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カメラ・分析装置・レーザー・画像検査の光学系に組み込む光学フィルタを選ぶ、開発・設計・研究・購買の担当の方へ

光学フィルタのメーカー7社比較【2026年】

光学フィルタは、通す光の
波長や量を選ぶ光学部品です。

ABOUT

光学フィルタとは

比較表を見る ↓

光学フィルタとは、通す光の波長や量を選び、ほかの光を止める光学部品です。
光学フィルターとも呼び、カメラ・分析装置・レーザー・画像検査の光学系に組み込みます。
光を吸って止める吸収型と、膜の干渉で返す干渉型に分かれます。

製品の特長

  • 通す波長で選ぶ(表では中心波長405〜785nm)
  • 吸収型と干渉型がある(干渉型は境の波長が切り立つ)
  • 丸形と角形がある(表では直径12mmから60×60mmまで)

使うメリット

  • 要らない光を止めてS/N比を上げる(蛍光・分析・センサー)
  • 色を変えずに光量だけを落とせる(NDフィルタ)
  • 赤外を切って画像と装置を守る(IRカット)

選ぶときに注意すること

  1. 干渉型は設計の入射角で使う。角度が変わると短波長側にずれる
  2. 透過率と阻止域は、測った波長の範囲をそろえて比べる
  3. 吸収型は境の波長がなだらかで、波長の選び分けは干渉型に劣る
  4. 受注生産の品は、中心波長・半値幅・阻止域を決めてから頼む

※仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページによる(価格は渋谷光学⁠の価格表と、エドモンド・オプティクス・ジャパンの通販の単価⁠)⁠。吸収型と干渉型の違いは光伸光学工業の解説による。

LIST

光学フィルタの比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

光学フィルタ8製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

バンドパス

3製品
朝日分光株式会社バンドパスフィルター HMX0550蛍光・分析で1つの波長を高い透過率で取る口コミを書く要見積

スパッタリング法で1枚の基板に膜を付けたバンドパスで、透過帯の肩が切り立っています。中心波長550nmで透過率90%以上、半値幅10nmです。300〜1100nmの透過帯以外は0.01%以下に抑えます。

光学フィルタの種類
バンドパス
波長
中心波長550nm(±2nm⁠)
透過率
90%⁠⁠⁠以上
半値幅・OD・消光比
半値幅10nm(±2nm⁠)
大きさ
直径25mm、厚み3.6mm
基板
白板
阻止域
300〜1100nmで0.01%⁠⁠⁠以下
膜・構造
マグネトロンスパッタリング法
入射角
0°
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
エドモンド⁠・オプティクス⁠・ジャパン株式会社バンドパスフィルター #86-739近赤外の蛍光・ラマンを通販で1枚から口コミを書く41,450円通販・数量1〜5の単価

OD4.0以上で透過帯の外を止める、ハードコートのバンドパスです。785nmで透過率85%以上、半値幅10nmで、200〜1200nmを遮ります。通販で1枚から買え、6枚からは単価が下がります。

光学フィルタの種類
バンドパス
波長
中心波長785nm
透過率
85%⁠⁠⁠以上
半値幅・OD・消光比
半値幅10nm、OD4.0以上
大きさ
直径25mm(枠付き)
基板
光学ガラス
阻止域
200〜1200nm
膜・構造
ハードコート
入射角
0°
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
光伸光学工業株式会社干渉フィルタ 誘電体BPF+金属BR血液分析・免疫測定の装置に組み込む口コミを書く要見積

金属膜のブロッキングを重ね、透過帯以外の全波長域で光を止める干渉フィルタです。透過率は35%以上と低めですが、S/N比を取りやすくなります。中心波長・半値幅・阻止範囲を指定して作れます。

光学フィルタの種類
バンドパス
波長
中心波長405nm(±2.0nm⁠)
透過率
35%⁠⁠⁠以上
半値幅・OD・消光比
半値幅10nm(±2nm⁠)
大きさ
直径12mm、厚み5.0mm(リング付)
阻止域
透過帯を除き0.01%⁠⁠⁠以下
膜・構造
誘電体膜のバンドパス+金属膜のブロッキング
入射角
0°(垂直入射)
記載なし
基板
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

ロングパス・IRカット

3製品
朝日分光株式会社ロングパスフィルター LI0750近赤外だけを取り出す画像検査・センサー口コミを書く要見積

色ガラスの基板に膜を付け、750nmより長い赤外だけを通すロングパスです。200〜700nmの可視光を0.01%以下に抑えます。50×50mm角なので、切らずに枠へ入れて使えます。

光学フィルタの種類
ロングパス・IRカット
波長
カットオン波長750nm(±7nm⁠)
大きさ
50×50mm、厚み2.0mm
基板
色ガラス
阻止域
200〜700nmで0.01%⁠⁠⁠以下
膜・構造
イオンアシスト蒸着法
入射角
0°
記載なし
透過率・半値幅・OD・消光比
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社ケンコー・トキナーIRカットフィルター IRC-65LCCDカメラ・スキャナーの赤外を切る口コミを書く要見積

熱吸収ガラスを基板に使い、近赤外を広い帯域で切るIRカットです。400〜600nmは80%以上通し、700〜1200nmは8%以下に抑えます。50mm角で、CCDカメラ・プロジェクター・スキャナーに使えます。

光学フィルタの種類
ロングパス・IRカット
波長
650nm(±10nm⁠)⁠で⁠透⁠過⁠率50%
透過率
80%以上(400〜600nm)
大きさ
50×50mm、厚み2.5mm
基板
熱吸収ガラス
阻止域
700〜1200nmで8%以下
入射角
0°
記載なし
半値幅・OD・消光比・膜・構造
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社渋谷光学IRカットフィルター IRLC-50S光源の熱線を切り、可視光だけを通す口コミを書く33,000円税込36,300円

熱線を吸うKG3の基板に、赤外を返す多層膜を重ねたIRカットです。720〜5000nmを平均1%以下に抑え、380〜620nmは平均80%以上通します。1枚から買え、角や丸に切る加工も頼めます。

光学フィルタの種類
ロングパス・IRカット
波長
透過380〜620nm、カット720〜5000nm
透過率
80%以上(380〜620nmの平均)
大きさ
50×50mm、厚み3mm
基板
KG3
阻止域
720〜5000nmで1%以下(平均)
膜・構造
誘電体多層膜
入射角
0°
記載なし
半値幅・OD・消光比
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

ND(減光)

1製品
日本電波工業株式会社低反射NDフィルタ OD0.6カメラの光量を色を変えずに落とす口コミを書く要見積

両面に低反射のND膜を分けて付け、ゴーストを抑えたNDフィルタです。400〜700nmで透過率21.5〜28.0%(OD0.6)です。厚み0.5mmの白板硝子に付け、最大60×60mmまで作れます。

光学フィルタの種類
ND(減光)
波長
400〜700nm
透過率
21.5〜28.0%
半値幅・OD・消光比
OD0.6
大きさ
最大60×60mm、厚み0.5mm
基板
白板硝子(N-BK7など)
膜・構造
両面に低反射NDコーティング(各OD0.3⁠)
記載なし
阻止域・入射角
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

偏光

1製品
株式会社ルケオ偏光板 POLAX-38N顕微鏡・検査装置で色を崩さず偏光を取る口コミを書く要見積

偏光フィルムを自社で作り、ガラス基板で挟んだ偏光板です。400〜680nmで単体透過率38%、均一に光を吸うので色の再現性に優れます。直径10・20・30mmのほか、インチの大きさや特注の形にも応じます。

光学フィルタの種類
偏光
波長
400〜680nm
透過率
単体透過率38%(±2%・⁠⁠⁠平均)
半値幅・OD・消光比
消光比10〜10³
大きさ
直径10・20・30mm、厚さ2mm
基板
BK7
膜・構造
両面ARコート
記載なし
阻止域・入射角
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

バンドパス3製品

朝日分光株式会社

バンドパスフィルター HMX0550

蛍光・分析で1つの波長を高い透過率で取る

スパッタリング法で1枚の基板に膜を付けたバンドパスで、透過帯の肩が切り立っています。中心波長550nmで透過率90%以上、半値幅10nmです。300〜1100nmの透過帯以外は0.01%以下に抑えます。

コスト要見積

光学フィルタの種類
バンドパス
波長
中心波長550nm(±2nm⁠)
透過率
90%⁠⁠⁠以上
半値幅・OD・消光比
半値幅10nm(±2nm⁠)
大きさ
直径25mm、厚み3.6mm
基板
白板
阻止域
300〜1100nmで0.01%⁠⁠⁠以下
膜・構造
マグネトロンスパッタリング法
入射角
0°
公式ページへ
エドモンド⁠・オプティクス⁠・ジャパン株式会社

バンドパスフィルター #86-739

近赤外の蛍光・ラマンを通販で1枚から

OD4.0以上で透過帯の外を止める、ハードコートのバンドパスです。785nmで透過率85%以上、半値幅10nmで、200〜1200nmを遮ります。通販で1枚から買え、6枚からは単価が下がります。

コスト41,450円通販・数量1〜5の単価

光学フィルタの種類
バンドパス
波長
中心波長785nm
透過率
85%⁠⁠⁠以上
半値幅・OD・消光比
半値幅10nm、OD4.0以上
大きさ
直径25mm(枠付き)
基板
光学ガラス
阻止域
200〜1200nm
膜・構造
ハードコート
入射角
0°
公式ページへ
光伸光学工業株式会社

干渉フィルタ 誘電体BPF+金属BR

血液分析・免疫測定の装置に組み込む

金属膜のブロッキングを重ね、透過帯以外の全波長域で光を止める干渉フィルタです。透過率は35%以上と低めですが、S/N比を取りやすくなります。中心波長・半値幅・阻止範囲を指定して作れます。

コスト要見積

光学フィルタの種類
バンドパス
波長
中心波長405nm(±2.0nm⁠)
透過率
35%⁠⁠⁠以上
半値幅・OD・消光比
半値幅10nm(±2nm⁠)
大きさ
直径12mm、厚み5.0mm(リング付)
阻止域
透過帯を除き0.01%⁠⁠⁠以下
膜・構造
誘電体膜のバンドパス+金属膜のブロッキング
入射角
0°(垂直入射)
記載なし
基板
公式ページへ

ロングパス・IRカット3製品

朝日分光株式会社

ロングパスフィルター LI0750

近赤外だけを取り出す画像検査・センサー

色ガラスの基板に膜を付け、750nmより長い赤外だけを通すロングパスです。200〜700nmの可視光を0.01%以下に抑えます。50×50mm角なので、切らずに枠へ入れて使えます。

コスト要見積

光学フィルタの種類
ロングパス・IRカット
波長
カットオン波長750nm(±7nm⁠)
大きさ
50×50mm、厚み2.0mm
基板
色ガラス
阻止域
200〜700nmで0.01%⁠⁠⁠以下
膜・構造
イオンアシスト蒸着法
入射角
0°
記載なし
透過率・半値幅・OD・消光比
公式ページへ
株式会社ケンコー・トキナー

IRカットフィルター IRC-65L

CCDカメラ・スキャナーの赤外を切る

熱吸収ガラスを基板に使い、近赤外を広い帯域で切るIRカットです。400〜600nmは80%以上通し、700〜1200nmは8%以下に抑えます。50mm角で、CCDカメラ・プロジェクター・スキャナーに使えます。

コスト要見積

光学フィルタの種類
ロングパス・IRカット
波長
650nm(±10nm⁠)⁠で⁠透⁠過⁠率50%
透過率
80%以上(400〜600nm)
大きさ
50×50mm、厚み2.5mm
基板
熱吸収ガラス
阻止域
700〜1200nmで8%以下
入射角
0°
記載なし
半値幅・OD・消光比・膜・構造
公式ページへ
株式会社渋谷光学

IRカットフィルター IRLC-50S

光源の熱線を切り、可視光だけを通す

熱線を吸うKG3の基板に、赤外を返す多層膜を重ねたIRカットです。720〜5000nmを平均1%以下に抑え、380〜620nmは平均80%以上通します。1枚から買え、角や丸に切る加工も頼めます。

コスト33,000円税込36,300円

光学フィルタの種類
ロングパス・IRカット
波長
透過380〜620nm、カット720〜5000nm
透過率
80%以上(380〜620nmの平均)
大きさ
50×50mm、厚み3mm
基板
KG3
阻止域
720〜5000nmで1%以下(平均)
膜・構造
誘電体多層膜
入射角
0°
記載なし
半値幅・OD・消光比
公式ページへ

ND(減光)1製品

日本電波工業株式会社

低反射NDフィルタ OD0.6

カメラの光量を色を変えずに落とす

両面に低反射のND膜を分けて付け、ゴーストを抑えたNDフィルタです。400〜700nmで透過率21.5〜28.0%(OD0.6)です。厚み0.5mmの白板硝子に付け、最大60×60mmまで作れます。

コスト要見積

光学フィルタの種類
ND(減光)
波長
400〜700nm
透過率
21.5〜28.0%
半値幅・OD・消光比
OD0.6
大きさ
最大60×60mm、厚み0.5mm
基板
白板硝子(N-BK7など)
膜・構造
両面に低反射NDコーティング(各OD0.3⁠)
記載なし
阻止域・入射角
公式ページへ

偏光1製品

株式会社ルケオ

偏光板 POLAX-38N

顕微鏡・検査装置で色を崩さず偏光を取る

偏光フィルムを自社で作り、ガラス基板で挟んだ偏光板です。400〜680nmで単体透過率38%、均一に光を吸うので色の再現性に優れます。直径10・20・30mmのほか、インチの大きさや特注の形にも応じます。

コスト要見積

光学フィルタの種類
偏光
波長
400〜680nm
透過率
単体透過率38%(±2%・⁠⁠⁠平均)
半値幅・OD・消光比
消光比10〜10³
大きさ
直径10・20・30mm、厚さ2mm
基板
BK7
膜・構造
両面ARコート
記載なし
阻止域・入射角
公式ページへ
Q&A

光学フィルタ選びで、よくある疑問

購買担当の疑問光学フィルタの価格は、いくら?

値段を公式に出しているのは渋谷光学とエドモンド・オプティクス・ジャパンです。渋谷光学のIRカットフィルター IRLC-50Sは33,000円(税込36,300円)、エドモンドのバンドパスフィルター #86-739は41,450円(数量1〜5の単価)⁠で⁠す⁠。朝日分光・光伸光学工業・日本電波工業・ケンコー・トキナー・ルケオの品は見積りです。

設備担当の疑問光学フィルタの種類と違いは?

光を何で選ぶかで、1つの波長の帯だけを通すバンドパス、境の波長から先を通すか切るロングパス・IRカット、光の量だけを落とすND、決めた向きの光だけを通す偏光に分かれます。作り方では、光を吸って止める吸収型と、膜の干渉で返す干渉型に分かれます。

設備担当の疑問吸収型(色ガラス)と干渉型の違いは?

吸収型は入射角をあまり気にせずに使え、値段も比較的安くなります。ただし境の波長がなだらかで、波長の選び分けは干渉型に劣ります。干渉型は境を切り立たせられる代わりに入射角でずれやすく、設計の入射角で使います。

設備担当の疑問バンドパスフィルタの半値幅と透過率はどう選ぶ?

朝日分光のHMX0550は中心波長550nmで半値幅10nm、透過率90%以上です。エドモンドの#86-739は785nmで半値幅10nm、透過率85%以上、OD4.0以上で外の光を止めます。光伸光学工業の干渉フィルタは透過率35%以上と低めですが、透過帯以外の全波長域で光を止めます。

設備担当の疑問入射角が変わると、どうなる?

干渉膜のフィルタは、入射角が変わると透過する波長が短波長側にずれます。表の品の多くは入射角0°で値を出しているので、光を垂直に入れて使います。斜めに入れるなら、その角度で設計した品を頼みます。

工場長の疑問IRカットフィルターとロングパスフィルターの違いは?

IRカットは可視光を通して赤外を切ります。渋谷光学のIRLC-50Sは720〜5000nmを平均1%以下に、ケンコー・トキナーのIRC-65Lは700〜1200nmを8%以下に抑えます。ロングパスは逆に長い側だけを通し、朝日分光のLI0750は750nmから先を通して200〜700nmを0.01%以下に抑えます。

設備担当の疑問NDフィルターのOD値と透過率の関係は?

OD値が高いほど透過率が下がります。日本電波工業の低反射NDフィルタはOD0.6で、400〜700nmの透過率が21.5〜28.0%です。光伸光学工業はOD値0.1〜3.0の範囲でNDフィルタを作っています。

設備担当の疑問偏光フィルター(偏光板)はどう選ぶ?

使う波長と、単体透過率・消光比で選びます。ルケオのPOLAX-38Nは400〜680nmの可視光用で、単体透過率38%で、消光比も公式の表に出ています。同じPOLAXには、消光比を重んじた型や近赤外用の型もあります。

設備担当の疑問ハードコートとソフトコートの違いは?

ハードコートは誘電体の膜を密に重ねる作り方で、ソフトコートより透過率が高く、境の波長が切り立ちます。湿気にも強く、エドモンドの#86-739もハードコートです。ソフトコートは膜を守るため、保護ガラスで挟んで使います。

購買担当の疑問寸法の加工や特注はできる?

渋谷光学は蒸着フィルターを角や丸の好きな寸法に切り、3,000円からの有償で透過率の測定データも付けます。光伸光学工業のフィルタは基本が受注生産で、中心波長・半値幅・阻止範囲を指定して作ります。ルケオは偏光板を1枚から特注で作ります。

TYPES

光学フィルタの光学フィルタの種類の違い

ボタンを押すと、表がその光学フィルタの種類の製品だけになります。

バンドパス

決めた波長の帯だけを通し、その外を止める干渉膜のフィルタです。中心波長と半値幅で選びます。蛍光・分析・レーザーの光を取り出すときに使います。

向いている使い方

  • 蛍光観察・血液分析の装置
  • ラマン・レーザーの光を取り出す
  • 1つの波長でセンサーに光を入れる

根拠:特定の波長(帯)の光だけを、効率よく透過するフィルターです。(出典1)

この光学フィルタの種類の3製品を表で見る

ロングパス・IRカット

境の波長から長い側だけを通すか、長い側の赤外を切るフィルタです。色ガラスや熱吸収ガラスの基板に多層膜を重ねた品もあります。カメラの赤外を切る、近赤外だけを取り出す、といった使い方をします。

向いている使い方

  • カメラ・スキャナーの赤外を切る
  • 近赤外だけで画像検査をする
  • 光源の熱線から装置を守る

根拠:IRをカットする誘電体多層膜フィルターです。(出典4)

この光学フィルタの種類の3製品を表で見る

ND(減光)

広い波長域で、光の量だけを一定の割合で落とすフィルタです。OD値で濃さを表し、ODが高いほど透過率が下がります。色を変えずにカメラやセンサーへの光を減らします。

向いている使い方

  • カメラに入る光の量を減らす
  • 強い光源をセンサーで測る
  • 色温度を変えずに暗くする

根拠:NDフィルタは、任意の波長域において光量を一定の割合で減衰させるフィルタです。(出典7)

この光学フィルタの種類の1製品を表で見る

偏光

決めた向きに振れる光だけを通すフィルタです。偏光フィルムをガラス基板で挟んだ偏光板が主で、単体透過率と消光比で選びます。顕微鏡や歪みの検査、反射の映り込みを抑える検査に使います。

向いている使い方

  • 偏光顕微鏡・歪検査器
  • 反射を抑える画像検査
  • 位相差の測定装置

根拠:~偏光フィルムをガラス基板で挟んだ偏光板~(出典11)

この光学フィルタの種類の1製品を表で見る
MAKERS

光学フィルタの主なメーカー7社

光学フィルタの主なメーカーは、次の7社です。社名を押すと、その会社のページ(ほかの製品と所在地)に移ります。

朝日分光株式会社

スパッタリング法で1枚の基板に膜を付けたバンドパスで、透過帯の肩が切り立っています。

東京都

エドモンド⁠・オプティクス⁠・ジャパン株式会社

OD4.0以上で透過帯の外を止める、ハードコートのバンドパスです。

東京都

株式会社ケンコー・トキナー

熱吸収ガラスを基板に使い、近赤外を広い帯域で切るIRカットです。

東京都

光伸光学工業株式会社

金属膜のブロッキングを重ね、透過帯以外の全波長域で光を止める干渉フィルタです。

神奈川県

株式会社渋谷光学

熱線を吸うKG3の基板に、赤外を返す多層膜を重ねたIRカットです。

埼玉県

日本電波工業株式会社

両面に低反射のND膜を分けて付け、ゴーストを抑えたNDフィルタです。

東京都

株式会社ルケオ

偏光フィルムを自社で作り、ガラス基板で挟んだ偏光板です。

東京都

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:カメラ・分析装置・レーザー・画像検査の光学系に組み込む光学フィルタを、メーカーの型番の単位で載せています。メーカーが自社で作るか自社ブランドで、公式サイトで今案内している品で、日本法人のある会社だけです。エドモンド・オプティクスの品は、自社ブランドTECHSPECの製品です。1社2製品までで、並びは方式ごとに五十音です。写真用のレンズフィルター、レンズ(マクロレンズ・対物レンズの比較に載せています⁠)⁠、回折格子(回折格子の比較に載せています)、ミラーとビームスプリッタは除いています。ケンコー・トキナーが売るHOYA・五鈴精工硝子の色ガラス、渋谷光学が売るSCHOTTの材料、エドモンド・オプティクスが売る他社ブランドの品は載せていません。シグマ光機・ソーラボジャパン・モリテックス・HOYAは公式サイトの仕様が自動では取れず、今回は載せていません。五鈴精工硝子は、公式サイトに色ガラスの仕様の数字が文字で出ていないため除いています。

並び順:光学フィルタの種類ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。

光学フィルタを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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