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GUIDE / FIBER-LASER-SOURCE

ファイバーレーザーとは?加工機や研究装置に組み込むファイバーレーザー(発振器)の種類(CW・ナノ秒パルス・フェムト秒・単一周波数)と⁠、出力・波長・冷却の選び方

加工機や研究装置の光源になるファイバーレーザー(発振器)の4つの種類、シングルモードとマルチモードの違い、出力と波長の選び方、水冷と空冷、電源と電気の効率を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

ファイバーレーザーは、光ファイバの中で光を増幅して、レーザー光を出す光源です。光の出し方で、止めずに出す連続波(CW)・短い光をくり返すナノ秒パルス・さらに短いフェムト秒の超短パルス・1つの周波数で出す単一周波数に分かれます。選ぶときは「何に使うか(切断・溶接か、マーキングか、計測か)」「出力は何Wか」「水冷の設備と三相の電源があるか」の3つを先に決めます。

ファイバーレーザーとは

ファイバーレーザーは、希土類を入れた光ファイバを増幅の場にした固体レーザーの一種です。小さく軽く、効率が高く、手入れが楽です。加工点までファイバで光を運べるので、加工機やロボットに組み込みやすい光源です。

比較ページには、メーカーが自社で作るか自社グループの製品として日本法人が売る発振器を、各社の代表の型の単位で載せています。ファイバーレーザーを積んだ切断機や溶接機などの完成品は、レーザー加工機の比較に載せています。

4つの種類

  • 連続波(CW)は⁠、光を止めずに出し続けます。金属の切断や溶接に使い、例はフジクラのFLC-10000M-W、古河電工のFEC1000SとFEC3000M、コヒレントのEDGE FL3、IPGのYLRシリーズです
  • ナノ秒パルスは、短い光をくり返し出します。マーキングや薄い膜の加工に使い、例はフジクラのFLP-G11-100、IPGのYLPN-Mシリーズ、スペクトラ・フィジックスのQuasar UV80です
  • 超短パルスは、フェムト秒からピコ秒のとても短い光を出します。例は浜松ホトニクスのaeroPULSE FS50です
  • 単一周波数は、1つの周波数でゆらぎの少ない光を出します。干渉計などの計測に使い、例は浜松ホトニクスのKoheras BASIK X15です

シングルモードとマルチモード

  • シングルモードは、光を細く絞れます。古河電工のFEC1000Sは1,000Wで、ビーム品質はM²1.1未満(Typ.)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • マルチモードは、大きな出力を出せます。古河電工のFEC3000Mは3,000Wで、フジクラのFLC-10000M-Wは10,000Wです
  • 古河電工は、シングルモード機の光学ユニットだけを売ることもしています

出力と波長の選び方

  • 切断や溶接ならkW級を選びます。古河電工は300Wから12,000W、フジクラは6,000W以下から12,000Wまで、IPGのYLRシリーズはマルチモードで最大8kWまであります
  • 金属の加工には1μm帯の光を使います。1μm帯の光は金属によく吸収されます
  • 波長は、ファイバに入れる元素で決まります。Ybで1060nm帯、Erで1550nm帯、ツリウムで1900〜2000nm帯の光になります
  • 紫外が要るなら、スペクトラ・フィジックスのQuasar UV80が355nmを出します

冷却と電源

  • kW級のCWは、ほとんどが水冷です。古河電工のFEC3000Mは、発振器も電源も水冷です
  • IPGのYLRシリーズは、1.5kWまでなら空冷で使えます。フジクラのFLP-G11-100とIPGのYLPN-Mシリーズも空冷です
  • 電源は型で違います。古河電工は三相200〜240V、フジクラのFLC-10000M-Wは3相360〜440V、フジクラのFLP-G11-100はDC24.0Vです
  • IPGは、YLS産業用ファイバーレーザの電気効率を40%以上、YLS-ECOを50%以上と案内しています

値段と、確かめておくこと

  • このページの製品は、どれも公式に値段を出していません。出力・波長・ファイバの長さ・冷却を伝えて見積もりを取ります
  • フジクラは、一部の機種が外為法の輸出規制に当たると書いています。海外へ出す装置に組み込むなら先に確かめます
  • 銅やアルミのように光を返しやすい材料を加工するなら、その加工をうたう型を選びます
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