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GUIDE / FUNJINKEI

粉塵計とは?作業環境・トンネル工事・大気の監視で使う粉塵計(粉じん計)の種類(光散乱式・ピエゾバランス式・ベータ線吸収式)と、K値・測定範囲・価格の選び方

空気中の粉じんの濃さを測る粉塵計(デジタル粉じん計・粉じんモニター・PM2.5自動測定機)の3つの測り方、K値(質量濃度変換係数)の使い方、作業環境測定・トンネル工事・屋外の常時監視での選び方、値段を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

粉塵計は、空気中に浮かぶ粉じんの濃さを、その場で数字にして測る測定器です。粉じん計・ダストモニターとも呼びます。測り方で、光の散らばりで測る光散乱式・圧電素子に積もった重さで測るピエゾバランス式・ろ紙に集めてベータ線で量るベータ線吸収式に分かれます。選ぶときは「どこで測るか」「K値をどうするか」「油のミストがあるか」の3つを先に決めます。

粉塵計とは

粉塵計は、空気を吸い込んで、中に浮かぶ粉じんの濃さをmg/m³やμg/m³の数字で出す測定器です。工場の作業環境測定、トンネルや建設の現場の換気の確認、ビルの空気環境測定、大気の監視局でのPM2.5の測定まで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る粉塵計を、各社の代表の型の単位で載せています。粒子の数を数えるパーティクルカウンター、ろ紙に集めるだけのエアサンプラー、輸入品は載せていません。

3つの測り方

  • 光散乱式:吸い込んだ空気に光を当て、粉じんで散らばった光の量から濃さを出します。1μg/m³ほどの薄い粉じんにもすぐ反応します。例は柴田科学のLD-5RとFLD-1、日本カノマックスのModel 3444です
  • ピエゾバランス式:水晶の圧電素子に粉じんを積もらせ、重さで変わる周波数から質量濃度を出します。例は日本カノマックスのModel 3521です
  • ベータ線吸収式:テープ状のろ紙に粉じんを集め、ベータ線の弱まりから質量を出します。大気の監視局で使う据え置きの型で、例は東亜ディーケーケーのFPM-377C、堀場製作所のAPDA-3750A、紀本電子工業のPM-712です

K値(質量濃度変換係数)の使い方

  • 光散乱式の読みはcpmで出ます。K値を掛けて、質量濃度のmg/m³にします
  • K値は粉じんの種類で変わります。ろ紙で集めて量る測定と併せて求めます
  • 公示されたK値が使える測定なら、K値を測らずにその値を使えます。柴田科学の解説では、ずい道等の建設工事のガイドラインでのLD-5RのK値は0.002です
  • 喫煙ブースの効き目を確かめるときは、LD-5Rでは測る前にK値に1.2を入れます
  • 柴田科学のFLD-1は、ろ紙を付ければ1台でK値を出す併行測定ができます
  • ピエゾバランス式とベータ線吸収式は、K値を使わずに質量濃度で読めます

場面ごとの選び方

  • 作業環境測定には、持ち運べる光散乱式を使います。日本カノマックスのModel 3444は、日本作業環境測定協会の較正基準適合性確認製品です
  • 油のミストが出る作業場では、光散乱式は中が汚れて正確な値を出しにくくなります。ピエゾバランス式のModel 3521は、オイルミストも測れます
  • 工場の敷地境界や建設現場で測り続けるなら、屋外用の粉じんモニターを据えます。FLD-1の測定範囲は0.001〜100mg/m³です
  • 大気のPM2.5を測るなら、ベータ線吸収式の自動測定機です。FPM-377CとAPDA-3750Aは16.7L/minで吸います。PM-712はPM2.5とSPMを1台で同時に測れます

値段

  • 値段を公式に出しているのは柴田科学で、LD-5Rは378,000円、FLD-1は980,000円です(どちらも税別)
  • 日本カノマックス・東亜ディーケーケー・堀場製作所・紀本電子工業は、値段を公式に出していません。見積もりで確かめます
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