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建物の壁や床、機器の表面、土の中を通る熱の流れを測る熱流センサーを選ぶ、研究・設備・品質管理・購買の担当の方へ

熱流センサーのメーカー3社比較【2026年】

熱流センサーは、物の表面や土の中を通る
熱の流れを電圧で測るセンサーです。

ABOUT

熱流センサーとは

比較表を見る ↓

熱流センサーとは、物の表面や土の中を通る熱の流れを、
電圧で測るセンサーです。
熱流計・熱流板・熱流束センサーとも呼ばれます。

製品の特長

  • 熱の流れを直接測る(温度差から計算しなくて済む)
  • 薄い板に熱電対を並べた構造(サーモパイル)
  • 電圧で出る(データロガーにつなげる)

使うメリット

  • 断熱の良し悪しを数字で比べられる(住宅・ビル・設備)
  • 少しの温度差でも測れる(0.001℃以下の温度差でも)
  • 温度より先に変化をつかめる(熱流は温度変化に先行する)

選ぶときに注意すること

  1. 貼る面はなるべく平らにし、しっかり固定する
  2. 接着部に空気が入ると、値がふらつく
  3. センサーは熱の流れに直交させて置く
  4. センサー面と周りの面は、同じ仕上げにそろえる
  5. 感度は製品ごとに違う。付属の検定値を使う

※仕様は各メーカーの公式の製品ページとカタログによる。仕組みと取り付けの注意は江藤電気の解説による。

LIST

熱流センサーの比較表

熱流センサー5製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

薄板形(ガラスエポキシ)

2製品
英弘精機株式会社ヒートセンサー HF-30s床暖房など屋内の広い面の熱流口コミを書く要見積

300×300×0.5mmの大きな面で熱流を測る薄い板です。床暖房の暖房効果の研究や、乾燥機・暖房システムの加熱効果の調査に使えます。防水機能はないので屋内で使います。

種類
薄板形(ガラスエポキシ)
感度
0.1mV/(W/m²)
使用温度
-20〜+120℃
外形寸法
300×300×0.5mm
測る場所
屋内
保護等級・防水
なし
熱抵抗
1.6×10-3m²・℃/W
内部抵抗
400〜800Ω
材質
ガラスエポキシ
質量
120g
ケーブル
0.18mm²×2芯
記載なし
応答時間・熱流束範囲・最小曲げ半径
公式ページへ詳細・仕様
江藤電気株式会社熱流センサー M55A住宅・ビルの熱貫流と断熱の評価口コミを書く要見積

独立した熱電対を実装し、熱流と同時に温度も測れるセンサーです。ガラスエポキシ樹脂の表裏に約800対の熱電対を載せています。住宅やビルの熱貫流、設備の保温保冷の評価に使えます。

種類
薄板形(ガラスエポキシ)
感度
0.01mV/(W/m²)
使用温度
-20〜+100℃
測る場所
実験棟、住宅、ビルなどの構築物
熱抵抗
1.0℃/W
材質
ガラスエポキシ樹脂
記載なし
応答時間・外形寸法・保護等級・防水・熱流束範囲・内部抵抗・質量・ケーブル・最小曲げ半径
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

小型プレート形(土壌・地中)

2製品
英弘精機株式会社小型熱流センサー HF-01SG土の中に埋めて測る地温・熱収支口コミを書く要見積

土壌・地中埋設に特化した小型のプレートです。IP67で、水分を含んだ土に長く埋めておく測定に向きます。応答時間は63%で2秒です。

種類
小型プレート形(土壌・地中)
感度
50μV/(⁠W/m²)、代表値
応答時間
2秒、63%
使用温度
センサ-30〜+80℃、ケーブル-20〜+60℃
外形寸法
25.5×23.7×2.3mm
測る場所
土壌、地中埋設
保護等級・防水
IP67
熱抵抗
2.5×10-3m²K/W
熱流束範囲
±100,000W/m²
内部抵抗
8〜12Ω
記載なし
材質・質量・ケーブル・最小曲げ半径
公式ページへ詳細・仕様
株式会社プリード熱流計 PHF-02地中と壁面の熱流を1台で測る口コミを書く要見積

個別に検定した丸い板で、地中の熱流も壁面の熱流も測れます。ケーブルは10mの2芯シールドです。公式ページに更新日の記載が無く、販売中か未確認です。

種類
小型プレート形(土壌・地中)
感度
約40〜60W/m²/mV、機種毎に検定値付属
使用温度
-30〜+70℃
外形寸法
約40×t5mm
測る場所
地中、壁面
内部抵抗
約2Ω
材質
エポキシ樹脂、アルミ
ケーブル
10m、2芯シールド
記載なし
応答時間・保護等級・防水・熱抵抗・熱流束範囲・質量・最小曲げ半径
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

柔軟形(シリコン被覆)

1製品
株式会社プリード薄型シリコン熱流計 PHF-100L壁・窓・曲面に貼って測る口コミを書く要見積

シリコン被覆でやわらかく、曲面に貼れる熱流計です。最小曲げ半径は約R15mmで、貼る面の丸みをこの値と比べて選べます。公式ページに更新日の記載が無く、販売中か未確認です。

種類
柔軟形(シリコン被覆)
感度
約100W/m²/mV
使用温度
-20〜+120℃
外形寸法
83×30×約2mm
測る場所
壁面、窓
内部抵抗
約400Ω
材質
黒シリコン
ケーブル
10m、2芯シールド
最小曲げ半径
約R15mm
記載なし
応答時間・保護等級・防水・熱抵抗・熱流束範囲・質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

薄板形(ガラスエポキシ)2製品

英弘精機株式会社

ヒートセンサー HF-30s

床暖房など屋内の広い面の熱流

300×300×0.5mmの大きな面で熱流を測る薄い板です。床暖房の暖房効果の研究や、乾燥機・暖房システムの加熱効果の調査に使えます。防水機能はないので屋内で使います。

コスト要見積

種類
薄板形(ガラスエポキシ)
感度
0.1mV/(W/m²)
使用温度
-20〜+120℃
外形寸法
300×300×0.5mm
測る場所
屋内
保護等級・防水
なし
熱抵抗
1.6×10-3m²・℃/W
内部抵抗
400〜800Ω
材質
ガラスエポキシ
質量
120g
ケーブル
0.18mm²×2芯
記載なし
応答時間・熱流束範囲・最小曲げ半径
公式ページへ
江藤電気株式会社

熱流センサー M55A

住宅・ビルの熱貫流と断熱の評価

独立した熱電対を実装し、熱流と同時に温度も測れるセンサーです。ガラスエポキシ樹脂の表裏に約800対の熱電対を載せています。住宅やビルの熱貫流、設備の保温保冷の評価に使えます。

コスト要見積

種類
薄板形(ガラスエポキシ)
感度
0.01mV/(W/m²)
使用温度
-20〜+100℃
測る場所
実験棟、住宅、ビルなどの構築物
熱抵抗
1.0℃/W
材質
ガラスエポキシ樹脂
記載なし
応答時間・外形寸法・保護等級・防水・熱流束範囲・内部抵抗・質量・ケーブル・最小曲げ半径
公式ページへ

小型プレート形(土壌・地中)2製品

英弘精機株式会社

小型熱流センサー HF-01SG

土の中に埋めて測る地温・熱収支

土壌・地中埋設に特化した小型のプレートです。IP67で、水分を含んだ土に長く埋めておく測定に向きます。応答時間は63%で2秒です。

コスト要見積

種類
小型プレート形(土壌・地中)
感度
50μV/(⁠W/m²)、代表値
応答時間
2秒、63%
使用温度
センサ-30〜+80℃、ケーブル-20〜+60℃
外形寸法
25.5×23.7×2.3mm
測る場所
土壌、地中埋設
保護等級・防水
IP67
熱抵抗
2.5×10-3m²K/W
熱流束範囲
±100,000W/m²
内部抵抗
8〜12Ω
記載なし
材質・質量・ケーブル・最小曲げ半径
公式ページへ
株式会社プリード

熱流計 PHF-02

地中と壁面の熱流を1台で測る

個別に検定した丸い板で、地中の熱流も壁面の熱流も測れます。ケーブルは10mの2芯シールドです。公式ページに更新日の記載が無く、販売中か未確認です。

コスト要見積

種類
小型プレート形(土壌・地中)
感度
約40〜60W/m²/mV、機種毎に検定値付属
使用温度
-30〜+70℃
外形寸法
約40×t5mm
測る場所
地中、壁面
内部抵抗
約2Ω
材質
エポキシ樹脂、アルミ
ケーブル
10m、2芯シールド
記載なし
応答時間・保護等級・防水・熱抵抗・熱流束範囲・質量・最小曲げ半径
公式ページへ

柔軟形(シリコン被覆)1製品

株式会社プリード

薄型シリコン熱流計 PHF-100L

壁・窓・曲面に貼って測る

シリコン被覆でやわらかく、曲面に貼れる熱流計です。最小曲げ半径は約R15mmで、貼る面の丸みをこの値と比べて選べます。公式ページに更新日の記載が無く、販売中か未確認です。

コスト要見積

種類
柔軟形(シリコン被覆)
感度
約100W/m²/mV
使用温度
-20〜+120℃
外形寸法
83×30×約2mm
測る場所
壁面、窓
内部抵抗
約400Ω
材質
黒シリコン
ケーブル
10m、2芯シールド
最小曲げ半径
約R15mm
記載なし
応答時間・保護等級・防水・熱抵抗・熱流束範囲・質量
公式ページへ
Q&A

熱流センサー選びで、よくある疑問

購買担当の疑問熱流センサーの価格は、いくら?

ここに載せた3社5製品は、公式に価格を出していません。英弘精機・江藤電気・プリードに型番と本数を伝えて見積もりを取ります。プリードはケーブル延長や熱流変換器をオプションで用意しているので、使うなら合わせて伝えます。

設備担当の疑問熱流センサーの種類と違いは?

形と貼る場所で3つに分かれます。HF-30sやM55Aのような薄板形、HF-01SGやPHF-02のような小型プレート形、PHF-100Lのような柔軟形です。測る面が平らか、土の中か、曲面かで選びます。

設備担当の疑問熱流センサーと温度センサーの違いは?

温度センサーは今の温度を測り、熱流センサーは通り抜ける熱の量を電圧で測ります。江藤電気の解説では、熱流は温度変化に先行します。温度が変わる前に動きをつかみたいときに使います。

設備担当の疑問熱流センサーの仕組みは?

熱の流れを横切って置いた薄い板の両面の温度差を測ります。多数の熱電対を直列につないだサーモパイルで、江藤電気の解説では0.001℃以下の温度差でも測れます。M55Aは約800対の熱電対を載せています。

施設管理の疑問建物の壁や床の断熱を測るなら?

広い面ならHF-30sです。寸法は300×300×0.5mmで、床暖房の効果の研究に使えます。M55Aは住宅やビルの熱貫流の評価に向き、熱電対で温度も同時に測れます。

設備担当の疑問土の中の熱流は何で測る?

HF-01SGは土壌・地中埋設に特化した型で、IP67です。PHF-02は地中にも壁面にも使え、ケーブルは10mです。埋める期間と場所で選びます。

設備担当の疑問曲面に貼れる熱流センサーは?

PHF-100Lはシリコン被覆で柔らかく、最小曲げ半径は約R15mmです。曲面に貼るなら、貼る面の丸みをこの値と比べます。

設備担当の疑問感度の単位が違うときの見方は?

HF-30sは0.1mV/(W/m²)、M55Aは0.01mV/(W/m²)と、W/m²あたりの出力で書きます。PHF-02は約40〜60W/m²/mV、PHF-100Lは約100W/m²/mVと、mVあたりの熱流で書きます。後ろの書き方は数字が小さいほど感度が高くなるので、向きをそろえて比べます。

工場長の疑問応答時間はどのくらい?

公式に応答時間を書いているのはHF-01SGで、63%まで2秒です。ほかの製品は公式に書いていません。速い変化を追うときは、メーカーに確かめます。

施設管理の疑問取り付けで気をつけることは?

貼る面はなるべく平らにし、接着剤やペースト、薄い両面テープでしっかり固定します。接着部に空気が入ると、値がふらつきます。江藤電気の解説では、センサー面と周りの面を同じ仕上げにそろえます。

設備担当の疑問熱流センサーの校正は?

製品ごとに感度が違うので、検定値や感度定数を使って出力電圧を熱流に直します。プリードの熱流計は個々に検定した値が付きます。HF-01SGの校正の不確かさは±3%(K=2)です。

TYPES

熱流センサーの種類の違い

薄板形(ガラスエポキシ)

ガラスエポキシの薄い板を使う型です。壁や床、機器の平らな面に貼って測ります。HF-30sは300×300×0.5mmと広い面を一度に測れます。

向いている使い方

  • 住宅やビルの断熱の評価
  • 床暖房や暖房機器の効果を調べる
  • 設備の保温保冷を確かめる

根拠:M55Aは実験棟を始めとして、住宅、ビルなど構築物における熱貫流の分布や総量、また、装置や設備などにおける保温保冷などの断熱性能の評価に標準的なセンサーとして広く利用頂けます。(出典4)

この種類の2製品を表で見る

小型プレート形(土壌・地中)

小さな板で、土の中に埋めて地中の熱流を測る型です。HF-01SGはIP67で、水分を含む土に長く埋めておけます。PHF-02は壁面にも使えます。

向いている使い方

  • 地温や地表の熱収支を調べる
  • 農業・地中熱の研究
  • 地中と壁を同じ型で測る

根拠:HF-01SGは、土壌・地中埋設に特化した小型・高感度プレート型熱流センサーです。(出典2)

この種類の2製品を表で見る

柔軟形(シリコン被覆)

シリコンで覆った柔らかい型です。曲面に沿わせて貼れます。PHF-100Lの最小曲げ半径は約R15mmで、壁面や窓の測定に使えます。

向いている使い方

  • 丸い面の熱流
  • 窓や壁の表面の測定
  • 平らでない機器の表面

根拠:この熱流計は壁面や窓からの熱流を測定するセンサーです。(出典6)

この種類の1製品を表で見る
MAKERS

熱流センサーの主なメーカー3社

英弘精機株式会社

300×300×0.5mmの大きな面で熱流を測る薄い板です。

東京都

江藤電気株式会社

独立した熱電対を実装し、熱流と同時に温度も測れるセンサーです。

東京都

株式会社プリード

個別に検定した丸い板で、地中の熱流も壁面の熱流も測れます。

東京都

出典
  1. 英弘精機 HF-30s
  2. 英弘精機 HF-01SG
  3. 江藤電気 熱流センサーの概要
  4. 江藤電気 熱流センサー M55A カタログ
  5. プリード 熱流計
  6. プリード PHF-02・PHF-03・PHF-100L カタログ
掲載基準

建物の壁・床、機器の表面、土の中の熱流を測る、業務用の熱流センサーのうち、自社の製品として公式に案内している品を載せました。サーモグラフィ・温度センサー・DSC(示差走査熱量計)は別のページです。輸入販売元のクリマテック(ハクセフラックス社製の日本総代理店⁠)⁠とテクノオフィス(熱流計の専門商社)、公式で廃止の日置電機Z2012〜Z2019、開発中で貸出のTopoLogic TL-SENSING、自社製造を確かめられなかったフィールドプロPHF02、公式の製品ページを確かめられなかったデンソー、日本法人を確かめられなかったオメガは除きました。

熱流センサーを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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