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薄膜・硬質皮膜・塗膜・樹脂の密着強度や傷つきやすさを測るスクラッチ試験機を選ぶ、研究開発・品質管理・購買の担当の方へ

スクラッチ試験機のメーカー7社比較【2026年】

スクラッチ試験機は、表面を針や鉛筆で引っかき、
膜の密着強度や傷つきやすさを測る機械です。

ABOUT

スクラッチ試験機とは

比較表を見る ↓

スクラッチ試験機とは、薄膜・硬質皮膜・塗膜・樹脂の表面を針や鉛筆で引っかき、
膜の密着強度や傷つきやすさを測る機械です。
引掻試験機・引っかき試験機とも呼びます。

製品の特長

  • 膜のはがれ始めを荷重の数字で出せる(超薄膜用・硬質皮膜用)
  • 傷の入り方を同じ条件で比べられる(引掻針式・鉛筆式)
  • 測る物で荷重の幅が大きく変わる(mNからkg台まで)

使うメリット

  • 膜の密着を数字で比べられる(成膜条件や材料の違い)
  • 手で試すときの差を減らせる(荷重と速度をそろえる)
  • 規格に沿った試験ができる(JIS・ISO・ASTM)

選ぶときに注意すること

  1. 薄い膜に荷重の大きい型を使うと、破壊を拾えない。膜厚に合う型を選ぶ
  2. 値は圧子の形や速度で変わる。比べるときは条件をそろえる
  3. 鉛筆式の試験は鉛筆の削り方や角度をそろえる
  4. 圧子や針は消耗品。替えの入手先を型番ごとに確かめておく

※仕様は各メーカーの公式の製品ページによる。公式に価格を出している製品はなかった。

LIST

スクラッチ試験機の比較表

スクラッチ試験機11製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

超薄膜用

2製品
株式会社アントンパール・ジャパンナノスクラッチ試験機 NST³厚さ1000nm以下の薄膜を測る口コミを書く要見積

荷重の分解能が0.01μNと細かく、標準厚さ1000nm以下の薄膜やコーティングの密着性を測れます。圧子の動きを追う実変位センサを内蔵し、スクラッチ前後の深さも測れます。有機材料にも無機材料にも使います。

方式
超薄膜用
測る物
標準厚さ1000nm以下の薄膜
荷重
最大1000mN
圧子・針
球圧子(先端径2μmなど)
引っかく速度
0.1〜600mm/min
規格
ASTM D7187
破壊の見方
実変位センサで圧子の動きを監視
記載なし
動かせる距離・試料の大きさ・本体の大きさ・質量・電源
公式ページへ詳細・仕様
株式会社レスカ超薄膜スクラッチ試験機 CSR5100μm以下の薄膜の密着を測る口コミを書く要見積

加速度信号で破壊を拾う仕組みを持ち、μm以下の薄膜の密着強度を測れます。膜厚10nmの測定実績があり、レンズの曲面や加熱した状態でも測れます。一定荷重で破壊の有無を見るOK/NG評価もできます。

方式
超薄膜用
測る物
膜厚μm以下の超薄膜
荷重
1〜1500mN
圧子・針
ダイヤモンド R5・10・15・25・50・100μm、サファイア R250・500μm
引っかく速度
0〜20μm/s
規格
JIS R-3255
動かせる距離
20mm
破壊の見方
加速度信号で破壊を検出
本体の大きさ
W540×D520×H630mm
質量
37kg(顕微鏡オプションを含む)
電源
AC100〜240V
記載なし
試料の大きさ
公式ページへ詳細・仕様

硬質皮膜用(荷重変動型)

2製品
株式会社アントンパール・ジャパンレベテストスクラッチ試験機 RST厚さ1μm超のハードコートを測る口コミを書く要見積

最大200Nまでかけられ、標準厚さが1μmを超えるハードコートの密着性を測れます。ASTM C1624やISO 20502に沿って試験でき、臨界荷重は自動で検出します。アコースティックエミッションセンサも載っています。

方式
硬質皮膜用(荷重変動型)
測る物
標準厚さ1μmを超えるハードコート
荷重
高精度レンジ最大100N、広域レンジ最大200N
圧子・針
ロックウェルC圧子(先端径400μmなど)
引っかく速度
0.4〜600mm/min
規格
ASTM C1624、ISO 20502、ISO EN 1071
動かせる距離
最大70mm
破壊の見方
臨界荷重を自動検出、AEセンサ付き
記載なし
試料の大きさ・本体の大きさ・質量・電源
公式ページへ詳細・仕様
株式会社レスカスクラッチ試験機 CSR1000PVD・CVDの硬質皮膜の密着を測る口コミを書く要見積

荷重をフィードバックで制御しながら直線的に増やし、摩擦力の変化から膜の剥離点を見つけます。超硬合金などの金属面につけたTiN・SiC・DLCなどの硬質皮膜に使います。破壊音を拾うAEセンサはオプションで足せます。

方式
硬質皮膜用(荷重変動型)
測る物
Ti・TiN・SiC・DLCなどの硬質皮膜
荷重
最大30kg
引っかく速度
0.01〜1mm/s
動かせる距離
XY軸±50mm、Z軸70mm
破壊の見方
摩擦力の変化、AEセンサはオプション
電源
AC100〜240V
記載なし
圧子・針・規格・試料の大きさ・本体の大きさ・質量
公式ページへ詳細・仕様

引掻針式(連続荷重・一定荷重)

4製品
株式会社井元製作所連続式引掻試験機 IMC-900A塗膜と樹脂を連続荷重で引っかく口コミを書く要見積

一定荷重の試験も連続荷重の試験もでき、分銅を何度も替えずに済みます。公式には製作実績の一例として載っている型で、塗膜とプラスチックに使います。安全カバーはオプションで付けられます。

方式
引掻針式(連続荷重・一定荷重)
測る物
塗膜、プラスチック
荷重
連続荷重0〜50g・0〜100g・0〜200g、固定荷重200g
引っかく速度
600mm/min
試料の大きさ
100×200mm
本体の大きさ
W540×D282×H310mm
電源
AC100V、5A
記載なし
圧子・針・規格・動かせる距離・破壊の見方・質量
公式ページへ詳細・仕様
新東科学株式会社連続加重式引掻強度試験機 TYPE:18L塗膜の傷つきやすさを数値にする口コミを書く要見積

転がる分銅で荷重を連続して増やす機械式で、傷の入り始める荷重から表面の強さを数字で比べられます。ISO-1518-2-2011の試験機としても使われます。オプションのトライボソフトで抵抗力を記録できます。

方式
引掻針式(連続荷重・一定荷重)
測る物
塗膜、平板サンプル
荷重
連続荷重0〜50g・0〜100g・0〜200g、一定荷重200g
圧子・針
引掻針 先端0.005〜1.0mmR
引っかく速度
600mm/min
規格
JIS K 5600、ISO-1518-2-2011
動かせる距離
100mm
破壊の見方
傷の入り始める荷重を計算
本体の大きさ
W535×D225×H340mm
電源
AC100V
記載なし
試料の大きさ・質量
公式ページへ詳細・仕様
テスター産業株式会社クレメンス型引掻き硬度試験機 HA-301-E一定荷重の引っかきを電動で行う口コミを書く要見積

手動のHA-301を電動にして、再現性を上げて手間を減らした型です。金属板の塗膜面や合板を、一定の荷重でダイヤ針・鋼針・鉛筆で引っかきます。引っかく速度は30mm/minで、速度を変えられるオプションもあります。

方式
引掻針式(連続荷重・一定荷重)
測る物
金属板の塗膜面、合板
荷重
50gf×2個、200gf・500gf・1000gf各1個
圧子・針
鉛筆ホルダ(45°)、鋼針・ダイヤ針はオプション
引っかく速度
30mm/min
規格
JIS K 5600-5-4、JIS K 6902、ASTM D 3363
動かせる距離
左右100mm、前後40mm
本体の大きさ
約W60×D20×H42cm
質量
約30kg
電源
AC100V
記載なし
試料の大きさ・破壊の見方
公式ページへ詳細・仕様
テスター産業株式会社テーバー式スクラッチテスター HA-201回転する試料の傷のつき方を見る口コミを書く要見積

試料を回しながら一定の荷重で引っかき、回転の跡についた傷の状態を見ます。自動車の外装、塗膜のある試験片、金属板、プラスチック板に使います。荷重は2段の目盛りで1000gfまでかけられます。

方式
引掻針式(連続荷重・一定荷重)
測る物
自動車外装、化粧台・合板、塗膜、金属板、プラスチック板
荷重
0〜500gf、450〜1000gfの2段
圧子・針
刃(先端R25mm)、ダイヤ針はオプション
引っかく速度
1rpm
試料の大きさ
直径約100mm、中心穴直径6.5mm、厚さ5mmまで
破壊の見方
回転の跡の傷の状態を評価
本体の大きさ
約W70×D15×H30cm
質量
約20kg
電源
AC100V
記載なし
規格・動かせる距離
公式ページへ詳細・仕様

鉛筆式

3製品
株式会社井元製作所電動式鉛筆引掻試験機 IMC-1552鉛筆の引っかきを電動で一定速度に口コミを書く要見積

鉛筆に任意の荷重をかけ、電動で一定の速度で引っかきます。公式には製作実績の一例として載っている型で、手動式の型も別にあります。安全カバーはオプションです。

方式
鉛筆式
荷重
任意の荷重
圧子・針
鉛筆
引っかく速度
0〜50mm/min
規格
JIS K 5400・5600
動かせる距離
120mm
試料の大きさ
100×150×厚さ1mm
本体の大きさ
W700×D210×H420mm
質量
約24kg
電源
AC100V、5A
記載なし
測る物・破壊の見方
公式ページへ詳細・仕様
株式会社東洋精機製作所鉛筆引っかき硬度試験機 SH-V1塗膜の鉛筆硬度を電動で測る口コミを書く要見積

荷重7.35Nと角度45°を決めた電動式で、鉛筆で引っかいた傷の有無から塗膜の硬さを見ます。JIS K5600-5-4とISO15184とASTM D3363を参考規格にしています。本体の質量は約5kgです。

方式
鉛筆式
測る物
塗膜
荷重
7.35N(750gf)
圧子・針
鉛筆、角度45°
引っかく速度
0.5〜6mm/s
規格
JIS K5600-5-4、ISO15184、ASTM D3363
動かせる距離
約60mm
試料の大きさ
試料台120×150mm
破壊の見方
傷の有無で判定
本体の大きさ
W290×D200×H290mm
質量
約5kg
電源
AC100V、2A
公式ページへ詳細・仕様
株式会社安田精機製作所鉛筆引っかき硬度試験機 No.553-⁠M塗膜と機能性フィルムを電動で試す口コミを書く要見積

ハンドルを回さず電動で動かす型で、荷重はバランスウェイトで最大1kgfまで50gfごとに変えられます。塗膜のほか、オプションのジグでJIS K 7317の機能性フィルムの試験にも使えます。鉛筆を並べて試せるタイプも別にあります。

方式
鉛筆式
測る物
塗膜、機能性フィルム
荷重
最大1kgf、50gfごとに調整
圧子・針
三菱uni鉛筆6B〜9H、鋼針
引っかく速度
電動可変速式、規格値0.5〜1mm/s
規格
JIS K 7317、JIS K 5600-5-4
動かせる距離
左右最大100mm、前後最大50mm
試料の大きさ
M-1は100×180mm
本体の大きさ
M-1は約W440×D200×H440mm
質量
M-1は約20kg
電源
AC100V、3A
記載なし
破壊の見方
公式ページへ詳細・仕様

超薄膜用2製品

株式会社アントンパール・ジャパン

ナノスクラッチ試験機 NST³

厚さ1000nm以下の薄膜を測る

荷重の分解能が0.01μNと細かく、標準厚さ1000nm以下の薄膜やコーティングの密着性を測れます。圧子の動きを追う実変位センサを内蔵し、スクラッチ前後の深さも測れます。有機材料にも無機材料にも使います。

コスト要見積

方式
超薄膜用
測る物
標準厚さ1000nm以下の薄膜
荷重
最大1000mN
圧子・針
球圧子(先端径2μmなど)
引っかく速度
0.1〜600mm/min
規格
ASTM D7187
破壊の見方
実変位センサで圧子の動きを監視
記載なし
動かせる距離・試料の大きさ・本体の大きさ・質量・電源
公式ページへ
株式会社レスカ

超薄膜スクラッチ試験機 CSR5100

μm以下の薄膜の密着を測る

加速度信号で破壊を拾う仕組みを持ち、μm以下の薄膜の密着強度を測れます。膜厚10nmの測定実績があり、レンズの曲面や加熱した状態でも測れます。一定荷重で破壊の有無を見るOK/NG評価もできます。

コスト要見積

方式
超薄膜用
測る物
膜厚μm以下の超薄膜
荷重
1〜1500mN
圧子・針
ダイヤモンド R5・10・15・25・50・100μm、サファイア R250・500μm
引っかく速度
0〜20μm/s
規格
JIS R-3255
動かせる距離
20mm
破壊の見方
加速度信号で破壊を検出
本体の大きさ
W540×D520×H630mm
質量
37kg(顕微鏡オプションを含む)
電源
AC100〜240V
記載なし
試料の大きさ
公式ページへ

硬質皮膜用(荷重変動型)2製品

株式会社アントンパール・ジャパン

レベテストスクラッチ試験機 RST

厚さ1μm超のハードコートを測る

最大200Nまでかけられ、標準厚さが1μmを超えるハードコートの密着性を測れます。ASTM C1624やISO 20502に沿って試験でき、臨界荷重は自動で検出します。アコースティックエミッションセンサも載っています。

コスト要見積

方式
硬質皮膜用(荷重変動型)
測る物
標準厚さ1μmを超えるハードコート
荷重
高精度レンジ最大100N、広域レンジ最大200N
圧子・針
ロックウェルC圧子(先端径400μmなど)
引っかく速度
0.4〜600mm/min
規格
ASTM C1624、ISO 20502、ISO EN 1071
動かせる距離
最大70mm
破壊の見方
臨界荷重を自動検出、AEセンサ付き
記載なし
試料の大きさ・本体の大きさ・質量・電源
公式ページへ
株式会社レスカ

スクラッチ試験機 CSR1000

PVD・CVDの硬質皮膜の密着を測る

荷重をフィードバックで制御しながら直線的に増やし、摩擦力の変化から膜の剥離点を見つけます。超硬合金などの金属面につけたTiN・SiC・DLCなどの硬質皮膜に使います。破壊音を拾うAEセンサはオプションで足せます。

コスト要見積

方式
硬質皮膜用(荷重変動型)
測る物
Ti・TiN・SiC・DLCなどの硬質皮膜
荷重
最大30kg
引っかく速度
0.01〜1mm/s
動かせる距離
XY軸±50mm、Z軸70mm
破壊の見方
摩擦力の変化、AEセンサはオプション
電源
AC100〜240V
記載なし
圧子・針・規格・試料の大きさ・本体の大きさ・質量
公式ページへ

引掻針式(連続荷重・一定荷重)4製品

株式会社井元製作所

連続式引掻試験機 IMC-900A

塗膜と樹脂を連続荷重で引っかく

一定荷重の試験も連続荷重の試験もでき、分銅を何度も替えずに済みます。公式には製作実績の一例として載っている型で、塗膜とプラスチックに使います。安全カバーはオプションで付けられます。

コスト要見積

方式
引掻針式(連続荷重・一定荷重)
測る物
塗膜、プラスチック
荷重
連続荷重0〜50g・0〜100g・0〜200g、固定荷重200g
引っかく速度
600mm/min
試料の大きさ
100×200mm
本体の大きさ
W540×D282×H310mm
電源
AC100V、5A
記載なし
圧子・針・規格・動かせる距離・破壊の見方・質量
公式ページへ
新東科学株式会社

連続加重式引掻強度試験機 TYPE:18L

塗膜の傷つきやすさを数値にする

転がる分銅で荷重を連続して増やす機械式で、傷の入り始める荷重から表面の強さを数字で比べられます。ISO-1518-2-2011の試験機としても使われます。オプションのトライボソフトで抵抗力を記録できます。

コスト要見積

方式
引掻針式(連続荷重・一定荷重)
測る物
塗膜、平板サンプル
荷重
連続荷重0〜50g・0〜100g・0〜200g、一定荷重200g
圧子・針
引掻針 先端0.005〜1.0mmR
引っかく速度
600mm/min
規格
JIS K 5600、ISO-1518-2-2011
動かせる距離
100mm
破壊の見方
傷の入り始める荷重を計算
本体の大きさ
W535×D225×H340mm
電源
AC100V
記載なし
試料の大きさ・質量
公式ページへ
テスター産業株式会社

クレメンス型引掻き硬度試験機 HA-301-E

一定荷重の引っかきを電動で行う

手動のHA-301を電動にして、再現性を上げて手間を減らした型です。金属板の塗膜面や合板を、一定の荷重でダイヤ針・鋼針・鉛筆で引っかきます。引っかく速度は30mm/minで、速度を変えられるオプションもあります。

コスト要見積

方式
引掻針式(連続荷重・一定荷重)
測る物
金属板の塗膜面、合板
荷重
50gf×2個、200gf・500gf・1000gf各1個
圧子・針
鉛筆ホルダ(45°)、鋼針・ダイヤ針はオプション
引っかく速度
30mm/min
規格
JIS K 5600-5-4、JIS K 6902、ASTM D 3363
動かせる距離
左右100mm、前後40mm
本体の大きさ
約W60×D20×H42cm
質量
約30kg
電源
AC100V
記載なし
試料の大きさ・破壊の見方
公式ページへ
テスター産業株式会社

テーバー式スクラッチテスター HA-201

回転する試料の傷のつき方を見る

試料を回しながら一定の荷重で引っかき、回転の跡についた傷の状態を見ます。自動車の外装、塗膜のある試験片、金属板、プラスチック板に使います。荷重は2段の目盛りで1000gfまでかけられます。

コスト要見積

方式
引掻針式(連続荷重・一定荷重)
測る物
自動車外装、化粧台・合板、塗膜、金属板、プラスチック板
荷重
0〜500gf、450〜1000gfの2段
圧子・針
刃(先端R25mm)、ダイヤ針はオプション
引っかく速度
1rpm
試料の大きさ
直径約100mm、中心穴直径6.5mm、厚さ5mmまで
破壊の見方
回転の跡の傷の状態を評価
本体の大きさ
約W70×D15×H30cm
質量
約20kg
電源
AC100V
記載なし
規格・動かせる距離
公式ページへ

鉛筆式3製品

株式会社井元製作所

電動式鉛筆引掻試験機 IMC-1552

鉛筆の引っかきを電動で一定速度に

鉛筆に任意の荷重をかけ、電動で一定の速度で引っかきます。公式には製作実績の一例として載っている型で、手動式の型も別にあります。安全カバーはオプションです。

コスト要見積

方式
鉛筆式
荷重
任意の荷重
圧子・針
鉛筆
引っかく速度
0〜50mm/min
規格
JIS K 5400・5600
動かせる距離
120mm
試料の大きさ
100×150×厚さ1mm
本体の大きさ
W700×D210×H420mm
質量
約24kg
電源
AC100V、5A
記載なし
測る物・破壊の見方
公式ページへ
株式会社東洋精機製作所

鉛筆引っかき硬度試験機 SH-V1

塗膜の鉛筆硬度を電動で測る

荷重7.35Nと角度45°を決めた電動式で、鉛筆で引っかいた傷の有無から塗膜の硬さを見ます。JIS K5600-5-4とISO15184とASTM D3363を参考規格にしています。本体の質量は約5kgです。

コスト要見積

方式
鉛筆式
測る物
塗膜
荷重
7.35N(750gf)
圧子・針
鉛筆、角度45°
引っかく速度
0.5〜6mm/s
規格
JIS K5600-5-4、ISO15184、ASTM D3363
動かせる距離
約60mm
試料の大きさ
試料台120×150mm
破壊の見方
傷の有無で判定
本体の大きさ
W290×D200×H290mm
質量
約5kg
電源
AC100V、2A
公式ページへ
株式会社安田精機製作所

鉛筆引っかき硬度試験機 No.553-⁠M

塗膜と機能性フィルムを電動で試す

ハンドルを回さず電動で動かす型で、荷重はバランスウェイトで最大1kgfまで50gfごとに変えられます。塗膜のほか、オプションのジグでJIS K 7317の機能性フィルムの試験にも使えます。鉛筆を並べて試せるタイプも別にあります。

コスト要見積

方式
鉛筆式
測る物
塗膜、機能性フィルム
荷重
最大1kgf、50gfごとに調整
圧子・針
三菱uni鉛筆6B〜9H、鋼針
引っかく速度
電動可変速式、規格値0.5〜1mm/s
規格
JIS K 7317、JIS K 5600-5-4
動かせる距離
左右最大100mm、前後最大50mm
試料の大きさ
M-1は100×180mm
本体の大きさ
M-1は約W440×D200×H440mm
質量
M-1は約20kg
電源
AC100V、3A
記載なし
破壊の見方
公式ページへ
Q&A

スクラッチ試験機選びで、よくある疑問

購買担当の疑問スクラッチ試験機の価格は、いくら?

公式に値段を出している製品はありません。どの型もメーカーへの見積もりになります。測りたい膜と使いたい規格を先に伝えると、話が早く進みます。

設備担当の疑問スクラッチ試験機の種類と違いは?

超薄膜用・硬質皮膜用・引掻針式・鉛筆式の4つです。μm以下の薄膜ならCSR5100やNST³、PVDやCVDの皮膜ならCSR1000やレベテストRST、塗膜や樹脂ならTYPE:18LやHA-301-E、鉛筆硬度ならSH-V1やNo.553-Mです。

設備担当の疑問超薄膜用と硬質皮膜用は、どう分ける?

膜の厚さで分けます。アントンパールは標準厚さ1000nm以下をNST³、1μmを超えるハードコートをレベテストRSTとしています。レスカのCSR5100は膜厚10nmの測定実績があります。

設備担当の疑問荷重の範囲は、どれくらい違う?

CSR5100は1〜1500mN、NST³は最大1000mN、レベテストRSTは最大200N、CSR1000は最大30kgです。塗膜用のTYPE:18LとIMC-900Aは連続荷重で0〜200gです。

設備担当の疑問塗膜の傷つきやすさを数字にできる?

連続荷重の型でできます。TYPE:18Lは傷の入り始める荷重を、傷の入り始めた位置から計算します。IMC-900Aも連続荷重と固定荷重の両方の試験ができます。

設備担当の疑問鉛筆引っかき試験機とクレメンス型の違いは?

鉛筆引っかき試験機は鉛筆を決まった角度で動かします。SH-V1は荷重7.35N、角度45°です。クレメンス型のHA-301-Eは、一定の荷重でダイヤ針・鋼針・鉛筆を使って引っかきます。

設備担当の疑問スクラッチ試験機の規格は?

レベテストRSTはASTM C1624とISO 20502、CSR5100はJIS R-3255、TYPE:18LはISO-1518-2-2011を公式に書いています。鉛筆式のSH-V1はJIS K5600-5-4とISO15184とASTM D3363です。

設備担当の疑問圧子や針はどう選ぶ?

膜の厚さと硬さに合わせます。CSR5100はダイヤモンドR5〜100μmとサファイアR250・500μmから選べます。TYPE:18Lの引掻針は先端0.005〜1.0mmRまであります。

設備担当の疑問膜のはがれは、どうやって見つける?

CSR1000は摩擦力の変化で見つけ、AEセンサの破壊音もオプションで足せます。CSR5100は加速度信号で破壊を拾います。レベテストRSTは臨界荷重を自動で検出します。

購買担当の疑問買う前に試せる?

新東科学は受託試験とデモ機の貸し出しを案内しています。安田精機は受託試験とレンタルの問い合わせ窓口を公式に置いています。買う前に自分の試料で試すと、合う型を決めやすくなります。

工場長の疑問置き場所と電源は?

SH-V1は約5kg、CSR5100は顕微鏡オプションを含めて37kgです。電源はAC100Vの型が多く、CSR1000とCSR5100はAC100〜240Vです。質量を出していない型もあるので、見積もりのときに聞いておきます。

設備担当の疑問摩擦試験機や硬度計とは何が違う?

スクラッチ試験機は表面を引っかいて、密着強度や傷のつき方を見ます。摩擦試験機は滑りやすさ、硬度計は押し込んだときの硬さを測ります。

TYPES

スクラッチ試験機の方式の違い

超薄膜用

細い圧子に小さな荷重をかけ、μm以下の薄膜の密着強度を測る型です。摩擦力だけでは拾えない薄い膜の破壊を、専用のセンサで拾います。光学薄膜やディスクの保護膜に使います。

向いている使い方

  • 膜厚がμm以下の薄膜
  • レンズの曲面の光学薄膜
  • 有機材料のコーティング

根拠:膜厚μm以下の超薄膜の密着強度評価が可能(出典1)

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硬質皮膜用(荷重変動型)

荷重を直線的に増やしながら圧子で引っかき、膜がはがれる荷重を測る型です。摩擦力の変化やAEセンサの破壊音で、はがれ始めを見つけます。PVDやCVDでつけた硬い皮膜に使います。

向いている使い方

  • TiN・DLCなどの硬質皮膜
  • 超硬合金の表面のコーティング
  • 臨界荷重を数字で比べたい

根拠:硬質皮膜(Ti・TiN・SiC・DLC等)の密着強度(付着強度)の測定に優れた効果(出典2)

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引掻針式(連続荷重・一定荷重)

引掻針や刃で塗膜や樹脂の表面を引っかき、傷の入り方を見る型です。荷重を連続して増やす型は、傷の入り始める荷重を数字にできます。一定の荷重で引っかく型は、傷の有無や状態で比べます。

向いている使い方

  • 塗膜の傷つきやすさを数字にしたい
  • 樹脂の表面を比べたい
  • クレメンス型の試験をしたい

根拠:連続加重によって塗膜や平板サンプルの「傷つきやすさ」を数値化できる引掻強度試験機です。(出典5)

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鉛筆式

硬さの違う鉛筆を決まった角度と荷重で動かし、傷がつくかどうかで塗膜の硬さを見る型です。手で引くより、荷重と速度をそろえて試験できます。塗膜のほか、機能性フィルムにも使う型があります。

向いている使い方

  • 塗膜の鉛筆硬度を測りたい
  • JIS K 5600-5-4の試験
  • 機能性フィルムの引っかき硬さ

根拠:塗膜を鉛筆で引掻いた際の傷の有無により塗膜硬さを評価する試験機です(出典11)

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MAKERS

スクラッチ試験機の主なメーカー7社

株式会社アントンパール・ジャパン

荷重の分解能が0.01μNと細かく、標準厚さ1000nm以下の薄膜やコーティングの密着性を測れます。

東京都

株式会社井元製作所

一定荷重の試験も連続荷重の試験もでき、分銅を何度も替えずに済みます。

京都府

新東科学株式会社

転がる分銅で荷重を連続して増やす機械式で、傷の入り始める荷重から表面の強さを数字で比べられます。

東京都

テスター産業株式会社

手動のHA-301を電動にして、再現性を上げて手間を減らした型です。

埼玉県

株式会社東洋精機製作所

荷重7.35Nと角度45°を決めた電動式で、鉛筆で引っかいた傷の有無から塗膜の硬さを見ます。

東京都

株式会社安田精機製作所

ハンドルを回さず電動で動かす型で、荷重はバランスウェイトで最大1kgfまで50gfごとに変えられます。

兵庫県

株式会社レスカ

加速度信号で破壊を拾う仕組みを持ち、μm以下の薄膜の密着強度を測れます。

東京都

出典
  1. レスカ 超薄膜スクラッチ試験機 CSR5100
  2. レスカ スクラッチ試験機 CSR1000
  3. アントンパール ナノスクラッチ試験機 NST³
  4. アントンパール レベテストスクラッチ試験機 RST
  5. 新東科学 連続加重式引掻強度試験機 TYPE:18/18L
  6. 井元製作所 連続式引掻試験機 IMC-900A
  7. 井元製作所 電動式鉛筆引掻試験機 IMC-1552
  8. テスター産業 テーバー式スクラッチテスター HA-201
  9. テスター産業 クレメンス型引掻き硬度試験機 HA-301-M
  10. テスター産業 クレメンス型引掻き硬度試験機 HA-301-E
  11. 東洋精機製作所 鉛筆引っかき硬度試験機 SH-V1
  12. 安田精機製作所 鉛筆引っかき硬度試験機 No.553-⁠M
掲載基準

研究開発や品質管理で、薄膜・硬質皮膜・塗膜・樹脂の表面を引っかいて密着強度や傷つきやすさを測るスクラッチ試験機(超薄膜用・荷重変動型・引掻試験機・鉛筆引っかき試験機)で、会社が自社で作り、自社の名前で売り、日本法人が案内していて、仕様を公式で確かめられた製品です。滑りやすさを測る試験機は摩擦試験機、すり減り方を測る試験機は摩耗試験機、押し込んで測る試験機は硬度計のページで扱い、受託試験は載せていません。ブルカーはスクラッチの機能がナノインデンターの一部で型番ごとの仕様を確かめられず、オールグッドは製造元を公式で確かめられず、エルコメーターは日本語の公式ページで日本の法人を確かめられず、サンコウ電子研究所は公式の製品ページを確かめられなかったため除きました。

スクラッチ試験機を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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