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磁石やモーター部品の総磁束量を測る磁束計(フラックスメータ)を選ぶ、品質管理・開発・設備・購買の担当の方へ

磁束計(フラックスメータ)のメーカー6社比較【2026年】

磁束計は、サーチコイルと組み合わせて、
磁石全体の磁束の総量を測る測定器です。

ABOUT

磁束計とは

比較表を見る ↓

磁束計とは、サーチコイルの中で磁石を動かし、
出てきた電圧を積分して総磁束量を表示する測定器です。
フラックスメータとも呼びます。磁石全体の強さが1つの数字でわかります。

製品の特長

  • 磁石全体の磁束量を測る(1点の磁束密度とは別の量)
  • サーチコイルとセットで使う(測定物に合わせて作ることが多い)
  • 単位はWbかMx(Wb・Turnsで表示する機種もある)

使うメリット

  • 着磁の出来がわかる(マグネット全体の着磁量が出る)
  • 合否を自動で分けられる(コンパレータ付きの機種)
  • 測定器のばらつきを補正できる(補正値の入力や感度補正)

選ぶときに注意すること

  1. サーチコイルや本体が変わると値も変わる。マスターを決めて相対で管理する
  2. 磁石の温度が変わると磁束量も変わる。検査時の温度をそろえる
  3. 積分器なのでドリフトが起きる。量産はドリフトレスの機種にする
  4. 動かす速さが極端だと誤差が出る。測るときの速さをそろえる

※仕様は各メーカーの公式の製品ページによる。仕組みと測定の注意点は日本電磁測器とアイエムエスの解説による。値段を公式に出している製品はなかった。

LIST

磁束計の比較表

磁束計(フラックスメータ)8製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

多機能型

4製品
株式会社ディー・エム・ティーフラックスメーター DFM-101Sピークの読み方を選んで測る口コミを書く要見積

ピークホールドをP・P、ABS、N、Sから選べる多機能型で、最小分解能は1μWbです。測定レンジは1mWbから1000mWbまでで、単位はWbとMAX.Turnsを切り替えられます。オートゼロ機能とRS-232Cを標準で備えます。

種類
多機能型
測定範囲
1μWb〜1,000mWb
測定レンジ
1mWb・10mWb・100mWb・1000mWb
測定モード
ピークホールド(P・P、ABS、N、S)
判定(コンパレータ)
コンパレータ内蔵
通信
RS-232C、外部コントロール
積分のしかた
積分回路
分解能
1μWb
ドリフト
オートゼロ機能あり
記載なし
精度・電源・アナログ出力・外形寸法・質量・特長
公式ページへ詳細・仕様
電子磁気工業株式会社多機能フラックスメータ FM-2000卓上で読みつつ外部制御で自動測定口コミを書く要見積

ノーマル・ピークホールド・ピークtoピークの3つの測定モードを標準で備えた多機能型です。Hi、Go、Loの選別表示と外部制御の入力があるので、手で測る検査から自動測定まで同じ機種で通せます。電源はAC100〜240Vで、切り替えなしで使えます。

種類
多機能型
測定範囲
0.1μWb〜9.999Wb/F.S.・Turns
測定レンジ
0.1mWb・1mWb・10mWb
精度
±1%/F.S.±1digit
測定モード
ノーマル、ピークホールド、ピークtoピークホールド
判定(コンパレータ)
Hi、Go、Lo
通信
RS-232C、9,600bps
電源
単相AC100〜240V、50/60Hz
積分のしかた
CR積分
ドリフト
±1%/F.S.、30秒〜60秒(レンジによる)
アナログ出力
DC±1V/F.S.
外形寸法
266W×116H×370Dmm(取手部含む)
質量
約3.6kg
特長
制御入力で自動測定
記載なし
分解能
公式ページへ詳細・仕様
日本電磁測器株式会社フラックスメータ NFX-1000A引抜・通過など測り方を切り替える口コミを書く要見積

引抜・絶対値・通過・P/Hの測り方を1台で切り替えられる多機能型です。RS-232CとUSBを標準で備え、レンジごとに補正値を入れられるので、測定データをパソコンで管理する現場に向きます。不感帯とドリフトをなくした作りです。

種類
多機能型
測定範囲
1〜99.99×10の4乗μWb・T
測定レンジ
3レンジ(×10の2乗・×10の3乗・×10の4乗)
精度
レンジの±1%/Fs±1Digit
測定モード
引抜、絶対値、通過、P/H
判定(コンパレータ)
コンパレータあり
通信
RS-232C、USB
電源
AC85〜250V、50/60Hz、2.0A
分解能
1μWb
ドリフト
ドリフトレス
アナログ出力
±2.5V/FS
外形寸法
W210×D230×H66mm
質量
約2.3kg
特長
レンジごとに補正値を入力
記載なし
積分のしかた
公式ページへ詳細・仕様
株式会社マグネットラボフラックスメーター DFM-5WHKMx単位で読む据置の検査口コミを書く要見積

KMx単位で0.1〜199,900KMxまで読む据置型です。コンパレーターとピークホールドが付くので、磁石の合否を読みながら検査できます。RS232CやBCDの出力はオプションで足せます。

種類
多機能型
測定範囲
0.1〜199,900KMx
精度
±2%+1デジット
測定モード
ピークホールドあり
判定(コンパレータ)
コンパレーターあり
通信
オプションでRS232C、BCD
電源
AC100V±10V、1A、50/60Hz
アナログ出力
なし
外形寸法
93×240×295mm(縦×横×奥行)
質量
3.5kg
記載なし
測定レンジ・積分のしかた・分解能・ドリフト・特長
公式ページへ詳細・仕様

ライン向け

3製品
株式会社アイエムエスフラックスメーター IMF-500量産検査の高速測定口コミを書く要見積

VF積分方式で測定後の数値がすぐ落ち着く生産ライン用の機種で、精度は±0.5%/F.S.です。ドリフト調整が要らず、オートリセットが付くので、量産検査のタクトを止めません。サーチコイル感度補正でマスターコイルに合わせて、コイルごとのばらつきを消せます。

種類
ライン向け
測定範囲
1μWb〜400,000μWb
測定レンジ
×1・×10・×100
精度
±0.5%/F.S.
判定(コンパレータ)
あり(コンパレート設定値)
通信
RS-232C(Rモデル)
電源
AC90V〜240V、50/60Hz
積分のしかた
VF積分
ドリフト
ドリフトレス(調整不要)
特長
オートリセット、サーチコイル感度補正
記載なし
測定モード・分解能・アナログ出力・外形寸法・質量
公式ページへ詳細・仕様
電子磁気工業株式会社デジタルフラックスメータ VFM-1000装置へ組み込む短タクト測定口コミを書く要見積

装置への組み込み専用に作られたフラックスメータです。1回2秒の短タクトでもドリフトなしで測れるので、着磁装置やBHアナライザの中に入れて使えます。外部コントロールはMEASとRESETを受け、結果はHi、Pass、Loで返します。

種類
ライン向け
測定範囲
0.0001mWb〜9999.9mWb
測定レンジ
×1・×10・×100・×1000(4レンジ)
精度
各レンジ±1%F.S.
測定モード
ピークtoピークホールド
判定(コンパレータ)
Hi、Pass、Lo
通信
RS-232C、外部コントロール(MEAS、RESET)
電源
90〜240V
ドリフト
各レンジ±1%F.S.、60秒
外形寸法
W258×D324×H103mm
質量
約4kg
特長
1回2秒の短タクト
記載なし
積分のしかた・分解能・アナログ出力
公式ページへ詳細・仕様
MAGNIX株式会社フラックスメーター MFM-1000FAラインで通信をつないで使う口コミを書く要見積

シリアルポートを絶縁してコモンノイズと誘導ノイズを防ぐ、FA自動化ライン向けの機種です。RS232C・RS485・Ethernetから通信を選べます。サーチコイルを着磁ヨークに組み込めば、着磁後のワークを搬出するときに自動で測れます。

種類
ライン向け
測定モード
ノーマル、ピークホールド、ピークtoピーク
通信
RS232C、RS485、Ethernet
ドリフト
デジタルフィルタで抑える
アナログ出力
アナログ端子あり
特長
シリアルポートを絶縁
記載なし
測定範囲・測定レンジ・精度・判定(コンパレータ)⁠・電源・積分のしかた・分解能・外形寸法・質量
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ハンディ型

1製品
株式会社マグネットラボフラックスメーター DFM-2電池で持ち歩いて測る口コミを書く要見積

単3電池4本で動く重さ300gのハンディ型です。コンセントの無い場所へ持って行き、磁石の総磁束をその場で読めます。コンパレーターとピークホールドは付かないので、選別まで任せるなら同じ社の据置型を選びます。

種類
ハンディ型
測定範囲
1〜19,900KMx
精度
±2%+1デジット
測定モード
ピークホールドなし
判定(コンパレータ)
コンパレーターなし
通信
オプションでRS232C、BCD
電源
単3電池4本(ACアダプタ使用可)
アナログ出力
なし
外形寸法
180×100×60mm(縦×横×奥行)
質量
300g
記載なし
測定レンジ・積分のしかた・分解能・ドリフト・特長
公式ページへ詳細・仕様

多機能型4製品

株式会社ディー・エム・ティー

フラックスメーター DFM-101S

ピークの読み方を選んで測る

ピークホールドをP・P、ABS、N、Sから選べる多機能型で、最小分解能は1μWbです。測定レンジは1mWbから1000mWbまでで、単位はWbとMAX.Turnsを切り替えられます。オートゼロ機能とRS-232Cを標準で備えます。

コスト要見積

種類
多機能型
測定範囲
1μWb〜1,000mWb
測定レンジ
1mWb・10mWb・100mWb・1000mWb
測定モード
ピークホールド(P・P、ABS、N、S)
判定(コンパレータ)
コンパレータ内蔵
通信
RS-232C、外部コントロール
積分のしかた
積分回路
分解能
1μWb
ドリフト
オートゼロ機能あり
記載なし
精度・電源・アナログ出力・外形寸法・質量・特長
公式ページへ
電子磁気工業株式会社

多機能フラックスメータ FM-2000

卓上で読みつつ外部制御で自動測定

ノーマル・ピークホールド・ピークtoピークの3つの測定モードを標準で備えた多機能型です。Hi、Go、Loの選別表示と外部制御の入力があるので、手で測る検査から自動測定まで同じ機種で通せます。電源はAC100〜240Vで、切り替えなしで使えます。

コスト要見積

種類
多機能型
測定範囲
0.1μWb〜9.999Wb/F.S.・Turns
測定レンジ
0.1mWb・1mWb・10mWb
精度
±1%/F.S.±1digit
測定モード
ノーマル、ピークホールド、ピークtoピークホールド
判定(コンパレータ)
Hi、Go、Lo
通信
RS-232C、9,600bps
電源
単相AC100〜240V、50/60Hz
積分のしかた
CR積分
ドリフト
±1%/F.S.、30秒〜60秒(レンジによる)
アナログ出力
DC±1V/F.S.
外形寸法
266W×116H×370Dmm(取手部含む)
質量
約3.6kg
特長
制御入力で自動測定
記載なし
分解能
公式ページへ
日本電磁測器株式会社

フラックスメータ NFX-1000A

引抜・通過など測り方を切り替える

引抜・絶対値・通過・P/Hの測り方を1台で切り替えられる多機能型です。RS-232CとUSBを標準で備え、レンジごとに補正値を入れられるので、測定データをパソコンで管理する現場に向きます。不感帯とドリフトをなくした作りです。

コスト要見積

種類
多機能型
測定範囲
1〜99.99×10の4乗μWb・T
測定レンジ
3レンジ(×10の2乗・×10の3乗・×10の4乗)
精度
レンジの±1%/Fs±1Digit
測定モード
引抜、絶対値、通過、P/H
判定(コンパレータ)
コンパレータあり
通信
RS-232C、USB
電源
AC85〜250V、50/60Hz、2.0A
分解能
1μWb
ドリフト
ドリフトレス
アナログ出力
±2.5V/FS
外形寸法
W210×D230×H66mm
質量
約2.3kg
特長
レンジごとに補正値を入力
記載なし
積分のしかた
公式ページへ
株式会社マグネットラボ

フラックスメーター DFM-5WH

KMx単位で読む据置の検査

KMx単位で0.1〜199,900KMxまで読む据置型です。コンパレーターとピークホールドが付くので、磁石の合否を読みながら検査できます。RS232CやBCDの出力はオプションで足せます。

コスト要見積

種類
多機能型
測定範囲
0.1〜199,900KMx
精度
±2%+1デジット
測定モード
ピークホールドあり
判定(コンパレータ)
コンパレーターあり
通信
オプションでRS232C、BCD
電源
AC100V±10V、1A、50/60Hz
アナログ出力
なし
外形寸法
93×240×295mm(縦×横×奥行)
質量
3.5kg
記載なし
測定レンジ・積分のしかた・分解能・ドリフト・特長
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ライン向け3製品

株式会社アイエムエス

フラックスメーター IMF-500

量産検査の高速測定

VF積分方式で測定後の数値がすぐ落ち着く生産ライン用の機種で、精度は±0.5%/F.S.です。ドリフト調整が要らず、オートリセットが付くので、量産検査のタクトを止めません。サーチコイル感度補正でマスターコイルに合わせて、コイルごとのばらつきを消せます。

コスト要見積

種類
ライン向け
測定範囲
1μWb〜400,000μWb
測定レンジ
×1・×10・×100
精度
±0.5%/F.S.
判定(コンパレータ)
あり(コンパレート設定値)
通信
RS-232C(Rモデル)
電源
AC90V〜240V、50/60Hz
積分のしかた
VF積分
ドリフト
ドリフトレス(調整不要)
特長
オートリセット、サーチコイル感度補正
記載なし
測定モード・分解能・アナログ出力・外形寸法・質量
公式ページへ
電子磁気工業株式会社

デジタルフラックスメータ VFM-1000

装置へ組み込む短タクト測定

装置への組み込み専用に作られたフラックスメータです。1回2秒の短タクトでもドリフトなしで測れるので、着磁装置やBHアナライザの中に入れて使えます。外部コントロールはMEASとRESETを受け、結果はHi、Pass、Loで返します。

コスト要見積

種類
ライン向け
測定範囲
0.0001mWb〜9999.9mWb
測定レンジ
×1・×10・×100・×1000(4レンジ)
精度
各レンジ±1%F.S.
測定モード
ピークtoピークホールド
判定(コンパレータ)
Hi、Pass、Lo
通信
RS-232C、外部コントロール(MEAS、RESET)
電源
90〜240V
ドリフト
各レンジ±1%F.S.、60秒
外形寸法
W258×D324×H103mm
質量
約4kg
特長
1回2秒の短タクト
記載なし
積分のしかた・分解能・アナログ出力
公式ページへ
MAGNIX株式会社

フラックスメーター MFM-1000

FAラインで通信をつないで使う

シリアルポートを絶縁してコモンノイズと誘導ノイズを防ぐ、FA自動化ライン向けの機種です。RS232C・RS485・Ethernetから通信を選べます。サーチコイルを着磁ヨークに組み込めば、着磁後のワークを搬出するときに自動で測れます。

コスト要見積

種類
ライン向け
測定モード
ノーマル、ピークホールド、ピークtoピーク
通信
RS232C、RS485、Ethernet
ドリフト
デジタルフィルタで抑える
アナログ出力
アナログ端子あり
特長
シリアルポートを絶縁
記載なし
測定範囲・測定レンジ・精度・判定(コンパレータ)⁠・電源・積分のしかた・分解能・外形寸法・質量
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ハンディ型1製品

株式会社マグネットラボ

フラックスメーター DFM-2

電池で持ち歩いて測る

単3電池4本で動く重さ300gのハンディ型です。コンセントの無い場所へ持って行き、磁石の総磁束をその場で読めます。コンパレーターとピークホールドは付かないので、選別まで任せるなら同じ社の据置型を選びます。

コスト要見積

種類
ハンディ型
測定範囲
1〜19,900KMx
精度
±2%+1デジット
測定モード
ピークホールドなし
判定(コンパレータ)
コンパレーターなし
通信
オプションでRS232C、BCD
電源
単3電池4本(ACアダプタ使用可)
アナログ出力
なし
外形寸法
180×100×60mm(縦×横×奥行)
質量
300g
記載なし
測定レンジ・積分のしかた・分解能・ドリフト・特長
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Q&A

磁束計選びで、よくある疑問

購買担当の疑問磁束計の価格は、いくら?

載せた8製品は、どれも公式に値段を出していません。本体の型式と、測定物に合わせるサーチコイルの形を決めて、各メーカーに見積を取ります。

設備担当の疑問磁束計の種類と違いは?

使う場所で3つに分かれます。測り方をまとめた多機能型のFM-2000やNFX-1000A、ライン向けのIMF-500やVFM-1000、電池で動くハンディ型のDFM-2です。手で測るのか、装置に組み込むのかで決まります。

設備担当の疑問磁束計とガウスメーターの違いは?

磁束計はサーチコイルで磁石全体の総磁束量を測ります。ガウスメーターはプローブを当てた1点の磁束密度を測ります。着磁量の全体を見るなら磁束計、場所ごとの強さを見るならガウスメーターです。

設備担当の疑問サーチコイルは別に必要?

必要です。磁束計はサーチコイルとセットで測ります。形はヘルムホルツ型・対面の通過式・外周・内周・平面などがあり、アイエムエスは測定物に合わせて1個から作ります。着磁ヨークをコイルとして使う方法もあります。

設備担当の疑問WbとMxの換算は?

日本電磁測器のNFX-1000Aの表示単位の説明では、10μWbが1K Maxwellです。マグネットラボのDFM-5WHはKMxで、電子磁気工業のFM-2000はWbで表示します。機種を入れ替えるときは、単位をそろえて比べます。

設備担当の疑問磁束計の精度はどのくらい?

公式の値では、IMF-500が±0.5%/F.S.、FM-2000とVFM-1000が±1%、DFM-5WHとDFM-2が±2%に1デジットを足した値です。ただし、サーチコイルが変わると値も変わるので、本体の精度だけでは決まりません。

工場長の疑問ドリフトとは?対策は?

磁束計は積分器なので、対策が無いと数値が勝手に上がります。ノイズの多い現場、インピーダンスの高いコイル、小さいレンジで起きやすくなります。量産ならIMF-500のようなドリフトレスの機種か、MFM-1000のようなデジタルフィルタの機種を選びます。

工場長の疑問生産ラインに組み込める?

組み込めます。VFM-1000は組込み専用で、1回2秒の短タクトで測れます。MFM-1000はRS232C・RS485・Ethernetが使え、サーチコイルを着磁ヨークに組み込めば搬出時に自動で測れます。

設備担当の疑問複数のラインで値をそろえるには?

マスターの磁石・サーチコイル・本体を決めて保管し、各検査装置との比で補正します。IMF-500にはサーチコイル感度補正があり、NFX-1000Aはレンジごとに補正値を入れられます。

設備担当の疑問測定の値がばらつくのはなぜ?

磁石の温度の変化と、動かす速さが主な原因です。温度が変わると磁束量も変わるので、検査時の温度をそろえます。動かす速さも、極端に遅い・速いと誤差が出るので一定にします。

TYPES

磁束計の種類の違い

多機能型

複数の測定モードやコンパレータを1台にまとめた型です。作業者が読む抜き取り検査にも、外部制御をつないだ自動測定にも使えます。例は電子磁気工業のFM-2000、日本電磁測器のNFX-1000Aです。

向いている使い方

  • 開発や受入の検査で手で測る
  • 測り方を切り替えて使う
  • データをパソコンで残す

根拠:引抜、絶対値、通過、P/Hのマルチ測定ができ、RS-232C,USB通信機能を標準装備しています。(出典1)

この種類の4製品を表で見る

ライン向け

生産ラインや装置に組み込む前提で作った型です。ドリフト調整の手間を減らし、短いタクトで測ります。例はアイエムエスのIMF-500、電子磁気工業のVFM-1000、MAGNIXのMFM-1000です。

向いている使い方

  • 量産の全数検査
  • 着磁装置に組み込む
  • 通信で結果を上位へ送る

根拠:デジタルフラックスメータVFM-1000は組込み専用のフラックスメータです(出典3)

この種類の3製品を表で見る

ハンディ型

電池で動かして持ち歩く型です。軽く、コンセントの無い場所でも使えます。判定やピークホールドは付きません。例はマグネットラボのDFM-2です。

向いている使い方

  • 現場へ持って行って測る
  • 受け入れた磁石をその場で見る
  • 電源を取りにくい場所

根拠:DFMシリーズの仕様で、DFM-2はハンディ型、電源は単3電池4本です。(出典4)

この種類の1製品を表で見る
MAKERS

磁束計の主なメーカー6社

株式会社アイエムエス

VF積分方式で測定後の数値がすぐ落ち着く生産ライン用の機種で、精度は±0.5%/F.S.⁠⁠⁠です。

東京都

株式会社ディー・エム・ティー

ピークホールドをP・P、ABS、N、Sから選べる多機能型で、最小分解能は1μWbです。

長野県

電子磁気工業株式会社

ノーマル・ピークホールド・ピークtoピークの3つの測定モードを標準で備えた多機能型です。

東京都

日本電磁測器株式会社

引抜・絶対値・通過・P/Hの測り方を1台で切り替えられる多機能型です。

東京都

MAGNIX株式会社

シリアルポートを絶縁してコモンノイズと誘導ノイズを防ぐ、FA自動化ライン向けの機種です。

埼玉県

出典
  1. 日本電磁測器 フラックスメータ NFX-1000A
  2. 電子磁気工業 多機能フラックスメータ FM-2000
  3. 電子磁気工業 デジタルフラックスメータ VFM-1000
  4. マグネットラボ フラックスメーター DFMシリーズ
  5. アイエムエス フラックスメーター IMF-500
  6. MAGNIX フラックスメーター MFM-1000
  7. ディー・エム・ティー テスラメーター・フラックスメーター
  8. アイエムエス 磁気測定に必要なものは?
  9. アイエムエス フラックス測定の注意点
  10. アイエムエス サーチコイル
掲載基準

磁石やモーター部品の総磁束量を、サーチコイルと組み合わせて測る磁束計(フラックスメータ)に限ります。メーカーが自社で作り、公式サイトで今案内していて、仕様を公式で確かめられた型式を、1社2製品まで載せています。磁束密度を測るテスラメーター(ガウスメーター)は別の比較に分けました。磁化曲線を記録する東英工業のTRF 直流自記磁束計は磁気特性の測定装置なので、販売終了のお知らせが出ているメトロン技研のエレクトロニクス磁束計 SK3254Aは今案内していないので、それぞれ除きました。Lake ShoreやBrockhausなど日本法人を確かめられない海外メーカーも載せていません。電子磁気工業は小型のFMI-2000Rもありますが、1社2製品までとしてFM-2000とVFM-1000を載せました。

磁束計(フラックスメータ)を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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