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GUIDE / ENVIRONMENTAL-TEST-ROOM

環境試験室とは?恒温恒湿室・ウォークインチャンバーの種類(恒温恒湿室・恒温室・広温度型・特注)と、温度・湿度・広さ・価格の選び方

大型の製品や部品を部屋ごと試す環境試験室の4つの種類、箱型の恒温恒湿器との違い、温度範囲・湿度範囲・室内の広さ・発熱負荷の見方を、メーカーの公式資料の値で説明します。

2026年11月6日更新

この記事の答え

環境試験室は、人が入れる広さの部屋の中で温度と湿度を決めた値に保ち、製品を試す設備です。恒温恒湿室・ウォークインチャンバーとも呼びます。保つ条件と部屋の作り方で、恒温恒湿室・恒温室・広温度型・特注の大型室の4つに分かれます。選ぶときは、温度と湿度の範囲、入れる製品の大きさ、発熱の量を先に決めます。

環境試験室とは

環境試験室は、大型の製品や部品を部屋の中に置き、温度と湿度を決めた値に保って信頼性や耐久性を試す設備です。箱型の恒温恒湿器に入らない大きさの製品や、動かしながら試す製品に使います。

比較ページには、日本の会社が自社または自社グループで作る環境試験室を、シリーズや型式の単位で載せています。販売店が売る他社製品、箱型の恒温恒湿器、保存専用の部屋は載せていません。

4つの種類

  • 恒温恒湿室:温度と湿度を保ちます。例はエスペックの TBE Eシリーズ、楠本化成の COLONIA Eシリーズ、ヤマト科学の MHPシリーズです
  • 恒温室:温度だけを保ちます。例はヤマト科学の MTPシリーズ、カトーの DSDRシリーズです
  • 広温度型:低温と高温の幅を広げた型です。例はエスペックの TBE ハイパワーシリーズ、カトーの DSDWシリーズです
  • 特注の大型室:試験する物に合わせて設計します。例は大西熱学の全天候型環境試験室、エミックの PH120-1050AO ⁠⁠です

温度と湿度の範囲

  • エスペックの TBE Eシリーズは、−40〜+80℃と10〜95%rhです
  • エスペックの TBE ハイパワーシリーズは、−70〜+150℃と20〜95%rhです
  • 楠本化成の COLONIA Eシリーズは、−10〜+80℃(一部−30℃)と15〜95%RHです
  • マルイの MIT-643-3-01 は、+10〜60℃と60〜98%RHです
  • 低温で湿度を保つ試験では、霜の出ない範囲もメーカーに確かめます

広さと設置

  • 入れる製品の大きさと、人が作業する場所から広さを決めます
  • COLONIA Eシリーズは6.1〜19.6㎥、エスペックの TBE Eシリーズは最大52.7㎥です
  • カトーの DSDWシリーズは、公称1.0〜5.0坪から選びます
  • エスペックの標準の床は等分布で6kPaです。重い製品を入れるなら補強を確かめます
  • 電源はマルイの MIT-643-3-01 が三相200Vの30A、エミックの PH120-1050AO が130kVAです。工事の範囲を先に確かめます

発熱と温度変化の速さ

  • 製品を動かしながら試すなら、発熱の量を先にメーカーへ伝えます。エスペックのハイパワーシリーズは−40℃で13kWを受けます
  • 温度変化の速さは、エスペックの Eシリーズが下降0.4℃/分・上昇1℃/分、ハイパワーシリーズが下降3℃/分・上昇4℃/分です

価格の確かめ方

今回載せた製品で、公開価格を出している会社はありませんでした。広さ、温度の幅、冷凍機、電源で金額が変わるので、試験の条件を決めてから見積もりを取ります。

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