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GUIDE / MANTLE-HEATER

マントルヒーターとは?研究室で使うマントルヒーターの種類(据え置き・抽出器用・密閉・オーダー)と、容量・最高温度・温度調節の選び方

丸底フラスコ・ビーカー・抽出器を包んで加熱するマントルヒーターの4つの種類、器具と容量の合わせ方、最高温度の違い、入力調整器と温度調節器の使い分け、液こぼれと過熱の注意を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

マントルヒーターは、フラスコやビーカーを、発熱体を入れた布や容器で包んで加熱する器具です。フラスコヒーターとも呼びます。形と作り方で、ガラス繊維の据え置き型・抽出器用の多連型・ステンレスの密閉型・器具に合わせて縫うオーダー型に分かれます。選ぶときは「どの器具の何mL用か」「何℃まで使うか」「温度をどう決めるか」の3つを先に決めます。

マントルヒーターとは

マントルヒーターは、丸底フラスコやビーカーの底から側面までを包んで加熱する器具です。丸い底でもまんべんなく温まり、裸火を使わずに済みます。研究室の合成・還流・抽出から、品質管理室の前処理まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るマントルヒーターを、各社の代表の型の単位で載せています。タンクや配管を温める工業用、販売店ブランドの製品は載せていません。

4つの種類

  • 据え置き型(ガラス繊維)は、器具の形のくぼみにフラスコやビーカーを置いて加熱します。例は東京技術研究所の S-B-I、大科電器の AFR-5 と AFS-5 ⁠⁠です
  • 抽出器用(多連)は、抽出器のフラスコを並べてまとめて加熱します。例は東京技術研究所の HKI-B-6 で、3連・4連・6連があります
  • 密閉型(ステンレス)は、発熱体をステンレスで包んで密閉しています。例は桐山製作所のモノヒート SH-1 ⁠⁠です
  • オーダー型(縫製)は、使う器具の形に合わせて縫って作ります。例は日本ヒーターの RG型です

器具と容量の合わせ方

  • マントルヒーターは、器具の形と容量ごとに型が分かれます。合わない器具を入れると、温まり方がむらになります
  • 東京技術研究所のガラス器具用は、50mLから20Lまでそろえています
  • 桐山製作所のモノヒートは、100mLから5Lまでの8サイズです
  • 合う型が無いときは、日本ヒーターの RG型のように器具に合わせて作れます

最高温度の違い

  • 東京技術研究所は、低温用が MAX200℃、一般用が MAX400℃、耐熱用が MAX600℃、高温用が MAX1000℃⁠⁠⁠です
  • 大科電器の AFS-5 は、最高温度が450℃です
  • 桐山製作所の SH-1 は、常温から280℃までです
  • 日本ヒーターの RG型は、一般タイプで450℃、クリーンルーム用で240℃、高温用で700℃です

温度の決め方

  • 入力調整器は、ヒーターに入れる電気の割合を変えます。東京技術研究所の S-B-I は5.5%から100%、大科電器の AFR-5 は20%から100%までです
  • 大科電器の AFS-5 は、3段の切替で強さを決めます
  • 温度調節器を内蔵した型が決めるのは、ヒーターの表面温度です。大科電器は、AFRT型の表面温度と中の液の温度は一致しないと書いています
  • 液の温度を決めたいなら、温度センサーと外の温度調節器を使います。桐山製作所の温調器 SH-CO15A は、温調精度が±0.5℃以内です

使うときの注意

  • 中に何も入れずに電源を入れ続けると、過熱して断線します
  • ガラス繊維の型は湿気を吸いやすいので、水がかかる所では使いません
  • 液がこぼれやすい使い方なら、防水の型か、桐山製作所のモノヒートのような密閉の型を選びます
  • 値段は、載せた各社とも公式に出していません。型と容量を決めてから見積もりを取ります
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