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医薬品・健康食品・化学品・電池材料の工場や研究所で、粉を錠剤に固める打錠機を選ぶ、製造・製剤開発・生産技術・設備・購買の担当の方へ

打錠機のメーカー6社比較【2026年】

打錠機は、粉や顆粒を杵と臼で圧縮して、
錠剤の形に固める機械です。

ABOUT

打錠機とは

比較表を見る ↓

打錠機とは、粉や顆粒を杵と臼で圧縮して、
錠剤の形に固める機械です。
錠剤機・タブレットマシンとも呼びます。
粉の充填・圧縮・取り出しを繰り返して、
同じ重さと硬さの錠剤を作ります。

製品の特長

  • 打ち方で選べる(ロータリー式・強圧型・単発式)
  • 杵臼を替えると錠剤の形と大きさが変わる(TSM・IPTなどの規格)
  • 打錠圧を見張って不良錠をはじく型が多い(圧縮ロールのセンサ)

使うメリット

  • 同じ重さ・硬さの錠剤を続けて作れる(充填量をすり切りで決める)
  • 粉より飲みやすく持ち運びやすい形にできる(医薬品・健康食品)
  • 樹脂・粉末冶金・浴用剤も固められる(強圧型)

選ぶときに注意すること

  1. 杵臼の規格(TSM・IPTなど)が機械と合うか先に確かめる
  2. 粉の流れが悪いと重さがばらつく。造粒してから打つことが多い
  3. キャッピングなどの打錠障害は原料で変わる。試し打ちしてから決める
  4. 医薬品に使うなら、GMPに合わせた洗いやすい作りを選ぶ

※仕様は各メーカーの公式の製品ページによる。打錠機の仕組みは菊水製作所と市橋精機の解説による。値段を公式に出しているメーカーはない。

LIST

打錠機の比較表

打錠機9製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

ロータリー式(医薬・食品)

4製品
市橋精機株式会社ロータリー式小型打錠機 AUTOTAB-R2000実験と小ロットの生産口コミを書く要見積

直径200mmの小さな回転盤で、二層錠まで作れるロータリー式の打錠機です。最大16,200錠/時で、研究室の実験から小ロットの生産までこなします。重さは580kgで、段差のない床なら付属のキャスターで動かせます。

打錠機の方式
ロータリー式(医薬・食品)
方式
二層錠も作れる小型のロータリー式
杵立数
7・9本
最大打錠圧
予圧12kN、本圧40kN
最大錠径
最大20mm
生産能力
最大16,200錠/⁠⁠⁠時
充填深さ
最大18mm
寸法・重さ
620×870×1,930mm、580kg
公式ページへ詳細・仕様
株式会社菊水製作所高速打錠機 CYGNUS-⁠K医薬・食品の錠剤の大量生産口コミを書く要見積

回転盤ごと金型の規格を替えられる高速打錠機で、シングル機ながら最大648,000錠/時まで作ります。杵は45〜90本立てで、KU12・TSM-BB・TSM-B・TSM-Dの金型に合わせます。長く回したときの発熱と騒音を抑え、機械も軽くしてあります。

打錠機の方式
ロータリー式(医薬・食品)
方式
回転盤交換式の高速回転式
杵立数
45・55・67・90本
最大打錠圧
予圧50kN、本圧50kN
最大錠径
最大25mm
生産能力
最大648,000錠/⁠⁠⁠時
充填深さ
1〜18mm
寸法・重さ
1,250×1,250×1,992mm、約4,600kg
公式ページへ詳細・仕様
株式会社畑鐵工所中型打錠機 NT1-MS医薬品の錠剤の中規模の生産口コミを書く要見積

回転数を最大150min-1まで上げられる中型の打錠機で、高い回転数でも打錠圧が落ちにくい作りです。予圧・本圧とも最大118kNで、杵は32〜72本立てから選べます。回転盤はタラップで昇降させて交換します。

打錠機の方式
ロータリー式(医薬・食品)
方式
回転式、回転盤着脱
杵立数
32・38・45・49・72本
最大打錠圧
予圧118kN、本圧118kN
最大錠径
直径5〜19mm
充填深さ
0〜18mm
寸法・重さ
1,150×1,150×1,970mm、約3,800kg
記載なし
生産能力
公式ページへ詳細・仕様
モリマシナリー株式会社ロータリープレス MZ400医薬品の錠剤の生産口コミを書く要見積

予圧・本圧とも直径250mmの大きな圧縮ローラーで圧縮時間を長くとり、打錠障害を減らすロータリー式の打錠機です。前面に支柱がなく三面の扉が開くので、部品の着脱と掃除がしやすい作りです。回転盤も外せるので、品目の切り替えが早く済みます。

打錠機の方式
ロータリー式(医薬・食品)
方式
回転盤着脱、予圧・本圧ローラー直径250mm
記載なし
杵立数・最大打錠圧・最大錠径・生産能力・充填深さ・寸法・重さ
公式ページへ詳細・仕様

強圧ロータリー式(産業用)

2製品
株式会社菊水製作所超高圧回転式粉末成形機 T/P Correct 3000樹脂・浴用剤・粉末冶金の大型成形口コミを書く要見積

樹脂の予備成形や浴用剤、粉末冶金の部品のような大きく厚い成形品を、本圧300kNで固める回転式の成形機です。杵は21本立てで、直径55mmまでの成形品を3,780〜12,600錠/時で作ります。同じシリーズに、もっと圧力の強い型もあります。

打錠機の方式
強圧ロータリー式(産業用)
方式
超強圧の回転式成形機
杵立数
21本
最大打錠圧
予圧100kN、本圧300kN
最大錠径
最大55mm
生産能力
3,780〜12,600錠/⁠⁠⁠時
充填深さ
15〜70mm
寸法・重さ
1,650×2,050×2,120mm
公式ページへ詳細・仕様
株式会社富士薬品機械パワープレス PSシリーズ大型錠剤の量産口コミを書く要見積

予圧100kN・本圧150kNの強圧型で、大きな錠剤の量産に使う打錠機です。杵は23本立てと27本立ての2機種です。打錠圧力と充填深さ、異常の箇所はコントロールユニットに出ます。

打錠機の方式
強圧ロータリー式(産業用)
方式
予圧・本圧の2段圧縮
杵立数
23・27本
最大打錠圧
予圧100kN、本圧150kN
記載なし
最大錠径・生産能力・充填深さ・寸法・重さ
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単発式・卓上式(試作・試験)

3製品
市橋精機株式会社卓上錠剤成型機 HANDTAB-2001錠からの試し打ち口コミを書く要見積

ロータリー打錠機用のTSM・IPTの杵臼をそのまま付けて試し打ちできる、手動の卓上機です。電源がいらず、1錠から最大30kNで打錠します。直径23mmまでの錠剤を作れます。

打錠機の方式
単発式・卓上式(試作・試験)
方式
手動、電源不要
杵立数
1本
最大打錠圧
最大30kN
最大錠径
最大23mm
充填深さ
最大18mm
寸法・重さ
本体17kg、ポンプ3.5kg
記載なし
生産能力
公式ページへ詳細・仕様
岡田精工株式会社打錠プロセス解析装置 タブオール処方検討と打錠障害の予測口コミを書く要見積

錠剤を作りながら、打錠圧・上杵の加圧深さ・下杵の充填量をその場で記録する単発式の打錠機です。数十gの試料から成形でき、量産で出るキャッピングなどの打錠障害を前もって確かめられます。臼の壁にかかる圧力と、錠剤を出すときの圧力も記録します。

打錠機の方式
単発式・卓上式(試作・試験)
方式
単発式、打錠圧と杵の深さを計測
記載なし
杵立数・最大打錠圧・最大錠径・生産能力・充填深さ・寸法・重さ
公式ページへ詳細・仕様
株式会社富士薬品機械卓上型マルチ打錠機 FY-TQM-30少量の原料での試作打錠口コミを書く要見積

手動の油圧ポンプで最大30kNまで加圧する卓上の打錠機で、少量の原料で試作の錠剤を作ります。高速打錠機用のIPTタイプの杵臼を正面から付け替えられます。打錠圧力はロードセルで、充填深さはレーザーセンサーで読みます。

打錠機の方式
単発式・卓上式(試作・試験)
方式
手動の油圧ポンプのレバー操作で加圧
最大打錠圧
最大30kN
記載なし
杵立数・最大錠径・生産能力・充填深さ・寸法・重さ
公式ページへ詳細・仕様

ロータリー式(医薬・食品)4製品

市橋精機株式会社

ロータリー式小型打錠機 AUTOTAB-R2000

実験と小ロットの生産

直径200mmの小さな回転盤で、二層錠まで作れるロータリー式の打錠機です。最大16,200錠/時で、研究室の実験から小ロットの生産までこなします。重さは580kgで、段差のない床なら付属のキャスターで動かせます。

コスト要見積

打錠機の方式
ロータリー式(医薬・食品)
方式
二層錠も作れる小型のロータリー式
杵立数
7・9本
最大打錠圧
予圧12kN、本圧40kN
最大錠径
最大20mm
生産能力
最大16,200錠/⁠⁠⁠時
充填深さ
最大18mm
寸法・重さ
620×870×1,930mm、580kg
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株式会社菊水製作所

高速打錠機 CYGNUS-⁠K

医薬・食品の錠剤の大量生産

回転盤ごと金型の規格を替えられる高速打錠機で、シングル機ながら最大648,000錠/時まで作ります。杵は45〜90本立てで、KU12・TSM-BB・TSM-B・TSM-Dの金型に合わせます。長く回したときの発熱と騒音を抑え、機械も軽くしてあります。

コスト要見積

打錠機の方式
ロータリー式(医薬・食品)
方式
回転盤交換式の高速回転式
杵立数
45・55・67・90本
最大打錠圧
予圧50kN、本圧50kN
最大錠径
最大25mm
生産能力
最大648,000錠/⁠⁠⁠時
充填深さ
1〜18mm
寸法・重さ
1,250×1,250×1,992mm、約4,600kg
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株式会社畑鐵工所

中型打錠機 NT1-MS

医薬品の錠剤の中規模の生産

回転数を最大150min-1まで上げられる中型の打錠機で、高い回転数でも打錠圧が落ちにくい作りです。予圧・本圧とも最大118kNで、杵は32〜72本立てから選べます。回転盤はタラップで昇降させて交換します。

コスト要見積

打錠機の方式
ロータリー式(医薬・食品)
方式
回転式、回転盤着脱
杵立数
32・38・45・49・72本
最大打錠圧
予圧118kN、本圧118kN
最大錠径
直径5〜19mm
充填深さ
0〜18mm
寸法・重さ
1,150×1,150×1,970mm、約3,800kg
記載なし
生産能力
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モリマシナリー株式会社

ロータリープレス MZ400

医薬品の錠剤の生産

予圧・本圧とも直径250mmの大きな圧縮ローラーで圧縮時間を長くとり、打錠障害を減らすロータリー式の打錠機です。前面に支柱がなく三面の扉が開くので、部品の着脱と掃除がしやすい作りです。回転盤も外せるので、品目の切り替えが早く済みます。

コスト要見積

打錠機の方式
ロータリー式(医薬・食品)
方式
回転盤着脱、予圧・本圧ローラー直径250mm
記載なし
杵立数・最大打錠圧・最大錠径・生産能力・充填深さ・寸法・重さ
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強圧ロータリー式(産業用)2製品

株式会社菊水製作所

超高圧回転式粉末成形機 T/P Correct 3000

樹脂・浴用剤・粉末冶金の大型成形

樹脂の予備成形や浴用剤、粉末冶金の部品のような大きく厚い成形品を、本圧300kNで固める回転式の成形機です。杵は21本立てで、直径55mmまでの成形品を3,780〜12,600錠/時で作ります。同じシリーズに、もっと圧力の強い型もあります。

コスト要見積

打錠機の方式
強圧ロータリー式(産業用)
方式
超強圧の回転式成形機
杵立数
21本
最大打錠圧
予圧100kN、本圧300kN
最大錠径
最大55mm
生産能力
3,780〜12,600錠/⁠⁠⁠時
充填深さ
15〜70mm
寸法・重さ
1,650×2,050×2,120mm
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株式会社富士薬品機械

パワープレス PSシリーズ

大型錠剤の量産

予圧100kN・本圧150kNの強圧型で、大きな錠剤の量産に使う打錠機です。杵は23本立てと27本立ての2機種です。打錠圧力と充填深さ、異常の箇所はコントロールユニットに出ます。

コスト要見積

打錠機の方式
強圧ロータリー式(産業用)
方式
予圧・本圧の2段圧縮
杵立数
23・27本
最大打錠圧
予圧100kN、本圧150kN
記載なし
最大錠径・生産能力・充填深さ・寸法・重さ
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単発式・卓上式(試作・試験)3製品

市橋精機株式会社

卓上錠剤成型機 HANDTAB-200

1錠からの試し打ち

ロータリー打錠機用のTSM・IPTの杵臼をそのまま付けて試し打ちできる、手動の卓上機です。電源がいらず、1錠から最大30kNで打錠します。直径23mmまでの錠剤を作れます。

コスト要見積

打錠機の方式
単発式・卓上式(試作・試験)
方式
手動、電源不要
杵立数
1本
最大打錠圧
最大30kN
最大錠径
最大23mm
充填深さ
最大18mm
寸法・重さ
本体17kg、ポンプ3.5kg
記載なし
生産能力
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岡田精工株式会社

打錠プロセス解析装置 タブオール

処方検討と打錠障害の予測

錠剤を作りながら、打錠圧・上杵の加圧深さ・下杵の充填量をその場で記録する単発式の打錠機です。数十gの試料から成形でき、量産で出るキャッピングなどの打錠障害を前もって確かめられます。臼の壁にかかる圧力と、錠剤を出すときの圧力も記録します。

コスト要見積

打錠機の方式
単発式・卓上式(試作・試験)
方式
単発式、打錠圧と杵の深さを計測
記載なし
杵立数・最大打錠圧・最大錠径・生産能力・充填深さ・寸法・重さ
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株式会社富士薬品機械

卓上型マルチ打錠機 FY-TQM-30

少量の原料での試作打錠

手動の油圧ポンプで最大30kNまで加圧する卓上の打錠機で、少量の原料で試作の錠剤を作ります。高速打錠機用のIPTタイプの杵臼を正面から付け替えられます。打錠圧力はロードセルで、充填深さはレーザーセンサーで読みます。

コスト要見積

打錠機の方式
単発式・卓上式(試作・試験)
方式
手動の油圧ポンプのレバー操作で加圧
最大打錠圧
最大30kN
記載なし
杵立数・最大錠径・生産能力・充填深さ・寸法・重さ
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Q&A

打錠機選びで、よくある疑問

購買担当の疑問打錠機の価格は、いくら?

公式に値段を出しているメーカーはなく、9製品とも見積もりです。杵立数・打錠圧・製薬仕様かどうか・周辺機器で大きく変わるので、作りたい錠剤と量を決め、自分の原料で試し打ちしてから見積もりを取ります。

設備担当の疑問打錠機の種類と違いは?

回転盤で連続して打つロータリー式、大きな成形品を強い圧力で固める強圧ロータリー式、1錠ずつ打つ単発式・卓上式の3つに分かれます。生産に使うのはロータリー式で、単発式・卓上式は試作や処方の検討に使います。

設備担当の疑問ロータリー式と単発式の違いは?

ロータリー式は回転盤に並べた杵臼で、充填・圧縮・取り出しを続けて行います。単発式は1組の杵臼で1錠ずつ打つので、量は作れませんが、少ない原料で試せます。市橋精機のHANDTAB-200は杵臼1本で、1錠から打錠できます。

工場長の疑問打錠機の生産能力はどう選ぶ?

1時間に作りたい錠数と錠剤の大きさから選びます。菊水製作所のCYGNUS-Kは最大648,000錠/時、市橋精機のAUTOTAB-R2000は最大16,200錠/時です。大きく厚い成形品を作る菊水製作所のT/P Correct 3000は3,780〜12,600錠/時です。

設備担当の疑問打錠圧はどれくらい出せる?

医薬品向けのロータリー式では、畑鐵工所のNT1-MSが予圧・本圧とも最大118kNです。強圧型は、富士薬品機械のPSシリーズが本圧150kN、菊水製作所のT/P Correct 3000が本圧300kNです。卓上機は、市橋精機のHANDTAB-200と富士薬品機械のFY-TQM-30が最大30kNです。

設備担当の疑問杵臼(金型)の規格は?

多くの機種がTSMとIPTの規格の杵臼に合わせています。市橋精機のAUTOTAB-R2000はTSM(IPT)-B用で9本立て、D用で7本立てです。菊水製作所のCYGNUS-Kは、KU12・TSM-BB・TSM-B・TSM-Dの4つの金型に合わせて回転盤を替えます。

工場長の疑問研究開発・試作に使う打錠機は?

卓上の単発式が使えます。市橋精機のHANDTAB-200と富士薬品機械のFY-TQM-30は、手動の油圧ポンプで最大30kNまで加圧します。岡田精工のタブオールは、打錠圧と杵の深さを記録しながら、数十gの試料から成形できます。

設備担当の疑問二層錠は作れる?

作れる機種があります。市橋精機のAUTOTAB-R2000は、直径200mmの小さな回転盤で二層錠まで作れます。富士薬品機械のFY-TQM-30も、オプションで二層錠とトローチ錠に使えます。

施設管理の疑問品種の切り替えと掃除はしやすい?

回転盤を外せる機種が増えています。モリマシナリーのMZ400は回転盤を外せるうえ前面に支柱がなく、三面の扉が開きます。畑鐵工所のNT1-MSは、回転盤をタラップで昇降させて交換します。

工場長の疑問打錠障害(キャッピング)を前もって確かめるには?

打錠圧や杵の動きを記録できる単発式の試験機で、量産の前に試します。岡田精工のタブオールは、臼の壁にかかる圧力や錠剤を出すときの圧力も記録し、キャッピングなどの打錠障害を事前に予測できます。

工場長の疑問打錠機と造粒機の違いは?

造粒機は細かい粉を集めて粒(顆粒)にする機械で、打錠機はその粉や顆粒を杵と臼で圧縮して錠剤にする機械です。粉のままでは流れが悪く重さがそろわないことが多いので、造粒してから打錠するのが一般的な流れです。

TYPES

打錠機の打錠機の方式の違い

ロータリー式(医薬・食品)

回転盤に杵と臼をぐるりと並べ、回しながら粉の充填・圧縮・取り出しを続けて行う打錠機です。予圧と本圧の2段で圧縮するのが一般的です。研究開発向けの小型機から、1時間に数十万錠を作る高速機まであります。

向いている使い方

  • 医薬品・健康食品の錠剤の生産
  • 錠菓・サプリメントの量産
  • 実験から小ロットの生産

根拠:高い生産性の求められる製造現場では、これらの工程を連続で行えるロータリー式打錠機が採用されています(出典1)

この打錠機の方式の4製品を表で見る

強圧ロータリー式(産業用)

回転式の仕組みはそのままに、フレームと圧縮ロールを強くして、大きく厚い成形品を高い圧力で固める打錠機です。樹脂の予備成形・浴用剤・粉末冶金・電池材料などに使います。回転数は低めで、1つずつしっかり固めます。

向いている使い方

  • 樹脂材料の予備成形
  • 浴用剤・洗浄剤の錠剤
  • 粉末冶金・電子部品の成形

根拠:樹脂材料の予備成形、家庭用浴用剤、電子部品・機械部品用粉末冶金などの量産化のために開発された超強圧回転式成形機です。(出典3)

この打錠機の方式の2製品を表で見る

単発式・卓上式(試作・試験)

1組の杵と臼で、1錠ずつ打つ打錠機です。手動の油圧ポンプで加圧する卓上機は電源がなくても使え、少ない原料で試作の錠剤を作れます。打錠圧や杵の動きを記録して、処方を検討する試験機もあります。

向いている使い方

  • 少量の原料で試作錠を作る
  • 処方検討・打錠障害の予測
  • 量産機を入れる前の試し打ち

根拠:試験的な錠剤の作成に特化した手動式卓上簡易錠剤成型機(出典9)

この打錠機の方式の3製品を表で見る
MAKERS

打錠機の主なメーカー6社

市橋精機株式会社

直径200mmの小さな回転盤で、二層錠まで作れるロータリー式の打錠機です。

京都府

岡田精工株式会社

錠剤を作りながら、打錠圧・上杵の加圧深さ・下杵の充填量をその場で記録する単発式の打錠機です。

東京都

株式会社菊水製作所

回転盤ごと金型の規格を替えられる高速打錠機で、シングル機ながら最大648,000錠/時まで作ります。

京都府

株式会社畑鐵工所

回転数を最大150min-1まで上げられる中型の打錠機で、高い回転数でも打錠圧が落ちにくい作りです。

京都府

株式会社富士薬品機械

予圧100kN・本圧150kNの強圧型で、大きな錠剤の量産に使う打錠機です。

東京都

モリマシナリー株式会社

予圧・本圧とも直径250mmの大きな圧縮ローラーで圧縮時間を長くとり、打錠障害を減らすロータリー式の打錠機です。

岡山県

出典
  1. 菊水製作所 回転式打錠機とは
  2. 菊水製作所 CYGNUS-⁠K
  3. 菊水製作所 T/P Correct 3000/5000/8000S
  4. 畑鐵工所 NT1-MS
  5. 富士薬品機械 PSシリーズ
  6. 富士薬品機械 FY-TQM-30
  7. 市橋精機 AUTOTAB-R2000
  8. 市橋精機 HANDTAB
  9. 市橋精機 製品紹介
  10. 岡田精工 タブオール
  11. モリマシナリー MZ400
掲載基準

医薬品・健康食品・化学品・電池材料・樹脂などの粉や顆粒を、杵と臼で圧縮して錠剤や成形品にする業務用の打錠機(ロータリー式打錠機・強圧の回転式粉末成形機・単発式や卓上の手動打錠機・打錠特性を測る単発式の打錠機)で、日本の会社が自社で作り、公式サイトで今案内していて、型番と仕様を公式で確かめられた製品。粉を粒にする造粒機(造粒機の比較で扱います)、杵・臼などの金型だけ、中古機、錠剤の検査機・粉取機などの周辺機器、FETTE・KORSCH・KILIAN・Riva・Röltgenなど海外メーカーの打錠機を輸入して売る会社(パウレック・ウインクレル・ミューチュアル・エステックエンジニアリング・シービーエム)は除いています。半導体封止樹脂の打錠機を作るエヌ.エフ.ティとトミックプレスのトミックスジャパンは、公式サイトにたどり着けず仕様を確かめられなかったため、今回は載せていません。モリマシナリーのMZ400は、杵立数・打錠圧などの数字がパスワード付きのカタログにしかないため、公開ページで確かめられた所だけ載せています。

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CITE

引用

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