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包装・電子部品・ディスプレイ・粘着製品の工程で使うPETフィルムを選ぶ、開発・生産技術・品質管理・購買の担当の方へ

PETフィルムのメーカー6社比較【2026年】

PETフィルムは、ポリエステル樹脂を縦と横に引き伸ばした、
薄くて強いフィルムです。

ABOUT

PETフィルムとは

比較表を見る ↓

PETフィルムとは、ポリエステル樹脂(PET)を縦と横に引き伸ばして作る、
薄くて強いフィルムです。
包装の基材から、FPC・粘着テープ・ディスプレイの部材、
離型フィルムまで使います。
ポリエステルフィルム・二軸延伸PETフィルムとも呼びます。

製品の特長

  • 強くて伸びにくい(コスモシャインA4360のMDは200〜248MPa)
  • 熱に強い(東洋紡⁠の資料で融点260℃⁠⁠⁠以上)
  • 透明さを選べる(光学用はヘイズ0.8〜0.9%)

使うメリット

  • 寸法が狂いにくい(150℃・30分で縦1.0〜1.1%⁠)
  • 表面処理で使い分けられる(コロナ・易接着・⁠⁠⁠離型)
  • 厚さの幅が広い(数μmから350μmまで)

選ぶときに注意すること

  1. 汎用品は粒子入りで少し曇る。透明さを求めるなら光学用を選ぶ
  2. 合うインキは品番で違う。印刷するインキを先に決める
  3. 離型の剥離力は測り方で数字が変わる。同じ条件どうしで比べる
  4. 公開価格は無い。厚さ・幅・量を決めて見積もりを取る
  5. 高温多湿と直射日光を避けてしまっておく

※仕様は各メーカーの公式の製品ページによる(数値は代表値・標準値で保証値ではない⁠)⁠。種類の分け方は編集部による。

LIST

PETフィルムの比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

PETフィルム9製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

汎用(未処理・コロナ処理)

3製品
東レ株式会社PETフィルム ルミラー S10FPC・粘着テープの基材口コミを書く要見積

東レが日本で初めて工業化した二軸延伸PETフィルム、ルミラーの汎用グレードの標準品です。FPC・粘着テープ・メンブレンスイッチの基材や離型用に使われます。同じ汎用グレードに、片面コロナ処理品や帯電防止品もあります。

種類
汎用(未処理・コロナ処理)
厚さ
350μmまで(#350)
主な用途
FPC、離型用、粘着テープ、メンブレンスイッチ、機構部品
特長
電気絶縁性、耐薬品性、強靭性
記載なし
表面処理・剥離力・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
フタムラ化学株式会社PETフィルム FE2001包装・電線・テープの基材口コミを書く要見積

フタムラ化学のPETフィルムの片面コロナ処理品で、厚さは9μmから100μmまであります。包装のほか、電線・テープ・蒸着の基材に使われます。両面未処理のFE2000、両面コロナ処理のFE2002も同じ表に並びます。

種類
汎用(未処理・コロナ処理)
厚さ
9・12・16・23・25・38・50・75・100μm
表面処理
片面コロナ処理
主な用途
一般包装用、電線用、テープ用、蒸着用
特長
耐熱性、ガス遮断性、防湿性、強度、透明性
記載なし
剥離力・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
ユニチカ株式会社PETフィルム エンブレット PET食品包装のラミネート基材口コミを書く要見積

ユニチカの二軸延伸PETフィルム、エンブレットの包装用の標準品で、ほとんどの用途に使えます。厚さは12・16・25μmで、幅は500mmから20mmきざみで決められます。易接着・帯電防止・直線カット・艶消しの品も同じシリーズにあります。

種類
汎用(未処理・コロナ処理)
厚さ
12・16・25μm
表面処理
コロナ処理
主な用途
食品包装ほか
特長
機械的強度、寸法安定性、耐熱性、加工適性
幅
500mm⁠〜(20mmピッチ)
記載なし
剥離力・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

易接着(インキ・接着剤向け)

2製品
パナック株式会社易接着コートPETフィルム パナクレア AC-⁠MUV印刷のラベル・⁠⁠⁠銘板口コミを書く要見積

ポリエステルフィルムの表面に、インキと樹脂が付きやすくなるコートをかけたフィルムです。AC-MはUVインキとUV樹脂向けで、ラベル・ポスター・銘板の印刷に使われます。一般インキ向けのAC-Lもあります。

種類
易接着(インキ・接着剤向け)
表面処理
易接着コート(UVインキ・UV樹脂)
主な用途
シール印刷用、オフセット印刷用、スクリーン印刷用⁠(銘板)
特長
UVインキ、UV樹脂、EB樹脂の密着性
記載なし
厚さ・剥離力・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
フタムラ化学株式会社易接着PETフィルム FE2201包装の印刷・ラミネート基材口コミを書く要見積

普通セロハンインキが付きやすい、包装用の易接着PETフィルムです。厚さは12・16μmで、ラミネートしたときの強度も出ます。易接着と帯電防止を合わせた品も、同じ表に並びます。

種類
易接着(インキ・接着剤向け)
厚さ
12・16μm
表面処理
易接着タイプ(コロナ処理あり)
主な用途
一般包装用
特長
普通セロハンインキ接着良好、ラミネート強度良好
記載なし
剥離力・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

光学用(高透明)

2製品
東洋紡株式会社光学用PETフィルム コスモシャイン A4360ディスプレイ・ハードコートの基材口コミを書く要見積

フィルムの中に粒子を入れず、表面のコートで滑りと接着性を持たせた高透明のPETフィルムです。A4360は両面に易接着処理があり、ヘイズは0.8〜0.9%です。厚さは38μmから250μmまでそろいます。

種類
光学用(高透明)
厚さ
38・50・75・100・125・188・250μm
表面処理
両面易接着処理
主な用途
液晶関連、光学用、ディスプレイ、ハードコート用
特長
全光線透過率90.1〜90.6%
ヘイズ
0.8〜0.9%
加熱収縮率
MD 0.8〜1.1%(⁠150℃⁠)
引張強さ
MD 200〜248MPa
記載なし
剥離力・⁠⁠⁠幅
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
東レ株式会社光学用PETフィルム ルミラー U48タッチパネル・窓用フィルムの基材口コミを書く要見積

原料に粒子を入れない設計で、透明でヘイズの低い光学用のルミラーです。低干渉の易接着処理がしてあり、ハードコートや粘着加工の下地に使えます。傷と異物の管理を強みにしていて、タッチパネルや車載のディスプレイに使われます。

種類
光学用(高透明)
厚さ
188μmまで(#188)
表面処理
易接着処理(低干渉)
主な用途
タッチパネル、ウィンドウフィルム、車載用途
特長
無粒子設計で高透過率、低ヘイズ、高平滑
記載なし
剥離力・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

離型(剥離フィルム)

2製品
東洋紡株式会社離型PETフィルム コスモピール E7006粘着ラベル・テープのセパレーター口コミを書く要見積

PETフィルムのメーカーが自社のフィルムに離型コートをかけた離型フィルムで、E7006はシリコーン系の軽剥離です。常態の剥離力は61mN/50mmで、加熱後も65mN/50mmとほとんど変わりません。塗工とスリットはクリーンな設備で行っています。

種類
離型(剥離フィルム)
表面処理
シリコーン系離型(軽剥離)
主な用途
セパレーター、粘着ラベル・粘着テープ、電子部品製造工程用
特長
加熱後残接率91%
剥離力
常態61mN/50mm、加熱後65mN/50mm
記載なし
厚さ・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
三菱ケミカル株式会社離型PETフィルム ダイアホイル MHE(E4)OCA・偏光板の超軽剥離ライナー口コミを書く要見積

同じ工場でPETフィルムの製膜から離型コートまで行う三菱ケミカルの離型フィルムで、MHE(E4)は一覧の中で剥離力が最も小さい超軽剥離です。常態剥離力は5gf/25mmです。偏光板や光学用透明粘着剤(OCA)⁠の⁠よ⁠う⁠に⁠、軽く剥がしたい光学部材の工程に使われます。

種類
離型(剥離フィルム)
表面処理
シリコーン系離型(移行性:⁠⁠⁠中)
主な用途
光学、電子部材、半導体用途
特長
超軽剥離
剥離力
常態5gf/25mm、10mN/cm
記載なし
厚さ・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

汎用(未処理・コロナ処理)3製品

東レ株式会社

PETフィルム ルミラー S10

FPC・粘着テープの基材

東レが日本で初めて工業化した二軸延伸PETフィルム、ルミラーの汎用グレードの標準品です。FPC・粘着テープ・メンブレンスイッチの基材や離型用に使われます。同じ汎用グレードに、片面コロナ処理品や帯電防止品もあります。

コスト要見積

種類
汎用(未処理・コロナ処理)
厚さ
350μmまで(#350)
主な用途
FPC、離型用、粘着テープ、メンブレンスイッチ、機構部品
特長
電気絶縁性、耐薬品性、強靭性
記載なし
表面処理・剥離力・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ
フタムラ化学株式会社

PETフィルム FE2001

包装・電線・テープの基材

フタムラ化学のPETフィルムの片面コロナ処理品で、厚さは9μmから100μmまであります。包装のほか、電線・テープ・蒸着の基材に使われます。両面未処理のFE2000、両面コロナ処理のFE2002も同じ表に並びます。

コスト要見積

種類
汎用(未処理・コロナ処理)
厚さ
9・12・16・23・25・38・50・75・100μm
表面処理
片面コロナ処理
主な用途
一般包装用、電線用、テープ用、蒸着用
特長
耐熱性、ガス遮断性、防湿性、強度、透明性
記載なし
剥離力・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ
ユニチカ株式会社

PETフィルム エンブレット PET

食品包装のラミネート基材

ユニチカの二軸延伸PETフィルム、エンブレットの包装用の標準品で、ほとんどの用途に使えます。厚さは12・16・25μmで、幅は500mmから20mmきざみで決められます。易接着・帯電防止・直線カット・艶消しの品も同じシリーズにあります。

コスト要見積

種類
汎用(未処理・コロナ処理)
厚さ
12・16・25μm
表面処理
コロナ処理
主な用途
食品包装ほか
特長
機械的強度、寸法安定性、耐熱性、加工適性
幅
500mm⁠〜(20mmピッチ)
記載なし
剥離力・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ

易接着(インキ・接着剤向け)2製品

パナック株式会社

易接着コートPETフィルム パナクレア AC-⁠M

UV印刷のラベル・⁠⁠⁠銘板

ポリエステルフィルムの表面に、インキと樹脂が付きやすくなるコートをかけたフィルムです。AC-MはUVインキとUV樹脂向けで、ラベル・ポスター・銘板の印刷に使われます。一般インキ向けのAC-Lもあります。

コスト要見積

種類
易接着(インキ・接着剤向け)
表面処理
易接着コート(UVインキ・UV樹脂)
主な用途
シール印刷用、オフセット印刷用、スクリーン印刷用⁠(銘板)
特長
UVインキ、UV樹脂、EB樹脂の密着性
記載なし
厚さ・剥離力・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ
フタムラ化学株式会社

易接着PETフィルム FE2201

包装の印刷・ラミネート基材

普通セロハンインキが付きやすい、包装用の易接着PETフィルムです。厚さは12・16μmで、ラミネートしたときの強度も出ます。易接着と帯電防止を合わせた品も、同じ表に並びます。

コスト要見積

種類
易接着(インキ・接着剤向け)
厚さ
12・16μm
表面処理
易接着タイプ(コロナ処理あり)
主な用途
一般包装用
特長
普通セロハンインキ接着良好、ラミネート強度良好
記載なし
剥離力・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
公式ページへ

光学用(高透明)2製品

東洋紡株式会社

光学用PETフィルム コスモシャイン A4360

ディスプレイ・ハードコートの基材

フィルムの中に粒子を入れず、表面のコートで滑りと接着性を持たせた高透明のPETフィルムです。A4360は両面に易接着処理があり、ヘイズは0.8〜0.9%です。厚さは38μmから250μmまでそろいます。

コスト要見積

種類
光学用(高透明)
厚さ
38・50・75・100・125・188・250μm
表面処理
両面易接着処理
主な用途
液晶関連、光学用、ディスプレイ、ハードコート用
特長
全光線透過率90.1〜90.6%
ヘイズ
0.8〜0.9%
加熱収縮率
MD 0.8〜1.1%(⁠150℃⁠)
引張強さ
MD 200〜248MPa
記載なし
剥離力・⁠⁠⁠幅
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東レ株式会社

光学用PETフィルム ルミラー U48

タッチパネル・窓用フィルムの基材

原料に粒子を入れない設計で、透明でヘイズの低い光学用のルミラーです。低干渉の易接着処理がしてあり、ハードコートや粘着加工の下地に使えます。傷と異物の管理を強みにしていて、タッチパネルや車載のディスプレイに使われます。

コスト要見積

種類
光学用(高透明)
厚さ
188μmまで(#188)
表面処理
易接着処理(低干渉)
主な用途
タッチパネル、ウィンドウフィルム、車載用途
特長
無粒子設計で高透過率、低ヘイズ、高平滑
記載なし
剥離力・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
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離型(剥離フィルム)2製品

東洋紡株式会社

離型PETフィルム コスモピール E7006

粘着ラベル・テープのセパレーター

PETフィルムのメーカーが自社のフィルムに離型コートをかけた離型フィルムで、E7006はシリコーン系の軽剥離です。常態の剥離力は61mN/50mmで、加熱後も65mN/50mmとほとんど変わりません。塗工とスリットはクリーンな設備で行っています。

コスト要見積

種類
離型(剥離フィルム)
表面処理
シリコーン系離型(軽剥離)
主な用途
セパレーター、粘着ラベル・粘着テープ、電子部品製造工程用
特長
加熱後残接率91%
剥離力
常態61mN/50mm、加熱後65mN/50mm
記載なし
厚さ・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
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三菱ケミカル株式会社

離型PETフィルム ダイアホイル MHE(E4)

OCA・偏光板の超軽剥離ライナー

同じ工場でPETフィルムの製膜から離型コートまで行う三菱ケミカルの離型フィルムで、MHE(E4)は一覧の中で剥離力が最も小さい超軽剥離です。常態剥離力は5gf/25mmです。偏光板や光学用透明粘着剤(OCA)⁠の⁠よ⁠う⁠に⁠、軽く剥がしたい光学部材の工程に使われます。

コスト要見積

種類
離型(剥離フィルム)
表面処理
シリコーン系離型(移行性:⁠⁠⁠中)
主な用途
光学、電子部材、半導体用途
特長
超軽剥離
剥離力
常態5gf/25mm、10mN/cm
記載なし
厚さ・幅・ヘイズ・加熱収縮率・引張強さ
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Q&A

PETフィルム選びで、よくある疑問

購買担当の疑問PETフィルムの価格は、いくら?

このページの9製品は、どれもメーカーが公開価格を出していません。値段は厚さ・幅・巻の長さと量で変わるので、メーカーか代理店に見積もりを取ります。ユニチカは、決まった規格の外の寸法には加工費がかかると書いています。

設備担当の疑問PETフィルムの種類と違いは?

表面の仕上げで4つに分けました。何もしないかコロナ処理だけの汎用、インキや接着剤が付きやすい易接着、粒子を入れず透明にした光学用、剥がしやすいコートをかけた離型です。どれも二軸延伸したPETフィルムがもとです。

設備担当の疑問汎用と光学用(高透明)PETフィルムの違いは?ヘイズは?

汎用は滑りをよくする粒子が入っていて、少し曇ります。東洋紡のE5000・E5100は38〜125μmでヘイズが3.7〜9.1%です。光学用は粒子を入れず、コスモシャインA4360のヘイズは0.8〜0.9%、全光線透過率は90.1〜90.6%です。

工場長の疑問PETフィルムの厚さは何μmまである?

三菱ケミカルのダイアホイルは数μmから350μmまでそろえています。フタムラ化学のFE2001は9〜100μm、東洋紡のコスモシャインA4360は38〜250μmです。東レのルミラーS10は#350(350μm)まであります。

設備担当の疑問コロナ処理と易接着処理の違いは?

どちらもインキや接着剤をのせやすくする表面の処理です。東洋紡のE5100はコロナ面の濡れ指数が54mN/mです。易接着は表面にコートをかけた品で、フタムラ化学のFE2201は普通セロハンインキ、パナックのAC-MはUVインキとUV樹脂が付きやすいように作ってあります。

施設管理の疑問PETフィルムの耐熱温度は?

東洋紡の資料では、PETフィルムの融点は260℃以上です。東レのルミラーは-70〜+150℃の広い温度で強さを保ちます。モーターや変圧器の絶縁には、UL746BのB種を取った耐熱グレードがあります。

設備担当の疑問PETフィルムの加熱収縮率(熱収縮)はどれくらい?

東洋紡のE5000・E5100は、150℃で30分加熱したときの縦方向の収縮が1.0〜1.1%です。コスモシャインA4360は150℃で0.8〜1.1%です。印刷や乾燥で熱がかかる工程では、この数字を見て選びます。

設備担当の疑問離型フィルムの剥離力はどう選ぶ?

剥がす粘着剤に合わせて、軽剥離から重剥離まで選びます。東洋紡のコスモピールE7006は常態61mN/50mm、三菱ケミカルのダイアホイルMHE(E4)は常態5gf/25mmの超軽剥離です。剥離力は測り方で数字が変わるので、同じ条件の表どうしで比べます。

工場長の疑問シリコーン系と非シリコーン系の離型フィルムの違いは?

シリコーン系は、一般的な粘着製品に広く使う離型です。シリコーンを嫌う電子機器の用途には、非シリコーン系を使います。東洋紡のコスモピールには、シリコーンを使わないTN100などもあります。

購買担当の疑問食品包装に使うPETフィルムは?

ユニチカのエンブレットPET(12・16・25μm)やフタムラ化学のFE2001が、包装用の標準品です。東洋紡のエステルフィルムも、食品・薬品・サニタリーの包材に使われています。印刷するならコロナ処理品か易接着品を選びます。

総務の疑問PETフィルムの保管のしかたは?

高温多湿と直射日光を避け、水にぬれない屋内にしまっておきます。フタムラ化学は、品質の保証期間を納入後6ヶ月としています。

TYPES

PETフィルムの種類の違い

ボタンを押すと、表がその種類の製品だけになります。

汎用(未処理・コロナ処理)

二軸延伸したPETフィルムそのものか、表面にコロナ処理をかけただけの品です。包装の基材から、FPC・粘着テープ・電線の基材まで広く使います。滑りをよくする粒子が入っているので、少し曇ります。

向いている使い方

  • 食品包装のラミネート基材
  • 粘着テープ・FPCの基材
  • 厚さと量でまとめて揃えたい

根拠:ルミラー ® は東レが日本で初めて工業化した、二軸延伸ポリエステル(PET)フィルムです。(出典1)

この種類の3製品を表で見る

易接着(インキ・接着剤向け)

表面にコートや処理をかけて、インキや接着剤、UV樹脂が付きやすくした品です。印刷やラミネートで剥がれを防ぎます。合うインキの種類が品番で違います。

向いている使い方

  • グラビア・UV印刷をする
  • ラミネートの強度を上げたい
  • 銘板・ラベルの印刷

根拠:易接着コートフィルムはポリエステルフィルムの表面に印刷適性を向上させた加工を施しており、一般インキ及びUV系インキ、樹脂の密着性に優れた製品です。(出典13)

この種類の2製品を表で見る

光学用(高透明)

フィルムの中に粒子を入れず、透明でヘイズを低くした品です。滑りと接着性は表面のコートで持たせます。タッチパネルやディスプレイ、ハードコートの下地に使います。

向いている使い方

  • タッチパネル・ディスプレイの部材
  • ハードコート・粘着加工の下地
  • 傷や異物を嫌う

根拠:フィルム内部に粒子を含まないため優れた透明性を実現(出典6)

この種類の2製品を表で見る

離型(剥離フィルム)

PETフィルムの表面にシリコーンなどの離型コートをかけ、粘着剤や樹脂を剥がしやすくした品です。粘着ラベルのセパレーターや、樹脂を塗って作る工程の下敷きに使います。剥離力の軽い重いを品番で選びます。

向いている使い方

  • 粘着ラベル・テープのセパレーター
  • OCA・偏光板の工程
  • セラミックコンデンサーの成形

根拠:PETフィルムメーカーが製造する離型フィルムであるため、ベースフィルムに特長あり。(出典7)

この種類の2製品を表で見る
MAKERS

PETフィルムの主なメーカー6社

PETフィルムの主なメーカーは、次の6社です。社名を押すと、その会社のページ(ほかの製品と所在地)に移ります。

東洋紡株式会社

フィルムの中に粒子を入れず、表面のコートで滑りと接着性を持たせた高透明のPETフィルムです。

大阪府

東レ株式会社

東レが日本で初めて工業化した二軸延伸PETフィルム、ルミラーの汎用グレードの標準品です。

東京都

パナック株式会社

ポリエステルフィルムの表面に、インキと樹脂が付きやすくなるコートをかけたフィルムです。

東京都

フタムラ化学株式会社

フタムラ化学のPETフィルムの片面コロナ処理品で、厚さは9μmから100μmまであります。

愛知県

三菱ケミカル株式会社

同じ工場でPETフィルムの製膜から離型コートまで行う三菱ケミカルの離型フィルムで、MHE(E4)は一覧の中で剥離力が最も小さい超軽剥離です。

東京都

ユニチカ株式会社

ユニチカの二軸延伸PETフィルム、エンブレットの包装用の標準品で、ほとんどの用途に使えます。

大阪府

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:包装・電子部品・ディスプレイ・粘着製品の工程で使う二軸延伸PETフィルム(ポリエステルフィルム)の汎用品・易接着品・光学用(高透明)・離型フィルムで、日本の会社が自社で製膜するか、自社でコートをかけて作り、公式サイトで今案内していて、品番の仕様を公式資料の文字で確かめられた製品。各社の代表の品番を1社1〜2製品載せています。原料のPET樹脂は「PET樹脂」、あとで剥がす表面保護フィルムは「表面保護フィルム」、モーターや変圧器の絶縁に使う耐熱グレードは「絶縁シート」、熱収縮フィルム・ラミネートフィルム・蒸着やハードコートをかけた加工フィルムはそれぞれ別の比較で扱い、ここには入れていません。リンテックの剥離フィルムは公式に品番ごとの仕様が無く、東レフィルム加工の離型フィルム(セラピール)と藤森工業の剥離フィルムは公式ページの文字が取れず、ニッパ・三井化学東セロ・東山フイルムは公式サイトがこちらから開けないので、今回は載せていません。商社が売る他社製品、販売終了品は除いています。並びは種類ごとに会社の五十音順です。

並び順:種類ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

PETフィルムを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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