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GUIDE / KABE-KOURAN

壁高欄とは?道路橋・高架橋のプレキャスト壁高欄と鋼製壁高欄の種類(ボルト連結・モルタル充填・鋼製)と、種別・接合方式・重さの選び方

橋から車や人が落ちるのを防ぐ壁高欄の3つの種類、SB種・SS種の違い、床版との接合とブロックどうしのつなぎ方、鋼製とコンクリート製の重さの違い、取り替えのしやすさを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

壁高欄は、道路橋・高架橋の端に付けて、車や人が橋から落ちるのを防ぐ壁の形をした柵です。剛性防護柵とも呼びます。つなぎ方と材料で、ボルトで留める型・モルタルを詰めて一体にする型・鋼製の型に分かれます。選ぶときは「どの種別が要るか」「壊れたとき替えるか」「床版にかけられる重さ」の3つを先に決めます。

壁高欄とは

壁高欄は、橋から人や車が落ちるのを防ぐ欄干の一種で、高速道路や線路をまたぐ橋など、丈夫さが要る所に付ける壁のような柵です。都市部や線路をまたぐ所の橋・高架橋で、二次災害を防ぐ防護柵として使われています。

比較ページには、日本の会社が自社で作るプレキャストの壁高欄と鋼製の壁高欄を、製品の単位で載せています。路側や中央分離帯の剛性防護柵、鉄道の高架橋の壁高欄、現場打ちの工事だけのものは載せていません。

3つの種類

  • ボルト連結型は、ブロックどうしをボルトで1つずつ留めます。例は日本ヒュームの EMC壁高欄です
  • モルタル充填型は、アンカーや継手に無収縮モルタルを詰めて一体にします。例はケイコンのクイック壁高欄、ベルテクスのスライドジョイント壁高欄、昭和コンクリート工業の DAK式プレキャスト壁高欄システムです
  • 鋼製は、鋼板で作って現場でボルトで組みます。例は興和工業所の鋼製壁高欄 コプロです

種別(SB種・SS種)

  • 種別は「防護柵の設置基準」が決める、受け止める衝撃の強さの区分です
  • ケイコンのクイック壁高欄は、SB種対応型が衝突速度65km/h・衝撃度280kJ、SS種対応型が100km/h・650kJです
  • SS種の型は、新幹線などと交わる区間や近い区間に付けられます
  • ベルテクスのスライドジョイント壁高欄は、フロリダ型のSB種です
  • 昭和コンクリート工業の DAK式は、SA種の衝突荷重88kNで継手の試験をしています

床版とのつなぎ方

  • ケイコンのクイック壁高欄は、床版から出したアンカーボルトにブロックを被せ、無収縮モルタルを詰めます
  • 昭和コンクリート工業の DAK式は、ループ状の鉄筋でつなぎ、高さを合わせやすくしています
  • ベルテクスのスライドジョイント壁高欄は、ループ状のアンカー鉄筋に差し込んで、横にずらして据えます
  • 日本ヒュームの EMC壁高欄は、スリーブ付きのアンカーボルトで留め、あとからアンカーも替えられます

取り替えのしやすさ

  • 従来のプレキャスト壁高欄は、PC鋼より線で20〜30mをまとめてつないでいました
  • EMC壁高欄は、曲がりボルトで1ブロックずつ留めるので、壊れたブロックだけを替えられます。替えるときの車線規制も短くなります
  • EMC壁高欄は、場所打ちの壁高欄に比べて施工日数を約5分の1に縮めます

重さと鋼製の使いどころ

  • 興和工業所の資料では、コンクリート製の壁高欄は約780kg/m、鋼製のコプロは約220kg/mです
  • 鋼製は工場で作るので、現場の型枠・鉄筋・打設・養生がいりません。新設の橋にも既設の橋にも付けられます
  • コプロは1セットが約250〜300kgあり、クレーンやユニックで吊って据えます
  • 表面は、溶融亜鉛めっき・SGめっき・SGめっき+粉体塗装から選べます

値段

  • 今回の5製品は、どれも値段を公式に出していません
  • 鋼製は本体が高めでも、軽くて工期が縮むぶん、全体の費用を下げられると興和工業所は書いています
  • 見積もりは、種別・延長・接合の型・取扱地域を決めてから取ります
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