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金型や精密部品を作る工場で、放電加工機を選ぶ生産技術・設備の担当の方へ

放電加工機のメーカー8社比較【2026年】

放電加工機は、電気の火花で金属を少しずつ溶かし、
焼入れ鋼や超硬合金でも図面どおりの形に仕上げる工作機械です。

ABOUT

放電加工機とは

比較表を見る ↓

電気の火花で金属を少しずつ溶かして、
硬い材料でも図面どおりの形に仕上げる工作機械です。
細いワイヤで切り抜くワイヤ放電加工機(ワイヤカット・ワイヤーカット、放電ワイヤー加工機とも⁠)⁠、電極の形を写す形彫り(型彫り)放電加工機、穴をあける細穴放電加工機に分かれます。

製品の特長

  • 電気が通れば硬さに関係なく削れる(焼入れ鋼・超硬合金・チタンも加工できる)
  • 刃物が当たらないので力がかからない(薄い部品や細い部品もひずみにくい)
  • 形を決めるのはワイヤか電極(ワイヤは突き抜けた輪郭、形彫りは底のある形)

使うメリット

  • 焼入れした後で仕上げられる(熱処理のあとに精度を出し直せる)
  • 細い角や狭い溝を作れる(ワイヤは一般に直径0.05〜0.3mm)
  • 段取りが済めば無人で回せる(ワイヤの自動結線・電極の自動交換)

選ぶときに注意すること

  1. 樹脂など電気を通さない材料は加工できない
  2. ワイヤ放電加工機は底のある形を彫れない。凹みは形彫りで彫る
  3. 油の加工液を使う機械は、火災予防の基準に沿って置き場所と消火設備を決める
  4. 値段を出しているメーカーは少ない。加工物の大きさ・重さと精度を伝えて見積もりを取る

※放電加工の仕組みと方式の違い・加工液の水と油の違いは、株式会社ソディックの技術解説(SurVibes)による。仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページ・仕様表・カタログ・発表資料による。

LIST

放電加工機の比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

放電加工機12製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)

4製品
西部電機株式会社MM50UP厚い金型部品の高精度なテーパ加工口コミを書く要見積

西部電機が超精密機に分ける水仕様のワイヤ放電加工機で、板厚300mmまで±10°のテーパを切れます。オプションなら板厚40mmで±45°まで傾けられます。ワイヤは直径0.05mmまで細くできます。

種類
ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)
各軸移動量
X500mm・Y400mm・Z310mm
加工物の大きさ
幅850mm・奥行730mm・高さ300mm
加工物の質量
800kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.05〜0.3mm(標準0.2mm)
最大テーパ角
±10°(板厚300mm)、オプションで±45°(板厚40mm⁠)
加工液
水
特長
加工サンプルで面粗さRa0.25μm(SKD11・板厚60mm)
機械の大きさ
幅1,915mm・奥行2,260mm・高さ2,035mm、3,300kg
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社ソディックVN400Q水加工のワイヤカットを入門機で始める口コミを書く1,500万円⁠〜(税抜・2022年)

ソディックのワイヤ放電加工機のエントリーモデルで、値段を出している数少ない機種です。2022年の発表時の標準価格は1,500万円〜(税抜)⁠で⁠し⁠た⁠。入門機でもX・Y・U・V軸を自社製リニアモータで動かし、テーパは板厚100mmで±15°まで切れます。

種類
ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)
各軸移動量
X400mm・Y300mm・Z230mm
加工物の大きさ
幅830mm・奥行700mm・高さ215mm
加工物の質量
500kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.1〜0.3mm
最大テーパ角
±15°(板厚100mm)
加工液
純水
特長
X・Y・U・V軸を自社製リニアモータで動かす
機械の大きさ
幅2,070mm・奥行2,935mm・高さ2,135mm、2,920kg
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
ファナック株式会社FANUC ROBOCUT α-C600iC大きめのプレート・厚物のワイヤカット口コミを書く要見積

自動結線AWF3が板厚500mmまで水中で結線し、板厚150mmなら切れた所から結線し直して加工を続けます。夜間の無人運転で止まりにくいのが強みです。テーパは標準で板厚150mmまで±30°切れます。

種類
ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)
各軸移動量
X600mm・Y400mm・Z310mm
加工物の大きさ
幅1,050mm・奥行775〜820mm・高さ300mm
加工物の質量
1,000kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.1〜0.3mm
最大テーパ角
±30°(板厚150mm)
特長
自動結線AWF3で板厚500mmまで水中結線
記載なし
加工液・機械の大きさ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様カタログ(PDF)
三菱電機株式会社MV4800R大きな金型プレートのワイヤカット口コミを書く要見積

三菱電機のワイヤ放電加工機のうち、テーブルの大きい大形機です。移動量はX800mm・Y600mmで、3,000kgまでの大きな金型プレートを載せられます。自動結線は、板厚の高い加工物でも切れた所からワイヤを通し直しやすくしています。

種類
ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)
各軸移動量
X800mm・Y600mm・Z310mm
加工物の大きさ
幅1,250mm・奥行1,020mm・高さ305mm
加工物の質量
3,000kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.15〜0.30mm
特長
シャフトリニアモータで駆動
機械の大きさ
幅3,100mm・奥行3,445mm・高さ2,415mm、本体5,500kg
記載なし
最大テーパ角・加工液
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

微細ワイヤ放電加工機

2製品
西部電機株式会社MEX15リードフレーム・櫛歯など微細部品口コミを書く要見積

直径0.03mmのワイヤで、リードフレームや櫛歯のような細かい形を切る超精密機です。西部電機の加工サンプルでは、SKD11の板厚3mmで形状精度±1μmでした。水仕様と油仕様の両方の一覧に載っています。

種類
微細ワイヤ放電加工機
各軸移動量
X150mm・Y150mm・Z120mm
加工物の大きさ
幅180mm・奥行165mm・高さ60mm
加工物の質量
12kg(治具などを含む)
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.03〜0.15mm(標準0.1mm)
最大テーパ角
±10°(板厚60mm⁠)
加工液
水・油
特長
加工サンプルで形状精度±1μm(SKD11・板厚3mm)
機械の大きさ
幅1,830mm・奥行1,770mm・高さ1,855mm、3,250kg
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社牧野フライス製作所UPN-⁠01小物電子部品・医療機器の微細加工口コミを書く要見積

ワイヤを横に張る横形で、直径0.02mmの細いワイヤまで使える油仕様の機械です。牧野フライス製作所は、小物電子部品や医療機器のサブミクロン単位の微細加工向けとしています。加工物は幅150mm・奥行150mm・高さ40mmまでです。

種類
微細ワイヤ放電加工機
各軸移動量
X160mm・Y160mm・Z50mm
加工物の大きさ
幅150mm・奥行150mm・高さ40mm
加工物の質量
8kg(ホルダ含む)
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.02・0.03・0.05・0.07・0.1mm
最大テーパ角
±6°(制限あり)
加工液
油
特長
油性加工液の横形ワイヤ放電加工機
記載なし
機械の大きさ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

形彫り放電加工機

3製品
株式会社アイトロニクスAx1601小さな形彫りを場所を取らずに始める口コミを書く要見積

床の面積650mm角・200kgの小さな形彫放電加工機で、単相AC100Vの電源でも動きます。メーカーは、導入と維持の費用を一般的な放電加工機より大きく抑えたとしています。電極は5kgまでなので、小物の彫り込み向けです。

種類
形彫り放電加工機
各軸移動量
X250mm・Y250mm・Z250mm
加工物の大きさ
加工槽 幅400mm・奥行450mm・高さ210mm
加工物の質量
80kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
電極 最大5kg
特長
単相AC100Vで動き、最大加工電流36A
機械の大きさ
幅650mm・奥行650mm・高さ1,760mm、200kg
記載なし
最大テーパ角・加工液
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社牧野フライス製作所EDAF2小物のプラスチック・ダイカスト金型口コミを書く要見積

電極を20m/minで上下させる高速ジャンプ(HS-Rib)で加工くずを出し、深いリブを速く彫ります。小物部品のプラスチック金型やダイカスト金型向けの機械です。電極の自動交換(ATC)は特別仕様で付けられます。

種類
形彫り放電加工機
各軸移動量
X350mm・Y250mm・Z250mm
加工物の大きさ
加工槽 幅700mm・奥行500mm・高さ300mm
加工物の質量
500kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
電極 最大50kg(制限あり)
特長
20m/minの高速ジャンプ(HS-Rib)
記載なし
最大テーパ角・加工液・機械の大きさ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
三菱電機株式会社SV12Pコネクタ金型など精密な形彫り口コミを書く1,750万円税抜・2018年

三菱電機の形彫放電加工機の最上位機で、加工精度±3μmを保証しています。AI技術Maisartが加工の状態を読み取って条件を変え、2018年の発表では、従来機より生産性が上がったとしています。発売時の標準価格は1,750万円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

種類
形彫り放電加工機
各軸移動量
X400mm・Y300mm・Z300mm
加工物の大きさ
幅900mm・奥行650mm・高さ350mm
加工物の質量
1,000kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
電極 最大80kg
特長
加工精度±3μmを保証
機械の大きさ
幅1,725mm・奥行2,070mm・高さ2,420mm、総質量3,500kg
記載なし
最大テーパ角・加工液
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

細穴放電加工機

3製品
株式会社エレニックスCT300FX細穴の微細加工を小さな機械で口コミを書く要見積

細穴放電加工機を専門に作るエレニックスの、NC付きの小型機です。FX Ⅲシリーズは通電する材料なら30μm〜8mmの穴を、ドリルのように刃が折れる心配なくあけられます。ガイドを上下させるW軸280mmを持ちます。

種類
細穴放電加工機
各軸移動量
X300mm・Y200mm・Z400mm
加工物の大きさ
テーブル 幅300mm・奥行300mm
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
穴径30μm〜8mm(FX Ⅲシリーズ)
特長
小型機に多機能NCと電源を載せたモデル
記載なし
加工物の質量・最大テーパ角・加工液・機械の大きさ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社ソディックK1Cワイヤカットのスタート穴をあける口コミを書く要見積

ソディックの細穴放電加工機のうち、値段を抑えたエントリーモデルです。直径0.2〜3.0mmのパイプ電極で、焼入れ鋼でも硬さに関係なく穴をあけます。加工液は水溶性で、純水を使う上位の機種とは分かれています。

種類
細穴放電加工機
各軸移動量
X200mm・Y300mm・Z300mm
加工物の質量
100kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
電極径0.2〜3.0mm
加工液
水溶性
特長
細穴放電加工機のエントリーモデル
記載なし
加工物の大きさ・最大テーパ角・機械の大きさ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社日本放電技術JEM-25Aワイヤカットのスタート穴を純水で口コミを書く要見積

イオン交換した純水で加工する汎用の高速細穴放電加工機で、特殊な加工液を用意せずに使えます。X・Y・Zの各軸にデジタルカウンタが付き、手で位置を合わせる現場でも扱いやすいです。電極は直径0.2〜3.0mm、最大加工電流は25Aです。

種類
細穴放電加工機
各軸移動量
X300mm・Y200mm・Z370mm
加工物の大きさ
テーブル 幅450mm・奥行200mm
加工物の質量
100kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
電極径0.2〜3.0mm
加工液
純水
特長
最大加工電流25A、XYZ軸のデジタルカウンタ付き
機械の大きさ
幅900mm・奥行930mm・高さ2,100mm、500kg
記載なし
最大テーパ角
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)4製品

西部電機株式会社

MM50UP

厚い金型部品の高精度なテーパ加工

西部電機が超精密機に分ける水仕様のワイヤ放電加工機で、板厚300mmまで±10°のテーパを切れます。オプションなら板厚40mmで±45°まで傾けられます。ワイヤは直径0.05mmまで細くできます。

コスト要見積

種類
ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)
各軸移動量
X500mm・Y400mm・Z310mm
加工物の大きさ
幅850mm・奥行730mm・高さ300mm
加工物の質量
800kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.05〜0.3mm(標準0.2mm)
最大テーパ角
±10°(板厚300mm)、オプションで±45°(板厚40mm⁠)
加工液
水
特長
加工サンプルで面粗さRa0.25μm(SKD11・板厚60mm)
機械の大きさ
幅1,915mm・奥行2,260mm・高さ2,035mm、3,300kg
公式ページへ
株式会社ソディック

VN400Q

水加工のワイヤカットを入門機で始める

ソディックのワイヤ放電加工機のエントリーモデルで、値段を出している数少ない機種です。2022年の発表時の標準価格は1,500万円〜(税抜)⁠で⁠し⁠た⁠。入門機でもX・Y・U・V軸を自社製リニアモータで動かし、テーパは板厚100mmで±15°まで切れます。

コスト1,500万円⁠〜(税抜・2022年)

種類
ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)
各軸移動量
X400mm・Y300mm・Z230mm
加工物の大きさ
幅830mm・奥行700mm・高さ215mm
加工物の質量
500kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.1〜0.3mm
最大テーパ角
±15°(板厚100mm)
加工液
純水
特長
X・Y・U・V軸を自社製リニアモータで動かす
機械の大きさ
幅2,070mm・奥行2,935mm・高さ2,135mm、2,920kg
公式ページへ
ファナック株式会社

FANUC ROBOCUT α-C600iC

大きめのプレート・厚物のワイヤカット

自動結線AWF3が板厚500mmまで水中で結線し、板厚150mmなら切れた所から結線し直して加工を続けます。夜間の無人運転で止まりにくいのが強みです。テーパは標準で板厚150mmまで±30°切れます。

コスト要見積

種類
ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)
各軸移動量
X600mm・Y400mm・Z310mm
加工物の大きさ
幅1,050mm・奥行775〜820mm・高さ300mm
加工物の質量
1,000kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.1〜0.3mm
最大テーパ角
±30°(板厚150mm)
特長
自動結線AWF3で板厚500mmまで水中結線
記載なし
加工液・機械の大きさ
公式ページへ
三菱電機株式会社

MV4800R

大きな金型プレートのワイヤカット

三菱電機のワイヤ放電加工機のうち、テーブルの大きい大形機です。移動量はX800mm・Y600mmで、3,000kgまでの大きな金型プレートを載せられます。自動結線は、板厚の高い加工物でも切れた所からワイヤを通し直しやすくしています。

コスト要見積

種類
ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)
各軸移動量
X800mm・Y600mm・Z310mm
加工物の大きさ
幅1,250mm・奥行1,020mm・高さ305mm
加工物の質量
3,000kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.15〜0.30mm
特長
シャフトリニアモータで駆動
機械の大きさ
幅3,100mm・奥行3,445mm・高さ2,415mm、本体5,500kg
記載なし
最大テーパ角・加工液
公式ページへ

微細ワイヤ放電加工機2製品

西部電機株式会社

MEX15

リードフレーム・櫛歯など微細部品

直径0.03mmのワイヤで、リードフレームや櫛歯のような細かい形を切る超精密機です。西部電機の加工サンプルでは、SKD11の板厚3mmで形状精度±1μmでした。水仕様と油仕様の両方の一覧に載っています。

コスト要見積

種類
微細ワイヤ放電加工機
各軸移動量
X150mm・Y150mm・Z120mm
加工物の大きさ
幅180mm・奥行165mm・高さ60mm
加工物の質量
12kg(治具などを含む)
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.03〜0.15mm(標準0.1mm)
最大テーパ角
±10°(板厚60mm⁠)
加工液
水・油
特長
加工サンプルで形状精度±1μm(SKD11・板厚3mm)
機械の大きさ
幅1,830mm・奥行1,770mm・高さ1,855mm、3,250kg
公式ページへ
株式会社牧野フライス製作所

UPN-⁠01

小物電子部品・医療機器の微細加工

ワイヤを横に張る横形で、直径0.02mmの細いワイヤまで使える油仕様の機械です。牧野フライス製作所は、小物電子部品や医療機器のサブミクロン単位の微細加工向けとしています。加工物は幅150mm・奥行150mm・高さ40mmまでです。

コスト要見積

種類
微細ワイヤ放電加工機
各軸移動量
X160mm・Y160mm・Z50mm
加工物の大きさ
幅150mm・奥行150mm・高さ40mm
加工物の質量
8kg(ホルダ含む)
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
ワイヤ径0.02・0.03・0.05・0.07・0.1mm
最大テーパ角
±6°(制限あり)
加工液
油
特長
油性加工液の横形ワイヤ放電加工機
記載なし
機械の大きさ
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形彫り放電加工機3製品

株式会社アイトロニクス

Ax1601

小さな形彫りを場所を取らずに始める

床の面積650mm角・200kgの小さな形彫放電加工機で、単相AC100Vの電源でも動きます。メーカーは、導入と維持の費用を一般的な放電加工機より大きく抑えたとしています。電極は5kgまでなので、小物の彫り込み向けです。

コスト要見積

種類
形彫り放電加工機
各軸移動量
X250mm・Y250mm・Z250mm
加工物の大きさ
加工槽 幅400mm・奥行450mm・高さ210mm
加工物の質量
80kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
電極 最大5kg
特長
単相AC100Vで動き、最大加工電流36A
機械の大きさ
幅650mm・奥行650mm・高さ1,760mm、200kg
記載なし
最大テーパ角・加工液
公式ページへ
株式会社牧野フライス製作所

EDAF2

小物のプラスチック・ダイカスト金型

電極を20m/minで上下させる高速ジャンプ(HS-Rib)で加工くずを出し、深いリブを速く彫ります。小物部品のプラスチック金型やダイカスト金型向けの機械です。電極の自動交換(ATC)は特別仕様で付けられます。

コスト要見積

種類
形彫り放電加工機
各軸移動量
X350mm・Y250mm・Z250mm
加工物の大きさ
加工槽 幅700mm・奥行500mm・高さ300mm
加工物の質量
500kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
電極 最大50kg(制限あり)
特長
20m/minの高速ジャンプ(HS-Rib)
記載なし
最大テーパ角・加工液・機械の大きさ
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三菱電機株式会社

SV12P

コネクタ金型など精密な形彫り

三菱電機の形彫放電加工機の最上位機で、加工精度±3μmを保証しています。AI技術Maisartが加工の状態を読み取って条件を変え、2018年の発表では、従来機より生産性が上がったとしています。発売時の標準価格は1,750万円(税抜)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

コスト1,750万円税抜・2018年

種類
形彫り放電加工機
各軸移動量
X400mm・Y300mm・Z300mm
加工物の大きさ
幅900mm・奥行650mm・高さ350mm
加工物の質量
1,000kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
電極 最大80kg
特長
加工精度±3μmを保証
機械の大きさ
幅1,725mm・奥行2,070mm・高さ2,420mm、総質量3,500kg
記載なし
最大テーパ角・加工液
公式ページへ

細穴放電加工機3製品

株式会社エレニックス

CT300FX

細穴の微細加工を小さな機械で

細穴放電加工機を専門に作るエレニックスの、NC付きの小型機です。FX Ⅲシリーズは通電する材料なら30μm〜8mmの穴を、ドリルのように刃が折れる心配なくあけられます。ガイドを上下させるW軸280mmを持ちます。

コスト要見積

種類
細穴放電加工機
各軸移動量
X300mm・Y200mm・Z400mm
加工物の大きさ
テーブル 幅300mm・奥行300mm
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
穴径30μm〜8mm(FX Ⅲシリーズ)
特長
小型機に多機能NCと電源を載せたモデル
記載なし
加工物の質量・最大テーパ角・加工液・機械の大きさ
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株式会社ソディック

K1C

ワイヤカットのスタート穴をあける

ソディックの細穴放電加工機のうち、値段を抑えたエントリーモデルです。直径0.2〜3.0mmのパイプ電極で、焼入れ鋼でも硬さに関係なく穴をあけます。加工液は水溶性で、純水を使う上位の機種とは分かれています。

コスト要見積

種類
細穴放電加工機
各軸移動量
X200mm・Y300mm・Z300mm
加工物の質量
100kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
電極径0.2〜3.0mm
加工液
水溶性
特長
細穴放電加工機のエントリーモデル
記載なし
加工物の大きさ・最大テーパ角・機械の大きさ
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株式会社日本放電技術

JEM-25A

ワイヤカットのスタート穴を純水で

イオン交換した純水で加工する汎用の高速細穴放電加工機で、特殊な加工液を用意せずに使えます。X・Y・Zの各軸にデジタルカウンタが付き、手で位置を合わせる現場でも扱いやすいです。電極は直径0.2〜3.0mm、最大加工電流は25Aです。

コスト要見積

種類
細穴放電加工機
各軸移動量
X300mm・Y200mm・Z370mm
加工物の大きさ
テーブル 幅450mm・奥行200mm
加工物の質量
100kg
ワイヤ・⁠⁠⁠電極
電極径0.2〜3.0mm
加工液
純水
特長
最大加工電流25A、XYZ軸のデジタルカウンタ付き
機械の大きさ
幅900mm・奥行930mm・高さ2,100mm、500kg
記載なし
最大テーパ角
公式ページへ
Q&A

放電加工機選びで、よくある疑問

購買担当の疑問放電加工機やワイヤー放電加工機の価格は、いくら?

値段を出しているのは12製品中2製品だけです。ソディックのワイヤ放電加工機VN400Qは2022年の発表時に1,500万円〜(税抜)、三菱電機の形彫放電加工機SV12Pは2018年の発売時に1,750万円(税抜)⁠で⁠し⁠た⁠。ほかは加工物の大きさと台数を伝えて見積もりを取ります。

設備担当の疑問ワイヤ放電加工機と形彫り放電加工機の違いは?

輪郭を切り抜くならワイヤ、底のある凹みを彫るなら形彫りです。ワイヤは上から下へ張った線で切るので、突き抜けた形しか作れません。形彫りは電極の形を加工物に写すので、金型のキャビティのような底のある形を彫れます。

設備担当の疑問細穴放電加工機は、何に使う?

ワイヤ放電加工機でワイヤを通すスタート穴をあけるのに使います。ソディックのK1Cと日本放電技術のJEM-25Aは、直径0.2〜3.0mmのパイプ電極で、焼入れした鋼にも穴をあけます。

工場長の疑問加工液は水と油、どちらを選ぶ?

速く切るなら水、細かい形と面のきれいさを重視するなら油です。油は放電のすき間を狭くできるので、直径0.02mmのワイヤを使う牧野フライス製作所のUPN-01は油仕様です。油を使う機械は火災予防の基準に沿って置きます。

設備担当の疑問ワイヤの太さ(ワイヤ径)は⁠、どれくらい?

一般に直径0.05〜0.3mmです。標準の機械はソディックのVN400QやファナックのROBOCUT α-C600iCのように0.1〜0.3mmで、微細加工向けの西部電機MEX15は0.03mmまで細くできます。

設備担当の疑問テーパ加工は、何度まで切れる?

機械で大きく違います。ファナックのROBOCUT α-C600iCは板厚150mmで±30°、ソディックのVN400Qは板厚100mmで±15°です。西部電機のMM50UPは標準で±10°ですが、オプションなら板厚40mmで±45°まで傾けられます。

工場長の疑問大きくて重い金型を載せたい

加工物の質量で選びます。ワイヤ放電加工機では、三菱電機の大形機MV4800Rが3,000kg、ファナックのROBOCUT α-C600iCが1,000kg、西部電機のMM50UPが800kgまで載せられます。形彫りの三菱電機SV12Pは1,000kgです。

経営者の疑問小さく始めたい、置き場所が狭い

アイトロニクスのAx1601は、床の面積650mm角・200kgの形彫放電加工機で、単相AC100Vの電源でも動きます。メーカーは、導入の費用を一般的な放電加工機のおよそ1/3〜1/5としています。電極は5kgまでなので、小物を彫る向けです。

工場長の疑問夜間に無人で回したい

ワイヤが切れたときの自動結線と、電極の自動交換で決まります。ファナックのROBOCUT α-C600iCは、板厚500mmまで水中で結線し、板厚150mmなら切れた所から結線し直します。牧野フライス製作所のEDAF2は、特別仕様で電極を8・16・32本まで自動で替えられます。

施設管理の疑問放電加工機で加工できない材料は?

電気を通さない材料は加工できません。反対に、電気さえ通れば、焼入れ鋼や超硬合金のように硬い材料でも、硬さに関係なく加工できます。

購買担当の疑問シェアが大きいメーカーは?

ソディックは公式サイトで、放電加工機を「世界首位級のシェア」と案内しています。自社の記載で、調査元と数字は書かれていません。国内のメーカー別のシェアを示す公的な統計は見つかりませんでした。

TYPES

放電加工機の種類の違い

ボタンを押すと、表がその種類の製品だけになります。

ワイヤ放電加工機(⁠ワイヤカット⁠)

上から下へ走らせた細いワイヤに電圧をかけ、糸のこのように加工物を溶かしながら切り抜きます。テーブルがX・Yに動いて輪郭を切り、U・V軸でワイヤを傾ければテーパや上下で形の違う穴も切れます。

向いている使い方

  • プレス金型のダイやパンチを切り抜く
  • 焼入れ鋼や超硬合金の部品を輪郭どおりに切る
  • 抜き勾配のテーパや上下異形状を切る

根拠:ワイヤは上から下へ張られているので、底を残す形状は加工できません(出典1)

この種類の4製品を表で見る

微細ワイヤ放電加工機

直径0.02〜0.03mmの細いワイヤを使い、リードフレームやコネクタのような小さな部品を切ります。油の加工液を使えるものが多く、放電のすき間を狭くして細かい形ときれいな面を出します。

向いている使い方

  • コネクタやリードフレームの金型部品を切る
  • 医療機器の小さな部品を切る
  • 超硬合金の櫛歯や細いスリットを切る

根拠:油の加工液は放電のすき間を狭くでき、微細な形状や面粗さを重視する加工に向きます(出典4)

この種類の2製品を表で見る

形彫り放電加工機

銅やグラファイトで作った電極を加工物に近づけて放電させ、電極の形をそのまま加工物に写します。電極が加工物を突き抜けないので、金型のキャビティのような底のある形を彫れます。

向いている使い方

  • 樹脂やダイカストの金型のキャビティを彫る
  • 深いリブや細いすき間を彫る
  • 焼入れした後の金型を仕上げる

根拠:電極が加工物を貫通しなくてよいので、底付きの形状を加工できます(出典2)

この種類の3製品を表で見る

細穴放電加工機

回転するパイプ状の電極の中に加工液を通しながら放電させ、細い穴を速くあけます。ドリルの入らない焼入れ鋼や超硬合金にも、刃が折れる心配なく穴をあけます。

向いている使い方

  • ワイヤカットのスタート穴をあける
  • 焼入れ後の部品に細い穴をあける
  • 金型の冷却穴やガス抜きの穴をあける

根拠:導電性の加工物なら、硬さに関係なく高速で穴をあけられます(出典3)

この種類の3製品を表で見る
MAKERS

放電加工機の主なメーカー8社

ソディックは公式サイトの製品案内で、放電加工機を「世界首位級のシェア」と案内しています(自社の記載で、調査元と数字は書かれていません⁠)⁠。国内のメーカー別のシェアを示す公的な統計は見つかりませんでした。
社名を押すと、その会社のページ(ほかの製品と所在地)に移ります。

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:金型や精密部品の加工で使う放電加工機のうち、ワイヤ放電加工機(ワイヤカット)・油仕様などの微細加工向けワイヤ放電加工機・形彫り放電加工機・細穴放電加工機の4種類で、日本に本社か日本法人を持つメーカーが自社で作り、公式サイトで今案内している機種。1社につき代表の1〜2型式を選び、仕様を公式の製品ページ・仕様表・カタログ・発表資料で確かめられたものだけを載せています。マシニングセンタ・旋盤・研削盤などほかの工作機械(工作機械とマシニングセンタのページで比べます⁠)⁠、レーザー加工機、電極やワイヤなどの消耗品だけの製品、放電加工の受託、中古・リニューアル機、代理店が売る他社製品(モリブデンワイヤ放電加工機の総代理店品など⁠)⁠、折れた工具を取り除く専用機は除いています。工作機械のページに載せた機種(三菱電機MG12R、ソディックAL400G iG+EとAL60G+、ファナックROBOCUT α-C400iC、西部電機M50HP)は、このページでは別の機種を選びました。AGIE CHARMILLES(旧GFマシニングソリューションズ)は、ブランドの再編で日本法人を公式サイトで確かめられなかったので載せていません。

並び順:種類ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

放電加工機を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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