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GUIDE / DIP-COATER

ディップコーターとは?ディップコーティング装置の種類(卓上・多槽・生産・ディップスピン)と、引上げ速度・槽数・価格の選び方

基材を液に浸けて引き上げ、薄い膜を付けるディップコーターの4つの種類、引上げ速度と膜厚の関係、ストロークと基材の重さの決め方、液の管理と防爆、値段の出し方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

ディップコーターは、液に基材を浸けて引き上げ、薄い膜を付ける装置です。ディップコーティング装置とも呼びます。種類は卓上型・多槽型・生産型・ディップスピン型の4つです。選ぶときは「狙う膜厚」「基材の大きさ」「液の数」の3つを先に決めます。公式に値段を出している製品は無く、どの会社も見積もりです。

ディップコーターとは

基材を液に浸け、決めた速度で引き上げて、表面に薄い膜を付けます。膜厚は引上げ速度で決まり、遅いと薄く、速いと厚くなります。液の粘度が高くても厚くなります。

  • 基材の両面に同時に塗れます
  • 凹凸のある基材にも塗れます
  • 乾燥の条件で最後の膜厚が変わります

4つの種類

  • 卓上型は、実験台で1枚ずつ条件を探す型です
  • 多槽型は、液を替えながら膜を重ねる型です
  • 生産型は、多数枚を塗って乾燥や硬化までつなげる型です
  • ディップスピン型は、部品を回して余分な液を振り切る型です

引上げ速度の選び方

薄い膜を狙うなら、低速が出る機種を選びます。

  • SDIのND-0407-N1-CEは、1nm/secから60mm/secまでです
  • あすみ技研のN100は、1nm/secから30mm/secまでです
  • エコートプレシジョンのDC250Sは、0.01mm/sから60mm/sまでです
  • ネクスのlabo-coat Dip1は、0.03mm/secから240mm/secまでです

ストロークと基材の重さ

基材の長さでストロークを決め、治具を含めた重さで機種を絞ります。

  • エコートプレシジョンのDCシリーズのストロークは、240mm・340mm・540mm・690mmです
  • あすみ技研のN100の最大ワーク重量は、500gです
  • エコートプレシジョンのFD250Wは、10kgまで載せられます

多槽型と生産型

液を何種類使うか、1回に何枚塗るかで決まります。

  • SDIのOD-2304-N1-CEは、最大10槽を任意の順序で浸けられます
  • あすみ技研のF225-LBL12は、ビーカーを24個並べられます
  • キムラ・エッチングのディップコーターは、500×500mmを3枚同時に塗れます
  • エコートプレシジョンのH500S-HCUは、ディップから乾燥まで自動で回します

振動と液の管理

低速で引き上げるほど、振動が膜のムラに出ます。除振台や風防を一緒に考えます。液の粘度と温度が変わると膜厚も変わるので、溶剤の液を使うなら防爆と排気も先に確かめます。

値段

12製品のうち、公式に値段を出している製品はありません。どの会社も見積もりです。エース設備のミニディップスピンコーターはレンタル料金を公開していて、2週間50,000円、1ヶ月100,000円です。

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