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基板の実装やリペアのあとに残るフラックスを落とす洗浄剤を選ぶ、生産技術・品質保証・設備・購買の担当の方へ

フラックス洗浄剤のメーカー5社比較【2026年】

フラックス洗浄剤は、はんだ付けのあとに残るフラックスを、
基板や部品から落とす薬剤です。

ABOUT

フラックス洗浄剤とは

比較表を見る ↓

フラックス洗浄剤とは、はんだ付けのあとに基板や部品に残るフラックスを、
溶かしたりはがしたりして落とす薬剤です。
フラックスクリーナー、フラックスリムーバーとも呼びます。

製品の特長

  • 液の系統で分かれる(水系・準水系・溶剤系)
  • 工程に合わせて選ぶ(スプレー、超音波、噴流、手作業)
  • すすぎの方法が違う(水、含水アルコール、すすぎなし)

使うメリット

  • ショートや腐食を防げる(残渣のイオン成分を取り除く)
  • 接点の接続不良を防げる(残渣は絶縁性が高い)
  • 後工程の不良を防げる(ワイヤボンディング、コーティング)

選ぶときに注意すること

  1. フラックスと基板の組み合わせで落ち方が変わる。実物で洗浄テストをする
  2. 引火点のある液は、防爆設備と消防法の保管量を先に確かめる
  3. 水系と準水系は、すすぎと乾燥、排水の設備も一緒に考える
  4. 溶剤は樹脂を傷めることがある。部品への影響を確かめる
  5. 引火点の低い液は、超音波洗浄機などの電気設備に入れない

※仕様は各メーカーの公式の製品ページと技術資料による。洗浄の仕組みと使い分けは化研テックとゼストロンジャパンの解説による。

LIST

フラックス洗浄剤の比較表

フラックス洗浄剤10製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

水系

4製品
花王株式会社クリンスルー 618狭いすき間のフラックスを水系で洗う口コミを書く要見積

半導体チップや実装部品の極微細なすき間を考えて設計された品番です。高密度実装で、部品の下に残るフラックスを落としたい工程に向きます。pHや引火点は公式ページに載っていないので、資料を取り寄せて確かめます。

種類
水系
液の系統
水系
使う所
半導体チップ、実装部品の狭いすき間
記載なし
pH・引火点・消防法・すすぎ・比重・粘度・使う濃度・洗浄温度・荷姿
公式ページへ詳細・仕様
花王株式会社クリンスルー 750HSリンス水を油水分離して使い回す口コミを書く要見積

リンス水から洗浄剤と汚れを油水分離できる品番です。リンス水を再利用して長く使えるので、排水の負荷を減らせます。pHや引火点は公式ページに載っていないので、資料を取り寄せて確かめます。

種類
水系
液の系統
水系
使う所
リンス水を再利用する工程
記載なし
pH・引火点・消防法・すすぎ・比重・粘度・使う濃度・洗浄温度・荷姿
公式ページへ詳細・仕様
ゼストロンジャパン株式会社VIGON A 301高耐熱はんだの残渣を水系で落とす口コミを書く要見積

高信頼性・高耐熱性のはんだペーストの残渣を落とす、弱アルカリ性の水系洗浄剤です。低スタンドオフ部品の下の洗浄に向きます。引火点が無いので防爆設備はいりません。

種類
水系
液の系統
水系、弱アルカリ性
使う所
プリント基板、低スタンドオフ部品
pH
9.3(10g/L)
引火点
なし
すすぎ
イオン交換水
比重
1.002
使う濃度
インライン10〜20%、バッチ15〜25%
洗浄温度
50〜60℃
記載なし
消防法・粘度・荷姿
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
ゼストロンジャパン株式会社VIGON PE 305Nパワーモジュールの残渣と銅酸化膜口コミを書く要見積

パワーモジュールのフラックス残渣と銅の酸化膜を一緒に落とす、中性の水系洗浄剤です。ダイアタッチやヒートシンクのはんだ付けのあと、シンタリングのあとに使えます。次工程のワイヤボンディングやモールディングの前の洗浄に向きます。

種類
水系
液の系統
水系、中性
使う所
パワーモジュール
pH
中性
引火点
なし
すすぎ
イオン交換水
比重
1.00
使う濃度
インライン10〜20%、バッチ15〜25%
洗浄温度
40〜70℃
記載なし
消防法・粘度・荷姿
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

準水系

2製品
荒川化学工業株式会社パインアルファ ST-100SXBGA・PGA・FC-PKGのフラックス洗浄口コミを書く要見積

BGA・PGA・FC-PKGのフラックス洗浄用で、EMPF合格品です。pHは6.9で、同じ表のST-100Sの3.3より中性に近い品番です。

種類
準水系
液の系統
準水系
使う所
BGA、PGA、FC-PKG
pH
6.9
引火点
なし
消防法
非該当
比重
0.96
粘度
9.4mPa・s
記載なし
すすぎ・使う濃度・洗浄温度・荷姿
公式ページへ詳細・仕様
荒川化学工業株式会社パインアルファ ST-241プリント基板を水で薄めてシャワー洗浄口コミを書く要見積

水で薄めて使う希釈型で、プリント基板のシャワー洗浄に使えます。pHは20%水溶液で8.5です。OSP処理の基板に使える品番として案内されています。

種類
準水系
液の系統
準水系、希釈型
使う所
プリント基板、シャワー洗浄、OSP
pH
8.5(20%水溶液)
引火点
なし
消防法
非該当
比重
0.95
粘度
11.5mPa・s
記載なし
すすぎ・使う濃度・洗浄温度・荷姿
公式ページへ詳細・仕様

溶剤系

4製品
化研テック株式会社フラックス洗浄剤 WS-923基板のリペアと炉のメンテナンス口コミを書く要見積

基板のリペアとリフロー炉のメンテナンスに使う速乾の洗浄剤で、スプレーと石油缶があります。全部揮発する成分なので、リンスはいりません。引火点が-12℃なので、超音波洗浄機などの電気設備には入れません。

種類
溶剤系
液の系統
炭化水素・アルコール系
使う所
基板のリペア、リフロー炉のメンテナンス
引火点
-12℃
消防法
第4類 第1石油類
すすぎ
不要
比重
0.73
荷姿
スプレー420mL×24本、石油缶13kg
記載なし
pH・粘度・使う濃度・洗浄温度
公式ページへ詳細・仕様
化研テック株式会社マイクロクリン WS-3220水を使わず洗う鉛フリー汎用品口コミを書く要見積

鉛フリーはんだに使える汎用の洗浄剤で、すすぎは水でなく含水アルコールのマークレス ST-05で行います。引火点は105℃です。専用の洗浄機に入れて蒸留再生すれば、排水を出さずに回せます。

種類
溶剤系
液の系統
アルコール系
使う所
鉛フリーはんだのフラックス(汎用)
引火点
105℃
消防法
第4類 第3石油類
すすぎ
含水アルコール
比重
1.00
粘度
9.3mPa・s
記載なし
pH・使う濃度・洗浄温度・荷姿
公式ページへ詳細・仕様
株式会社武蔵テクノケミカルスカイクリーン MK-11液で洗って乾かす汎用品口コミを書く要見積

1つの液で洗浄から乾燥まで済ませる汎用の品番です。すすぎの液を別に持たず、蒸留して再生できるので、液の管理が楽になります。引火点は43℃で第2石油類なので、洗浄機の防爆と保管量を先に確かめます。

種類
溶剤系
液の系統
炭化水素、グリコールエーテル
使う所
プリント基板、モジュール、チップ、FPC
引火点
43℃
消防法
第4類 第2石油類
すすぎ
同じ液で洗浄と乾燥
比重
0.813
荷姿
160kgドラム缶、14.6kg石油缶
記載なし
pH・粘度・使う濃度・洗浄温度
公式ページへ詳細・仕様
株式会社武蔵テクノケミカルスカイクリーン MK-30引火点70℃の第3石油類で1液洗浄口コミを書く要見積

MKシリーズの中で引火点が70℃と高い、第3石油類の品番です。MK-1の43℃より高く、同じ1液で洗浄から乾燥まで済ませます。高い溶解力が要る工程で、第2石油類を避けたいときに選びます。

種類
溶剤系
液の系統
炭化水素、グリコールエーテル
使う所
プリント基板、モジュール、チップ、FPC
引火点
70℃
消防法
第4類 第3石油類
すすぎ
同じ液で洗浄と乾燥
比重
0.867
荷姿
172kgドラム缶、15.5kg石油缶
記載なし
pH・粘度・使う濃度・洗浄温度
公式ページへ詳細・仕様

水系4製品

花王株式会社

クリンスルー 618

狭いすき間のフラックスを水系で洗う

半導体チップや実装部品の極微細なすき間を考えて設計された品番です。高密度実装で、部品の下に残るフラックスを落としたい工程に向きます。pHや引火点は公式ページに載っていないので、資料を取り寄せて確かめます。

コスト要見積

種類
水系
液の系統
水系
使う所
半導体チップ、実装部品の狭いすき間
記載なし
pH・引火点・消防法・すすぎ・比重・粘度・使う濃度・洗浄温度・荷姿
公式ページへ
花王株式会社

クリンスルー 750HS

リンス水を油水分離して使い回す

リンス水から洗浄剤と汚れを油水分離できる品番です。リンス水を再利用して長く使えるので、排水の負荷を減らせます。pHや引火点は公式ページに載っていないので、資料を取り寄せて確かめます。

コスト要見積

種類
水系
液の系統
水系
使う所
リンス水を再利用する工程
記載なし
pH・引火点・消防法・すすぎ・比重・粘度・使う濃度・洗浄温度・荷姿
公式ページへ
ゼストロンジャパン株式会社

VIGON A 301

高耐熱はんだの残渣を水系で落とす

高信頼性・高耐熱性のはんだペーストの残渣を落とす、弱アルカリ性の水系洗浄剤です。低スタンドオフ部品の下の洗浄に向きます。引火点が無いので防爆設備はいりません。

コスト要見積

種類
水系
液の系統
水系、弱アルカリ性
使う所
プリント基板、低スタンドオフ部品
pH
9.3(10g/L)
引火点
なし
すすぎ
イオン交換水
比重
1.002
使う濃度
インライン10〜20%、バッチ15〜25%
洗浄温度
50〜60℃
記載なし
消防法・粘度・荷姿
公式ページへ
ゼストロンジャパン株式会社

VIGON PE 305N

パワーモジュールの残渣と銅酸化膜

パワーモジュールのフラックス残渣と銅の酸化膜を一緒に落とす、中性の水系洗浄剤です。ダイアタッチやヒートシンクのはんだ付けのあと、シンタリングのあとに使えます。次工程のワイヤボンディングやモールディングの前の洗浄に向きます。

コスト要見積

種類
水系
液の系統
水系、中性
使う所
パワーモジュール
pH
中性
引火点
なし
すすぎ
イオン交換水
比重
1.00
使う濃度
インライン10〜20%、バッチ15〜25%
洗浄温度
40〜70℃
記載なし
消防法・粘度・荷姿
公式ページへ

準水系2製品

荒川化学工業株式会社

パインアルファ ST-100SX

BGA・PGA・FC-PKGのフラックス洗浄

BGA・PGA・FC-PKGのフラックス洗浄用で、EMPF合格品です。pHは6.9で、同じ表のST-100Sの3.3より中性に近い品番です。

コスト要見積

種類
準水系
液の系統
準水系
使う所
BGA、PGA、FC-PKG
pH
6.9
引火点
なし
消防法
非該当
比重
0.96
粘度
9.4mPa・s
記載なし
すすぎ・使う濃度・洗浄温度・荷姿
公式ページへ
荒川化学工業株式会社

パインアルファ ST-241

プリント基板を水で薄めてシャワー洗浄

水で薄めて使う希釈型で、プリント基板のシャワー洗浄に使えます。pHは20%水溶液で8.5です。OSP処理の基板に使える品番として案内されています。

コスト要見積

種類
準水系
液の系統
準水系、希釈型
使う所
プリント基板、シャワー洗浄、OSP
pH
8.5(20%水溶液)
引火点
なし
消防法
非該当
比重
0.95
粘度
11.5mPa・s
記載なし
すすぎ・使う濃度・洗浄温度・荷姿
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溶剤系4製品

化研テック株式会社

フラックス洗浄剤 WS-923

基板のリペアと炉のメンテナンス

基板のリペアとリフロー炉のメンテナンスに使う速乾の洗浄剤で、スプレーと石油缶があります。全部揮発する成分なので、リンスはいりません。引火点が-12℃なので、超音波洗浄機などの電気設備には入れません。

コスト要見積

種類
溶剤系
液の系統
炭化水素・アルコール系
使う所
基板のリペア、リフロー炉のメンテナンス
引火点
-12℃
消防法
第4類 第1石油類
すすぎ
不要
比重
0.73
荷姿
スプレー420mL×24本、石油缶13kg
記載なし
pH・粘度・使う濃度・洗浄温度
公式ページへ
化研テック株式会社

マイクロクリン WS-3220

水を使わず洗う鉛フリー汎用品

鉛フリーはんだに使える汎用の洗浄剤で、すすぎは水でなく含水アルコールのマークレス ST-05で行います。引火点は105℃です。専用の洗浄機に入れて蒸留再生すれば、排水を出さずに回せます。

コスト要見積

種類
溶剤系
液の系統
アルコール系
使う所
鉛フリーはんだのフラックス(汎用)
引火点
105℃
消防法
第4類 第3石油類
すすぎ
含水アルコール
比重
1.00
粘度
9.3mPa・s
記載なし
pH・使う濃度・洗浄温度・荷姿
公式ページへ
株式会社武蔵テクノケミカル

スカイクリーン MK-1

1液で洗って乾かす汎用品

1つの液で洗浄から乾燥まで済ませる汎用の品番です。すすぎの液を別に持たず、蒸留して再生できるので、液の管理が楽になります。引火点は43℃で第2石油類なので、洗浄機の防爆と保管量を先に確かめます。

コスト要見積

種類
溶剤系
液の系統
炭化水素、グリコールエーテル
使う所
プリント基板、モジュール、チップ、FPC
引火点
43℃
消防法
第4類 第2石油類
すすぎ
同じ液で洗浄と乾燥
比重
0.813
荷姿
160kgドラム缶、14.6kg石油缶
記載なし
pH・粘度・使う濃度・洗浄温度
公式ページへ
株式会社武蔵テクノケミカル

スカイクリーン MK-30

引火点70℃の第3石油類で1液洗浄

MKシリーズの中で引火点が70℃と高い、第3石油類の品番です。MK-1の43℃より高く、同じ1液で洗浄から乾燥まで済ませます。高い溶解力が要る工程で、第2石油類を避けたいときに選びます。

コスト要見積

種類
溶剤系
液の系統
炭化水素、グリコールエーテル
使う所
プリント基板、モジュール、チップ、FPC
引火点
70℃
消防法
第4類 第3石油類
すすぎ
同じ液で洗浄と乾燥
比重
0.867
荷姿
172kgドラム缶、15.5kg石油缶
記載なし
pH・粘度・使う濃度・洗浄温度
公式ページへ
Q&A

フラックス洗浄剤選びで、よくある疑問

購買担当の疑問フラックス洗浄剤の価格は、いくら?

載せた10製品に、公式に価格を出しているものはありません。量と荷姿で変わるので、メーカーに見積もりを取ります。化研テックのWS-923のスプレーは24本入りの箱で売られています。

設備担当の疑問フラックス洗浄剤の種類と違いは?

水系、準水系、溶剤系の3つです。水系はVIGON A 301やクリンスルー 618のように水が主成分で、準水系はパインアルファのように溶剤に水や界面活性剤を加えます。溶剤系はスカイクリーン MK-1のように水を使いません。

設備担当の疑問水系と溶剤系、どちらを選ぶ?

防爆設備を置きたくないなら、引火点の無い水系か準水系から見ます。水の設備や排水処理を持ちたくないなら、スカイクリーンのように1液で洗って乾かす溶剤系があります。ゼストロンは、溶剤系は脂溶性の高い残渣をよく溶かす場合があると案内しています。

施設管理の疑問引火点と消防法の区分はどう違う?

パインアルファ ST-241は引火点なしで消防法は非該当です。MK-1は引火点43℃で第2石油類、MK-30は70℃で第3石油類、WS-923は-12℃で第1石油類です。保管できる量と設備が変わるので、買う前に確かめます。

設備担当の疑問フラックス洗浄剤のpHはどれくらい?

水溶液の濃度をそろえて公表しているわけではありません。パインアルファ ST-100SXは6.9、ST-241は20%水溶液で8.5、VIGON A 301は10g/Lで9.3、VIGON PE 305Nは中性です。部品の材質に合うかは洗浄テストで見ます。

設備担当の疑問無洗浄フラックスでも洗浄は必要?

用途によって必要です。化研テックは、ワイヤーボンディングやコーティングなどの後工程がある場合に洗浄を行うことがあると案内しています。ゼストロンも、無洗浄フラックスは洗えるが洗浄タイプより難しいと書いています。

設備担当の疑問IPAでフラックスは落ちる?

落ちるものもありますが、高活性のフラックスや硬くなった残渣では足りないことがあります。化研テックのWS-923はIPAより溶解力が高いと案内されています。指定数量はWS-923が200L、IPAが400Lです。

総務の疑問基板のリペアのあと、手作業で洗うなら?

化研テックのWS-923が基板のリペア用で、スプレーがあります。全部揮発する成分なのでリンスはいらず、自然乾燥します。引火点が-12℃なので、火気を遠ざけて換気をします。

工場長の疑問洗浄剤の液はどれくらいの濃度で使う?

VIGON A 301とPE 305Nは、インラインで10〜20%、バッチで15〜25%に薄めます。希釈にはイオン交換水だけを使います。パインアルファ ST-241も希釈型です。

経営者の疑問排水を減らせる洗浄剤はある?

クリンスルー 750HSはリンス水を油水分離して再利用できます。マイクロクリン WS-3220は含水アルコールですすぐ工程で、専用の洗浄機で蒸留再生して排水を出さずに回せます。スカイクリーン MK-1も蒸留して再生できます。

総務の疑問フラックス洗浄剤とフラックスリムーバーの違いは?

呼び方の違いで、どちらもフラックスを落とす薬剤です。化研テックは、フラックス洗浄剤、フラックスリムーバー、フラックスクリーナーは機能が同じと案内しています。

TYPES

フラックス洗浄剤の種類の違い

水系

水が主成分で、原液を水で薄めて使う型です。引火点の無い品番なら防爆設備がいりません。洗ったあとはイオン交換水ですすいで、温風で乾かします。

向いている使い方

  • 防爆設備を入れたくない
  • 高密度の基板やパワーモジュールを洗う
  • 銅の酸化膜も一緒に落としたい

根拠:ゼストロンの水系フラックス洗浄剤は、水の含有率が80%以上を占める設計です。(出典2)

この種類の4製品を表で見る

準水系

グリコールエーテルなどの溶剤に、界面活性剤や水を加えた型です。引火点が無く、純水ですすいで熱風で乾かします。排水が多く出るので、排水処理の設備を一緒に考えます。

向いている使い方

  • 引火点の無い液を使いたい
  • 排水処理の設備がある
  • 半導体パッケージやプリント基板を洗う

根拠:グリコールエーテル等の溶剤に界面活性剤や水を加えた洗浄剤(出典1)

この種類の2製品を表で見る

溶剤系

炭化水素やアルコール、グリコールエーテルなどの溶剤で、水を使わずに洗う型です。排水を出さずに回せる工程があります。引火点のある品番は、設備の防爆と消防法の保管量を先に確かめます。

向いている使い方

  • 水を使わずに洗いたい
  • 蒸留して液を再生したい
  • 手作業でリペアの跡を落とす

根拠:設備の防爆対策が必要で洗浄剤は引火点以上で使用する場合が多いです。(出典1)

この種類の4製品を表で見る
MAKERS

フラックス洗浄剤の主なメーカー5社

荒川化学工業株式会社

BGA・PGA・FC-PKGのフラックス洗浄用で、EMPF合格品です。

大阪府

花王株式会社

半導体チップや実装部品の極微細なすき間を考えて設計された品番です。

東京都

化研テック株式会社

基板のリペアとリフロー炉のメンテナンスに使う速乾の洗浄剤で、スプレーと石油缶があります。

大阪府

ゼストロンジャパン株式会社

高信頼性・高耐熱性のはんだペーストの残渣を落とす、弱アルカリ性の水系洗浄剤です。

神奈川県

株式会社武蔵テクノケミカル

1つの液で洗浄から乾燥まで済ませる汎用の品番です。

東京都

出典
  1. 化研テック フラックス洗浄(基板洗浄)⁠と⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠は
  2. ゼストロンジャパン フラックス洗浄剤
  3. ゼストロン VIGON A 301 技術資料
  4. ゼストロン VIGON PE 305N 技術資料
  5. 花王 フラックス洗浄剤・パワー半導体用洗浄剤
  6. 荒川化学工業 精密部品洗浄剤 パインアルファ
  7. 化研テック マイクロクリン・マークレス
  8. 化研テック フラックス洗浄剤 WS-923
  9. 武蔵テクノケミカル 洗浄剤 スカイクリーン
掲載基準

電子基板・電子部品のはんだ付けのあとに残るフラックスを落とす業務用のフラックス洗浄剤(フラックスクリーナー・フラックスリムーバー)で、自社で作るか自社グループのブランドを日本法人が売り、公式サイトで今案内していて、系統や用途を公式で確かめられた製品。各社の代表の品番を1社2製品まで載せています。ゼストロンは海外のブランドで、日本法人のゼストロンジャパンが日本語で案内しているので載せました。花王のクリンスルーは公式ページにpHや引火点が無く、カタログPDFの文字も取れないので、その欄は記載なしです。ホーザン・サンハヤトは公式の製品ページが取得を拒み、マクダーミッド・アルファは日本語の公式ページが取得を拒むので、仕様を確かめられず載せていません。共栄社化学のエクセムライトは公式サイトでフラックス洗浄の品番を確かめられず、載せていません。はんだ付けに使うフラックス(フラックスの比較で扱います)、洗浄装置(超音波洗浄機・溶剤洗浄機の比較で扱います)、油汚れ用のパーツクリーナー、代理店が売る他社製品は除いています。

フラックス洗浄剤を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

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