管理しています。

工場長の疑問過負荷を検知してモータを止めたい

椿本チエインのTGBは、オプションの非接触形TGセンサで過負荷を検出し、モータを止めたり警報を出したりできます。三共製作所のトルクリミッタは、過負荷で動くトルクプレートの変位をリミットスイッチで拾えます。

設備担当の疑問2軸突合せ用と巻き掛け用の違いは?

2軸突合せ用はモータ軸と装置の軸を直接つなぎます。巻き掛け用はスプロケットやプーリを付けて、チェーンやベルトで動力を送ります。三木プーリはTT-2-01が2軸突合せ用、TT-2-03が巻き掛け用で、設定トルクはどちらも1〜10N・mです。

施設管理の疑問プリンタやATMに入る小さなトルクリミッタは?

オリジンのOTLC6は、外径が最小16mm、質量5gの小形品です。負荷トルクは9.81〜392mN・mで、紙の重送防止やギヤボックスのモータ保護に使います。

設備担当の疑問設定トルクはどう決める?

装置を回すのに要る最大のトルクより上で、機械やモータが壊れるトルクより下に決めます。三木プーリのTTの設定トルクは1,500min⁻¹時の値で、それより遅い軸では補正係数で選び直します。

設備担当の疑問大きなトルクの駆動に使える型は?

KTRジャパンのRUFLEX Standardは最大12,000N・mまでそろう摩擦式です。椿本チエインのTLシリーズは設定トルク1.0〜9310N・mの範囲で選べます。

TYPES

トルクリミッタの作動方式の違い

摩擦式(滑って伝え続ける)

ばねで押した摩擦板の間を滑らせて、決めたトルクより上を逃がします。過負荷の間も設定トルクぶんは伝え続け、負荷が下がれば自動で元に戻ります。ナットやボルトを締めて、現場でトルクを合わせ直せます。

向いている使い方

  • チェーン駆動のコンベヤ
  • 大きなトルクの駆動軸
  • 現場でトルクを合わせ直したい

根拠:過負荷時、設定トルク以上ではセンタメンバがマサツ板の間でスリップします。(出典4)

この作動方式の3製品を表で見る

噛み合い外れ式(ボール・キー)

ボールやキーがポケット・溝から外れて、入力と出力を切り離します。バックラッシが小さく、決まった位置で噛み合い直す型は、割り出しや同期をとる装置に向きます。外れた変位をセンサで拾えば、モータを止められます。

向いている使い方

  • 割り出し・同期をとる自動機
  • 止まった位置を合わせ直したい
  • 過負荷でモータを止めたい

根拠:ハブのボールポケットに圧接係合していたボールが離脱し、従節のハブと原節のボス部とのトルクの伝達が遮断されます。(出典6)

この作動方式の5製品を表で見る

小形コイルスプリング式

焼結金属の内輪にコイルスプリングを圧入し、その摩擦で滑らせる小さな部品です。正転でも逆転でも同じトルクで滑ります。プリンタやATMの紙送り、ギヤボックスの中に収めます。

向いている使い方

  • プリンタ・ATMの重送防止
  • 小形ギヤボックスのモータ保護
  • ロボット・玩具のアーム

根拠:コイルスプリング式とは、摩擦力を利用してトルクを伝達するタイプで、過負荷時にはスリップ(滑り)⁠し⁠て動力を逃がす作動方式です。(出典1)

この作動方式の1製品を表で見る
MAKERS

トルクリミッタの主なメーカー7社

株式会社オリジン

焼結金属の内輪にコイルスプリングを圧入した小形品で、正転でも逆転でも同じトルクで滑ります。

埼玉県

KTR Japan Co. Ltd.

摩擦で滑って力を逃がす荷重保持型で、トルクが下がれば自動で伝達を再開します。

兵庫県

株式会社三共製作所

ボールがポケットから外れて切り離し、遮断のあとも正確に原点へ戻ります。

東京都

株式会社椿本チエイン

摩擦板の間でセンタメンバが滑って力を逃がし、過負荷が消えれば自動で元に戻ります。

大阪府

三木プーリ株式会社

ドライブキーが溝から外れて動力を切り、過負荷が取れると同じ割り出し位置で自動でつながり直します。

神奈川県

Mayr Japan LLC

摩擦ライニングで滑らせ、過負荷の間もトルクを伝え続ける負荷保持式です。

東京都

ヴィッテンシュタイン株式会社

板ばねを使った切り替え機構で、過負荷のときにミリ秒単位で動力を切ります。

東京都

出典
  1. オリジン トルクリミッタとは
  2. 三木プーリ TT(01)2軸突合せタイプ
  3. 三木プーリ TT(03)巻き掛けタイプ
  4. 椿本チエイン トルクリミター
  5. 椿本チエイン ショックガード TGBシリーズ
  6. 三共製作所 トルクリミッタ
  7. 三共製作所 TFシリーズ
  8. オリジン トルクリミッタ C型
  9. オリジン トルクリミッタ C型 カタログ
  10. mayr ROBA slip hub
  11. KTR RUFLEX トルクリミッター
  12. KTR RUFLEX Standard
  13. WITTENSTEIN トルクリミッタ
掲載基準

コンベヤ・自動機・工作機械・事務機に組み込み、過負荷のときに動力を切るか滑らせて機械とモータを守るトルクリミッタで、メーカーの公式サイトが今案内し、型番かサイズ別の仕様を確かめられた製品を載せています。各社1〜2製品です。外資の会社は、日本法人が自社グループの製品を日本語の公式ページで案内しているものだけ載せました。信号で動力を入れたり切ったりするクラッチはクラッチの比較、過負荷の保護を持たない常時連結の軸継手はカップリングの比較に分けています。カップリングを兼ねるトルクリミッタはこのページの対象です。輸入販売元・総代理店が扱う海外ブランド(mayr製品を扱う販売店など)、販売店が扱う他社製品、販売終了品、交換用の摩擦板やばねだけの部品は載せていません。小倉クラッチの渦電流トルクリミッタは、確かめられた資料が10MBを超えるカタログだけだったため、今回は載せていません。マグネット式・ヒステリシス式は、型番別の数値を公式ページで確かめられなかったため載せていません。

トルクリミッタを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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