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加工機・検査装置・研究装置に組み込むファイバーレーザー(発振器)を選ぶ、設備・生産技術・研究開発・購買の担当の方へ

ファイバーレーザーのメーカー6社比較【2026年】

ファイバーレーザーは、光ファイバの中で光を増幅して、
レーザー光を出す光源です。

ABOUT

ファイバーレーザーとは

比較表を見る ↓

ファイバーレーザーとは、光ファイバの中で光を増幅して、レーザー光を出す光源です。
加工機や研究装置に組み込んで使います。
止めずに出すCW、短い光をくり返すパルス、
1つの周波数で出す単一周波数の型があります。
ファイバレーザ・ファイバーレーザ発振器とも呼びます。

製品の特長

  • 小さく軽くて効率が高い(希土類を入れたファイバで光を増幅)
  • 加工点までファイバで光を運べる(光軸がずれにくい)
  • 波長は入れる元素で決まる(Ybで1060nm帯、Erで1550nm帯)

使うメリット

  • 金属の加工に向く(1μm帯の光は金属によく吸収される)
  • 冷やしやすく出力を上げやすい(細いファイバは表面積が大きい)
  • 出力の幅が広い(300Wから12,000Wまでの型がある)

選ぶときに注意すること

  1. kW級の多くは水冷。チラーと冷却水の配管を用意する
  2. 電源は型で違う(三相200〜240V、3相360〜440Vなど⁠)⁠。工場の電源を先に確かめる
  3. 銅・アルミのように光を返す材料は、その加工をうたう型を選ぶ
  4. 一部の機種は外為法の輸出規制に当たる。海外へ出す装置は確かめる
  5. 目に見えない波長でも光は強い。遮光と保護めがねを用意する

※仕様は各メーカーの公式の製品ページによる。仕組みと用途はファイバーラボと古河電工の解説による。

LIST

ファイバーレーザーの比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

ファイバーレーザー10製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

連続波⁠(CW)

5製品
IPGフォトニクスジャパン株式会社YLRシリーズ切断・溶接装置への組み込み口コミを書く要見積

波長を1007nmから1070nmまで選べる、ラックに収まる高出力ファイバーレーザです。シングルモードで最大3kW、マルチモードで最大8kWまであり、1.5kWまでは空冷で使えます。変調は最大50kHzです。

発振方式
連続波⁠(CW)
波長
1007nm、1010nm、1030nm、1070nm
出力
シングルモード最大3kW、マルチモード最大8kW
発振方式
CW、変調最大50kHz
冷却
1.5kWまで空冷
出力ファイバ
コア径50μm、100μm、200μm
記載なし
ビーム品質・外形寸法・パルス・⁠⁠⁠電源
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
コヒレント・ジャパン株式会社EDGE FL3板金の切断口コミを書く要見積

切断向けに作ったマルチkWのファイバーレーザで、3kWの型は595×482.6×115mmの薄い筐体です。付属のファイバーはコア径50µmで25m、BPPは1.5mm・mradです。コヒレントのビーム伝送の部品や加工ヘッドと組み合わせて使えます。

発振方式
連続波⁠(CW)
出力
3kW
ビーム品質
BPP 1.5mm・mrad
外形寸法
595×482.6×115mm
出力ファイバ
コア径50µm、25m
記載なし
波長・発振方式・冷却・パルス・⁠⁠⁠電源
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社フジクラFLC-10000M-⁠W銅・アルミも含む厚物の切断と溶接口コミを書く要見積

主要な光学部品を自社で作る、kW級のマルチモード機です。出力は6,000W以下から12,000Wまでそろい、銅やアルミのように光を返しやすい材料の加工にも使えます。冷却は水冷で、電源は3相360〜440Vです。

発振方式
連続波⁠(CW)
波長
1070nm
出力
10,000W
発振方式
CW、変調(最大10kHz)
ビーム品質
BPP 2.0mm・mrad、3.5mm・mrad
冷却
水冷
外形寸法
W780×D800×H565mm、W780×D800×H860mm
出力ファイバ
コア径50μm、100μm
電源
3相360〜440V
記載なし
パルス
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
古河電気工業株式会社FEC1000S細かい溶接・⁠⁠⁠切断口コミを書く要見積

光学ユニットと電源ユニットが分かれたシングルモード機で、ビーム品質はM²1.1未満(Typ.)⁠で⁠す⁠。光を細く絞れるので、細かい溶接や切断に向きます。光学ユニットだけを買って、自社の装置に組み込むこともできます。

発振方式
連続波⁠(CW)
波長
1070nm
出力
1,000W
発振方式
シングルモード
ビーム品質
M²1.1未満(Typ.)
冷却
発振器は水冷、電源は空冷
外形寸法
光学ユニットW580×H100×D643mm
出力ファイバ
コア径14μm、QBH
電源
三相200〜240V
記載なし
パルス
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
古河電気工業株式会社FEC3000M中厚板の切断・⁠⁠⁠溶接口コミを書く要見積

発振器と電源を1つの筐体にまとめた、水冷のマルチモード機です。同じ筐体で3,000Wから9,000Wまでそろい、12,000Wは大きい筐体になります。古河電工はビームモード制御で溶接の欠陥を抑える技術も出しています。

発振方式
連続波⁠(CW)
波長
1070nm
出力
3,000W
発振方式
マルチモード
ビーム品質
BPP 1.7mm・mrad(典型値)
冷却
発振器も電源も水冷
外形寸法
W770×H1200×D850mm
出力ファイバ
コア径50μm、QBH
電源
三相200〜240V
記載なし
パルス
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

ナノ秒パルス

3製品
IPGフォトニクスジャパン株式会社YLPN-Mシリーズ微細加工・マーキング装置への組み込み口コミを書く要見積

パルス幅を0.15〜500nsの範囲で変えられる、モジュール型のナノ秒ファイバーレーザです。平均出力は500Wまでで、空冷で使えます。波長は1064nmです。

発振方式
ナノ秒パルス
波長
1064nm
出力
最大500W
発振方式
ナノ秒パルス
ビーム品質
M²1.5〜2未満
冷却
空冷
パルス
0.15〜500ns(調整可能)
記載なし
外形寸法・出力ファイバ・⁠⁠⁠電源
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
スペクトラ・フィジックス株式会社Quasar UV80ガラス・基板の微細な切断と穴あけ口コミを書く要見積

ファイバーで増幅した光を355nmの紫外に変える、ハイブリッド型のパルスレーザーです。200kHz・10nsで80Wを超え、パルス幅は2ns未満から100ns超まで変えられます。ガラスの切断・穴あけ、PCBの加工、半導体のスクライビングに使います。

発振方式
ナノ秒パルス
波長
355nm
出力
80W超(200kHz、10ns)
発振方式
パルス、繰り返し0〜3.5MHz
ビーム品質
M²1.3未満(TEM00)
冷却
水冷
外形寸法
レーザヘッドL1000×W373×H235mm
パルス
2ns未満⁠〜100ns超(可変)
電源
単相190〜240VAC、最大2,500W
記載なし
出力ファイバ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社フジクラFLP-G11-100マーキング・深掘り・塗装はがし口コミを書く要見積

1.0mJの高いパルスエネルギーを、完全空冷の本体で出すQスイッチ型です。パルス幅は50〜200nsで、金属の深掘りやマーキング、塗装はがしに使えます。電源はDC24.0Vで、冷却水の設備がいりません。

発振方式
ナノ秒パルス
波長
1080〜1095nm
出力
100W
発振方式
Qスイッチパルス
ビーム品質
M²≦1.8(typ.1.5)
冷却
空冷
外形寸法
本体W224×D319×H142mm
パルス
50〜200ns、1.0mJ(⁠100kHz⁠)
出力ファイバ
ケーブル長4m
電源
DC24.0V、最大590W
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

超短パルス(フェムト秒)

1製品
浜松ホトニクス株式会社aeroPULSE FS50薄膜・ガラスの切断、OPA励起口コミを書く要見積

1030nmで50Wを超える、フェムト秒のファイバーレーザです。パルス幅は450fs未満から3,000fsまで変えられ、繰り返しは最大50MHzです。SHGモジュールを付けた型は、515nmで25W超を出します。

発振方式
超短パルス(フェムト秒)
波長
1030nm
出力
50W超
発振方式
フェムト秒パルス
ビーム品質
M²1.3以下
冷却
水冷
外形寸法
レーザヘッド647.5×142×350mm、35kg
パルス
450fs未満⁠〜3,000fs、40μJ超
電源
AC100〜240V、600W未満
記載なし
出力ファイバ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

単一周波数(狭線幅)

1製品
浜松ホトニクス株式会社Koheras BASIK X15干渉計測・LiDARの光源口コミを書く要見積

線幅0.1kHz未満で発振する、単一周波数のDFBファイバーレーザです。モードホップせずに安定して発振し、干渉計や風力LiDAR、レーザー振動計の光源に使います。DC12Vで動く0.6kgのモジュールで、装置に組み込めます。

発振方式
単一周波数(狭線幅)
波長
1535〜1580nm
出力
30mW
発振方式
CW、線幅0.1kHz未満
ビーム品質
M²1.05未満
外形寸法
91.2×22.5×220mm、0.6kg
出力ファイバ
FC/APCピグテール
電源
DC12V、通常4W
記載なし
冷却・パルス
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

連続波⁠(CW)5製品

IPGフォトニクスジャパン株式会社

YLRシリーズ

切断・溶接装置への組み込み

波長を1007nmから1070nmまで選べる、ラックに収まる高出力ファイバーレーザです。シングルモードで最大3kW、マルチモードで最大8kWまであり、1.5kWまでは空冷で使えます。変調は最大50kHzです。

コスト要見積

発振方式
連続波⁠(CW)
波長
1007nm、1010nm、1030nm、1070nm
出力
シングルモード最大3kW、マルチモード最大8kW
発振方式
CW、変調最大50kHz
冷却
1.5kWまで空冷
出力ファイバ
コア径50μm、100μm、200μm
記載なし
ビーム品質・外形寸法・パルス・⁠⁠⁠電源
公式ページへ
コヒレント・ジャパン株式会社

EDGE FL3

板金の切断

切断向けに作ったマルチkWのファイバーレーザで、3kWの型は595×482.6×115mmの薄い筐体です。付属のファイバーはコア径50µmで25m、BPPは1.5mm・mradです。コヒレントのビーム伝送の部品や加工ヘッドと組み合わせて使えます。

コスト要見積

発振方式
連続波⁠(CW)
出力
3kW
ビーム品質
BPP 1.5mm・mrad
外形寸法
595×482.6×115mm
出力ファイバ
コア径50µm、25m
記載なし
波長・発振方式・冷却・パルス・⁠⁠⁠電源
公式ページへ
株式会社フジクラ

FLC-10000M-⁠W

銅・アルミも含む厚物の切断と溶接

主要な光学部品を自社で作る、kW級のマルチモード機です。出力は6,000W以下から12,000Wまでそろい、銅やアルミのように光を返しやすい材料の加工にも使えます。冷却は水冷で、電源は3相360〜440Vです。

コスト要見積

発振方式
連続波⁠(CW)
波長
1070nm
出力
10,000W
発振方式
CW、変調(最大10kHz)
ビーム品質
BPP 2.0mm・mrad、3.5mm・mrad
冷却
水冷
外形寸法
W780×D800×H565mm、W780×D800×H860mm
出力ファイバ
コア径50μm、100μm
電源
3相360〜440V
記載なし
パルス
公式ページへ
古河電気工業株式会社

FEC1000S

細かい溶接・⁠⁠⁠切断

光学ユニットと電源ユニットが分かれたシングルモード機で、ビーム品質はM²1.1未満(Typ.)⁠で⁠す⁠。光を細く絞れるので、細かい溶接や切断に向きます。光学ユニットだけを買って、自社の装置に組み込むこともできます。

コスト要見積

発振方式
連続波⁠(CW)
波長
1070nm
出力
1,000W
発振方式
シングルモード
ビーム品質
M²1.1未満(Typ.)
冷却
発振器は水冷、電源は空冷
外形寸法
光学ユニットW580×H100×D643mm
出力ファイバ
コア径14μm、QBH
電源
三相200〜240V
記載なし
パルス
公式ページへ
古河電気工業株式会社

FEC3000M

中厚板の切断・⁠⁠⁠溶接

発振器と電源を1つの筐体にまとめた、水冷のマルチモード機です。同じ筐体で3,000Wから9,000Wまでそろい、12,000Wは大きい筐体になります。古河電工はビームモード制御で溶接の欠陥を抑える技術も出しています。

コスト要見積

発振方式
連続波⁠(CW)
波長
1070nm
出力
3,000W
発振方式
マルチモード
ビーム品質
BPP 1.7mm・mrad(典型値)
冷却
発振器も電源も水冷
外形寸法
W770×H1200×D850mm
出力ファイバ
コア径50μm、QBH
電源
三相200〜240V
記載なし
パルス
公式ページへ

ナノ秒パルス3製品

IPGフォトニクスジャパン株式会社

YLPN-Mシリーズ

微細加工・マーキング装置への組み込み

パルス幅を0.15〜500nsの範囲で変えられる、モジュール型のナノ秒ファイバーレーザです。平均出力は500Wまでで、空冷で使えます。波長は1064nmです。

コスト要見積

発振方式
ナノ秒パルス
波長
1064nm
出力
最大500W
発振方式
ナノ秒パルス
ビーム品質
M²1.5〜2未満
冷却
空冷
パルス
0.15〜500ns(調整可能)
記載なし
外形寸法・出力ファイバ・⁠⁠⁠電源
公式ページへ
スペクトラ・フィジックス株式会社

Quasar UV80

ガラス・基板の微細な切断と穴あけ

ファイバーで増幅した光を355nmの紫外に変える、ハイブリッド型のパルスレーザーです。200kHz・10nsで80Wを超え、パルス幅は2ns未満から100ns超まで変えられます。ガラスの切断・穴あけ、PCBの加工、半導体のスクライビングに使います。

コスト要見積

発振方式
ナノ秒パルス
波長
355nm
出力
80W超(200kHz、10ns)
発振方式
パルス、繰り返し0〜3.5MHz
ビーム品質
M²1.3未満(TEM00)
冷却
水冷
外形寸法
レーザヘッドL1000×W373×H235mm
パルス
2ns未満⁠〜100ns超(可変)
電源
単相190〜240VAC、最大2,500W
記載なし
出力ファイバ
公式ページへ
株式会社フジクラ

FLP-G11-100

マーキング・深掘り・塗装はがし

1.0mJの高いパルスエネルギーを、完全空冷の本体で出すQスイッチ型です。パルス幅は50〜200nsで、金属の深掘りやマーキング、塗装はがしに使えます。電源はDC24.0Vで、冷却水の設備がいりません。

コスト要見積

発振方式
ナノ秒パルス
波長
1080〜1095nm
出力
100W
発振方式
Qスイッチパルス
ビーム品質
M²≦1.8(typ.1.5)
冷却
空冷
外形寸法
本体W224×D319×H142mm
パルス
50〜200ns、1.0mJ(⁠100kHz⁠)
出力ファイバ
ケーブル長4m
電源
DC24.0V、最大590W
公式ページへ

超短パルス(フェムト秒)1製品

浜松ホトニクス株式会社

aeroPULSE FS50

薄膜・ガラスの切断、OPA励起

1030nmで50Wを超える、フェムト秒のファイバーレーザです。パルス幅は450fs未満から3,000fsまで変えられ、繰り返しは最大50MHzです。SHGモジュールを付けた型は、515nmで25W超を出します。

コスト要見積

発振方式
超短パルス(フェムト秒)
波長
1030nm
出力
50W超
発振方式
フェムト秒パルス
ビーム品質
M²1.3以下
冷却
水冷
外形寸法
レーザヘッド647.5×142×350mm、35kg
パルス
450fs未満⁠〜3,000fs、40μJ超
電源
AC100〜240V、600W未満
記載なし
出力ファイバ
公式ページへ

単一周波数(狭線幅)1製品

浜松ホトニクス株式会社

Koheras BASIK X15

干渉計測・LiDARの光源

線幅0.1kHz未満で発振する、単一周波数のDFBファイバーレーザです。モードホップせずに安定して発振し、干渉計や風力LiDAR、レーザー振動計の光源に使います。DC12Vで動く0.6kgのモジュールで、装置に組み込めます。

コスト要見積

発振方式
単一周波数(狭線幅)
波長
1535〜1580nm
出力
30mW
発振方式
CW、線幅0.1kHz未満
ビーム品質
M²1.05未満
外形寸法
91.2×22.5×220mm、0.6kg
出力ファイバ
FC/APCピグテール
電源
DC12V、通常4W
記載なし
冷却・パルス
公式ページへ
Q&A

ファイバーレーザー選びで、よくある疑問

購買担当の疑問ファイバーレーザーの価格は、いくら?

このページの10製品は、どれも公式サイトに値段を出していません。出力・波長・ファイバの長さ・冷却で値段が変わるので、仕様を伝えて各社に見積もりを取ります。

設備担当の疑問ファイバーレーザーの種類と違いは?

光の出し方で分かれます。止めずに出す連続波(CW)、ナノ秒の短い光をくり返すパルス、フェムト秒のさらに短い光を出す超短パルス、1つの周波数で出す単一周波数です。CWは溶接や切断、パルスはマーキングや微細加工に使います。

工場長の疑問CO2レーザーやYAGレーザーとの違いは?

古河電工は、1kWを超える近赤外のファイバレーザが、炭酸ガスレーザや固体レーザが使われてきた金属加工で急速に広まっていると案内しています。ファイバで加工点まで光を運べ、1μm帯の光は金属によく吸収されます。

設備担当の疑問シングルモードとマルチモードの違いは?

シングルモードは光を細く絞れ、細かい溶接や切断に向きます。古河電工のFEC1000Sは1,000Wで、ビーム品質はM²で1.1未満(Typ.)⁠で⁠す⁠。マルチモードは出力を大きくでき、FEC3000Mは3,000W、フジクラのFLC-10000M-Wは10,000Wです。

工場長の疑問ファイバーレーザーの出力は何kW・何Wを選ぶ?

切断や溶接ならkW級です。古河電工は300Wから12,000W、フジクラは6,000W以下から12,000Wまで、IPGのYLRシリーズはマルチモードで最大8kWまであります。マーキングや細かい加工なら、フジクラのFLP-G11-100(100W)⁠の⁠よ⁠う⁠なパルスの型を使います。

設備担当の疑問波長は何nmを選ぶ?

金属の加工には1μm帯を使い、このページの加工向けの型は1030〜1095nmです。Yb(イッテルビウム)で1060nm帯、Er(エルビウム)で1550nm帯の光になります。スペクトラ・フィジックスのQuasar UV80は、355nmの紫外を出します。

施設管理の疑問ファイバーレーザーの冷却は水冷?⁠⁠⁠空冷?

kW級のCWはほとんどが水冷で、古河電工のFEC3000Mは発振器も電源も水冷です。IPGのYLRシリーズは1.5kWまでなら空冷で使えます。フジクラのFLP-G11-100やIPGのYLPN-Mシリーズのようなパルスの型は空冷です。

経営者の疑問ファイバーレーザーの電気代と電源は?

IPGは、YLS産業用ファイバーレーザの電気効率を40%以上、YLS-ECOを50%以上と案内しています。電源はkW級が三相で、古河電工は三相200〜240V、フジクラのFLC-10000M-Wは3相360〜440Vです。浜松ホトニクスのKoheras BASIK X15はDC12Vで動きます。

総務の疑問ファイバーレーザーの寿命は?

IPGは、自社の高出力レーザが負荷の高い使い方でも10年以上動くことがよくあると案内しています。ほかの会社は寿命を公式に書いていないので、保守の体制と点検の周期を見積もりのときに聞きます。

購買担当の疑問フェムト秒(超短パルス)ファイバーレーザーとは?

パルス幅がフェムト秒からピコ秒の、とても短い光を出すファイバーレーザです。浜松ホトニクスのaeroPULSE FS50は1030nmで50W超、パルス幅は450fs未満から3,000fsまで変えられます。薄膜やガラスの切断、医療機器の加工に使います。

工場長の疑問MOPA型とQスイッチ型の違いは?

どちらもナノ秒のパルスを出す方式です。MOPA型は種の光を増幅して出すので、出力が高くてもパルス幅などを変えられます。フジクラのFLP-G11-100はQスイッチ型で、パルスエネルギーは1.0mJ(100kHz)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

TYPES

ファイバーレーザーの発振方式の違い

ボタンを押すと、表がその発振方式の製品だけになります。

連続波⁠(CW)

光を止めずに出し続ける型です。kW級の出力で、金属の切断や溶接に使います。コアの細いシングルモードは光を細く絞れ、コアの太いマルチモードは大きな出力を出せます。

向いている使い方

  • 鋼板・アルミ・銅の切断と溶接
  • 加工機やロボットへの組み込み
  • 熱処理・表面処理

根拠:連続発振(CW)のファイバレーザの主な用途は溶接などの加工分野です。(出典1)

この発振方式の5製品を表で見る

ナノ秒パルス

ナノ秒単位の短い光を、くり返し出す型です。Qスイッチ型と、種の光を増幅するMOPA型があります。マーキングや塗装はがし、薄い膜の加工に使います。

向いている使い方

  • 金属・樹脂へのマーキング
  • 塗装・さびの除去
  • 基板・薄膜の微細加工

根拠:パルスファイバレーザの主な用途はマーキング、薄膜のパターニング、スクライビングなどの微細加工です。(出典1)

この発振方式の3製品を表で見る

超短パルス(フェムト秒)

パルス幅がフェムト秒からピコ秒の、とても短い光を出す型です。浜松ホトニクスのaeroPULSE FS50は、薄膜やガラスの切断、医療機器やICパッケージの切断に向けています。研究ではOPAの励起にも使います。

向いている使い方

  • ガラス・薄膜の切断
  • 医療機器の微細加工
  • 研究用のOPA励起

根拠:aeroPULSE FS50は、薄膜切断、ガラス切断、ステントをはじめとする医療機器、ICパッケージ切断、スクライビング、OPAポンピング(出典13)

この発振方式の1製品を表で見る

単一周波数(狭線幅)

1つの周波数だけで、ゆらぎの少ない光を出す型です。出力はmW級と小さく、加工ではなく計測や研究の光源に使います。干渉計や風力LiDAR、レーザー振動計に向きます。

向いている使い方

  • 干渉計の光源
  • 風力LiDAR
  • レーザー振動計

根拠:高い周波数安定性や長いコヒーレンス長を必要とする干渉計用途では、このレーザ技術の利点が最大限に活かされます。(出典14)

この発振方式の1製品を表で見る
MAKERS

ファイバーレーザーの主なメーカー6社

ファイバーレーザーの主なメーカーは、次の6社です。社名を押すと、その会社のページ(ほかの製品と所在地)に移ります。

IPGフォトニクスジャパン株式会社

波長を1007nmから1070nmまで選べる、ラックに収まる高出力ファイバーレーザです。

神奈川県

コヒレント・ジャパン株式会社

切断向けに作ったマルチkWのファイバーレーザで、3kWの型は595×482.6×115mmの薄い筐体です。

東京都

スペクトラ・フィジックス株式会社

ファイバーで増幅した光を355nmの紫外に変える、ハイブリッド型のパルスレーザーです。

東京都

浜松ホトニクス株式会社

1030nmで50Wを超える、フェムト秒のファイバーレーザです。

静岡県

株式会社フジクラ

主要な光学部品を自社で作る、kW級のマルチモード機です。

東京都

古河電気工業株式会社

光学ユニットと電源ユニットが分かれたシングルモード機で、ビーム品質はM²1.1未満(Typ.)⁠で⁠⁠⁠⁠す⁠。

東京都

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:加工機・検査装置・研究装置の光源として組み込むファイバーレーザーの発振器(連続波・ナノ秒パルス・フェムト秒の超短パルス・単一周波数)で⁠、メーカーが自社で作るか自社グループの製品として日本法人が売り、公式サイトで今案内していて、仕様を公式で確かめられた型です。1社につき代表の1〜2型を載せています。ファイバーレーザーを積んだ切断機・溶接機・レーザーマーカーなどの完成品は「レーザー加工機」の比較に載せていて、このページは発振器だけを扱います。TRUMPFは公式サイトがこちらから開けず、トプティカフォトニクスは製品ページの仕様を文字で読めず、nLIGHTは日本では代理店が売っているので、今回は載せていません。ファイバーラボが案内するファイバーレーザーは海外メーカー(Connet・MAX Photonics)の製品なので載せていません。海外ブランドを輸入して売る代理店・商社の製品、光ファイバや融着接続機などの部品、ファイバアンプだけの製品、中古、販売終了品は除いています。並びは方式ごとに会社の五十音順です。

並び順:発振方式ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

ファイバーレーザーを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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