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GUIDE / CVD-SOUCHI

CVD装置とは?半導体・電子部品のCVD装置の種類(プラズマCVD・熱CVDとALD・SiCエピ・MOCVD)と、基板サイズ・温度・処理枚数の選び方

ウェーハに薄い膜をつけるCVD装置の4つの種類、プラズマCVDと熱CVDの違い、ALDとCVDの違い、バッチ式と枚葉式の違い、MOCVDとSiCエピタキシャル成長装置の使いどころを、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月1日更新

この記事の答え

CVD装置は、ガスの化学反応で、ウェーハの上に薄い膜をつける装置です。化学気相成膜装置とも呼びます。膜のつけ方で、プラズマで低い温度のまま膜をつけるプラズマCVD・縦型の炉でまとめて処理する熱CVDとALD・SiCの結晶を積むエピタキシャル成長・化合物半導体を積むMOCVDに分かれます。選ぶときは「つけたい膜の種類」「基板が耐える温度」「1回に処理する枚数」の3つを先に決めます。

CVD装置とは

CVD装置は、原料のガスを反応室に流し、化学反応でウェーハの上にナノレベルの薄い膜をつける装置です。半導体の前工程の絶縁膜やSiの膜から、LEDやパワー半導体の結晶の膜まで使います。

比較ページには、日本に法人があり自社グループで作るCVD装置を、型式の単位で載せています。スパッタ装置、エッチング装置、工具向けのコーティング装置、輸入販売元が売る他社製品は載せていません。

4つの種類

  • プラズマCVD:ガスをプラズマにして、低い温度で絶縁膜をつけます。例はサムコのPD-220NLとPD-330STC、アルバックのCC-200、オックスフォード・インストゥルメンツのPlasmaPro 100 PECVDです
  • バッチ式の熱CVD・ALD:縦型の炉で多くのウェーハをまとめて処理します。例は東京エレクトロンのTELINDY PLUSとEVAROS、KOKUSAI ELECTRICのAdvanced TSURUGI Plus-Ⅲです
  • エピタキシャル成長(SiC):高い温度で結晶の膜を積みます。例はニューフレアテクノロジーのEPIREVO S6です
  • MOCVD:有機金属のガスを原料にGaNやAlGaNを積みます。例は日本酸素のSR4000とUR26K、ニューフレアテクノロジーのEPIREVO G8です

プラズマCVDと熱CVDの違い

  • プラズマCVDは温度を低くできます。サムコのPD-330STCは、80℃から成膜でき、プラスチックの上にも膜をつけられます
  • サムコのPD-220NLは、13.56MHzに400kHzを重ねる2周波で、膜の応力を調整できます
  • 熱CVDは炉で温めて膜をつけます。東京エレクトロンのTELINDY PLUSは、室温から1100℃まで使えます

ALDとCVDの違い

  • ALDは、複数のガスを交互に流して、原子の層ごとに膜を積む方法です。深い溝や三次元構造にも均一な膜がつきます
  • 東京エレクトロンのEVAROSは、ALDのSiO2・SiNとPolyに使えます
  • KOKUSAI ELECTRICは、2024年の投資家向け説明会で、バッチALDでの自社のシェアを70%と答えています

バッチ式と枚葉式

  • バッチ式は量産向けです。東京エレクトロンのEVAROSは、300mmウェーハを最大200枚まとめて処理します
  • TELINDY PLUSは、300mmウェーハを最大125枚まで処理します
  • 枚葉式は1枚ずつ処理します。ニューフレアテクノロジーのEPIREVO S6は、10µmの膜なら1時間に4枚です

SiCエピとMOCVD

  • ニューフレアテクノロジーのEPIREVO S6は、150mmのSiCウェーハに50µm/h以上で積めます。膜厚は150µmまで続けて成長できます
  • 日本酸素のSR4000は研究開発向けの小型で、制御温度で1350℃まで上げられます。4インチなら1枚、2インチなら3枚です
  • 日本酸素のUR26Kは量産向けで、8インチを6枚まとめて成膜します
  • ニューフレアテクノロジーのEPIREVO G8は、200mmのSi基板にGaNを9µm/h以上で積みます

手入れと値段

  • 反応室の内側にも膜がつきます。アルバックのCC-200はCF4+O2プラズマで、PlasmaPro 100 PECVDはその場で洗えます
  • 原料のガスには毒性や燃えやすいものがあります。除害装置と配管も合わせて用意します
  • このページの11製品は、どれも値段を公式に出していません。見積もりで比べます
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