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研究所・検査室・創薬の現場で、細胞を1個ずつ光で測るフローサイトメーターやセルソーターを選ぶ、研究・検査・設備・購買の担当の方へ

フローサイトメーターのメーカー6社比較【2026年】

フローサイトメーターは、流れる細胞に光を当てて、
1個ずつ大きさや蛍光を測る装置です。

ABOUT

フローサイトメーターとは

比較表を見る ↓

フローサイトメーターとは、細胞などの粒子を液の流れに乗せて一列に並べ、
レーザーを当ててひとつずつ測る装置です。
前方散乱光で大きさ、側方散乱光で中の構造、
蛍光で目印をつけた分子を見ます。
FCMとも呼びます。

製品の特長

  • 大きさと中の構造がわかる(前方散乱光と側方散乱光)
  • 多くの色を同時に測れる(蛍光の色ごとに目印を分ける)
  • たくさんの細胞を続けて測れる(ひとつずつ流して数える)

使うメリット

  • 少ない細胞も見つけられる(大量の細胞の中から探す)
  • 細胞の割合を数で出せる(集団ごとの比率)
  • 狙った細胞を取り出せる(セルソーター)

選ぶときに注意すること

  1. 細胞はばらばらにして液に浮かせる。かたまりは詰まりの元
  2. 多色の測定は、色の重なりの補正かアンミキシングがいる
  3. 研究用の機種は診断に使えない。臨床検査には医療機器の機種を選ぶ
  4. セルソーターは飛まつが出る。安全キャビネットに入れて使う
  5. 色素とレーザーの波長の組み合わせを先に決める

※仕様は各メーカーの公式の製品ページとカタログによる(BDは2021〜2022年度の予算申請用機器カタログ)。用語と仕組みはソニーのフローサイトメトリー用語集による。

LIST

フローサイトメーターの比較表

フローサイトメーター9製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

フィルター型(セルアナライザー)

3製品
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社フローサイトメーター Attune NxT薄いサンプルから少ない細胞を探す口コミを書く要見積

音波で細胞を一列に並べるアコースティックフォーカシングで、サンプルを速く流せる卓上型です。流量は最大1,000µL/minで、データは最大35,000イベント/秒で取れます。薄いサンプルでも測る時間が短く、少ない細胞を探す解析に向きます。

種類
フィルター型(セルアナライザー)
レーザー
最大4本
蛍光の色数
最大14色
解析速度
最大35,000イベント/⁠⁠秒
分取
なし(解析専用)
用途
研究用
外形寸法
約40×58×43cm(高さ×幅×奥行)
レーザー波長
405・488・561・532・637nmから選ぶ
サンプル
流量 最大1,000µL/min
記載なし
検出器・純度・質量・電源
公式ページへ詳細・仕様
シスメックス株式会社フローサイトメーター RF-500細胞数をビーズなしで数える口コミを書く要見積

シリンジポンプで送る量を決めて流すので、カウンティングビーズを使わずに細胞の数を数えられます。レーザーは488nmの1本で、FSC・SSCと蛍光4色を測ります。立ち上げは電源ボタンを押すだけで、セルフテストまで自動で進みます。

種類
フィルター型(セルアナライザー)
レーザー
1本
蛍光の色数
4色
解析速度
100,000 events/s(測定条件による)
分取
なし(解析専用)
用途
研究用(医療機器ではない)
外形寸法
幅350×奥行540×高さ574mm
レーザー波長
488nm
検出器
FSC・SSC・蛍光4
サンプル
シリンジポンプ送液(ビーズなしで細胞数を数える)
質量
約38kg
電源
AC100-240V、50/60Hz
記載なし
純度
公式ページへ詳細・仕様
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社フローサイトメーター BD FACSLyric臨床検査での細胞の解析口コミを書く要見積

医療機器の届出があり、臨床検査に使えるフローサイトメーターです。レーザーは最大3本、蛍光は最大12色まで組めます。機器の設定をそろえて使えるので、日ごとや装置ごとの差を抑えたい検査室に向きます。

種類
フィルター型(セルアナライザー)
レーザー
最大3本
蛍光の色数
最大12色
用途
臨床検査用(医療機器の届出あり)
記載なし
解析速度・分取・外形寸法・レーザー波長・検出器・サンプル・純度・質量・電源
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

スペクトル型

2製品
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社スペクトル型フローサイトメーター Attune Xenith蛍光補正とアンミキシングの両方口コミを書く要見積

UVと近赤外を含む6本のレーザーを固定で積んだ、スペクトル型のAttuneです。蛍光は51チャンネルで取り、従来の蛍光補正とスペクトルアンミキシングのどちらでも解析できます。高さ約50cm・幅約86cmと、Attune NxTより一回り大きい機体です。

種類
スペクトル型
レーザー
6本(固定)
蛍光の色数
蛍光51チャンネル
用途
研究用
外形寸法
約50×86×61cm(高さ×幅×奥行)
レーザー波長
UV・NIRを含む
検出器
57チャンネル(蛍光51)
記載なし
解析速度・分取・サンプル・純度・質量・電源
公式ページへ詳細・仕様
ソニー株式会社スペクトル型セルアナライザー ID7000超多色パネルでの免疫細胞の解析口コミを書く要見積

蛍光のスペクトル全体を186個の検出器で取り、色素ごとに分けて測るスペクトル型のセルアナライザーです。レーザーは最大7本まで積めて、44色以上を同時に解析できます。オートサンプラーで96・384ウェルプレートや5mLチューブ24本を続けて流せます。

種類
スペクトル型
レーザー
最大7本
蛍光の色数
44色以上
分取
なし(解析専用)
用途
研究用
外形寸法
幅106×奥行71.9×高さ76cm
レーザー波長
488・637・405nm(標準)、561・355・320・808nm(追加)
検出器
蛍光184個、FSC・SSC各1個
サンプル
96・384ウェルプレート、5mLチューブ24本
質量
210kg
電源
100-240V、50/60Hz
記載なし
解析速度・純度
公式ページへ詳細・仕様

セルソーター(分取)

4製品
株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズセルソーター On-chip Sort HS壊れやすい細胞や大きな細胞の分取口コミを書く要見積

使い捨てのマイクロ流路チップの中で、解析から分取までを済ませるセルソーターです。分取は1,000 targets/secで、純度は95%超です。チップごと替えるのでサンプルどうしが混ざらず、流路の洗浄もいりません。

種類
セルソーター(分取)
レーザー
3本
蛍光の色数
6色
解析速度
4,000 events/sec
分取
1,000 targets/sec
外形寸法
幅620×高さ330×奥行390mm
レーザー波長
488・638・405nm
検出器
6PMT
サンプル
10〜1000μL
純度
95%超(細胞濃度による)
質量
45kg
電源
AC100-240V、50/60Hz
記載なし
用途
公式ページへ詳細・仕様
シンクサイト株式会社セルソーター VisionSort標識をしない細胞の分取口コミを書く要見積

細胞の形の情報をAIで見分けるゴーストサイトメトリーで、標識をしないラベルフリーでも分けられるセルソーターです。分取は毎秒3,000イベントで、蛍光で分けるモードも使えます。流路が閉じているので、細胞治療や創薬の細胞を扱う場面に向きます。

種類
セルソーター(分取)
分取
3,000イベント/秒(ラベルフリー・蛍光)
記載なし
レーザー・蛍光の色数・解析速度・用途・外形寸法・レーザー波長・検出器・サンプル・純度・質量・電源
公式ページへ詳細・仕様
ソニー株式会社セルソーター MA900多色で染めた細胞を4方向に分取口コミを書く要見積

交換式の使い捨てソーティングチップを使い、セットアップまで全自動で済むセルソーターです。レーザーは最大4本で、12色を同時に測りながら4方向に分けられます。専用ソフトのガイドに沿って動かせるので、操作に慣れていない人でも使えます。

種類
セルソーター(分取)
レーザー
最大4本
蛍光の色数
最大12色
分取
4方向
外形寸法
本体 幅55×奥行55×高さ72cm
レーザー波長
488・405・561・638nm
検出器
12PMT
質量
本体 約105kg、送液カート 約49kg
電源
AC100V、50/60Hz(国内仕様)
記載なし
解析速度・用途・サンプル・純度
公式ページへ詳細・仕様
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社セルソーター BD FACSMelody初めて入れる研究用セルソーター口コミを書く要見積

立ち上げが速く、操作を簡単にまとめた研究用のセルソーターです。レーザーは最大3本で、蛍光は最大9色まで使えます。小さめの機体で、研究室に初めて入れるセルソーターに向きます。

種類
セルソーター(分取)
レーザー
最大3本
蛍光の色数
最大9色
用途
研究用
記載なし
解析速度・分取・外形寸法・レーザー波長・検出器・サンプル・純度・質量・電源
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)

フィルター型(セルアナライザー)3製品

サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社

フローサイトメーター Attune NxT

薄いサンプルから少ない細胞を探す

音波で細胞を一列に並べるアコースティックフォーカシングで、サンプルを速く流せる卓上型です。流量は最大1,000µL/minで、データは最大35,000イベント/秒で取れます。薄いサンプルでも測る時間が短く、少ない細胞を探す解析に向きます。

コスト要見積

種類
フィルター型(セルアナライザー)
レーザー
最大4本
蛍光の色数
最大14色
解析速度
最大35,000イベント/⁠⁠秒
分取
なし(解析専用)
用途
研究用
外形寸法
約40×58×43cm(高さ×幅×奥行)
レーザー波長
405・488・561・532・637nmから選ぶ
サンプル
流量 最大1,000µL/min
記載なし
検出器・純度・質量・電源
公式ページへ
シスメックス株式会社

フローサイトメーター RF-500

細胞数をビーズなしで数える

シリンジポンプで送る量を決めて流すので、カウンティングビーズを使わずに細胞の数を数えられます。レーザーは488nmの1本で、FSC・SSCと蛍光4色を測ります。立ち上げは電源ボタンを押すだけで、セルフテストまで自動で進みます。

コスト要見積

種類
フィルター型(セルアナライザー)
レーザー
1本
蛍光の色数
4色
解析速度
100,000 events/s(測定条件による)
分取
なし(解析専用)
用途
研究用(医療機器ではない)
外形寸法
幅350×奥行540×高さ574mm
レーザー波長
488nm
検出器
FSC・SSC・蛍光4
サンプル
シリンジポンプ送液(ビーズなしで細胞数を数える)
質量
約38kg
電源
AC100-240V、50/60Hz
記載なし
純度
公式ページへ
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社

フローサイトメーター BD FACSLyric

臨床検査での細胞の解析

医療機器の届出があり、臨床検査に使えるフローサイトメーターです。レーザーは最大3本、蛍光は最大12色まで組めます。機器の設定をそろえて使えるので、日ごとや装置ごとの差を抑えたい検査室に向きます。

コスト要見積

種類
フィルター型(セルアナライザー)
レーザー
最大3本
蛍光の色数
最大12色
用途
臨床検査用(医療機器の届出あり)
記載なし
解析速度・分取・外形寸法・レーザー波長・検出器・サンプル・純度・質量・電源
公式ページへ

スペクトル型2製品

サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社

スペクトル型フローサイトメーター Attune Xenith

蛍光補正とアンミキシングの両方

UVと近赤外を含む6本のレーザーを固定で積んだ、スペクトル型のAttuneです。蛍光は51チャンネルで取り、従来の蛍光補正とスペクトルアンミキシングのどちらでも解析できます。高さ約50cm・幅約86cmと、Attune NxTより一回り大きい機体です。

コスト要見積

種類
スペクトル型
レーザー
6本(固定)
蛍光の色数
蛍光51チャンネル
用途
研究用
外形寸法
約50×86×61cm(高さ×幅×奥行)
レーザー波長
UV・NIRを含む
検出器
57チャンネル(蛍光51)
記載なし
解析速度・分取・サンプル・純度・質量・電源
公式ページへ
ソニー株式会社

スペクトル型セルアナライザー ID7000

超多色パネルでの免疫細胞の解析

蛍光のスペクトル全体を186個の検出器で取り、色素ごとに分けて測るスペクトル型のセルアナライザーです。レーザーは最大7本まで積めて、44色以上を同時に解析できます。オートサンプラーで96・384ウェルプレートや5mLチューブ24本を続けて流せます。

コスト要見積

種類
スペクトル型
レーザー
最大7本
蛍光の色数
44色以上
分取
なし(解析専用)
用途
研究用
外形寸法
幅106×奥行71.9×高さ76cm
レーザー波長
488・637・405nm(標準)、561・355・320・808nm(追加)
検出器
蛍光184個、FSC・SSC各1個
サンプル
96・384ウェルプレート、5mLチューブ24本
質量
210kg
電源
100-240V、50/60Hz
記載なし
解析速度・純度
公式ページへ

セルソーター(分取)4製品

株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズ

セルソーター On-chip Sort HS

壊れやすい細胞や大きな細胞の分取

使い捨てのマイクロ流路チップの中で、解析から分取までを済ませるセルソーターです。分取は1,000 targets/secで、純度は95%超です。チップごと替えるのでサンプルどうしが混ざらず、流路の洗浄もいりません。

コスト要見積

種類
セルソーター(分取)
レーザー
3本
蛍光の色数
6色
解析速度
4,000 events/sec
分取
1,000 targets/sec
外形寸法
幅620×高さ330×奥行390mm
レーザー波長
488・638・405nm
検出器
6PMT
サンプル
10〜1000μL
純度
95%超(細胞濃度による)
質量
45kg
電源
AC100-240V、50/60Hz
記載なし
用途
公式ページへ
シンクサイト株式会社

セルソーター VisionSort

標識をしない細胞の分取

細胞の形の情報をAIで見分けるゴーストサイトメトリーで、標識をしないラベルフリーでも分けられるセルソーターです。分取は毎秒3,000イベントで、蛍光で分けるモードも使えます。流路が閉じているので、細胞治療や創薬の細胞を扱う場面に向きます。

コスト要見積

種類
セルソーター(分取)
分取
3,000イベント/秒(ラベルフリー・蛍光)
記載なし
レーザー・蛍光の色数・解析速度・用途・外形寸法・レーザー波長・検出器・サンプル・純度・質量・電源
公式ページへ
ソニー株式会社

セルソーター MA900

多色で染めた細胞を4方向に分取

交換式の使い捨てソーティングチップを使い、セットアップまで全自動で済むセルソーターです。レーザーは最大4本で、12色を同時に測りながら4方向に分けられます。専用ソフトのガイドに沿って動かせるので、操作に慣れていない人でも使えます。

コスト要見積

種類
セルソーター(分取)
レーザー
最大4本
蛍光の色数
最大12色
分取
4方向
外形寸法
本体 幅55×奥行55×高さ72cm
レーザー波長
488・405・561・638nm
検出器
12PMT
質量
本体 約105kg、送液カート 約49kg
電源
AC100V、50/60Hz(国内仕様)
記載なし
解析速度・用途・サンプル・純度
公式ページへ
日本ベクトン・ディッキンソン株式会社

セルソーター BD FACSMelody

初めて入れる研究用セルソーター

立ち上げが速く、操作を簡単にまとめた研究用のセルソーターです。レーザーは最大3本で、蛍光は最大9色まで使えます。小さめの機体で、研究室に初めて入れるセルソーターに向きます。

コスト要見積

種類
セルソーター(分取)
レーザー
最大3本
蛍光の色数
最大9色
用途
研究用
記載なし
解析速度・分取・外形寸法・レーザー波長・検出器・サンプル・純度・質量・電源
公式ページへ
Q&A

フローサイトメーター選びで、よくある疑問

購買担当の疑問フローサイトメーターの価格は、いくら?

今回の9製品で、値段を公式のページに出している製品はありません。ソニーのMA900のページも「価格を問い合わせる」になっていて、見積もりで決まります。レーザーの本数と色数、オートサンプラーなどの付属品で値段が変わります。

設備担当の疑問フローサイトメーターの種類と違いは?

フィルターで色を分けて測る型、蛍光のスペクトル全体を取って分けるスペクトル型、測った細胞を取り出すセルソーターの3つです。解析だけならセルアナライザー、細胞を集めて培養や解析に回すならセルソーターを選びます。

設備担当の疑問セルアナライザーとセルソーターの違いは?

セルアナライザーは測るだけで、セルソーターは測った細胞から狙ったものを分けて取り出します。ソニーのMA900は4方向に分けられ、オンチップ・バイオテクノロジーズのOn-chip Sort HSは1,000 targets/secで分取します。

設備担当の疑問スペクトル型フローサイトメーターとは?

蛍光の波長の全体を取り、色素ごとのスペクトルの形で分ける型です。ソニーのID7000はレーザー最大7本・検出器186個で、44色以上を測れます。サーモフィッシャーのAttune Xenithはレーザー6本で、蛍光補正とスペクトルアンミキシングのどちらにも使えます。

工場長の疑問レーザーは何本、何色あれば足りる?

決まった数色のパネルなら、レーザー1本の機種で足ります。シスメックスのRF-500はレーザー1本で蛍光4色です。多色のパネルを組むなら、BDのFACSLyric(最大3本・12色)やAttune NxT(最大4本・14色)、もっと多ければスペクトル型を選びます。

設備担当の疑問解析速度(イベント/秒)はどのくらい?

シスメックスのRF-500は100,000 events/s(測定条件による)、Attune NxTは最大35,000イベント/秒です。On-chip Sort HSは解析が4,000 events/secです。Attune NxTはサンプルを最大1,000µL/minで流せるので、薄いサンプルから少ない細胞を探すときに時間が縮みます。

総務の疑問研究用と臨床検査用の違いは?

研究用の機種は診断に使えません。ソニーのID7000やシスメックスのRF-500は、公式に研究用と書いています。臨床検査に使うなら、BDのFACSLyricのように医療機器の届出がある機種を選びます。

施設管理の疑問置き場所の広さと重さは?

卓上の機種では、RF-500が幅350×奥行540×高さ574mmで約38kgです。ID7000は幅106×奥行71.9×高さ76cmで210kgあるので、床の強さも見ておきます。セルソーターは安全キャビネットに入れて使うことが多く、ソニーのセルソーター用のキャビネットは幅約120cmです。

設備担当の疑問セルソーターで細胞を傷めずに分けるには?

オンチップ・バイオテクノロジーズのOn-chip Sortは、使い捨てのマイクロ流路チップの中で分けるので、サンプルごとにチップを替えられ、流路の洗浄もいりません。シンクサイトのVisionSortは閉じた流路で、標識をしないラベルフリーの分取もできます。

工場長の疑問セルソーターの安全対策(飛まつ)は?

セルソーターは分けるときに飛まつが出るので、安全キャビネットに入れて使います。ソニーのセルソーター用のキャビネットは、HEPAフィルターで0.3µmの微粒子を99.99%こし取ります。病原体を含むかもしれないサンプルは、キャビネットの中で扱います。

設備担当の疑問立ち上げと手入れの手間は?

ソニーのMA900はセットアップが全自動です。シスメックスのRF-500は、電源を入れると約10分でセルフテストが済みます。On-chip Sortは操作開始まで5分、シャットダウンは10秒で、クリーニングがいりません。

TYPES

フローサイトメーターの種類の違い

フィルター型(セルアナライザー)

レーザーで光らせた蛍光を、色ごとのフィルターと検出器で分けて測る型です。隣の色に漏れた分は蛍光補正で差し引きます。決まったパネルの日常の解析や、臨床検査で広く使います。

向いている使い方

  • 決まったパネルで日常の解析
  • 臨床検査での細胞の解析
  • 細胞の数をそのまま数えたい

根拠:2種類上の蛍光の測定(例:FITCとPE)に際し、それぞれの蛍光の波長が重なり合い検出器に漏れ込んだ場合、電気的または数学的に補正すること。(出典2)

この種類の3製品を表で見る

スペクトル型

蛍光の波長の全体をたくさんの検出器で取り、色素ごとのスペクトルの形の違いで分ける型です。近い色の色素も分けやすく、1本のチューブで多くの色を測れます。色素ごとの単染色のデータを先に登録しておきます。

向いている使い方

  • 多色パネルで免疫細胞を細かく見る
  • 近い色の色素を一緒に使う
  • 色素の組み合わせを自由に組みたい

根拠:スペクトル型フローサイトメーターで各蛍光分子のスペクトル情報を分離し、正確に定量する解析手法。(出典2)

この種類の2製品を表で見る

セルソーター(分取)

測った細胞のうち、狙った細胞だけを分けて取り出す型です。液滴にして振り分ける型と、使い捨てのマイクロ流路チップの中で分ける型があります。分けた細胞は培養や遺伝子の解析に回します。

向いている使い方

  • 狙った細胞を生きたまま集める
  • 単一細胞の解析の前処理
  • 壊れやすい細胞や大きな細胞を分ける

根拠:On-chip Sortシステムは、5.5 cm×4.0 cm の小型マイクロ流路チップに、サンプルの解析から分離までの全工程を集約しています。(出典3)

この種類の4製品を表で見る
MAKERS

フローサイトメーターの主なメーカー6社

株式会社オンチップ・バイオテクノロジーズ

使い捨てのマイクロ流路チップの中で、解析から分取までを済ませるセルソーターです。

東京都

サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社

音波で細胞を一列に並べるアコースティックフォーカシングで、サンプルを速く流せる卓上型です。

東京都

シスメックス株式会社

シリンジポンプで送る量を決めて流すので、カウンティングビーズを使わずに細胞の数を数えられます。

兵庫県

シンクサイト株式会社

細胞の形の情報をAIで見分けるゴーストサイトメトリーで、標識をしないラベルフリーでも分けられるセルソーターです。

東京都

ソニー株式会社

蛍光のスペクトル全体を186個の検出器で取り、色素ごとに分けて測るスペクトル型のセルアナライザーです。

東京都

日本ベクトン・ディッキンソン株式会社

医療機器の届出があり、臨床検査に使えるフローサイトメーターです。

出典
  1. ソニー Spectral Cell Analyzer ID7000
  2. ソニー フローサイトメトリー用語集
  3. オンチップ・バイオテクノロジーズ On-chip Sort
  4. ソニー Cell Sorter MA900
  5. サーモフィッシャーサイエンティフィック Attuneフローサイトメーターモデル
  6. シスメックス 研究用フローサイトメーター RF-500
  7. 日本BD 2021〜2022年度 予算申請用機器カタログ
  8. シンクサイト VisionSort
掲載基準

研究・臨床検査・創薬の現場で、細胞を液に流してレーザーなどの光を当て、散乱光と蛍光で1個ずつ測るフローサイトメーター(セルアナライザー・スペクトル型・セルソーター・臨床検査用)で、自社または自社グループで作り、日本の会社が公式サイトで今案内していて、仕様を公式で確かめられた製品。1社2製品まで載せています。ベックマン・コールター、アジレント・テクノロジー、バイオ・ラッド、ミルテニーバイオテクは、公式の製品ページをこちらから開けず仕様を確かめられないので、今回は載せていません。Cytek Biosciencesは日本法人を確かめられないので載せていません。シスメックスが売るセルソーターのうち、FENIXはアライドフロー株式会社の開発・製造品、On-chip Sortはオンチップ・バイオテクノロジーズの製品なので、シスメックスの欄には載せていません。血球計数装置、画像を撮るイメージングサイトメーター(Attune CytPixなど)、試薬・消耗品だけの品、中古品は除いています。顕微鏡と、空気や液の中の粒子を数えるパーティクルカウンターは別のページで比べています。BDの製品の仕様は、日本BDの2021〜2022年度の予算申請用機器カタログによります。

フローサイトメーターを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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