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分光器・分析装置・レーザーの光学系に組み込む回折格子を選ぶ、開発・設計・研究・購買の担当の方へ

回折格子のメーカー5社比較【2026年】

回折格子は、白色光を
波長ごとに分ける光学素子です。

ABOUT

回折格子とは

比較表を見る ↓

回折格子とは、細かい溝を並べた面で、白色光を波長ごとに分ける光学素子です。
グレーティングとも呼び、分光器・レーザー・光通信の機器に組み込みます。
溝の作り方と形で、ルールド・ホログラフィック・凹面・透過型に分かれます。

製品の特長

  • 溝本数とブレーズ波長で選ぶ(表では100〜2400本/mm)
  • 平面と凹面がある(凹面は結像の鏡なしで分光できる)
  • 反射型と透過型がある(透過型は光を通して曲げる)

使うメリット

  • 白色光を波長ごとに分けられる(分光光度計・ラマン分光器・光スペアナ)
  • 同じ品質で数をそろえられる(マスターから写すレプリカ)
  • 溝を細かくすると分解能が上がる(高密度の回折格子)

選ぶときに注意すること

  1. 格子面は触らない。持つのは基板の側面だけ
  2. 結露させない。光学特性が大きく落ちる
  3. ブレーズ波長から離れた波長では効率が下がる
  4. 回折効率は、相対・絶対や偏光の条件をそろえて比べる

※仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページによる(価格はエドモンド・オプティクス・ジャパンの通販の単価⁠)⁠。作り方と取り扱いは島津製作所・エドモンド・オプティクス・ジャパンの解説による。

LIST

回折格子の比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

回折格子8製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

ルールド(機械刻線)

2製品
エドモンド⁠・オプティクス⁠・ジャパン株式会社ブレーズド回折格子 #43-753近赤外の分光の試作口コミを書く13,300円1〜9個の単価

ダイヤモンドで刻んだマスターから写したルールドの反射型で、1枚から通販で買えます。溝本数1200本/mm、ブレーズ波長1000nmで、絶対ピーク効率は典型値84%です。大きさは12.7×12.7mmで、試作や実験の光学系に組みやすい品です。

回折格子の種類
ルールド(機械刻線)
方式
ルールドのレプリカ、反射型
溝本数
1200本/mm
波長
ブレーズ波長1000nm
大きさ
12.7×12.7mm
基板
フロートガラス
コーティング
アルミニウム
回折効率
絶対ピーク効率84%(典型値)
ブレーズ角・入射角
36.87°
記載なし
分散
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社堀場製作所ルールド平面グレーティング 510 07分光器のモノクロメータ口コミを書く要見積

機械で刻んだルールドのマスターから写したレプリカです。溝密度1200本/mm、ブレーズ波長500nmで、最大58x58x10mmまで作れます。基板は標準でPyrex、コートはアルミで、石英の基板も選べます。

回折格子の種類
ルールド(機械刻線)
方式
ルールドマスターからのレプリカ
溝本数
1200本/mm
波長
ブレーズ波長500nm
大きさ
最大58x58x10mm
基板
Pyrex⁠(標準)
コーティング
アルミニウム⁠(標準)
ブレーズ角・入射角
17度27分
記載なし
回折効率・⁠⁠⁠分散
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

ホログラフィック

1製品
株式会社島津製作所平面ブレーズドホログラフィック回折格子 090-040-401光スペクトラムアナライザ・ラマン分光器口コミを書く要見積

レーザーの干渉で溝を作り、イオンビームで鋸の歯の形に削った平面の反射型です。溝本数900本/mm、ブレーズ波長400nmの品で、相対回折効率は55%以上です。溝本数・ブレーズ波長・外形の組み合わせをコード番号で選んで注文します。

回折格子の種類
ホログラフィック
方式
ホログラフィック露光とイオンビームエッチング、レプリカ
溝本数
900本/mm
波長
ブレーズ波長400nm
大きさ
40×40×10mm
基板
ソーダガラス
コーティング
アルミニウム
回折効率
相対回折効率55%⁠⁠⁠以上
記載なし
ブレーズ角・入射角・⁠⁠⁠分散
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)

凹面

2製品
株式会社島津製作所ポリクロメータ用凹面回折格子 P0400-⁠01生化学分析・食品分析のポリクロメータ口コミを書く要見積

凹面鏡を使わずに、平らな検出器の面へスペクトルを結ぶポリクロメータ用の凹面型です。溝本数400本/mmで、分散は25.3nm/mmです。外形は40×40mmで、ソーダガラスの基板にアルミをコートしています。

回折格子の種類
凹面
方式
不等間隔曲線溝レプリカ(フラットフィールド)
溝本数
400本/mm
大きさ
40×40mm、厚さ9.5mm
基板
ソーダガラス
コーティング
アルミニウム
分散
25.3nm/mm
記載なし
波長・回折効率・ブレーズ角・入射角
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
株式会社堀場製作所ホログラフィック凹面グレーティング 521 12 350ローランド円配置の分光器口コミを書く要見積

球面の基板に等間隔の平行な溝を記録した凹面のホログラフィック型です。溝密度1200本/mmで、200〜800nmを受け持ちます。曲率半径112.14mmのローランド円の上にスリットを置いて使います。

回折格子の種類
凹面
方式
ホログラフィック(等間隔の平行な溝・球面基板)
溝本数
1200本/mm
波長
200〜800nm
大きさ
32x32mm、曲率半径112.14mm
基板
Pyrex、Zerodur
記載なし
コーティング・回折効率・ブレーズ角・入射角・⁠⁠⁠分散
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

透過型

3製品
エドモンド⁠・オプティクス⁠・ジャパン株式会社透過型ブレーズド格子 #49-580可視光の分光の試作口コミを書く19,600円1個からの単価

光を通して曲げる透過型で、入射と出射を一直線に並べる配置に向きます。溝本数600本/mm、400〜700nm用で、ブレーズ角は28.7°です。B270ガラスの基板で、1枚から通販で買えます。

回折格子の種類
透過型
方式
ブレーズド(ルールド)のレプリカ、透過型
溝本数
600本/mm
波長
400〜700nm
大きさ
25.00×25.00mm、厚さ3.00mm
基板
B270
ブレーズ角・入射角
28.7°
記載なし
コーティング・回折効率・⁠⁠⁠分散
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
NTTアドバンステクノロジ株式会社透過型回折格子 Ta/SiN型・SiN型高次高調波・EUVの分光実験口コミを書く要見積

膜に溝を抜いたステンシル構造の透過型で、吸収の大きいVUV・EUV・軟X線でも回折効率がとれます。刻線数は100〜2400本/mmで、回折格子の大きさは2×2mmです。高次高調波の分光やX線プラズマ分光に使います。

回折格子の種類
透過型
方式
ステンシル構造の透過型
溝本数
100〜2400本/mm
波長
VUV・EUV・軟X線
大きさ
2×2mm(格子)
基板
Ta/SiN、SiN(各100nm⁠)
記載なし
コーティング・回折効率・ブレーズ角・入射角・⁠⁠⁠分散
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
コヒレント・ジャパン株式会社透過型回折格子 T-1400-800フェムト秒レーザーのパルス圧縮口コミを書く要見積

S偏光とP偏光の両方で使える透過型で、回折効率は94%以上です。中心波長800±20nm、線密度1398.6⁠本/mmで、入射角は34.0°です。光損傷閾値が高く、高エネルギーのパルスレーザーにも使えます。

回折格子の種類
透過型
方式
透過型、S偏光とP偏光の両方
溝本数
1398.6本/mm
波長
800±20nm
回折効率
94%⁠⁠⁠以上
ブレーズ角・入射角
入射角34.0±1°
記載なし
大きさ・基板・コーティング・分散
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

ルールド(機械刻線)2製品

エドモンド⁠・オプティクス⁠・ジャパン株式会社

ブレーズド回折格子 #43-753

近赤外の分光の試作

ダイヤモンドで刻んだマスターから写したルールドの反射型で、1枚から通販で買えます。溝本数1200本/mm、ブレーズ波長1000nmで、絶対ピーク効率は典型値84%です。大きさは12.7×12.7mmで、試作や実験の光学系に組みやすい品です。

コスト13,300円1〜9個の単価

回折格子の種類
ルールド(機械刻線)
方式
ルールドのレプリカ、反射型
溝本数
1200本/mm
波長
ブレーズ波長1000nm
大きさ
12.7×12.7mm
基板
フロートガラス
コーティング
アルミニウム
回折効率
絶対ピーク効率84%(典型値)
ブレーズ角・入射角
36.87°
記載なし
分散
公式ページへ
株式会社堀場製作所

ルールド平面グレーティング 510 07

分光器のモノクロメータ

機械で刻んだルールドのマスターから写したレプリカです。溝密度1200本/mm、ブレーズ波長500nmで、最大58x58x10mmまで作れます。基板は標準でPyrex、コートはアルミで、石英の基板も選べます。

コスト要見積

回折格子の種類
ルールド(機械刻線)
方式
ルールドマスターからのレプリカ
溝本数
1200本/mm
波長
ブレーズ波長500nm
大きさ
最大58x58x10mm
基板
Pyrex⁠(標準)
コーティング
アルミニウム⁠(標準)
ブレーズ角・入射角
17度27分
記載なし
回折効率・⁠⁠⁠分散
公式ページへ

ホログラフィック1製品

株式会社島津製作所

平面ブレーズドホログラフィック回折格子 090-040-401

光スペクトラムアナライザ・ラマン分光器

レーザーの干渉で溝を作り、イオンビームで鋸の歯の形に削った平面の反射型です。溝本数900本/mm、ブレーズ波長400nmの品で、相対回折効率は55%以上です。溝本数・ブレーズ波長・外形の組み合わせをコード番号で選んで注文します。

コスト要見積

回折格子の種類
ホログラフィック
方式
ホログラフィック露光とイオンビームエッチング、レプリカ
溝本数
900本/mm
波長
ブレーズ波長400nm
大きさ
40×40×10mm
基板
ソーダガラス
コーティング
アルミニウム
回折効率
相対回折効率55%⁠⁠⁠以上
記載なし
ブレーズ角・入射角・⁠⁠⁠分散
公式ページへ

凹面2製品

株式会社島津製作所

ポリクロメータ用凹面回折格子 P0400-⁠01

生化学分析・食品分析のポリクロメータ

凹面鏡を使わずに、平らな検出器の面へスペクトルを結ぶポリクロメータ用の凹面型です。溝本数400本/mmで、分散は25.3nm/mmです。外形は40×40mmで、ソーダガラスの基板にアルミをコートしています。

コスト要見積

回折格子の種類
凹面
方式
不等間隔曲線溝レプリカ(フラットフィールド)
溝本数
400本/mm
大きさ
40×40mm、厚さ9.5mm
基板
ソーダガラス
コーティング
アルミニウム
分散
25.3nm/mm
記載なし
波長・回折効率・ブレーズ角・入射角
公式ページへ
株式会社堀場製作所

ホログラフィック凹面グレーティング 521 12 350

ローランド円配置の分光器

球面の基板に等間隔の平行な溝を記録した凹面のホログラフィック型です。溝密度1200本/mmで、200〜800nmを受け持ちます。曲率半径112.14mmのローランド円の上にスリットを置いて使います。

コスト要見積

回折格子の種類
凹面
方式
ホログラフィック(等間隔の平行な溝・球面基板)
溝本数
1200本/mm
波長
200〜800nm
大きさ
32x32mm、曲率半径112.14mm
基板
Pyrex、Zerodur
記載なし
コーティング・回折効率・ブレーズ角・入射角・⁠⁠⁠分散
公式ページへ

透過型3製品

エドモンド⁠・オプティクス⁠・ジャパン株式会社

透過型ブレーズド格子 #49-580

可視光の分光の試作

光を通して曲げる透過型で、入射と出射を一直線に並べる配置に向きます。溝本数600本/mm、400〜700nm用で、ブレーズ角は28.7°です。B270ガラスの基板で、1枚から通販で買えます。

コスト19,600円1個からの単価

回折格子の種類
透過型
方式
ブレーズド(ルールド)のレプリカ、透過型
溝本数
600本/mm
波長
400〜700nm
大きさ
25.00×25.00mm、厚さ3.00mm
基板
B270
ブレーズ角・入射角
28.7°
記載なし
コーティング・回折効率・⁠⁠⁠分散
公式ページへ
NTTアドバンステクノロジ株式会社

透過型回折格子 Ta/SiN型・SiN型

高次高調波・EUVの分光実験

膜に溝を抜いたステンシル構造の透過型で、吸収の大きいVUV・EUV・軟X線でも回折効率がとれます。刻線数は100〜2400本/mmで、回折格子の大きさは2×2mmです。高次高調波の分光やX線プラズマ分光に使います。

コスト要見積

回折格子の種類
透過型
方式
ステンシル構造の透過型
溝本数
100〜2400本/mm
波長
VUV・EUV・軟X線
大きさ
2×2mm(格子)
基板
Ta/SiN、SiN(各100nm⁠)
記載なし
コーティング・回折効率・ブレーズ角・入射角・⁠⁠⁠分散
公式ページへ
コヒレント・ジャパン株式会社

透過型回折格子 T-1400-800

フェムト秒レーザーのパルス圧縮

S偏光とP偏光の両方で使える透過型で、回折効率は94%以上です。中心波長800±20nm、線密度1398.6⁠本/mmで、入射角は34.0°です。光損傷閾値が高く、高エネルギーのパルスレーザーにも使えます。

コスト要見積

回折格子の種類
透過型
方式
透過型、S偏光とP偏光の両方
溝本数
1398.6本/mm
波長
800±20nm
回折効率
94%⁠⁠⁠以上
ブレーズ角・入射角
入射角34.0±1°
記載なし
大きさ・基板・コーティング・分散
公式ページへ
Q&A

回折格子選びで、よくある疑問

購買担当の疑問回折格子の価格は、いくら?

値段を公式に出しているのはエドモンド・オプティクス・ジャパンの通販です。ブレーズド回折格子 #43-753は13,300円、透過型ブレーズド格子 #49-580は19,600円で、1枚から買えます。島津製作所・HORIBA・コヒレント・NTT-ATの品は見積りです。

設備担当の疑問回折格子の種類と違いは?

溝の作り方と光の通り方で4つに分かれます。ダイヤモンドで溝を刻むルールド、レーザーの干渉で溝を作るホログラフィック、結像の鏡なしで分光できる凹面、光を通して曲げる透過型です。

設備担当の疑問ルールドとホログラフィックの違いは?

ルールドはダイヤモンドで刻んだマスターから写し、鋸の歯の形の溝で決めた波長の効率を上げます。ホログラフィックはレーザーの2光束干渉で溝を作るので、溝の周期の誤差による迷光が少なくなります。島津製作所はホログラフィックの溝にイオンビームでブレーズを付け、効率も上げています。

設備担当の疑問溝本数(本/mm)はどう選ぶ?

溝本数が多いほど光が大きく曲がり、分解能が上がります。表の品は島津製作所の凹面型の400本/mmから、コヒレントの1398.6⁠本/mm、NTT-ATの最大2400⁠本/mmまであります。HORIBAのルールドは20〜1800本/mmの範囲で作っています。

設備担当の疑問ブレーズ波長とは?

溝の断面を鋸の歯の形にして、回折効率が高くなるように合わせた波長です。島津製作所の平面型は400nm、HORIBAのルールドは500nm、エドモンド・オプティクスのブレーズド回折格子は1000nmです。使う波長の近くを選びます。

総務の疑問凹面回折格子とは?平面との違いは?

凹面鏡などの結像の部品を使わずに、分光の光学系を組める回折格子です。島津製作所のポリクロメータ用は400本/mmで分散25.3nm/mm、HORIBAのホログラフィック凹面は曲率半径112.14mmです。部品が減るので、分析装置に組み込む分光器に使います。

設備担当の疑問透過型回折格子の特長は?

光を通して曲げるので、入射と出射を一直線に並べる配置にできます。コヒレントのT-1400-800は回折効率94%以上で、S偏光とP偏光の両方に使えます。NTT-ATは、吸収の大きいVUV・EUV・軟X線で使うステンシル構造の透過型を作っています。

設備担当の疑問回折効率はどのくらい?

島津製作所の平面型は相対回折効率55%以上、エドモンド・オプティクスのブレーズド回折格子は絶対ピーク効率84%(典型値)、コヒレントの透過型は94%以上です。相対と絶対、偏光の条件で数字が変わるので、同じ条件の値どうしで比べます。

工場長の疑問回折格子の大きさ(外形)は⁠?

12.7×12.7mmの小さな品から、HORIBAのレプリカの120×140mmまであります。島津製作所の平面型は、12.5×12.5×3mmから60×60×11.3mmまでの外形を選べます。

施設管理の疑問回折格子の取り扱い・手入れの注意は?

格子面には反射用のアルミや金の膜が付いていて、触ると傷みます。持つときは基板の側面だけをつまみます。島津製作所は、結露が光学特性を大きく落とすとして避けるよう案内しています。

購買担当の疑問特注の回折格子は作れる?

HORIBAは、掲載のない特殊なグレーティングもマスターから作れると案内しています。NTT-ATも、標準の格子のほかに特注の透過型に応じます。

TYPES

回折格子の回折格子の種類の違い

ボタンを押すと、表がその回折格子の種類の製品だけになります。

ルールド(機械刻線)

ダイヤモンドで溝を刻んだマスターから、溝の形を写して作るレプリカです。溝の断面は鋸の歯の形で、決めた波長で効率が上がります。1枚から買える通販品もあります。

向いている使い方

  • 決めた波長で効率を上げたい
  • 赤外まで使う分光器
  • 試作で1枚から使う

根拠:ブレーズド回折格子のマスター品は、表面をアルミコートしたガラス基板にダイヤモンドによるけがき加工 (ルーリングエンジン⁠)を行って作られます。(出典9)

この回折格子の種類の2製品を表で見る

ホログラフィック

レーザーの2光束干渉で溝を作る型です。溝の周期の誤差が小さく、迷光が少なくなります。イオンビームで溝にブレーズを付けた品は、決めた波長で効率も上がります。

向いている使い方

  • 迷光を減らしたい分光分析
  • 光スペクトラムアナライザ
  • 高い分解能が欲しい

根拠:格子溝はレーザの2光束干渉法を利用したホログラフィック露光法により光の精度で製作します。(出典2)

この回折格子の種類の1製品を表で見る

凹面

凹んだ基板に溝を付けた型です。凹面鏡などの結像の部品を使わずに、分光の光学系を組めます。部品が減るので、分析装置の中の分光器に組み込みます。

向いている使い方

  • 生化学分析・食品分析の装置
  • 部品を減らした小型の分光器
  • ポリクロメータ・モノクロメータ

根拠:凹面回折格子は平面回折格子と異なり、凹面鏡などの結像素子を用いずに分光光学系を構成できるという利点があります。(出典4)

この回折格子の種類の2製品を表で見る

透過型

光を通して曲げる型です。ガラス基板の上の樹脂に溝を写すか、薄い膜に溝を作ります。入射と出射を一直線に並べる配置にできます。

向いている使い方

  • 同軸に並べる光学系
  • レーザーのパルス圧縮
  • EUV・軟X線の分光実験

根拠:回折格子のマスター品を製作後、ガラス基板上にコートしたエポキシ樹脂にマスター品の格子形状を転写します。(出典11)

この回折格子の種類の3製品を表で見る
MAKERS

回折格子の主なメーカー5社

回折格子の主なメーカーは、次の5社です。社名を押すと、その会社のページ(ほかの製品と所在地)に移ります。

エドモンド⁠・オプティクス⁠・ジャパン株式会社

ダイヤモンドで刻んだマスターから写したルールドの反射型で、1枚から通販で買えます。

東京都

NTTアドバンステクノロジ株式会社

膜に溝を抜いたステンシル構造の透過型で、吸収の大きいVUV・EUV・軟X線でも回折効率がとれます。

東京都

コヒレント・ジャパン株式会社

S偏光とP偏光の両方で使える透過型で、回折効率は94%以上です。

東京都

株式会社島津製作所

レーザーの干渉で溝を作り、イオンビームで鋸の歯の形に削った平面の反射型です。

京都府

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:分光器・分析装置・レーザー・光通信の機器に組み込む回折格子(グレーティング)を⁠、メーカーの品番の単位で載せています。メーカーが自社か自社グループで作り、公式サイトで今案内している品で、日本法人のある会社だけです。HORIBAの品はグループのHORIBA France SAS(Jobin Yvon)が作り、堀場製作所が日本で案内しています。コヒレントの品は、コヒレント・ジャパンのある米国Coherentの製品です。1社2製品までで、並びは方式ごとに五十音です。回折格子を組み込んだ装置は「分光器」「分光光度計」の比較に載せ、ここでは除いています。ビームの整形や分岐に使う回折光学素子(DOE)、X線イメージング用の格子、光ファイバーグレーティング、排水溝などのグレーチングも除いています。エドモンド・オプティクスが売るRichardson Gratings・ZEISS・Omega Opticalなど他社ブランドの品は載せていません。日立ハイテク・シグマ光機・ソーラボジャパン・MKS(Newport)は公式サイトの仕様が自動では取れず、今回は載せていません。ナルックスの回折光学素子は特注で、標準の品番が無いため除いています。

並び順:回折格子の種類ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

回折格子を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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