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GUIDE / PET-FILM

PETフィルムとは?包装・電子部品・ディスプレイに使うPETフィルム(ポリエステルフィルム)の種類(汎用・易接着・光学用・離型)と⁠、厚さ・透明性・剥離力の選び方

二軸延伸PETフィルムの4つの種類、コロナ処理と易接着処理の違い、光学用のヘイズ、厚さの範囲、耐熱と加熱収縮率、離型フィルムの剥離力とシリコーン系・非シリコーン系の違い、保管のしかたを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

PETフィルムは、ポリエステル樹脂を縦と横に引き伸ばした、薄くて強いフィルムです。ポリエステルフィルム・二軸延伸PETフィルムとも呼びます。表面の仕上げで、汎用・易接着・光学用(高透明)・離型の4つに分かれます。選ぶときは「何に貼るか塗るか」「どれだけ透明さを求めるか」「どれくらいの厚さか」の3つを先に決めます。

PETフィルムとは

PETフィルムは、ポリエステル樹脂(PET)を縦と横に引き伸ばして作る、薄くて強いフィルムです。食品包装の基材から、FPC・粘着テープ・タッチパネルの部材、粘着ラベルのセパレーターまで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るPETフィルムを、各社の代表の品番の単位で載せています。原料のPET樹脂、表面保護フィルム、絶縁用の耐熱グレード、熱収縮フィルムは載せていません。

4つの種類

  • 汎用は、何もしないかコロナ処理だけの品です。例は東レのルミラー S10、ユニチカのエンブレット PET、フタムラ化学の FE2001 ⁠⁠⁠です
  • 易接着は、インキや接着剤が付きやすいコートをかけた品です。例はフタムラ化学の FE2201、パナックのパナクレア AC-M ⁠⁠⁠です
  • 光学用は、粒子を入れず透明にした品です。例は東レのルミラー U48、東洋紡のコスモシャイン A4360 ⁠⁠⁠です
  • 離型は、剥がしやすいコートをかけた品です。例は東洋紡のコスモピール E7006、三菱ケミカルのダイアホイル MHE(E4) ⁠⁠です

透明さとヘイズ

  • 汎用は滑りをよくする粒子が入っていて、少し曇ります。東洋紡の E5000・E5100 は、38〜125μmでヘイズが3.7〜9.1%です
  • 光学用のコスモシャイン A4360 は、ヘイズが0.8〜0.9%、全光線透過率が90.1〜90.6%です
  • 東レの高透明(光学)グレードは、23μmから350μmまでの厚さに対応しています

厚さ

  • 三菱ケミカルのダイアホイルは、数μmから350μmまでそろえています
  • フタムラ化学の FE2001 は、9μmから100μmまであります
  • ユニチカのエンブレット PET は、12・16・25μmで、幅は500mmから20mmきざみです

コロナ処理と易接着処理

  • どちらも、インキや接着剤をのせやすくする表面の処理です
  • 東洋紡の E5100 は、コロナ面の濡れ指数が54mN/mです
  • フタムラ化学の FE2201 は普通セロハンインキ向け、パナックの AC-M はUVインキとUV樹脂向けです。合うインキは品番で違います

熱への強さ

  • 東洋紡の資料では、PETフィルムの融点は260℃以上です
  • 東レのルミラーは、-70〜+150℃の広い温度で強さを保ちます
  • 東洋紡の E5000・E5100 は、150℃で30分加熱したときの縦方向の収縮が1.0〜1.1%です

離型フィルムの剥離力

  • 剥がす粘着剤に合わせて、軽剥離から重剥離まで選びます
  • 東洋紡のコスモピール E7006 は、常態の剥離力が61mN/50mmです
  • 三菱ケミカルのダイアホイル MHE(E4) は、常態の剥離力が5gf/25mmの超軽剥離です
  • シリコーンを嫌う電子機器の用途には、非シリコーン系を使います

値段と保管

  • このページの製品は、どれも公開価格が無いので、厚さ・幅・量を決めて見積もりを取ります
  • 高温多湿と直射日光を避けて、水にぬれない屋内にしまっておきます。フタムラ化学は、品質の保証期間を納入後6ヶ月としています
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