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GUIDE / RELEASE-FILM

離型フィルムとは?粘着品・樹脂シートの工程で使う離型フィルム(剥離フィルム)の種類(シリコーン系・非シリコーン系・フッ素含有・TPX)と、剥離力・厚さの選び方

粘着剤や樹脂をきれいに剥がす離型フィルムの4つの種類、シリコーン系と非シリコーン系の違い、剥離力の単位と測り方、厚さと耐熱の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

離型フィルムは、粘着剤や樹脂をきれいに剥がすためのフィルムです。剥離フィルム・セパレーターとも呼びます。剥がす面の作り方で、シリコーン系・非シリコーン系・フッ素含有シリコーン系・TPX系に分かれます。選ぶときは「シリコーンを避けるか」「どれくらいの重さで剥がすか」「熱をかけるか」の3つを先に決めます。

離型フィルムとは

離型フィルムは、PETなどのフィルムに剥離剤を塗るか、離型性のある樹脂でフィルムを作って、粘着剤や樹脂を剥がせるようにしたものです。テープやラベルのセパレーターから、樹脂シートやセラミックシートの下敷き、基板のプレスまで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る離型フィルムを、品番やタイプの単位で載せています。紙を基材にした剥離紙、塗って使う離型剤は載せていません。

4つの種類

  • シリコーン系は、フィルムにシリコーンを塗った標準の型です。例は東洋紡のコスモピール E7002、東レのセラピール BX8A、パナックのパナピール NP-75-A、三菱ケミカルのダイアホイル MHE ⁠⁠⁠です
  • 非シリコーン系・低シリコーン系は、シリコーンを使わないか減らした塗剤を塗った型です。例はユニチカのユニピール TR1、東レのセラピール PJ271、パナックのパナピール TP-01 ⁠⁠です
  • フッ素含有シリコーン系は、シリコーン粘着剤に使う型です。例はZACROSのフイルムバイナです
  • TPX系は、樹脂そのものの離型性で剥がす型です。例は三井化学ICTマテリアのオピュラン X-88B ⁠⁠です

剥離力の見方

  • 剥離力は各社で単位が違います。東洋紡はmN/50mm、パナックはN/25mm、ZACROSはgf/25mm、ユニチカはN/cmです
  • 使うテープと温度、時間も違うので、数字をそのまま横に比べられません
  • 剥がす速度が上がると、剥離力は大きくなる傾向があります。リンテックの処方LT-Hは、0.3m/minで66mN/50mm、30m/minで270mN/50mmです
  • 加熱で変わる品番があります。コスモピールのTN100は、常態800mN/50mmが加熱後4,400mN/50mmまで上がります

シリコーンを避けるとき

  • シリコーンは移って工程を汚すことがあるので、電子部品の工程では非シリコーン系を使います
  • 非シリコーン系は樹脂を塗っても弾きにくく、リンテックの資料では水滴の接触角が70〜105°⁠⁠⁠です
  • シリコーン粘着剤にはシリコーン系の剥離剤が使えないので、フッ素含有シリコーン系を選びます

厚さと熱

  • ZACROSのフッ素含有シリコーン系の基材厚みは、19〜125μmです
  • ユニピール TR1の物性表は、25・38・50・75μmの4つです
  • オピュラン X-88Bは厚さ50μmで、200℃付近でも使えます
  • ユニピールは180℃まで使えます

値段

表の各社とも公開価格を出していません。用途と数量を伝えて見積を取ります。

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