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道路橋・高架橋の壁高欄(プレキャスト壁高欄・鋼製壁高欄)を選ぶ、道路会社や自治体の橋の担当、建設コンサルタント、施工会社の積算・購買の担当の方へ

壁高欄のメーカー5社比較【2026年】

壁高欄は、橋から車や人が落ちるのを
防ぐ、壁の形をした柵です。

ABOUT

壁高欄とは

比較表を見る ↓

壁高欄とは、道路橋・高架橋の端に付けて、
車や人が橋から落ちるのを防ぐ壁の形をした防護柵です。
高速道路や線路をまたぐ橋など、丈夫さが要る所で使います。
工場で作るプレキャストの壁高欄と、鋼製の壁高欄があり、
剛性防護柵とも呼びます。

製品の特長

  • 壁でまっすぐ受け止める(車の落下と二次災害を防ぐ)
  • 工場で作って据える(現場で型枠・打設をしない)
  • 種別で強さを選ぶ(SB種・SS種など)

使うメリット

  • 工期を縮められる(EMC壁高欄は場所打ちの約5分の1の施工日数)
  • 品質がそろう(工場の管理で作る)
  • 壊れた所だけ替えられる(ボルトで留める型)

選ぶときに注意すること

  1. 種別は橋の条件で決まる。新幹線などと交わる所はSS種の型を選ぶ
  2. コンクリート製は重い。鋼製は約220kg/mでコンクリート製は約780kg/m
  3. 吊って据えるので、クレーンなどの揚重機械を用意する
  4. 床版のアンカーの位置は、ブロックを据える前に決めておく
  5. 同じ名前の製品を何社も作っている。取扱地域と工場を確かめる

※仕様は各メーカーの公式の製品ページ・カタログによる。壁高欄の役目は日本ヒュームと興和工業所の解説による。

LIST

壁高欄の比較表

壁高欄5製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

ボルト連結型(取り替えやすい)

1製品
日本ヒューム株式会社EMC壁高欄事故で壊れたときにブロックごと替える口コミを書く要見積

ブロックどうしを曲がりボルトで1つずつ留めるので、壊れたブロックだけを替えられます。従来は20〜30mをPC鋼より線でまとめてつないでいたため、取り替えの車線規制が長くなっていました。床版のアンカーもスリーブ付きで、あとから交換できます。

方式
ボルト連結型(取り替えやすい)
床版との接合
スリーブ付きアンカーボルト(交換できる)
ブロックどうしの接合
曲がりボルトでブロックごとに連結
性能の確かめ方
実車衝突試験、NEXCO試験方法441
工期
場所打ちの約5分の1の施工日数
記載なし
種別・重さ・衝撃度・アンカー・コンクリートの強度・表面処理・オプション
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

モルタル充填型(一体にする)

3製品
ケイコン株式会社クイック壁高欄新幹線などと交わる区間の橋(SS種)口コミを書く要見積

SB種に加えてSS種の型があり、新幹線などと交わる区間の橋にも付けられます。床版から出したアンカーボルトに壁のブロックを被せ、無収縮モルタルを詰めて仕上げます。ブロックどうしもせん断キーにモルタルを詰めるだけです。

方式
モルタル充填型(一体にする)
種別
SB種、SS種
床版との接合
アンカーボルトに被せて無収縮モルタルを充填
ブロックどうしの接合
せん断キーに無収縮モルタルを充填
性能の確かめ方
実車による衝突試験(SB種)、台車による衝突試験(SS種)
衝撃度
SB種280kJ、SS種650kJ
アンカー
GP鉄筋D22(SB種)、GPアンカーM22(SS種)
オプション
通信管路、遮音壁・落下物防止柵のアンカーボルト
記載なし
重さ・コンクリートの強度・表面処理・工期
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
昭和コンクリート工業株式会社DAK式プレキャスト壁高欄システム壁高欄を橋の方向に続けてつなぎたい口コミを書く要見積

壁高欄どうしを孔明き鋼板(PBL)ジベルでつなぎ、橋の方向に続いた構造にします。床版とはループ状の鉄筋で接合するので、高さを合わせやすく、床版の架け替えにも使えます。本体は設計基準強度40N/mm2以上で、高炉スラグ微粉末を混ぜて塩分を通しにくくしています。

方式
モルタル充填型(一体にする)
床版との接合
ループ状の鉄筋
ブロックどうしの接合
孔明き鋼板(PBL)⁠ジ⁠ベ⁠ル⁠、高耐久間詰めモルタル
性能の確かめ方
車両衝突安全性試験(SA種の衝突荷重88kN)
コンクリートの強度
設計基準強度40N/mm2以上
記載なし
種別・重さ・衝撃度・アンカー・表面処理・工期・オプション
公式ページへ詳細・仕様
ベルテクス株式会社スライドジョイント壁高欄通信管路を多く通す橋の壁高欄口コミを書く要見積

L型で自立するので、運ぶときも据えるときも起こし直す手間がありません。床版のループ状のアンカー鉄筋に差し込み、横にずらして据えます。中に通信管路(VE54径)を最大6条まで通せます。

方式
モルタル充填型(一体にする)
種別
SB種(フロリダ型)
床版との接合
ループ状のアンカー鉄筋に差し込み、横にスライド
ブロックどうしの接合
鋼管継手、無収縮モルタル
性能の確かめ方
NEXCO試験法441-2019、静的試験
オプション
通信管路(VE54径)最大6条
記載なし
重さ・衝撃度・アンカー・コンクリートの強度・表面処理・工期
公式ページへ詳細・仕様

鋼製(鋼板の壁高欄)

1製品
株式会社興和工業所鋼製壁高欄 コプロ床版に重さをかけたくない都市部の橋口コミを書く要見積

鋼板でできた壁高欄で、重さは約220kg/mと、コンクリート製の約780kg/mよりずっと軽くなります。工場で作って現場でボルトで組むので、型枠・鉄筋・打設・養生がいりません。新設の橋にも既設の橋の補修にも付けられます。

方式
鋼製(鋼板の壁高欄)
床版との接合
アンカーボルトで据え付け
ブロックどうしの接合
各部位をボルトで組み付け
重さ
約220kg/m
表面処理
溶融亜鉛めっき、SGめっき、SGめっき+粉体塗装
記載なし
種別・性能の確かめ方・衝撃度・アンカー・コンクリートの強度・工期・オプション
公式ページへ詳細・仕様

ボルト連結型(取り替えやすい)1製品

日本ヒューム株式会社

EMC壁高欄

事故で壊れたときにブロックごと替える

ブロックどうしを曲がりボルトで1つずつ留めるので、壊れたブロックだけを替えられます。従来は20〜30mをPC鋼より線でまとめてつないでいたため、取り替えの車線規制が長くなっていました。床版のアンカーもスリーブ付きで、あとから交換できます。

コスト要見積

方式
ボルト連結型(取り替えやすい)
床版との接合
スリーブ付きアンカーボルト(交換できる)
ブロックどうしの接合
曲がりボルトでブロックごとに連結
性能の確かめ方
実車衝突試験、NEXCO試験方法441
工期
場所打ちの約5分の1の施工日数
記載なし
種別・重さ・衝撃度・アンカー・コンクリートの強度・表面処理・オプション
公式ページへ

モルタル充填型(一体にする)3製品

ケイコン株式会社

クイック壁高欄

新幹線などと交わる区間の橋(SS種)

SB種に加えてSS種の型があり、新幹線などと交わる区間の橋にも付けられます。床版から出したアンカーボルトに壁のブロックを被せ、無収縮モルタルを詰めて仕上げます。ブロックどうしもせん断キーにモルタルを詰めるだけです。

コスト要見積

方式
モルタル充填型(一体にする)
種別
SB種、SS種
床版との接合
アンカーボルトに被せて無収縮モルタルを充填
ブロックどうしの接合
せん断キーに無収縮モルタルを充填
性能の確かめ方
実車による衝突試験(SB種)、台車による衝突試験(SS種)
衝撃度
SB種280kJ、SS種650kJ
アンカー
GP鉄筋D22(SB種)、GPアンカーM22(SS種)
オプション
通信管路、遮音壁・落下物防止柵のアンカーボルト
記載なし
重さ・コンクリートの強度・表面処理・工期
公式ページへ
昭和コンクリート工業株式会社

DAK式プレキャスト壁高欄システム

壁高欄を橋の方向に続けてつなぎたい

壁高欄どうしを孔明き鋼板(PBL)ジベルでつなぎ、橋の方向に続いた構造にします。床版とはループ状の鉄筋で接合するので、高さを合わせやすく、床版の架け替えにも使えます。本体は設計基準強度40N/mm2以上で、高炉スラグ微粉末を混ぜて塩分を通しにくくしています。

コスト要見積

方式
モルタル充填型(一体にする)
床版との接合
ループ状の鉄筋
ブロックどうしの接合
孔明き鋼板(PBL)⁠ジ⁠ベ⁠ル⁠、高耐久間詰めモルタル
性能の確かめ方
車両衝突安全性試験(SA種の衝突荷重88kN)
コンクリートの強度
設計基準強度40N/mm2以上
記載なし
種別・重さ・衝撃度・アンカー・表面処理・工期・オプション
公式ページへ
ベルテクス株式会社

スライドジョイント壁高欄

通信管路を多く通す橋の壁高欄

L型で自立するので、運ぶときも据えるときも起こし直す手間がありません。床版のループ状のアンカー鉄筋に差し込み、横にずらして据えます。中に通信管路(VE54径)を最大6条まで通せます。

コスト要見積

方式
モルタル充填型(一体にする)
種別
SB種(フロリダ型)
床版との接合
ループ状のアンカー鉄筋に差し込み、横にスライド
ブロックどうしの接合
鋼管継手、無収縮モルタル
性能の確かめ方
NEXCO試験法441-2019、静的試験
オプション
通信管路(VE54径)最大6条
記載なし
重さ・衝撃度・アンカー・コンクリートの強度・表面処理・工期
公式ページへ

鋼製(鋼板の壁高欄)1製品

株式会社興和工業所

鋼製壁高欄 コプロ

床版に重さをかけたくない都市部の橋

鋼板でできた壁高欄で、重さは約220kg/mと、コンクリート製の約780kg/mよりずっと軽くなります。工場で作って現場でボルトで組むので、型枠・鉄筋・打設・養生がいりません。新設の橋にも既設の橋の補修にも付けられます。

コスト要見積

方式
鋼製(鋼板の壁高欄)
床版との接合
アンカーボルトで据え付け
ブロックどうしの接合
各部位をボルトで組み付け
重さ
約220kg/m
表面処理
溶融亜鉛めっき、SGめっき、SGめっき+粉体塗装
記載なし
種別・性能の確かめ方・衝撃度・アンカー・コンクリートの強度・工期・オプション
公式ページへ
Q&A

壁高欄選びで、よくある疑問

購買担当の疑問壁高欄の価格は、いくら?

今回の5製品は、どれも値段を公式に出していません。鋼製は本体が高めでも、軽くて工期が縮むぶん全体の費用を下げられると興和工業所は書いています。見積もりは種別・延長・接合の型を決めてから取ります。

設備担当の疑問壁高欄の種類と違いは?

つなぎ方と材料で3つに分かれます。日本ヒュームのEMC壁高欄のようにボルトで留める型、ケイコンのクイック壁高欄のようにモルタルを詰めて一体にする型、興和工業所のコプロのような鋼製の型です。

設備担当の疑問壁高欄のSB種・SS種とは?

「防護柵の設置基準」が決める、受け止める車の衝撃の強さの区分です。ケイコンのクイック壁高欄は、SB種対応型が衝突速度65km/h・衝撃度280kJ、SS種対応型が100km/h・650kJです。SS種の型は、新幹線などと交わる区間に付けられます。

工場長の疑問プレキャスト壁高欄と場所打ちの違いは?

場所打ちは現場で型枠を組んでコンクリートを打ち、養生を待ちます。プレキャストは工場で作ったブロックを据えてつなぐだけです。EMC壁高欄は、場所打ちに比べて施工日数を約5分の1に縮めます。

設備担当の疑問床版との接合はどうする?

床版から出したアンカーにブロックを被せ、モルタルを詰める型が多いです。ケイコンのクイック壁高欄はアンカーボルトに被せて無収縮モルタルを詰め、昭和コンクリート工業のDAK式はループ状の鉄筋で、ベルテクスのスライドジョイント壁高欄はループ状のアンカー鉄筋に差し込んで横にずらします。

施設管理の疑問事故で壊れた壁高欄は、ブロックごとに替えられる?

ボルトで留める型なら替えられます。日本ヒュームのEMC壁高欄は、ブロックどうしを曲がりボルトで1つずつ留め、床版のアンカーもスリーブ付きで交換できます。従来の型はPC鋼より線で20〜30mをまとめてつないでいたので、替えるときの車線規制が長くなっていました。

設備担当の疑問鋼製壁高欄とコンクリート製の違いは?

いちばんの違いは重さです。興和工業所の資料では、コンクリート製が約780kg/m、鋼製のコプロが約220kg/mです。鋼製は工場で作って現場でボルトで組むので、型枠・鉄筋・打設・養生がいりません。

経営者の疑問既設の橋にも付けられる?

付けられます。興和工業所はコプロを新設・既設のどちらにも付けられるとしていて、既設橋では鉄筋を避けてアンカーボルトを打ちます。ボルトで組むので、工期に限りのある補修の工事にも合います。

工場長の疑問壁高欄の中に通信管路は通せる?

通せる型があります。ベルテクスのスライドジョイント壁高欄は、通信管路(VE54径)を最大6条まで通せます。ケイコンのクイック壁高欄も、オプションで通信管路や遮音壁・落下物防止柵のアンカーボルトを付けられます。

施設管理の疑問壁高欄の耐久性・塩害対策は?

会社ごとに手を打っています。昭和コンクリート工業のDAK式は高炉スラグ微粉末を混ぜて塩分を通しにくくし、ケイコンのクイック壁高欄はエポキシ樹脂塗装のアンカーを使います。興和工業所のコプロは、溶融亜鉛めっき・SGめっき・SGめっき+粉体塗装から選べます。

TYPES

壁高欄の方式の違い

ボルト連結型(取り替えやすい)

ブロックどうしをボルトで1つずつ留める型です。車がぶつかって壊れたブロックだけを外して替えられます。床版のアンカーも交換できる作りにしてあります。

向いている使い方

  • 事故で壊れたときにすぐ替えたい
  • 高速道路の大規模更新
  • 取り替えの車線規制を短くしたい

根拠:ブロック同士を曲がりボルトで個別に連結する構造としました。(出典1)

この方式の1製品を表で見る

モルタル充填型(一体にする)

床版から出したアンカーや、ブロックの継手に無収縮モルタルを詰めて一体にする型です。現場でコンクリートを打たずに済み、工期を縮められます。継手はせん断キー・鋼管・孔明き鋼板(PBL)など会社ごとに違います。

向いている使い方

  • 床版の取り替えと一緒に付ける
  • 新しく架ける橋
  • 現場打ちより工期を縮めたい

根拠:床版から突き出したアンカーボルトに壁部材ブロックを被せ、無収縮モルタルを充填して完了。(出典3)

この方式の3製品を表で見る

鋼製(鋼板の壁高欄)

鋼板で作る壁高欄です。コンクリート製よりずっと軽く、床版への負担が減ります。工場で作って現場でボルトで組むので、型枠も打設もいりません。

向いている使い方

  • 床版に重さをかけたくない橋
  • 都市部や線路をまたぐ所の工事
  • 既設の橋の補修

根拠:鋼製壁高欄はコンクリート製壁高欄と比較して、重量の軽減、およびトータルコストの縮減を可能とします。(出典8)

この方式の1製品を表で見る
MAKERS

壁高欄の主なメーカー5社

ケイコン株式会社

SB種に加えてSS種の型があり、新幹線などと交わる区間の橋にも付けられます。

京都府

株式会社興和工業所

鋼板でできた壁高欄で、重さは約220kg/mと、コンクリート製の約780kg/mよりずっと軽くなります。

三重県

昭和コンクリート工業株式会社

壁高欄どうしを孔明き鋼板(PBL)ジベルでつなぎ、橋の方向に続いた構造にします。

岐阜県

日本ヒューム株式会社

ブロックどうしを曲がりボルトで1つずつ留めるので、壊れたブロックだけを替えられます。

東京都

ベルテクス株式会社

L型で自立するので、運ぶときも据えるときも起こし直す手間がありません。

東京都

出典
  1. 日本ヒューム 壁高欄(EMC壁高欄)
  2. 日本ヒューム EMC壁高欄 カタログ
  3. ケイコン クイック壁高欄
  4. ケイコン クイック壁高欄 カタログ
  5. ケイコン EMC壁高欄
  6. ベルテクス スライドジョイント壁高欄
  7. 昭和コンクリート工業 DAK式プレキャスト壁高欄システム
  8. 興和工業所 鋼製壁高欄 コプロ
  9. 興和工業所 鋼製壁高欄 よくある質問
  10. 興和工業所 鋼製壁高欄 現場作業工程
  11. 日本ヒューム クイック壁高欄 カタログ
掲載基準

道路橋・高架橋の端に付けて車の落下を防ぐ壁高欄(剛性防護柵)のうち、工場で作るプレキャストコンクリートの壁高欄と鋼製の壁高欄で、日本の会社が自社で作り、公式サイトで今案内していて、接合のしかたを公式の文字で確かめられた製品。ボルトで留める型、モルタルを詰めて一体にする型、鋼製の型の3つに分けています。EMC壁高欄とクイック壁高欄は何社も同じ名前で作っているので、それぞれ1社だけを載せています。路側や中央分離帯に立てるコンクリートの剛性防護柵とガードレール(防護柵の比較)、L型擁壁(L型擁壁の比較)、鉄道の高架橋の壁高欄、アルミや鋼管の橋梁用の柵、現場打ちの工事だけのもの、中古、代理店が売る他社製品は除いています。鋼製壁高欄のブリッジプラスは作る会社の公式ページを見つけられず、載せていません。値段は、メーカー公式の価格表か公的資料の値段だけを載せる決まりですが、今回は値段を出している製品がありませんでした。

壁高欄を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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