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GUIDE / LOOP-ANTENNA

ループアンテナとは?EMC測定用ループアンテナの種類(小型・アクティブ・ラージループ)と、周波数範囲・アンテナ係数・価格の選び方

EMC試験で30MHz以下の磁界を測るループアンテナの3つの種類、アクティブ型とアンプの無い型の違い、照明器具の試験で使うラージループ、周波数範囲・アンテナ係数・コネクタと値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

ループアンテナ(EMC測定用)は、輪にした導線で30MHz以下の磁界を受けて測るアンテナです。磁界アンテナとも呼びます。手元で使う小型ループ、根元にアンプを内蔵したアクティブループ、照明器具を大きな輪の中に置いて測るラージループに分かれます。選ぶときは「測る周波数の下限」「規格の試験か社内確認か」「アンプを内蔵するか」の3つを先に決めます。

ループアンテナとは

ループアンテナは、輪にした導線で磁界を受け、その電圧をアンテナ係数で磁界の強さに直して測るアンテナです。EMC試験では、30MHz以下の放射エミッションを磁界で測るときに使います。LED照明や電源の開発では、磁界ノイズを対策の前後で見比べる使い方もします。

比較ページには、日本の会社が自社で作る製品と、海外メーカーの日本法人が案内する製品を、型式の単位で載せています。RFIDや無線機の受信用アンテナ、近傍磁界プローブ、販売店が扱う海外メーカーの製品は載せていません。

3つの種類

  • 小型ループは、直径数十cmまでのループを三脚や台に載せて測ります。マイクロニクスのMAN120は直径40cm、マイクロウェーブ ファクトリーのMLA101は外形W110×D50mmです
  • アクティブループは、ループの根元にアンプを内蔵し、出力を50Ωに合わせます。ローデ・シュワルツのHFH2-Z2Eがこの形です
  • ラージループは、照明器具を大きな輪の中に置いて磁界を測ります。マイクロウェーブ ファクトリーのMLA2000Lは直径2mで、CISPR15の試験に使います

アクティブ型とアンプの無い型の違い

  • アクティブ型は、周波数によるアンテナ係数の変化が小さくなります。HFH2-Z2Eのアンテナ係数は、20kHz〜30MHzで20dB(1/m)です
  • アクティブ型は電源をつないで使います。HFH2-Z2Eは+24V DCで動き、強い磁界ではアッテネータを入れて歪みを抑えます
  • アンプの無い型は、低雑音アンプや受信機と組み合わせます。マイクロニクスは、MAN120と低雑音アンプMAP301とシグナルアナライザで100kHz〜30MHzの磁界強度を測る構成を出しています

周波数範囲とアンテナ係数

  • HFH2-Z2Eは8.3kHz〜30MHz、MLA101は10kHz〜30MHz、MAN120は50kHz〜33MHzです
  • MAN120のアンテナファクタは、30MHzで47.1dB/m(代表値)⁠で⁠す⁠。A2LA認定校正を受けています
  • 規格の試験では、その個体の校正データを使います。校正が付いているかを先に確かめます

コネクタと置き場所

  • MAN120とHFH2-Z2EはN形、MLA101はBNC(メス)、MLA2000Lは7/16 DIN(メス)⁠で⁠⁠⁠⁠す
  • 重さは、MLA101が600g、MAN120が1.2kg、HFH2-Z2Eが約3kgです
  • MLA2000Lは70kgで、外形はW2400×H700×D2700mmあります。3軸のラージループより軽く場所を取りませんが、試験室の広さを先に見ます

値段

  • 値段を公式に出しているのはマイクロニクスで、MAN120は198,000円(税別)、専用スタンドMAN120-STANDは135,000円です
  • 低雑音アンプMAP301は485,000円で、100kHz〜500MHzに使えます
  • HFH2-Z2E、MLA101、MLA2000Lは問い合わせで決まります
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