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EMC試験や照明器具・電源の開発で、30MHz以下の磁界ノイズを測るループアンテナを選ぶ設計・品質保証・試験所の担当者へ

ループアンテナ(EMC測定用)のメーカー3社比較【2026年】

ループアンテナ(EMC測定用)は、輪にした導線で
30MHz以下の磁界を受けて測るアンテナです。

ABOUT

ループアンテナとは

比較表を見る ↓

ループアンテナ(EMC測定用)⁠と⁠は⁠、輪にした導線で30MHz以下の磁界を受けて測るアンテナです。
磁界アンテナとも呼び、
EMC試験では30MHz以下の放射エミッションを測ります。

製品の特長

  • 磁界を受けて電圧に変えるアンテナ係数で磁界の強さに直す
  • 電界の雑音を拾いにくい微小ループは実効高を計算で出せる
  • 大きさで使い道が分かれる手元の小型から直径2mのラージループまで

使うメリット

  • 30MHz以下の磁界ノイズを数字で比べられる
  • 対策の前後をその場で見比べられる開発の手戻りが減る
  • 規格の試験の前に社内で当たりを付けられる

選ぶときに注意すること

  1. アンテナ係数は校正値を使う個体ごとの校正データを確かめる
  2. 測る周波数の下限と上限を製品ごとに見る
  3. アクティブ型は電源とアッテネータの扱いを確かめる
  4. ラージループは置き場所と重さを先に見る直径2m・70kgの製品もある
  5. コネクタの形が製品で違うN・BNC・7/16 DINを受信機側と合わせる

※仕様と価格は各メーカーの公式資料によります。価格の税区分は各社の表記のままです。近傍磁界プローブとRFID用のアンテナは比べていません。

LIST

ループアンテナの比較表

ループアンテナ(EMC測定用)4製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

小型ループ

2製品
マイクロウェーブ ファクトリー株式会社シールドループアンテナ MLA101基板や機器のそばで磁界を測る口コミを書く要見積

一点抵抗装荷型のシールドループで、ループ上の電流がほぼ一定になる微小ループです。外形W110×D50mm・600gと小さく、10kHz〜30MHzを測れます。電界の雑音を拾いにくく、実効高を計算で出せるので磁界の測定に向きます。

アンテナの形
小型ループ
周波数範囲
10kHz〜30MHz
ループの大きさ
W110×D50mm
コネクタ
BNC(メス)
インピーダンス
50Ω
重さ
600g
記載なし
アンテナ係数・電源・外形寸法・規格・校正
公式ページへ詳細・仕様
マイクロニクス株式会社ループアンテナ MAN120LED照明の磁界ノイズを手元で測る口コミを書く198,000円税別

直径40cmの小型ループで、値段を公開しているのはこの製品だけです。30MHzでのアンテナファクタは代表値47.1dB/mで、A2LA認定校正を受けています。同社の低雑音アンプとシグナルアナライザを組み合わせると、磁界強度を直接表示できます。

アンテナの形
小型ループ
周波数範囲
50kHz〜33MHz
ループの大きさ
直径40cm
アンテナ係数
30MHzで47.1dB/m(代表値)
コネクタ
N(P)
インピーダンス
50Ω
重さ
1.2kg
外形寸法
外径420mm、内径320mm、厚さ13mm
校正
A2LA認定校正
記載なし
電源・規格
公式ページへ詳細・仕様

アクティブループ

1製品
ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社アクティブ・ループ・アンテナ HFH2-Z2E8.3kHz〜30MHzを1本で測る口コミを書く要見積

アンプを内蔵したアクティブ型で、8.3kHz〜30MHzを1本で測れます。20kHz〜30MHzのアンテナ係数は20dB(1/m)で、周波数によってほとんど変わりません。磁界が強い所ではアッテネータを入れて歪みを抑え、過負荷は内蔵のRFディテクターで知らせます。

アンテナの形
アクティブループ
周波数範囲
8.3kHz〜30MHz
ループの大きさ
ループ直径約600mm
アンテナ係数
20dB(1/m)(20kHz〜30MHz、±1.5dB)
コネクタ
N(メス)
電源
+24V DC(最大150mA)
インピーダンス
50Ω
重さ
約3kg
外形寸法
596×90×822mm
規格
CISPR、MIL、FCC、ANSI、ETSI
記載なし
校正
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

ラージループ

1製品
マイクロウェーブ ファクトリー株式会社ラージループアンテナ MLA2000LCISPR15の照明器具の磁界試験口コミを書く要見積

CISPR15の試験に使う直径2mのラージループです。軸を多く備えたラージループより軽く、場所を取りません。直交する向きの磁界は、ループとEUTテーブルを回して測ります。

アンテナの形
ラージループ
周波数範囲
0.0009〜30MHz
ループの大きさ
直径2m
コネクタ
7/16 DIN(メス)
インピーダンス
50Ω
重さ
70kg
外形寸法
W2400×H700×D2700mm
規格
CISPR15
記載なし
アンテナ係数・電源・校正
公式ページへ詳細・仕様

小型ループ2製品

マイクロウェーブ ファクトリー株式会社

シールドループアンテナ MLA101

基板や機器のそばで磁界を測る

一点抵抗装荷型のシールドループで、ループ上の電流がほぼ一定になる微小ループです。外形W110×D50mm・600gと小さく、10kHz〜30MHzを測れます。電界の雑音を拾いにくく、実効高を計算で出せるので磁界の測定に向きます。

コスト要見積

アンテナの形
小型ループ
周波数範囲
10kHz〜30MHz
ループの大きさ
W110×D50mm
コネクタ
BNC(メス)
インピーダンス
50Ω
重さ
600g
記載なし
アンテナ係数・電源・外形寸法・規格・校正
公式ページへ
マイクロニクス株式会社

ループアンテナ MAN120

LED照明の磁界ノイズを手元で測る

直径40cmの小型ループで、値段を公開しているのはこの製品だけです。30MHzでのアンテナファクタは代表値47.1dB/mで、A2LA認定校正を受けています。同社の低雑音アンプとシグナルアナライザを組み合わせると、磁界強度を直接表示できます。

コスト198,000円税別

アンテナの形
小型ループ
周波数範囲
50kHz〜33MHz
ループの大きさ
直径40cm
アンテナ係数
30MHzで47.1dB/m(代表値)
コネクタ
N(P)
インピーダンス
50Ω
重さ
1.2kg
外形寸法
外径420mm、内径320mm、厚さ13mm
校正
A2LA認定校正
記載なし
電源・規格
公式ページへ

アクティブループ1製品

ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社

アクティブ・ループ・アンテナ HFH2-Z2E

8.3kHz〜30MHzを1本で測る

アンプを内蔵したアクティブ型で、8.3kHz〜30MHzを1本で測れます。20kHz〜30MHzのアンテナ係数は20dB(1/m)で、周波数によってほとんど変わりません。磁界が強い所ではアッテネータを入れて歪みを抑え、過負荷は内蔵のRFディテクターで知らせます。

コスト要見積

アンテナの形
アクティブループ
周波数範囲
8.3kHz〜30MHz
ループの大きさ
ループ直径約600mm
アンテナ係数
20dB(1/m)(20kHz〜30MHz、±1.5dB)
コネクタ
N(メス)
電源
+24V DC(最大150mA)
インピーダンス
50Ω
重さ
約3kg
外形寸法
596×90×822mm
規格
CISPR、MIL、FCC、ANSI、ETSI
記載なし
校正
公式ページへ

ラージループ1製品

マイクロウェーブ ファクトリー株式会社

ラージループアンテナ MLA2000L

CISPR15の照明器具の磁界試験

CISPR15の試験に使う直径2mのラージループです。軸を多く備えたラージループより軽く、場所を取りません。直交する向きの磁界は、ループとEUTテーブルを回して測ります。

コスト要見積

アンテナの形
ラージループ
周波数範囲
0.0009〜30MHz
ループの大きさ
直径2m
コネクタ
7/16 DIN(メス)
インピーダンス
50Ω
重さ
70kg
外形寸法
W2400×H700×D2700mm
規格
CISPR15
記載なし
アンテナ係数・電源・校正
公式ページへ
Q&A

ループアンテナ選びで、よくある疑問

購買担当の疑問ループアンテナの価格はいくら?

公式に値段を出しているのはマイクロニクスで、MAN120は198,000円(税別)、専用スタンドMAN120-STANDは135,000円です。ローデ・シュワルツのHFH2-Z2Eとマイクロウェーブ ファクトリーのMLA101・MLA2000Lは問い合わせで決まります。

設備担当の疑問アクティブループとパッシブの違いは?

アクティブ型はループの根元にアンプがあり、出力を50Ωに合わせます。HFH2-Z2Eは20kHz〜30MHzのアンテナ係数が20dB(1/m)でほぼ一定です。アンプの無いMAN120は、低雑音アンプMAP301と組み合わせて磁界強度を測ります。

設備担当の疑問ラージループアンテナは何に使う?

CISPR15の照明器具の試験で、器具を大きな輪の中に置いて磁界を測ります。MLA2000Lは直径2mの1軸型で、ループとEUTテーブルを回して直交する3軸を測ります。

工場長の疑問LED照明の磁界ノイズは手元で測れる?

測れます。マイクロニクスはMAN120とハンディスペアナを組み合わせ、LED照明器具の磁界放射雑音を簡易にチェックする構成を出しています。規格の試験の前に、対策の効果を社内で確かめる使い方です。

設備担当の疑問ループアンテナの周波数範囲は?

HFH2-Z2Eは8.3kHz〜30MHz、MLA101は10kHz〜30MHz、MAN120は50kHz〜33MHzです。MLA2000Lは0.0009〜30MHzと書かれています。測りたい周波数の下限で選びます。

設備担当の疑問アンテナ係数とは?

受けた電圧を磁界や電界の強さに直すための値です。MAN120のアンテナファクタは30MHzで47.1dB/m(代表値)で、受信電力にこの値を足して電界強度を求めます。実際の測定では、その個体の校正データを使います。

設備担当の疑問シールドループとは?

MLA101は一点抵抗装荷型のシールドループで、ループ上の電流がほぼ一定になる微小ループです。微小ループは微小ダイポールより電界の雑音を受けにくく、実効高を計算で出せるので、磁界の測定に向きます。

購買担当の疑問コネクタは何を選ぶ?

製品で違います。MAN120とHFH2-Z2EはN形、MLA101はBNC(メス)、MLA2000Lは7/16 DIN(メス)⁠で⁠す⁠。受信機やケーブル側の形と合わせて選びます。

総務の疑問ループアンテナの校正は?

MAN120はA2LA認定校正を受けています。規格の試験では、アンテナ係数の校正データが付いているかと、校正の周期を確かめてから使います。

施設管理の疑問置き場所と重さはどのくらい?

MLA101は600g、MAN120は1.2kg、HFH2-Z2Eは約3kgで、三脚に載せて使えます。MLA2000Lは70kgで、外形はW2400×H700×D2700mmあるので、試験室の広さを先に確かめます。

TYPES

ループアンテナのアンテナの形の違い

小型ループ

直径数十cmまでのループを三脚や台に載せて磁界を測る形です。持ち運べて、開発中の機器の近くでノイズの出方を確かめるのに向きます。アンプを内蔵しない製品は、低雑音アンプや受信機と組み合わせて使います。

向いている測り方

  • LED照明や電源の磁界ノイズを開発中に確かめる
  • 対策部品を入れた前後の変化を見る
  • 機器の近くで磁界の向きと強さを探る

根拠:MAN120は直径40cmの小型ループで、低雑音アンプMAP301とシグナルアナライザを組み合わせて100kHz〜30MHzの磁界強度を測ります。(出典2)

このアンテナの形の2製品を表で見る

アクティブループ

ループの根元にアンプを内蔵し、出力を50Ωに合わせる形です。周波数によるアンテナ係数の変化が小さく、弱い磁界まで拾えます。電源を供給して使い、強い磁界ではアッテネータを入れます。

向いている測り方

  • 規格に沿った放射エミッションの測定
  • 弱い磁界の測定
  • 8.3kHzからの低い周波数の測定

根拠:HFH2-Z2Eは8.3kHz〜30MHzを測り、ループの低い入力インピーダンスを内蔵のアクティブ・インピーダンス・コンバーターで50Ωに合わせます。(出典5)

このアンテナの形の1製品を表で見る

ラージループ

直径2m前後の大きな輪の中に照明器具などを置き、磁界による妨害を測る形です。CISPR15の照明器具の試験で使います。1軸の製品はループと台を回して3軸の向きを測ります。

向いている測り方

  • CISPR15の照明器具の試験
  • 試験所での認証前の測定

根拠:MLA2000Lは直径2mのCISPR15用1軸ラージループで、ループとEUTテーブルを回して直交する3軸の磁界を測ります。(出典4)

このアンテナの形の1製品を表で見る
MAKERS

ループアンテナの主なメーカー3社

マイクロウェーブ ファクトリー株式会社

一点抵抗装荷型のシールドループで、ループ上の電流がほぼ一定になる微小ループです。

神奈川県

マイクロニクス株式会社

直径40cmの小型ループで、値段を公開しているのはこの製品だけです。

神奈川県

ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社

アンプを内蔵したアクティブ型で、8.3kHz〜30MHzを1本で測れます。

東京都

出典
  1. マイクロニクス ループアンテナ MAN120
  2. マイクロニクス ループアンテナを用いた磁界強度測定
  3. マイクロニクス ループアンテナのアンテナファクタを用いた電界強度測定
  4. マイクロウェーブ ファクトリー ラージループアンテナ
  5. ローデ・シュワルツ R&S HFH2-Z2E アクティブ・ループ・アンテナ
  6. マイクロウェーブ ファクトリー ループアンテナ MLAシリーズ
  7. マイクロニクス LED照明器具の磁界放射雑音の簡易チェック
  8. マイクロニクス 製品価格一覧
  9. ローデ・シュワルツ HFH2-Z2E 仕様書
掲載基準

EMC試験や照明器具・電源の開発で、30MHz以下の放射エミッションの磁界を測るループアンテナ(小型ループ、アンプ内蔵のアクティブループ、照明器具の試験に使うラージループ)を載せています。日本の会社が自社で作る製品と、海外メーカーの日本法人が日本語の公式ページで案内する製品で、型式の単位で各社1〜2製品です。RFIDや無線機の受信用アンテナはRFIDタグの比較に分け、基板の近くでノイズ源を探す近傍磁界プローブは入れていません。ウェーブクレスト、テイエスエスジャパン、ネクステム、ARFジャパンは海外メーカーの品を扱う販売店として載せていません。ETS-Lindgrenの日本語の公式ページは取得を拒まれ、日本法人の案内を確かめられなかったので外しました。値段を公式に出しているのはマイクロニクスのMAN120だけなので、高い・安いの判定はしていません。

ループアンテナ(EMC測定用)を作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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