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GUIDE / DAJOUKI

打錠機とは?医薬品・健康食品・化学品・電池材料の粉を錠剤に固める打錠機の種類(ロータリー式・強圧型・単発式)と、打錠圧・生産能力・価格の選び方

粉や顆粒を錠剤に固める打錠機の3つの種類(ロータリー式・強圧ロータリー式・単発式/卓上式)、ロータリー式と単発式の違い、打錠圧・杵立数・生産能力の選び方、杵臼の規格、試作と打錠障害の確かめ方を、主なメーカーの公式資料でまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

打錠機は、粉や顆粒を杵と臼で圧縮して、錠剤の形に固める機械です。錠剤機とも呼びます。回転盤で連続して打つロータリー式、大きく厚い成形品を強い圧力で固める強圧ロータリー式、1錠ずつ打つ単発式・卓上式の3つに分かれます。作りたい錠剤の大きさと1時間の錠数から方式と杵立数を決め、自分の原料で試し打ちしてから見積もりを取ります。公式に値段を出しているメーカーはなく、どれも見積もりです。

打錠機とは

打錠機は、粉や顆粒を臼に詰め、上下の杵で圧縮して錠剤にする機械です。市橋精機の解説では、打錠は粉末を一定の形に高圧で圧縮して固めることで、粉末成型用のパンチ・ダイ(金型)を製薬・健康食品の業界では杵・臼と呼びます。菊水製作所の解説では、錠剤の成形は粉の充填・圧縮成形・取り出しの3工程に分かれ、これを続けて行うのがロータリー式です。

比較ページには、日本の会社が自社で作る業務用の打錠機を、各社の代表の型の単位で載せています。造粒機、杵臼だけの製品、中古機、周辺機器、海外メーカーの打錠機を輸入して売る会社は除いています。

3つの種類

  • ロータリー式は、回転盤に並べた杵臼で、充填・圧縮・取り出しを続けて行います。例は菊水製作所のCYGNUS-K、畑鐵工所のNT1-MS、市橋精機のAUTOTAB-R2000、モリマシナリーのMZ400です
  • 強圧ロータリー式は、大きく厚い成形品を強い圧力で固めます。例は菊水製作所のT/P Correct 3000と、富士薬品機械のPSシリーズです
  • 単発式・卓上式は、1組の杵臼で1錠ずつ打ちます。例は市橋精機のHANDTAB-200、富士薬品機械のFY-TQM-30、岡田精工のタブオールです

ロータリー式と単発式の違い

  • ロータリー式は連続して打てるので、生産に使います。予圧と本圧の2段で圧縮するのが一般的です
  • 単発式は量は作れませんが、少ない原料で試せます。市橋精機のHANDTAB-200は電源がいらず、1錠から打錠できます
  • 岡田精工のタブオールは、打錠圧と杵の深さを記録しながら打つ単発式で、処方の検討に使います

打錠圧と生産能力の選び方

  • 菊水製作所のCYGNUS-Kは、杵45〜90本立てで、最大648,000錠/時です
  • 畑鐵工所のNT1-MSは、予圧・本圧とも最大118kNで、杵は32〜72本立てから選べます
  • 市橋精機のAUTOTAB-R2000は、最大16,200錠/時で、実験から小ロットの生産に向きます
  • 富士薬品機械のPSシリーズは、予圧100kN・本圧150kNの強圧型です
  • 菊水製作所のT/P Correct 3000は、本圧300kNで、直径55mmまでの成形品を作ります

杵臼の規格

  • 多くの機種がTSMとIPTの規格の杵臼に合わせています
  • 市橋精機のAUTOTAB-R2000は、TSM(IPT)-B用で9本立て、D用で7本立てです
  • 菊水製作所のCYGNUS-Kは、KU12・TSM-BB・TSM-B・TSM-Dの金型に合わせて回転盤を替えます
  • 富士薬品機械のFY-TQM-30は、高速打錠機用のIPTタイプの杵臼を正面から付け替えられます

切り替えと掃除

  • モリマシナリーのMZ400は、回転盤を外せるうえ、前面に支柱がなく三面の扉が開きます
  • 畑鐵工所のNT1-MSは、回転盤をタラップで昇降させて交換します

値段

  • 公式に値段を出しているメーカーはなく、どの製品も見積もりです
  • 杵立数・打錠圧・製薬仕様かどうか・周辺機器で変わるので、自分の原料で試し打ちしてから見積もりを取ります
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