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工場で焼入れ・ろう付け・焼ばめ・予熱・鍛造前の加熱に使う誘導加熱装置(高周波誘導加熱装置)を選ぶ、生産技術・設備・保全・購買の担当の方へ

誘導加熱装置のメーカー6社比較【2026年】

誘導加熱装置は、コイルの磁界で
金属そのものを発熱させる加熱装置です。

ABOUT

誘導加熱装置とは

比較表を見る ↓

誘導加熱装置とは、コイルに高周波の電流を流し、
その磁界で金属の中に電流を起こして、
金属そのものを温める加熱装置です。
焼入れ・焼鈍・ろう付け・焼ばめ・予熱・鍛造前の加熱に使います。
高周波誘導加熱装置・IH加熱装置とも呼びます。

製品の特長

  • 金属そのものが発熱する(うず電流のジュール熱で温める)
  • 温める深さを周波数で決める(高いほど表面、低いほど内部まで)
  • 温めたい所だけを短い時間で温める(コイルの形で範囲を決める)

使うメリット

  • 炎が出ない(ガスを使わず、作業場の空気を汚さない)
  • 同じ条件で繰り返せる(焼入れ・ろう付けの品質がそろう)
  • 自動機・ラインに組み込みやすい(スイッチ一つで加熱を始めて止める)

選ぶときに注意すること

  1. 加熱コイルは、温める部品の形に合わせて作る
  2. 大きな出力の装置は、加熱コイルと電源の冷却水を用意する
  3. 電気を通さない物は、直接は温められない
  4. 周波数は、温めたい深さに合わせて選ぶ

※仕様は各メーカーの公式の製品ページによる。値段を公式に出している製品は無い。仕組みは富士電波工業の解説による。

LIST

誘導加熱装置の比較表

誘導加熱装置8製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

電源(発振機)

3製品
アジャックストッコ・マグネサーミック ジャパン株式会社誘導加熱電源 TOCCOtron 400薄い材料・浅い焼入れの加熱口コミを書く要見積

MOSFETを積んだ小型の誘導加熱電源で、135〜450kHzの高い周波数を25kWで出します。薄い材料や、加熱する深さを細かく決めたい加熱に向きます。同じ小型電源の中に、空冷のTOCCOtron ACもあります。

種類
電源(発振機)
出力
25kW
周波数
135〜450kHz
用途
小容量の溶解、薄い材料や加熱深さを決めたい加熱
特長
MOSFETを積んだ小型の電源
記載なし
電源・冷却・加熱する物・外形寸法・質量
公式ページへ詳細・仕様
精電舎電子工業株式会社高周波誘導加熱装置 UHT-1500TLC樹脂へのナットインサート・小物のろう付け口コミを書く要見積

単相200Vで動く1500Wの小型電源で、発振器は約2.7kgです。120〜200kHzの高い周波数を使うので、真鍮のナットのように電気抵抗の低い金属も温められます。ワークコイルを空冷で使えるのは、発振が5秒以下のときです。

種類
電源(発振機)
出力
1500W(電源電圧200V時)
周波数
120〜200kHz
電源
単相AC200V、50/60Hz
冷却
ワークコイルは空冷(発振5秒以下のとき)
用途
焼嵌め、焼鈍、焼入、ろう付け
外形寸法
発振器 幅260×奥行230×高さ88mm
質量
発振器 約2.7kg
特長
ワークコイルを最大40cm延長できる
記載なし
加熱する物
公式ページへ詳細・仕様
電気興業株式会社高周波発振機 TRSC・CTGシリーズ高い周波数で大出力の焼入れライン口コミを書く要見積

高い周波数で大きな出力を出す発振機で、出力300kW・周波数500kHzを標準でそろえています。直流電源部と発振部が別の筐体なので、ラインの並びを変えやすい作りです。冷却水は水道水ほどの水質で足り、純水の循環装置はいりません。

種類
電源(発振機)
出力
300kW
周波数
500kHz
冷却
水冷(水道水ほどの水質で足り、純水循環装置は不要)
特長
直流電源部と発振部が別の筐体
記載なし
電源・加熱する物・用途・外形寸法・質量
公式ページへ詳細・仕様

可搬型(現場用)

2製品
熱産ヒート株式会社高周波誘導予熱・焼鈍装置 AMC-20Cプラントの溶接予熱・後熱処理口コミを書く要見積

空冷で小さく軽い、プラントの溶接予熱・後熱処理向けの装置です。20kWで重さは約80kgあり、冷却水の設備なしで現場へ運べます。2台の加熱コイルを干渉させずに同時に使える同期運転を備えています。

種類
可搬型(現場用)
出力
20kW
周波数
1.0〜5.0kHz
電源
3相200/220V、50/60Hz
冷却
強制風冷
用途
予熱、焼鈍、焼バメ、焼き抜き
外形寸法
幅470×高さ770×奥行630mm
質量
約80kg
特長
2台の加熱コイルを干渉なく同時に使える
記載なし
加熱する物
公式ページへ詳細・仕様
熱産ヒート株式会社高周波誘導加熱電源装置 ACT-3030SW造船の鋼板の歪取り・⁠⁠⁠曲げ口コミを書く要見積

冷却水の循環装置を本体に入れた最大30kWの電源で、キャスターで動かせます。造船所の鋼板の歪取りで、ガスバーナーの線状加熱を置き換える使い方が中心です。周波数は11.0〜22.0kHzの間で決められます。

種類
可搬型(現場用)
出力
最大30kW
周波数
11.0〜22.0kHz
電源
3相200/220V、50/60Hz
冷却
ラジエーター方式の強制水冷
用途
鋼板の歪取り、鋼板と鋼管の曲げ、高温ボルトの締め・緩め
外形寸法
幅500×奥行700×高さ1060mm(キャスター含む)
質量
約180kg
特長
冷却水循環装置を内蔵
記載なし
加熱する物
公式ページへ詳細・仕様

焼入れ・鍛造の専用装置

3製品
高周波熱錬株式会社大型汎用縦型焼入装置建設機械の長いシャフトの焼入れ口コミを書く要見積

外径100mm・全長1,000mmまでの長いワークを、立てて焼入れする縦型の装置です。焼入れの電源は最大250kWで、建設機械のアクスルシャフトやピストンロッドを扱います。ワークの形に合わせて標準のユニットを組み合わせ、納期を縮めています。

種類
焼入れ・鍛造の専用装置
出力
焼入れ最大250kW
加熱する物
外径100mm・全長1,000mmまでの大型ワーク
用途
アクスルシャフト、ピストンロッドの焼入れ
外形寸法
幅2,200×奥行2,250×高さ2,804mm
記載なし
周波数・電源・冷却・質量・特長
公式ページへ詳細・仕様
高周波熱錬株式会社小型部品焼入装置自動車の小物部品の量産焼入れ口コミを書く要見積

3軸で並べて焼入れする、自動車の小物部品の量産向けの装置です。電源は120kWで、直径約15mm・長さ約30mmの部品を扱います。空気圧を使わないエアレスの作りで、段取りと手入れの手間を減らしています。

種類
焼入れ・鍛造の専用装置
出力
焼入れ120kW
加熱する物
自動車部品(直径約15mm・長さ約30mm)
用途
自動車部品の量産の焼入れ(3軸)
外形寸法
幅3,000×奥行1,600×高さ2,600mm
特長
空気圧を使わないエアレスの作り
記載なし
周波数・電源・冷却・質量
公式ページへ詳細・仕様
富士電波工業株式会社ビレットヒータ FTH-300-3H熱間鍛造の前の丸棒の加熱口コミを書く要見積

熱間鍛造の前に素材を温めるビレットヒータで、300kW・3kHzで動きます。処理材径40〜60mmの材料を、毎時790〜870kg温めます。設計・製作から据付・試運転・保守まで、自社で受け持ちます。

種類
焼入れ・鍛造の専用装置
出力
300kW
周波数
3kHz
電源
電源容量430kVA
加熱する物
処理材径40〜60mm
用途
熱間鍛造の前の素材の加熱
特長
処理能力790〜870kg/h
記載なし
冷却・外形寸法・質量
公式ページへ詳細・仕様

電源(発振機)3製品

アジャックストッコ・マグネサーミック ジャパン株式会社

誘導加熱電源 TOCCOtron 400

薄い材料・浅い焼入れの加熱

MOSFETを積んだ小型の誘導加熱電源で、135〜450kHzの高い周波数を25kWで出します。薄い材料や、加熱する深さを細かく決めたい加熱に向きます。同じ小型電源の中に、空冷のTOCCOtron ACもあります。

コスト要見積

種類
電源(発振機)
出力
25kW
周波数
135〜450kHz
用途
小容量の溶解、薄い材料や加熱深さを決めたい加熱
特長
MOSFETを積んだ小型の電源
記載なし
電源・冷却・加熱する物・外形寸法・質量
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精電舎電子工業株式会社

高周波誘導加熱装置 UHT-1500TLC

樹脂へのナットインサート・小物のろう付け

単相200Vで動く1500Wの小型電源で、発振器は約2.7kgです。120〜200kHzの高い周波数を使うので、真鍮のナットのように電気抵抗の低い金属も温められます。ワークコイルを空冷で使えるのは、発振が5秒以下のときです。

コスト要見積

種類
電源(発振機)
出力
1500W(電源電圧200V時)
周波数
120〜200kHz
電源
単相AC200V、50/60Hz
冷却
ワークコイルは空冷(発振5秒以下のとき)
用途
焼嵌め、焼鈍、焼入、ろう付け
外形寸法
発振器 幅260×奥行230×高さ88mm
質量
発振器 約2.7kg
特長
ワークコイルを最大40cm延長できる
記載なし
加熱する物
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電気興業株式会社

高周波発振機 TRSC・CTGシリーズ

高い周波数で大出力の焼入れライン

高い周波数で大きな出力を出す発振機で、出力300kW・周波数500kHzを標準でそろえています。直流電源部と発振部が別の筐体なので、ラインの並びを変えやすい作りです。冷却水は水道水ほどの水質で足り、純水の循環装置はいりません。

コスト要見積

種類
電源(発振機)
出力
300kW
周波数
500kHz
冷却
水冷(水道水ほどの水質で足り、純水循環装置は不要)
特長
直流電源部と発振部が別の筐体
記載なし
電源・加熱する物・用途・外形寸法・質量
公式ページへ

可搬型(現場用)2製品

熱産ヒート株式会社

高周波誘導予熱・焼鈍装置 AMC-20C

プラントの溶接予熱・後熱処理

空冷で小さく軽い、プラントの溶接予熱・後熱処理向けの装置です。20kWで重さは約80kgあり、冷却水の設備なしで現場へ運べます。2台の加熱コイルを干渉させずに同時に使える同期運転を備えています。

コスト要見積

種類
可搬型(現場用)
出力
20kW
周波数
1.0〜5.0kHz
電源
3相200/220V、50/60Hz
冷却
強制風冷
用途
予熱、焼鈍、焼バメ、焼き抜き
外形寸法
幅470×高さ770×奥行630mm
質量
約80kg
特長
2台の加熱コイルを干渉なく同時に使える
記載なし
加熱する物
公式ページへ
熱産ヒート株式会社

高周波誘導加熱電源装置 ACT-3030SW

造船の鋼板の歪取り・⁠⁠⁠曲げ

冷却水の循環装置を本体に入れた最大30kWの電源で、キャスターで動かせます。造船所の鋼板の歪取りで、ガスバーナーの線状加熱を置き換える使い方が中心です。周波数は11.0〜22.0kHzの間で決められます。

コスト要見積

種類
可搬型(現場用)
出力
最大30kW
周波数
11.0〜22.0kHz
電源
3相200/220V、50/60Hz
冷却
ラジエーター方式の強制水冷
用途
鋼板の歪取り、鋼板と鋼管の曲げ、高温ボルトの締め・緩め
外形寸法
幅500×奥行700×高さ1060mm(キャスター含む)
質量
約180kg
特長
冷却水循環装置を内蔵
記載なし
加熱する物
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焼入れ・鍛造の専用装置3製品

高周波熱錬株式会社

大型汎用縦型焼入装置

建設機械の長いシャフトの焼入れ

外径100mm・全長1,000mmまでの長いワークを、立てて焼入れする縦型の装置です。焼入れの電源は最大250kWで、建設機械のアクスルシャフトやピストンロッドを扱います。ワークの形に合わせて標準のユニットを組み合わせ、納期を縮めています。

コスト要見積

種類
焼入れ・鍛造の専用装置
出力
焼入れ最大250kW
加熱する物
外径100mm・全長1,000mmまでの大型ワーク
用途
アクスルシャフト、ピストンロッドの焼入れ
外形寸法
幅2,200×奥行2,250×高さ2,804mm
記載なし
周波数・電源・冷却・質量・特長
公式ページへ
高周波熱錬株式会社

小型部品焼入装置

自動車の小物部品の量産焼入れ

3軸で並べて焼入れする、自動車の小物部品の量産向けの装置です。電源は120kWで、直径約15mm・長さ約30mmの部品を扱います。空気圧を使わないエアレスの作りで、段取りと手入れの手間を減らしています。

コスト要見積

種類
焼入れ・鍛造の専用装置
出力
焼入れ120kW
加熱する物
自動車部品(直径約15mm・長さ約30mm)
用途
自動車部品の量産の焼入れ(3軸)
外形寸法
幅3,000×奥行1,600×高さ2,600mm
特長
空気圧を使わないエアレスの作り
記載なし
周波数・電源・冷却・質量
公式ページへ
富士電波工業株式会社

ビレットヒータ FTH-300-3H

熱間鍛造の前の丸棒の加熱

熱間鍛造の前に素材を温めるビレットヒータで、300kW・3kHzで動きます。処理材径40〜60mmの材料を、毎時790〜870kg温めます。設計・製作から据付・試運転・保守まで、自社で受け持ちます。

コスト要見積

種類
焼入れ・鍛造の専用装置
出力
300kW
周波数
3kHz
電源
電源容量430kVA
加熱する物
処理材径40〜60mm
用途
熱間鍛造の前の素材の加熱
特長
処理能力790〜870kg/h
記載なし
冷却・外形寸法・質量
公式ページへ
Q&A

誘導加熱装置選びで、よくある疑問

購買担当の疑問誘導加熱装置の価格は、いくら?

公式に値段を出している製品は、このページには1つもありません。出力・周波数・加熱コイル・冷却水の設備で値段が大きく変わるので、各社とも見積もりで決めます。焼入れや鍛造の専用装置は部品に合わせて作るため、試しに温めてから決めるのが普通です。

設備担当の疑問誘導加熱装置の種類と違いは?

使い方で3つに分かれます。コイルを付け替えて使う電源(発振機)、現場へ運ぶ可搬型、焼入れや鍛造の前の加熱をラインで回す専用の装置です。精電舎電子工業のUHT-1500TLCは電源、熱産ヒートのAMC-20Cは可搬型、富士電波工業のFTH-300-3Hは専用の装置です。

設備担当の疑問高周波誘導加熱の原理は?

コイルに電流を流すと、その磁界で金属の中にうず電流が起き、金属の電気抵抗でジュール熱が出ます。富士電波工業の解説では、この発熱を熱源にするのが誘導加熱です。ヒーターのように外から温めるのでなく、金属そのものが発熱します。

設備担当の疑問周波数の違いと選び方は?

周波数が高いほど発熱する所が表面に集まり、低いほど内部まで均一に温まります。表面だけを焼入れするなら高い周波数で、精電舎電子工業のUHT-1500TLCは120〜200kHz、アジャックストッコのTOCCOtron 400は135〜450kHzです。丸棒を芯まで温める富士電波工業のFTH-300-3Hは3kHzです。

工場長の疑問高周波焼入装置の出力はどれくらい?

部品の大きさで変わります。高周波熱錬の小型部品焼入装置は120kWで直径約15mmの自動車部品を、大型汎用縦型焼入装置は最大250kWで外径100mm・全長1,000mmまでのワークを焼入れします。電気興業のTRSC・CTGシリーズは出力300kWの発振機です。

施設管理の疑問現場へ持ち運べる誘導加熱装置はある?

あります。熱産ヒートのAMC-20Cは20kW・約80kgの空冷式で、プラントの溶接予熱・後熱処理に使います。ACT-3030SWは最大30kW・約180kgで、キャスターで動かし、造船の鋼板の歪取りに使います。

設備担当の疑問冷却水はいる?空冷の誘導加熱装置は?

大きな出力の装置は、加熱コイルと電源を水で冷やします。電気興業のTRSC・CTGシリーズは水道水ほどの水質で足り、純水の循環装置はいりません。空冷なら熱産ヒートのAMC-20Cが強制風冷で、精電舎電子工業のUHT-1500TLCは発振5秒以下ならワークコイルを空冷で使えます。

工場長の疑問200V・単相の電源で使える?

小さな電源なら使えます。精電舎電子工業のUHT-1500TLCは単相AC200Vで1500Wを出します。熱産ヒートのAMC-20CとACT-3030SWは3相200/220Vです。焼入れや鍛造の専用装置は、FTH-300-3Hの電源容量430kVAのように受電の設備から考えます。

総務の疑問ガスバーナーと比べた良さは?

ガスを使わないので炎が出ず、作業場の空気を汚しません。熱産ヒートは、造船所で鋼板の歪取りをガスバーナーの線状加熱から誘導加熱に置き換えています。加熱する時間と条件を決めておけば、熟練の人でなくても同じ仕上がりで繰り返せます。

設備担当の疑問ろう付け・焼ばめにも使える?

使えます。精電舎電子工業のUHT-1500TLCは、焼嵌め・焼鈍・焼入・ろう付けを直接温めて行い、樹脂へのナットのインサートにも使います。熱産ヒートのAMC-20Cは、設備の予熱・焼鈍・焼バメ・焼き抜きに使います。

設備担当の疑問誘導加熱装置と誘導炉(溶解炉)の違いは?

誘導加熱装置は金属を溶かさずに温める装置で、焼入れ・ろう付け・予熱・鍛造前の加熱に使います。誘導炉は同じ仕組みで金属を溶かして溶湯にする炉で、溶解炉のページで比べています。富士電波工業は、熱処理用の誘導加熱装置と高周波誘導溶解炉の両方を作っています。

TYPES

誘導加熱装置の種類の違い

電源(発振機)

高周波の電流をつくる電源で、加熱コイルを付け替えて色々な加熱に使います。小さなものは単相200Vで動き、ナットのインサートやろう付けに使います。大きなものは焼入れラインの電源になります。

向いている使い方

  • コイルを替えて色々な部品を温める
  • 自動機やロボットに組み込む
  • 焼入れラインの電源を入れ替える

根拠:直流電源部と発振部が別筐体に分けられるため、レイアウト変更が容易(出典4)

この種類の3製品を表で見る

可搬型(現場用)

台車やキャスターで現場へ運び、溶接の予熱・後熱処理や鋼板の歪取り、ボルトの焼き抜きに使う型です。ガスバーナーの代わりに使え、炎が出ません。空冷で冷却水の設備がいらない型もあります。

向いている使い方

  • プラントの溶接の予熱・後熱処理
  • 造船の鋼板の歪取り
  • 固着したボルトを温めて外す

根拠:空冷式で、小型、軽量、取扱い簡単。(出典5)

この種類の2製品を表で見る

焼入れ・鍛造の専用装置

決まった部品を同じ条件で温め続ける、ラインに組む装置です。高周波焼入装置はシャフトや自動車部品を焼入れし、ビレットヒータは熱間鍛造の前に素材を温めます。部品に合わせてメーカーが設計して作ります。

向いている使い方

  • 自動車・建設機械の部品の量産焼入れ
  • 熱間鍛造の前の素材の加熱
  • 同じ部品を同じ条件で温め続ける

根拠:設計、製作、据付、調整・試運転、メンテナンスまでを、自社で一貫して責任をもって行います。(出典7)

この種類の3製品を表で見る
MAKERS

誘導加熱装置の主なメーカー6社

アジャックストッコ・マグネサーミック ジャパン株式会社

MOSFETを積んだ小型の誘導加熱電源で、135〜450kHzの高い周波数を25kWで出します。

東京都

高周波熱錬株式会社

外径100mm・全長1,000mmまでの長いワークを、立てて焼入れする縦型の装置です。

岡山県

精電舎電子工業株式会社

単相200Vで動く1500Wの小型電源で、発振器は約2.7kgです。

東京都

電気興業株式会社

高い周波数で大きな出力を出す発振機で、出力300kW・周波数500kHzを標準でそろえています。

東京都

熱産ヒート株式会社

空冷で小さく軽い、プラントの溶接予熱・後熱処理向けの装置です。

福岡県

富士電波工業株式会社

熱間鍛造の前に素材を温めるビレットヒータで、300kW・3kHzで動きます。

大阪府

出典
  1. 富士電波工業 誘導加熱の原理と応用
  2. 精電舎電子工業 高周波誘導加熱装置 UHT-1500TLC
  3. アジャックストッコ・マグネサーミック ジャパン 電源装置
  4. 電気興業 高周波発振機 TRSC・CTGシリーズ
  5. 熱産ヒート 予熱・焼鈍装置(HEARTS Heater)
  6. 熱産ヒート 高周波誘導加熱装置 MULTIシリーズ
  7. 富士電波工業 誘導加熱 熱処理装置
  8. 高周波熱錬 大型汎用縦型焼入装置
  9. 高周波熱錬 小型部品焼入装置
  10. 熱産ヒート 会社概要
掲載基準

工場で金属の焼入れ・焼鈍・ろう付け・焼ばめ・予熱・鍛造前の加熱に使う誘導加熱装置(高周波誘導加熱装置・高周波発振機・誘導加熱電源・高周波焼入装置・ビレットヒータ)に限ります。日本に法人があり、自社で設計・製作し、公式サイトで今案内している製品を、各社の代表の型で1社2製品まで載せました。アジャックストッコ・マグネサーミック ジャパンは、日本法人が自社グループの製品として案内している電源です。金属を溶かす誘導炉(溶解炉のページ)、炉の中で温める電気炉(電気炉のページ)、樹脂を温める高周波ウェルダー、マイクロ波の加熱装置、家庭用のIH調理器、加熱コイルだけの販売は載せていません。富士電子工業と日本サーモニクスは公式サイトに型式ごとの仕様が無く、美和製作所は仕様がカタログの請求でしか見られないため載せていません。熱処理の受託加工だけの会社も除きました。

誘導加熱装置を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

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