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GUIDE / FLUX-CLEANER

フラックス洗浄剤とは?水系・準水系・溶剤系の違いと、pH・引火点・消防法の区分で見る選び方

基板の実装やリペアのあとに残るフラックスを落とすフラックス洗浄剤の3つの種類、引火点と消防法の区分、すすぎの方法、無洗浄フラックスを洗う場面を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

フラックス洗浄剤は、はんだ付けのあとに残るフラックスを落とす薬剤です。フラックスクリーナー、フラックスリムーバーとも呼びます。液の系統で水系・準水系・溶剤系に分かれ、引火点、すすぎの方法、排水の出方が変わります。

フラックス洗浄剤とは

フラックス洗浄剤は、はんだ付けのあとに基板や部品に残るフラックスを、溶かしたりはがしたりして落とす薬剤です。残渣を放っておくと、イオン成分によるショートや腐食、接点の接続不良につながります。

いまは無洗浄フラックスが主流ですが、高密度の基板や車載機器、医療機器、通信機器では洗浄します。ワイヤーボンディングやコーティングなどの後工程があるときも洗います。

比較ページには、自社で作るか、自社グループのブランドを日本法人が売るフラックス洗浄剤を、各社の代表の品番で載せています。洗浄装置と、はんだ付けに使うフラックスは別の比較で扱います。

種類と違い

選ぶときは「液の系統」「引火点」「すすぎの方法」の3つを先に決めます。

  • 水系は、水が主成分の液を薄めて使います。VIGON A 301は引火点がなく、イオン交換水ですすぎます。
  • 準水系は、溶剤に界面活性剤や水を加えた液で洗います。パインアルファ ST-241は引火点がなく、消防法は非該当です。
  • 溶剤系は、水を使わずに洗います。スカイクリーン MK-1は同じ液で洗浄と乾燥まで済ませ、蒸留して再生できます。

引火点と消防法の区分を見る

引火点と消防法の区分で、置ける量と設備が変わります。

  • スカイクリーン MK-1の引火点は、43℃で第2石油類です。
  • スカイクリーン MK-30の引火点は、70℃で第3石油類です。
  • マイクロクリン WS-3220の引火点は、105℃で第3石油類です。
  • WS-923の引火点は、-12℃で第1石油類です。超音波洗浄機などの電気設備には入れません。

すすぎと排水を見る

すすぎの方法で、乾燥と排水の設備が変わります。

  • 水系の液は、イオン交換水ですすいで温風で乾かします。
  • クリンスルー 750HSは、リンス水を油水分離して再利用できます。
  • マイクロクリン WS-3220は、含水アルコールのマークレス ST-05ですすぎます。
  • WS-923は全部揮発する成分なので、リンスはいりません。

選ぶ前に確かめること

  • 落ち方はフラックスと基板の組み合わせで変わります。ゼストロンジャパンや化研テックのように洗浄テストを受ける会社があるので、実物で確かめます。
  • 溶剤は樹脂を傷めることがあります。部品への影響を先に見ます。
  • 価格は公式に出ていません。量と荷姿を伝えて見積もりを取ります。
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