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GUIDE / IMPREGNATION-EQUIPMENT

含浸装置とは?真空式・真空加圧式の種類と違い、選び方

部品や試料のすき間に液を染み込ませる含浸装置の3つの種類、真空度・圧力・槽の寸法の見方、用途ごとの選び方を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

含浸装置は、真空や圧力を使って、部品や試料のすき間に液を染み込ませる装置です。真空式、真空加圧式、一連システムの3つに分かれます。選ぶときは「液の粘度」「入れる物の寸法」「真空の作り方」の3つを先に決めます。

含浸装置とは

含浸装置は、部品や試料を液に浸す前後に真空や圧力をかけ、すき間に樹脂・絶縁油・薬液を染み込ませる装置です。先に空気を抜くので、奥まで液が入ります。試料の樹脂埋込み、トランスやコイルの絶縁、鋳物や焼結体の封孔、木材の防腐や難燃の処理に使います。

比較ページには、自社で作る会社と、自社ブランドを日本法人が売る会社の製品を載せています。食品向けの装置と含浸の受託加工は載せていません。

3つの種類

  • 真空式は、空気を抜いてから液を入れます。例はストルアスのシトバック、ビューラーのシンプリバック、佐藤真空のIM-30Wです
  • 真空加圧式は、真空のあと圧をかけて押し込みます。例は協真エンジニアリングのVPG-4250S、マルトーのMD-210です
  • 一連システムは、含浸の前後の工程までつなぎます。例はヤスジマの封孔処理装置、佐藤真空の真空含浸・乾燥システムです

真空度と圧力

  • 協真エンジニアリングのVPG-4250Sは、12Paと0.5MPa(G)です
  • ミカドテクノスの陽圧仕様の事例は、1分後の到達圧力が実績690Paで、圧力は常圧〜0.9MPaです
  • ジェーシーシーエンジニアリングのJHB-330は、ゲージ圧-98kPaです
  • マルトーのMD-210は、減圧が1×10⁻³Torr、加圧が2気圧です

槽の寸法と処理量

  • シトバックは、直径30mmの埋込なら10個、直径40mmなら8個を同時に処理できます
  • アイエムティーのGsnは、直径30mmの成型カップを最大7個置けます
  • 佐藤真空のIM-30Wは、槽の内寸が直径300mm×高さ400mmです
  • 佐藤真空の真空含浸・乾燥システムは、仕様例で真空槽が直径2500mmまであります

用途で選ぶ

  • 試料の樹脂埋込みには、シトバック、シンプリバック、Gsn、MR-200Aを使います
  • トランスやコイルの絶縁油には、佐藤真空のIM/IMHシリーズを使います。加熱するならIMH型です
  • 鋳物や焼結体の封孔には、ヤスジマの封孔処理装置を使います
  • 粘度の高い材料には、VPG-4250Sを使います。液を温めて試すならJHB-330です
  • 木材の防腐や難燃の処理には、ヤスジマの木材含浸装置(湿式)を使います

価格

今回の13製品に公開価格はありません。入れる物の寸法、液の種類、処理量を伝えて、各社から見積もりを取ります。

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