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GUIDE / SLD-LIGHT-SOURCE

SLD光源とは?OCT・光ジャイロに使うSLD(スーパールミネッセントダイオード⁠)⁠の種類と、中心波長・光出力・スペクトル幅・価格の選び方

レーザーより干渉しにくく、LEDより明るいSLD光源の仕組み、素子・バタフライ型・一体型の3つの種類、中心波長・光出力・スペクトル幅の見方と価格を、メーカー公式の資料でまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

SLD光源は、レーザダイオード並みの出力と、LED並みの広いスペクトル幅・低コヒーレンス性を併せ持つ光源です。スーパールミネッセントダイオード、SLEDとも呼びます。組み込む形で、素子・バタフライ型・一体型の3つに分かれます。選ぶときは、中心波長・光出力・スペクトル幅を決めてから、回路を自社で組むかどうかで種類を決めます。

SLD光源とは

SLD光源は、狭い活性層で光る半導体の光源です。自然放出光を活性層の利得で増幅して出すので、スペクトル幅はレーザダイオードとLEDの中間になります。レーザーより可干渉性が低く、コヒーレンスノイズを抑えられます。OCT、光ジャイロ、変位計測、光ファイバセンサに使います。

比較ページには、メーカーが自社で作るSLDを型番の単位で載せています。海外ブランドの輸入販売品、販売終了品は載せていません。半導体レーザは別のページで扱います。

3つの種類

  • 素子(メタルパッケージ)は、ファイバの付かない型です。光学系を自社で組む装置に使います。電流を流す回路と温度の管理は組み込む側で用意します
  • バタフライ型モジュールは、ファイバからそのまま光を取り出せる型です。駆動回路は別に用意します
  • 一体型は、SLDと回路を1台に収めた型です。電源をつなげば光が出ます。実験台に置く型と、装置に組み込む型があります

中心波長の選び方

中心波長は、用途と検出器で決めます。アンリツは眼底OCT向けの840nmの型、形状計測や膜厚計に使う1310nmの型を案内しています。

  • 浜松ホトニクスのL12856-04は、830nm typ.⁠⁠⁠です
  • アンリツのAM8P4005SL45Cは、840nmです
  • 浜松ホトニクスのL11607-04は、875nm typ.⁠⁠⁠です
  • ソーラボのSLD1018Sは、1310nmです
  • ファイバーラボのSLD-1550-13は、1550±20nmです

光出力とスペクトル幅

光出力は検出に必要な明るさで見て、スペクトル幅は奥行きの細かさや干渉の出にくさで見ます。スペクトルが広いほど、コヒーレンス長は短くなります。

  • SLD1018Sは、光出力30mW、スペクトル幅45nmです
  • AS5B320EM50Mは、光出力25mW typ.、スペクトル幅55nm typ.⁠⁠⁠です
  • SLD-1310-18は、光出力18mW超、スペクトル幅30nm超です
  • L11607-04は、光出力30mW typ.、スペクトル幅10nm typ.⁠⁠⁠です

条件の書き方がメーカーで違います。typ.と最小値を混ぜて比べず、データシートの測定条件まで見てから決めます。

戻り光と安全

戻り光があると、光出力やスペクトルが変わることがあります。AS5B320EM50MとSLD-1310-18は光アイソレータを備え、SLD1018Sは入っていません。

レーザーと同じ安全の区分が付く型もあります。AM8P4005SL45Cはクラス3B相当、S5FC1018Sはクラス1Mです。使う場所の決まりと合わせて確かめます。

値段

公式に値段を出しているのはソーラボです。SLD1018Sは417,504円、S5FC1018Sは581,695円(どちらも税抜の定価)⁠で⁠す⁠。ほかの3社は問い合わせて確かめます。

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