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GUIDE / FLUXMETER

磁束計(フラックスメータ)⁠と⁠は⁠?多機能型・ライン向け・ハンディ型の種類と、測定範囲・精度・サーチコイルの選び方

磁石やモーター部品の総磁束量を測る磁束計(フラックスメータ)の3つの種類、ガウスメーターとの違い、サーチコイルの選び方、精度とドリフトの見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

磁束計は、サーチコイルと組み合わせて磁石全体の総磁束量を測る測定器です。手で測るなら多機能型かハンディ型、量産ラインならドリフトレスのライン向けを選びます。サーチコイルは測定物に合わせて決めます。

磁束計とは

磁束計(フラックスメータ)は、サーチコイルの中で磁石を動かし、コイルに出た電圧を積分して総磁束量を表示する測定器です。総磁束量は磁石全体の強さを表すので、着磁の出来を1つの数字で確かめられます。

比較ページには、日本の会社が自社で作る磁束計を、型式の単位で載せています。海外ブランドの輸入品や、販売を終えた機種は載せていません。

3つの種類

  • 多機能型:複数の測定モードやコンパレータを1台にまとめた型です。例は電子磁気工業のFM-2000、日本電磁測器のNFX-1000A、マグネットラボのDFM-5WH、ディー・エム・ティーのDFM-101Sです
  • ライン向け:生産ラインや装置に組み込む型です。例はアイエムエスのIMF-500、電子磁気工業のVFM-1000、MAGNIXのMFM-1000です
  • ハンディ型:電池で動かして持ち歩く型です。例はマグネットラボのDFM-2です

ガウスメーターとの違い

  • 磁束計は、サーチコイルで磁石全体の総磁束量を測ります
  • ガウスメーター(テスラメーター)は、プローブを当てた1点の磁束密度を測ります
  • 着磁量の全体を見るなら磁束計、場所ごとの強さを見るならガウスメーターです

測定範囲と精度

  • IMF-500の測定範囲は、1μWb〜400,000μWbで、精度は±0.5%/F.S.⁠⁠⁠です
  • FM-2000の表示範囲は、0.1μWb〜9.999Wb/F.S.・Turnsで、精度は±1%/F.S.±1digitです
  • DFM-5WHの測定範囲は、0.1〜199,900KMxで、精度は±2%に1デジットを足した値です
  • 単位がそろわないときは、10μWbを1K Maxwellとして換算します

サーチコイルの選び方

  • 形は、ヘルムホルツ型・対面の通過式・外周・内周・平面などがあります
  • 測定物の形に合わせて作ります。アイエムエスは1個から作ります
  • 着磁ヨークをサーチコイルとして使えば、着磁してそのまま測れます

測るときの注意

  • サーチコイルや本体が変わると値も変わります。マスターの磁石・コイル・本体を決めて、比で管理します
  • 磁石の温度が変わると磁束量も変わります。検査時の温度をそろえます
  • 磁束計は積分器なのでドリフトが起きます。量産はドリフトレスの機種にします
  • 磁石を動かす速さが極端に遅い・速いと誤差が出ます。一定の速さで動かします
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