口コミを書く
GUIDE / FATIGUE-TESTING-MACHINE

疲労試験機とは?材料・部品の寿命を調べる疲労試験機の種類(油圧サーボ・電気サーボ・共振・回転曲げ)と、試験力・周波数・価格の選び方

材料や部品にくり返し力をかけて寿命を調べる疲労試験機の4つの方式、油圧サーボ式と電気サーボ式の違い、試験の日数を縮める共振式と多連式、回転曲げ疲労試験機、設置の電源と価格の調べ方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

疲労試験機は、材料や部品にくり返し力をかけ、壊れるまでの回数を調べる試験機です。疲れ試験機とも呼びます。力のかけ方で、油圧サーボ式・電気式(電気サーボ・電磁・動電)⁠・共振式(電磁共振・超音波)⁠・曲げの専用機(回転曲げ・平面曲げ)に分かれます。選ぶときは「どれだけの力か」「何回まで試すか」「油圧源を置けるか」の3つを先に決めます。

疲労試験機とは

疲労試験機は、試験片や部品を両端でつかみ、決めた力や変位をくり返しかけて、何回で壊れるかを調べる試験機です。くり返しの力では、引張試験で測った強さより低い力でも材料は壊れます。その回数と力の関係(S-N曲線)をとり、部品の寿命を前もって確かめます。

比較ページには、自社で作る会社の疲労試験機を、代表の型式の単位で載せています。一方向に引いて強さを測る引張試験機と、品物を台に載せて揺らす振動試験機は、別のページで扱います。

4つの方式

  • 油圧サーボ式:油圧のアクチュエータで引いたり押したりします。例はツビックローエルの HC25 と、MTSの 311.31 ⁠⁠です
  • 電気式:電気サーボモータや電磁力、動電型の加振器で力をかけます。例は島津製作所の EMT-1kNV-50、鷺宮製作所の A125-103、アクロエッジの Syclus、旭製作所の FRDS-20 ⁠⁠です
  • 共振式:試験片と装置を共振させて、高い周波数で力をかけます。例はツビックローエルのバイブロフォアと、島津製作所の USF-2000A ⁠⁠です
  • 曲げの専用機:回しながら曲げたり、決まった振幅で曲げをくり返したりします。例は山本金属製作所の YRB300L と、東洋精機製作所の B50 ⁠⁠⁠です

試験力の幅

  • アクロエッジの Syclus は、±25N で繊維・フィルム・ゴムの小さな試料に使います
  • 島津製作所の EMT-1kNV-50 は±1kN、鷺宮製作所の A125-103 は±10kN ⁠⁠です
  • ツビックローエルの HC25 は、動的試験力が25kNです
  • MTSの 311.31 は最大1.0MNで、MTSの高荷重試験システムは1〜30MNの荷重に対応します

試験の日数を縮める

  • 島津製作所の USF-2000A は20kHzで動き、100Hzでは3.2年かかる試験を6日で終えます。20kHzで共振できない樹脂やセラミックには使えません
  • ツビックローエルのバイブロフォア15kNは、35〜300Hzで試験します
  • 山本金属製作所の YRB300L は、試験片4本を同時に回します

油圧サーボ式と電気式の使い分け

  • 大きな荷重や、き裂の進み方の試験は油圧サーボ式で行います。油圧源と冷却の設備がいります
  • 油圧源を置けない部屋や、静かに試験したいときは電気式を選びます。鷺宮製作所の電気サーボ疲労試験機は、加振機・コントローラ・モータドライバの3つで組めます
  • 電気の消費を抑えるなら共振式です。ツビックローエルによると、バイブロフォアの電気の消費は油圧サーボ疲労試験の約2%です

電源と価格

  • 島津製作所の EMT-1kNV-50 は3相200V・5kVA、山本金属製作所の YRB300L は三相AC200V・20Aです
  • 東洋精機製作所の B50 は単相AC100V・15A、アクロエッジの Syclus は100V・10Aで動きます
  • このページの10製品で、公式に値段を出している製品はありません。試験力・つかみ具・恒温槽・制御ソフトの組み合わせで変わるので、構成を伝えて見積をとります
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉