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工業用顕微鏡や検査装置に付ける対物レンズを選ぶ、品質管理・検査・設備・装置設計・購買の担当の方へ

対物レンズのメーカー6社比較【2026年】

対物レンズは、顕微鏡で試料のすぐ上に付けて、
像を拡大するレンズです。

ABOUT

対物レンズとは

比較表を見る ↓

顕微鏡で試料のすぐ上に付けて、
像を拡大するレンズです。
工業用には、上から照らして見る落射・明視野の型と、
試料との間を広くとる長作動距離の型があります。
対物(オブジェクティブ)⁠と⁠も呼びます。

製品の特長

  • 倍率と開口数で見え方が決まる(開口数が大きいほど細かい所まで見える)
  • 作動距離が型で大きく違う(10倍でも11mmから34mmまで⁠)
  • 補正の方式が2つある(無限遠補正と、鏡筒長170mmの有限補正)

使うメリット

  • 細かい傷や形が見える(高い開口数の型)
  • 段差のある部品でもぶつけない(長作動距離の型)
  • 装置に組み込める(長作動距離の型は照明や道具を間に入れられる)

選ぶときに注意すること

  1. 無限遠補正と有限補正は混ぜて使えない。顕微鏡の方式に合わせる
  2. 取り付けのねじと同焦点距離を、今の顕微鏡と合わせる
  3. 開口数を上げると作動距離は短くなる
  4. 値段を公開している製品は少ない。型番を伝えて見積もりを取る

※仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページによる(価格は渋谷光学の定価)。

LIST

対物レンズの比較表

コストは、値段を公開している製品どうしで比べています。値段を出していない製品は「要見積」。

CSV

対物レンズ8製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

落射・明視野の型

3製品
株式会社エビデントMPLFLN10x金属・電子部品の明視野・微分干渉の観察口コミを書く要見積

色のにじみを抑えたプランセミアポクロマートで、明視野・微分干渉・偏光・蛍光の観察に使えます。10倍で開口数0.3、作動距離11mmで、明るさと作動距離のつり合いがとれています。ねじはRMSなので、同じねじの顕微鏡に付けられます。

種類
落射・明視野の型
倍率
10倍
開口数⁠(NA)
0.3
作動距離
11mm
同焦点距離
45mm
収差の補正
プランセミアポクロマート
視野数・⁠⁠⁠視野
26.5
取り付けねじ
W20.32X0.706(RMS)
記載なし
補正の方式・質量・焦点距離
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社ニコンCFI TU Plan Fluor Epi P 10x(MUE13100)工業用顕微鏡での落射明視野・偏光の観察口コミを書く要見積

ニコンの工業用顕微鏡向けの落射用対物レンズです。10倍で開口数0.3、作動距離17.5mmと、同じ10倍の中では作動距離に余裕があります。注文するときの品番はMUE13100です。

種類
落射・明視野の型
倍率
10倍
開口数⁠(NA)
0.3
作動距離
17.5mm
収差の補正
プランフルオール
記載なし
同焦点距離・補正の方式・視野数・視野・取り付けねじ・質量・焦点距離
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
ユニオン光学株式会社PlanM40X有限系(L=170)の顕微鏡で高倍率を見る口コミを書く要見積

鏡筒長170mmの有限補正の顕微鏡に付ける、平らな視野のプラン対物レンズです。40倍で開口数0.65あり、細かい所まで見えます。作動距離は0.71mmと短いので、平らな試料向けです。

種類
落射・明視野の型
倍率
40倍
開口数⁠(NA)
0.65
作動距離
0.71mm
同焦点距離
45mm
補正の方式
有限補正(L=170)
収差の補正
プラン
記載なし
視野数・視野・取り付けねじ・質量・焦点距離
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

長作動距離の型

5製品
株式会社エビデントLMPLFLN5x段差のある部品を、ぶつけずに観察口コミを書く要見積

MPLFLNと同じ色の補正のまま、作動距離を長くした型です。5倍で作動距離22.5mmあり、段差のあるサンプルにレンズが当たりにくくなります。同焦点距離45mmなので、MPLFLNと付け替えてもピントがほぼ合ったままです。

種類
長作動距離の型
倍率
5倍
開口数⁠(NA)
0.13
作動距離
22.5mm
同焦点距離
45mm
収差の補正
長作動距離プランセミアポクロマート
視野数・⁠⁠⁠視野
26.5
取り付けねじ
W20.32X0.706(RMS)
記載なし
補正の方式・質量・焦点距離
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
シグマ光機株式会社PAL-10-⁠A光学定盤の上で組む実験・⁠⁠⁠装置口コミを書く要見積

光学部品のメーカーが出している長作動距離の対物レンズで、10倍で作動距離34mm、焦点距離20mmです。光学定盤の上で、ステージやミラーと組み合わせて使う場面に向きます。開口数は公式のページから確かめられませんでした。

種類
長作動距離の型
倍率
10倍
作動距離
34mm
焦点距離
20mm
記載なし
開口数(NA)・同焦点距離・補正の方式・収差の補正・視野数・視野・取り付けねじ・⁠⁠⁠質量
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社渋谷光学HLB10(HLB M Plan Apo)装置に組み込む長作動距離の観察・⁠⁠⁠測定口コミを書く44,000円(税抜)、税込48,400円

10倍で作動距離34mmと、とても長い作動距離の対物レンズです。レンズと試料の間に照明や道具を入れられます。定価44,000円(税込48,400円)と値段を公開していて、質量は190gです。

種類
長作動距離の型
倍率
10倍
開口数⁠(NA)
0.28
作動距離
34mm
同焦点距離
95mm
補正の方式
無限遠補正
収差の補正
プランアポクロマート
質量
190g
焦点距離
20mm
記載なし
視野数・視野・取り付けねじ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
株式会社清和光学製作所M.Plan APO10XHR広い範囲を一度に見る測定・⁠⁠⁠検査口コミを書く要見積

視野φ33mmの広い視野に合わせたプランアポクロマートです。10倍で開口数0.3、作動距離18mmあり、カメラで広い範囲を一度に撮る検査に向きます。質量は545gと重めです。

種類
長作動距離の型
倍率
10倍
開口数⁠(NA)
0.3
作動距離
18mm
収差の補正
プランアポクロマート
視野数・⁠⁠⁠視野
φ33mm(超広視野)
質量
545g
焦点距離
20mm
記載なし
同焦点距離・補正の方式・取り付けねじ
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様
ユニオン光学株式会社PLLWDM20X無限遠系の顕微鏡で20倍を長い作動距離で口コミを書く要見積

無限遠補正の長作動距離の対物レンズです。20倍で作動距離11.2mmあり、20倍としては試料との間を広くとれます。開口数は0.4で、同焦点距離は45mmです。

種類
長作動距離の型
倍率
20倍
開口数⁠(NA)
0.4
作動距離
11.2mm
同焦点距離
45mm
補正の方式
無限遠補正
記載なし
収差の補正・視野数・視野・取り付けねじ・質量・焦点距離
公式ページへ詳細・⁠⁠⁠仕様

落射・明視野の型3製品

株式会社エビデント

MPLFLN10x

金属・電子部品の明視野・微分干渉の観察

色のにじみを抑えたプランセミアポクロマートで、明視野・微分干渉・偏光・蛍光の観察に使えます。10倍で開口数0.3、作動距離11mmで、明るさと作動距離のつり合いがとれています。ねじはRMSなので、同じねじの顕微鏡に付けられます。

コスト要見積

種類
落射・明視野の型
倍率
10倍
開口数⁠(NA)
0.3
作動距離
11mm
同焦点距離
45mm
収差の補正
プランセミアポクロマート
視野数・⁠⁠⁠視野
26.5
取り付けねじ
W20.32X0.706(RMS)
記載なし
補正の方式・質量・焦点距離
公式ページへ
株式会社ニコン

CFI TU Plan Fluor Epi P 10x(MUE13100)

工業用顕微鏡での落射明視野・偏光の観察

ニコンの工業用顕微鏡向けの落射用対物レンズです。10倍で開口数0.3、作動距離17.5mmと、同じ10倍の中では作動距離に余裕があります。注文するときの品番はMUE13100です。

コスト要見積

種類
落射・明視野の型
倍率
10倍
開口数⁠(NA)
0.3
作動距離
17.5mm
収差の補正
プランフルオール
記載なし
同焦点距離・補正の方式・視野数・視野・取り付けねじ・質量・焦点距離
公式ページへ
ユニオン光学株式会社

PlanM40X

有限系(L=170)の顕微鏡で高倍率を見る

鏡筒長170mmの有限補正の顕微鏡に付ける、平らな視野のプラン対物レンズです。40倍で開口数0.65あり、細かい所まで見えます。作動距離は0.71mmと短いので、平らな試料向けです。

コスト要見積

種類
落射・明視野の型
倍率
40倍
開口数⁠(NA)
0.65
作動距離
0.71mm
同焦点距離
45mm
補正の方式
有限補正(L=170)
収差の補正
プラン
記載なし
視野数・視野・取り付けねじ・質量・焦点距離
公式ページへ

長作動距離の型5製品

株式会社エビデント

LMPLFLN5x

段差のある部品を、ぶつけずに観察

MPLFLNと同じ色の補正のまま、作動距離を長くした型です。5倍で作動距離22.5mmあり、段差のあるサンプルにレンズが当たりにくくなります。同焦点距離45mmなので、MPLFLNと付け替えてもピントがほぼ合ったままです。

コスト要見積

種類
長作動距離の型
倍率
5倍
開口数⁠(NA)
0.13
作動距離
22.5mm
同焦点距離
45mm
収差の補正
長作動距離プランセミアポクロマート
視野数・⁠⁠⁠視野
26.5
取り付けねじ
W20.32X0.706(RMS)
記載なし
補正の方式・質量・焦点距離
公式ページへ
シグマ光機株式会社

PAL-10-⁠A

光学定盤の上で組む実験・⁠⁠⁠装置

光学部品のメーカーが出している長作動距離の対物レンズで、10倍で作動距離34mm、焦点距離20mmです。光学定盤の上で、ステージやミラーと組み合わせて使う場面に向きます。開口数は公式のページから確かめられませんでした。

コスト要見積

種類
長作動距離の型
倍率
10倍
作動距離
34mm
焦点距離
20mm
記載なし
開口数(NA)・同焦点距離・補正の方式・収差の補正・視野数・視野・取り付けねじ・⁠⁠⁠質量
公式ページへ
株式会社渋谷光学

HLB10(HLB M Plan Apo)

装置に組み込む長作動距離の観察・⁠⁠⁠測定

10倍で作動距離34mmと、とても長い作動距離の対物レンズです。レンズと試料の間に照明や道具を入れられます。定価44,000円(税込48,400円)と値段を公開していて、質量は190gです。

コスト44,000円(税抜)、税込48,400円

種類
長作動距離の型
倍率
10倍
開口数⁠(NA)
0.28
作動距離
34mm
同焦点距離
95mm
補正の方式
無限遠補正
収差の補正
プランアポクロマート
質量
190g
焦点距離
20mm
記載なし
視野数・視野・取り付けねじ
公式ページへ
株式会社清和光学製作所

M.Plan APO10XHR

広い範囲を一度に見る測定・⁠⁠⁠検査

視野φ33mmの広い視野に合わせたプランアポクロマートです。10倍で開口数0.3、作動距離18mmあり、カメラで広い範囲を一度に撮る検査に向きます。質量は545gと重めです。

コスト要見積

種類
長作動距離の型
倍率
10倍
開口数⁠(NA)
0.3
作動距離
18mm
収差の補正
プランアポクロマート
視野数・⁠⁠⁠視野
φ33mm(超広視野)
質量
545g
焦点距離
20mm
記載なし
同焦点距離・補正の方式・取り付けねじ
公式ページへ
ユニオン光学株式会社

PLLWDM20X

無限遠系の顕微鏡で20倍を長い作動距離で

無限遠補正の長作動距離の対物レンズです。20倍で作動距離11.2mmあり、20倍としては試料との間を広くとれます。開口数は0.4で、同焦点距離は45mmです。

コスト要見積

種類
長作動距離の型
倍率
20倍
開口数⁠(NA)
0.4
作動距離
11.2mm
同焦点距離
45mm
補正の方式
無限遠補正
記載なし
収差の補正・視野数・視野・取り付けねじ・質量・焦点距離
公式ページへ
Q&A

対物レンズ選びで、よくある疑問

購買担当の疑問対物レンズの価格は、いくら?

値段を公式に出しているのは渋谷光学です。HLB10は定価44,000円(税込48,400円)⁠で⁠す⁠。エビデント・ニコンなどほかの製品は値段を出していないので、型番を伝えて見積もりを取ります。

設備担当の疑問開口数(NA)⁠と⁠は⁠?大きいと何が違う?

レンズが取り込める光の広がりを表す数字で、大きいほど細かい所まで見分けられます。同じ10倍でも、エビデントのMPLFLN10xとニコンのCFI TU Plan Fluor Epi P 10xは0.3、渋谷光学のHLB10は0.28です。

工場長の疑問作動距離とは?長いほうがいい?

レンズの先から試料までの距離です。長いほど段差のある部品に当たりにくく、間に照明や道具を入れられます。10倍でも、MPLFLN10xは11mm、HLB10とシグマ光機のPAL-10-Aは34mmです。

設備担当の疑問長作動距離の対物レンズはどれ?

表の長作動距離の型です。エビデントのLMPLFLN5xは5倍で22.5mm、清和光学製作所のM.Plan APO10XHRは10倍で18mm、渋谷光学のHLB10とシグマ光機のPAL-10-Aは10倍で34mmです。

総務の疑問無限遠補正と有限補正の違いは?

無限遠補正は、対物レンズを出た光が平行になり、結像レンズで像を結ぶ方式です。有限補正は、決まった鏡筒の長さで像を結ぶ方式で、ユニオン光学のPlanM40Xは鏡筒長170mm(L=170)用です。今の顕微鏡と同じ方式を選びます。

施設管理の疑問同焦点距離とは?付け替えでピントは合う?

取り付け面から試料までの距離で、同じ同焦点距離どうしなら付け替えてもピントがほぼ合ったままです。エビデントのMPLFLNとLMPLFLN、ユニオン光学のPlanM40XとPLLWDM20Xは45mm、渋谷光学のHLBは95mmです。

設備担当の疑問倍率は何倍を選べばいい?

見たい物の大きさとカメラの視野で決めます。倍率を上げると細かく見えますが、見える範囲は狭くなります。清和光学製作所のM.Plan APO10XHRは視野φ33mmに合わせた広視野の型です。

工場長の疑問取り付けのねじは合う?

エビデントのMPLFLN・LMPLFLNのねじはRMSです(値は表の取り付けねじの欄)。ほかの製品は公式のページにねじの記載が無いので、顕微鏡のねじと合うかメーカーに確かめます。

経営者の疑問収差の補正(アポクロマートなど)は何が違う?

色のにじみや像のゆがみをどこまで直したかの違いです。プランは視野の端まで平らに見え、アポクロマートは色のにじみを強く抑えます。表ではエビデントがプランセミアポクロマート、清和光学製作所と渋谷光学がプランアポクロマートです。

購買担当の疑問重さは?装置に付けても大丈夫?

公式に質量を出しているのは、渋谷光学のHLB10(190g)と清和光学製作所のM.Plan APO10XHR(545g)⁠で⁠す⁠。重い型は、取り付ける側の強さを確かめます。

TYPES

対物レンズの種類の違い

ボタンを押すと、表がその種類の製品だけになります。

落射・明視野の型

工業用顕微鏡で、試料を上から照らして見る型です。開口数が大きく、細かい所まで見えます。そのぶん作動距離は短めです。

向いている使い方

  • 金属や電子部品の表面を見る
  • 細かい傷や形を見分けたい
  • 平らな試料を高い倍率で

根拠:MPLFLNは色収差を高レベルで補正した明視野用のプランセミアポクロマート対物レンズです。(出典1)

この種類の3製品を表で見る

長作動距離の型

レンズの先から試料までの間を長くとった型です。段差のある部品にレンズが当たりにくく、間に照明や道具を入れられます。検査装置への組み込みにも使います。

向いている使い方

  • 段差のある部品を見る
  • 検査装置に組み込む
  • 試料との間に照明や道具を入れる

根拠:サンプルまでの作動距離が長く取れるため段差のあるサンプルへの衝突防止に効果を発揮(出典2)

この種類の5製品を表で見る
MAKERS

対物レンズの主なメーカー6社

社名を押すと、その会社のページ(ほかの製品と所在地)に移ります。

この比較表のデータ:CSV・JSON(出典を明記すれば引用できます)

掲載基準と並び順

掲載基準:工業用顕微鏡・検査装置・光学実験に使う対物レンズで、日本の会社が自社で作り、公式サイトで今案内していて、倍率と作動距離を公式で確かめられた製品。各社の代表の型を1社2製品まで載せています。ミツトヨ・ミラック光学は公式の仕様のページをこちらから読めず、杉藤は公式ページに倍率と焦点距離しか無いので、今回は載せていません。生物顕微鏡専用の型、海外メーカーの日本の販売店が売る製品、中古品は除いています。並びは種類ごとに会社の五十音順です。

並び順:種類ごとに分け、その中はメーカー名の五十音順です。おすすめ順ではなく、掲載料で順番は変えません。

対物レンズを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

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