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GUIDE / DNA-SEQUENCER

DNAシーケンサとは?次世代シーケンサ(NGS)とキャピラリー型(サンガー法)の違いと、出力・リード長・ラン時間・価格の選び方

遺伝子の塩基配列を読むDNAシーケンサの2つの方式、次世代シーケンサ(NGS)のベンチトップ機と大型機の出力の違い、サンガー法のキャピラリー型の使いどころ、リード長とラン時間、値段の聞き方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月5日更新

この記事の答え

DNAシーケンサは、DNAの塩基配列を読み取る装置です。読み方で、断片を大量に並べて合成しながら読む次世代シーケンサ(NGS)と、キャピラリーで1本ずつ読むサンガー法のキャピラリー型に分かれます。選ぶときは「1ランで読む量」「1回で読む長さ」「結果をいつ出すか」の3つを先に決めます。

DNAシーケンサとは

DNAシーケンサは、DNAの塩基(A・T・G・C)の並びを読み取る装置です。研究機関の遺伝子解析、検査センターの受託解析、製薬の研究開発で使います。DNAを増やすPCR装置とは別の装置で、PCRで増やしたDNAをシーケンサで読みます。

比較ページには、メーカーの日本法人が日本語の公式サイトで案内しているDNAシーケンサを、各社の代表の型で並べました。

2つの方式

  • 次世代シーケンサ(NGS)は、DNAを短い断片にしてフローセルに並べ、合成しながら蛍光で読みます。イルミナの機種は、SBS(Sequencing by Synthesis)の化学を使います
  • キャピラリー型は、細いキャピラリーの中で電気泳動して1本ずつ読むサンガー法の装置です。例はサーモフィッシャーサイエンティフィックのSeqStudioとSeqStudio Flexです
  • キャピラリー型は、同じ装置でフラグメント解析もできます

出力と機種の規模

  • イルミナのMiSeq i100 Plusは、1ランの出力が1.5〜30Gbのベンチトップ機です
  • イルミナのベンチトップ機では、NextSeq 1000・2000の最大出力が540Gbです
  • イルミナのNovaSeq X Plusは、デュアルフローセルで1ランに16〜21Tbを読みます。シングルフローセルのNovaSeq Xは8〜10.5Tbです
  • 細菌・ウイルスや遺伝子パネルならベンチトップ機、ヒト全ゲノムを数多く回すなら大型機で足ります

リード長とラン時間

  • MiSeq i100 Plusの最大リード長は2×500bpで、ランは約4〜24時間です
  • NovaSeq X Plusの最大リード長は2×300bpで、ランは約17〜48時間です
  • サンガー法のSeqStudioは、最短30分でランが終わります

キャピラリー型の選び方

  • SeqStudioのキャピラリーは4本で、キャピラリー・検出器・ポンプが1つのカートリッジにまとまっています
  • SeqStudioのカートリッジは、v2で1,000サンプル(250ラン)⁠ま⁠で流せます。装置に入れてから4〜6か月使えます
  • SeqStudio Flexのキャピラリーは8本と24本があり、あとから8本から24本へ上げられます
  • SeqStudio Flexの大きさは幅70×奥行67.5×高さ86.5cm、重さは115kgです

値段の聞き方

  • 公式に値段を出している製品はありません。どの機種もメーカーに見積もりを取ります
  • 装置のほか、試薬・フローセル・カートリッジの費用と、保守契約の内容も合わせて聞きます
  • サーモフィッシャーサイエンティフィックのSeqStudio Flexには、購入から1年間の保証が付きます
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