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研究所・検査機関・大学で、DNAを増やすPCRに使うサーマルサイクラー(PCR装置)やリアルタイムPCR装置を選ぶ、研究・検査・設備・購買の担当の方へ

サーマルサイクラーのメーカー6社比較【2026年】

サーマルサイクラーは、DNAを増やすPCRで、
試料の温度を決めた順に上げ下げする装置です。

ABOUT

サーマルサイクラーとは

比較表を見る ↓

サーマルサイクラーとは、DNAを増やすPCRで、試料の温度を決めた順に上げ下げする装置です。
熱で2本鎖をほどく、プライマーを付ける、DNAを伸ばす、の3つの温度をくり返します。
PCR装置・サーマルサイクラー・サーモサイクラーとも呼びます。

製品の特長

  • 温度を速く上げ下げする(エッペンドルフのX50sは最大10℃/秒)
  • 列ごとに温度を変えられる(グラジエント・VeriFlexのゾーン)
  • 測りながら増やせる型もある(リアルタイムPCRは最大5〜6色)

使うメリット

  • 条件を1回で探せる(12段階のグラジエント)
  • 量をその場で数えられる(リアルタイムPCR)
  • 手作業を減らせる(抽出から測定まで全自動の型)

選ぶときに注意すること

  1. チューブやプレートは、装置に合う形と容量のものを使う
  2. グラジエントの幅と段の数は、型ごとに違う
  3. リアルタイムPCRは、使う蛍光色素に合うフィルターがあるかを先に見る
  4. 研究用の装置は、診断には使えない
  5. 全自動の型は、専用の試薬と消耗品を使う

※仕様と価格は各メーカーの公式の製品ページと仕様書による(価格はアステックの定価とエッペンドルフの希望小売価格)。

LIST

サーマルサイクラーの比較表

サーマルサイクラー8製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)

5製品
株式会社アステックサーマルサイクラー GeneAtlas 482少ない検体を机の上で回す口コミを書く500,000円税別

48本の小さな型で、奥行き370mm・重さ7kgと机の上に置きやすい型です。定価は500,000円(税別)と公開されています。0.5ml×30本の485もそろえています。

種類
エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)
試料の数
0.2mlチューブ×48本
温度範囲
4.0〜99.9℃
昇温速度
最大3.5℃/秒
降温速度
最大3.0℃/秒
外形寸法
W212×D370×H200mm
質量
7kg
電源
AC100V、50/60Hz
記載なし
グラジエント・温度の区分・蛍光検出・所要時間
公式ページへ詳細・仕様
株式会社アステックサーマルサイクラー GeneAtlas G0296本でアニーリング条件を詰める口コミを書く700,000円税別

福岡県の会社が作る国産のサーマルサイクラーで、定価を公開しています。最大30℃の幅を12段階に振るグラジエントで、アニーリング温度の条件を1回で探せます。ホルダーを替えると0.5ml×54本やスライドグラスにも使えます。

種類
エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)
試料の数
0.2mlチューブ×96本
温度範囲
4.0〜99.9℃
昇温速度
最大3.5℃/秒
降温速度
最大3.0℃/秒
グラジエント・温度の区分
最大30℃の幅、12段階
外形寸法
W220×D450×H250mm
質量
11kg
電源
AC100V、50/60Hz
記載なし
蛍光検出・所要時間
公式ページへ詳細・仕様
エッペンドルフ株式会社サーマルサイクラー Mastercycler X50s速く回して台数をつなぐ口コミを書く希望小売価格1,670,000円、税込1,837,000円

銀のブロックで最大10℃/秒まで温度を上げる、昇温の速い型です。変性温度とアニーリング温度を同時に振って、一度のランで条件を詰められます。親機として、ほかの台をつないで1つの画面から動かせます。

種類
エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)
試料の数
96ウェルプレート、0.1mL・0.2mLチューブ
温度範囲
4〜99℃
昇温速度
最大10℃/秒
降温速度
最大5℃/秒
グラジエント・温度の区分
幅1〜30℃
外形寸法
27.5×43×33cm
質量
11.5kg
電源
100〜240V、50〜60Hz
記載なし
蛍光検出・所要時間
公式ページへ詳細・仕様
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社サーマルサイクラー ProFlex PCR System 96-Wellブロックを替えて使い分ける口コミを書く要見積

96ウェルのブロックを6つのゾーンに分け、ゾーンごとに温度を決めるVeriFlexブロックを積んだ型です。グラジエントと違い、ゾーンの中は同じ温度に保てます。3×32ウェルのブロックに替えると、3つの条件を別々に回せます。

種類
エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)
試料の数
96ウェル、0.2mL
温度範囲
0〜100.0℃
昇温速度
ブロック最大6.0℃/秒、サンプル最大4.4℃/秒
グラジエント・温度の区分
6つのゾーン、隣り合うゾーンの差0.1〜5.0℃
外形寸法
高さ27.2cm、幅33.0cm、奥行き56.5cm
電源
AC100〜240V、50〜60Hz
記載なし
降温速度・蛍光検出・所要時間・質量
公式ページへ詳細・仕様カタログ(PDF)
タカラバイオ株式会社サーマルサイクラー PCR Thermal Cycler GP96本を狭い机で回す口コミを書く要見積

96本を回せるのに、幅185mm・重さ4.3kgと小さい型です。12段階のグラジエントを0.1〜30℃の幅で振れます。製造はタカラバイオで、在庫と納期は総販売元のワケンビーテックが受けます。

種類
エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)
試料の数
0.2mlチューブ×96本、8連チューブ×12本、96穴プレート
温度範囲
4〜99.9℃
昇温速度
最大4.5℃/秒
降温速度
最大4.0℃/秒
グラジエント・温度の区分
12段階、幅0.1〜30℃
外形寸法
幅185×奥行280×高さ165mm
質量
4.3kg
電源
AC100〜240V、50/60Hz
記載なし
蛍光検出・所要時間
公式ページへ詳細・仕様

リアルタイムPCR装置(qPCR)

1製品
タカラバイオ株式会社リアルタイムPCR装置 Thermal Cycler Dice Real Time System IV96ウェルで多色の定量PCR口コミを書く要見積

96ウェルで標準4色、最大5色を同時に測れる、タカラバイオのリアルタイムPCR装置の上位の型です。上昇5.9℃/秒・下降4.9℃/秒で温度を動かします。本体正面のタッチパネルとバーコードリーダーで、検体の入力を減らせます。

種類
リアルタイムPCR装置(qPCR)
試料の数
0.1mlチューブ、96ウェルプレート
温度範囲
10.0〜99.9℃
昇温速度
5.9℃/秒
降温速度
4.9℃/秒
蛍光検出
標準4色、最大5色(CMOSカメラ)
外形寸法
幅290×奥行610×高さ360mm
質量
17.5kg
電源
AC100〜240V、50/60Hz
記載なし
グラジエント・温度の区分・所要時間
公式ページへ詳細・仕様

全自動の遺伝子解析装置

2製品
株式会社島津製作所遺伝子解析装置 AutoAmp前処理から判定まで任せる口コミを書く要見積

検体と試薬をセットすると、前処理からPCRと蛍光測定までを全自動で行う装置です。最大4検体を同時に測れます。届出をした医療機器で、臨床検査の現場で使います。

種類
全自動の遺伝子解析装置
試料の数
最大4検体
蛍光検出
3色(ROX、FAM、Cy5)
外形寸法
W305×D655×H660mm(PCを含まず)
質量
54kg
電源
AC100V、50/60Hz
記載なし
温度範囲・昇温速度・降温速度・グラジエント・温度の区分・所要時間
公式ページへ詳細・仕様
プレシジョン・システム・サイエンス株式会社全自動遺伝子解析装置 geneLEAD VIII抽出からリアルタイムPCRまで一台で口コミを書く要見積

核酸の抽出からリアルタイムPCRの解析までを一台で行う全自動の装置です。8つのPCRのチャンネルを別々に温度制御し、6色で検出します。約120分で解析まで終わり、時間はPCR試薬で変わります。

種類
全自動の遺伝子解析装置
試料の数
1〜8検体(1バッチ)
温度範囲
PCRユニット40〜98℃
グラジエント・温度の区分
8チャンネルを別々に温度制御
蛍光検出
6色
所要時間
約120分(抽出から解析まで)
外形寸法
約W350×D700×H770mm
質量
約80kg
記載なし
昇温速度・降温速度・電源
公式ページへ詳細・仕様

エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)5製品

株式会社アステック

サーマルサイクラー GeneAtlas 482

少ない検体を机の上で回す

48本の小さな型で、奥行き370mm・重さ7kgと机の上に置きやすい型です。定価は500,000円(税別)と公開されています。0.5ml×30本の485もそろえています。

コスト500,000円税別

種類
エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)
試料の数
0.2mlチューブ×48本
温度範囲
4.0〜99.9℃
昇温速度
最大3.5℃/秒
降温速度
最大3.0℃/秒
外形寸法
W212×D370×H200mm
質量
7kg
電源
AC100V、50/60Hz
記載なし
グラジエント・温度の区分・蛍光検出・所要時間
公式ページへ
株式会社アステック

サーマルサイクラー GeneAtlas G02

96本でアニーリング条件を詰める

福岡県の会社が作る国産のサーマルサイクラーで、定価を公開しています。最大30℃の幅を12段階に振るグラジエントで、アニーリング温度の条件を1回で探せます。ホルダーを替えると0.5ml×54本やスライドグラスにも使えます。

コスト700,000円税別

種類
エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)
試料の数
0.2mlチューブ×96本
温度範囲
4.0〜99.9℃
昇温速度
最大3.5℃/秒
降温速度
最大3.0℃/秒
グラジエント・温度の区分
最大30℃の幅、12段階
外形寸法
W220×D450×H250mm
質量
11kg
電源
AC100V、50/60Hz
記載なし
蛍光検出・所要時間
公式ページへ
エッペンドルフ株式会社

サーマルサイクラー Mastercycler X50s

速く回して台数をつなぐ

銀のブロックで最大10℃/秒まで温度を上げる、昇温の速い型です。変性温度とアニーリング温度を同時に振って、一度のランで条件を詰められます。親機として、ほかの台をつないで1つの画面から動かせます。

コスト希望小売価格1,670,000円、税込1,837,000円

種類
エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)
試料の数
96ウェルプレート、0.1mL・0.2mLチューブ
温度範囲
4〜99℃
昇温速度
最大10℃/秒
降温速度
最大5℃/秒
グラジエント・温度の区分
幅1〜30℃
外形寸法
27.5×43×33cm
質量
11.5kg
電源
100〜240V、50〜60Hz
記載なし
蛍光検出・所要時間
公式ページへ
サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社

サーマルサイクラー ProFlex PCR System 96-Well

ブロックを替えて使い分ける

96ウェルのブロックを6つのゾーンに分け、ゾーンごとに温度を決めるVeriFlexブロックを積んだ型です。グラジエントと違い、ゾーンの中は同じ温度に保てます。3×32ウェルのブロックに替えると、3つの条件を別々に回せます。

コスト要見積

種類
エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)
試料の数
96ウェル、0.2mL
温度範囲
0〜100.0℃
昇温速度
ブロック最大6.0℃/秒、サンプル最大4.4℃/秒
グラジエント・温度の区分
6つのゾーン、隣り合うゾーンの差0.1〜5.0℃
外形寸法
高さ27.2cm、幅33.0cm、奥行き56.5cm
電源
AC100〜240V、50〜60Hz
記載なし
降温速度・蛍光検出・所要時間・質量
公式ページへ
タカラバイオ株式会社

サーマルサイクラー PCR Thermal Cycler GP

96本を狭い机で回す

96本を回せるのに、幅185mm・重さ4.3kgと小さい型です。12段階のグラジエントを0.1〜30℃の幅で振れます。製造はタカラバイオで、在庫と納期は総販売元のワケンビーテックが受けます。

コスト要見積

種類
エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)
試料の数
0.2mlチューブ×96本、8連チューブ×12本、96穴プレート
温度範囲
4〜99.9℃
昇温速度
最大4.5℃/秒
降温速度
最大4.0℃/秒
グラジエント・温度の区分
12段階、幅0.1〜30℃
外形寸法
幅185×奥行280×高さ165mm
質量
4.3kg
電源
AC100〜240V、50/60Hz
記載なし
蛍光検出・所要時間
公式ページへ

リアルタイムPCR装置(qPCR)1製品

タカラバイオ株式会社

リアルタイムPCR装置 Thermal Cycler Dice Real Time System IV

96ウェルで多色の定量PCR

96ウェルで標準4色、最大5色を同時に測れる、タカラバイオのリアルタイムPCR装置の上位の型です。上昇5.9℃/秒・下降4.9℃/秒で温度を動かします。本体正面のタッチパネルとバーコードリーダーで、検体の入力を減らせます。

コスト要見積

種類
リアルタイムPCR装置(qPCR)
試料の数
0.1mlチューブ、96ウェルプレート
温度範囲
10.0〜99.9℃
昇温速度
5.9℃/秒
降温速度
4.9℃/秒
蛍光検出
標準4色、最大5色(CMOSカメラ)
外形寸法
幅290×奥行610×高さ360mm
質量
17.5kg
電源
AC100〜240V、50/60Hz
記載なし
グラジエント・温度の区分・所要時間
公式ページへ

全自動の遺伝子解析装置2製品

株式会社島津製作所

遺伝子解析装置 AutoAmp

前処理から判定まで任せる

検体と試薬をセットすると、前処理からPCRと蛍光測定までを全自動で行う装置です。最大4検体を同時に測れます。届出をした医療機器で、臨床検査の現場で使います。

コスト要見積

種類
全自動の遺伝子解析装置
試料の数
最大4検体
蛍光検出
3色(ROX、FAM、Cy5)
外形寸法
W305×D655×H660mm(PCを含まず)
質量
54kg
電源
AC100V、50/60Hz
記載なし
温度範囲・昇温速度・降温速度・グラジエント・温度の区分・所要時間
公式ページへ
プレシジョン・システム・サイエンス株式会社

全自動遺伝子解析装置 geneLEAD VIII

抽出からリアルタイムPCRまで一台で

核酸の抽出からリアルタイムPCRの解析までを一台で行う全自動の装置です。8つのPCRのチャンネルを別々に温度制御し、6色で検出します。約120分で解析まで終わり、時間はPCR試薬で変わります。

コスト要見積

種類
全自動の遺伝子解析装置
試料の数
1〜8検体(1バッチ)
温度範囲
PCRユニット40〜98℃
グラジエント・温度の区分
8チャンネルを別々に温度制御
蛍光検出
6色
所要時間
約120分(抽出から解析まで)
外形寸法
約W350×D700×H770mm
質量
約80kg
記載なし
昇温速度・降温速度・電源
公式ページへ
Q&A

サーマルサイクラー選びで、よくある疑問

購買担当の疑問サーマルサイクラーの価格は、いくら?

値段を公式に出しているのはアステックとエッペンドルフです。アステックのGeneAtlas 482が500,000円、GeneAtlas G02が700,000円(どれも定価・税別)、エッペンドルフのMastercycler X50sは希望小売価格1,670,000円(税込1,837,000円)で⁠す⁠。ほかの製品は見積もりです。

設備担当の疑問サーマルサイクラーとリアルタイムPCRの違いは?

サーマルサイクラーは温度を上げ下げしてDNAを増やすだけで、増えたかどうかはあとで電気泳動などで見ます。リアルタイムPCR装置は増やしながら蛍光を測り、DNAの量をその場で数えます。タカラバイオのThermal Cycler Dice Real Time System IVは、標準4色、最大5色を同時に測れます。

設備担当の疑問グラジエント機能とは?何に使う?

ブロックの列ごとに温度を変え、1回のランでアニーリング温度の条件を探す機能です。アステックのGeneAtlas G02は最大30℃の幅を12段階、タカラバイオのPCR Thermal Cycler GPは0.1〜30℃の幅を12段階で振れます。エッペンドルフのX50sは、変性温度とアニーリング温度を同時に振る2D温度グラジエントを持ちます。

設備担当の疑問VeriFlexとグラジエントの違いは?

サーモフィッシャーのVeriFlexブロックは、ブロックをペルチェで分けて、ゾーンごとに温度を決めます。ProFlexの96ウェルのブロックは6つのゾーンで、隣り合うゾーンの差は0.1〜5.0℃です。サーモフィッシャーは、グラジエント方式より正確にPCRの条件を最適化できると案内しています。

工場長の疑問昇温速度(ランプレート)はどれくらい?

エッペンドルフのMastercycler X50sは最大10℃/秒、サーモフィッシャーのProFlexはブロックで最大6.0℃/秒です。タカラバイオのThermal Cycler Dice Real Time System IVは上昇5.9℃/秒、アステックのGeneAtlas G02は最大3.5℃/秒です。速い型ほど、1回のPCRが短く済みます。

設備担当の疑問96穴と48穴、どちらを選ぶ?

一度に回す本数で決めます。アステックはGeneAtlas G02が0.2ml×96本、GeneAtlas 482が0.2ml×48本で、482は奥行き370mm・7kgと小さく作られています。96本の型でも、タカラバイオのPCR Thermal Cycler GPは幅185mm・4.3kgです。

総務の疑問研究用の装置は検査に使える?

研究用の装置は、診断には使えません。サーモフィッシャーのSimpliAmpは、研究用にのみ使えて、診断用には使えないと書いています。臨床検査には、島津製作所のAutoAmpのような届出をした医療機器を使います。

経営者の疑問全自動のPCR検査装置とは?

検体と試薬をセットすると、前処理からPCRと蛍光測定までを1台で行う装置です。島津製作所のAutoAmpは最大4検体を3色で測ります。プレシジョン・システム・サイエンスのgeneLEAD VIIIは、1〜8検体を約120分で核酸抽出から解析まで終えます。

工場長の疑問置き場所と電源は?

机の上に置く大きさです。タカラバイオのPCR Thermal Cycler GPは4.3kg、Thermal Cycler Dice Real Time System IVは17.5kg、全自動のgeneLEAD VIIIは約80kgです。電源はアステックと島津製作所がAC100V、タカラバイオとサーモフィッシャーはAC100〜240Vです。

施設管理の疑問国産のサーマルサイクラーはある?

アステック(福岡県)のGeneAtlasが国産のサーマルサイクラーです。タカラバイオはPCR Thermal Cycler GPを自社で作り、総販売元のワケンビーテックが売ります。GeneAtlasは使用履歴・動作履歴・エラー履歴をメモリーカードに残せます。

TYPES

サーマルサイクラーの種類の違い

エンドポイントPCR用(サーマルサイクラー)

決めた温度と時間で加熱と冷却をくり返し、DNAを増やすだけの型です。増えたかどうかは、あとで電気泳動などで確かめます。グラジエントつきの型は、ブロックの列ごとに温度を変えてアニーリングの条件を探せます。

向いている使い方

  • クローニングやシーケンスの前にDNAを増やす
  • アニーリング温度の条件を探す
  • 研究室で台数をそろえる

根拠:グラジエント機能を搭載し、安定したPCR反応が可能なコンパクトサーマルサイクラー(出典3)

この種類の5製品を表で見る

リアルタイムPCR装置(qPCR)

増やしながら蛍光を測り、DNAの量をその場で数える型です。蛍光の色の数だけ、1本の中で別のターゲットを同時に測れます。電気泳動をしなくても結果が出ます。

向いている使い方

  • 遺伝子の発現量を比べる
  • 病原体や食品の検査で量を測る
  • 何色かを同時に測るマルチプレックス

根拠:多波長解析に対応した96ウェルのリアルタイムPCR(qPCR)装置の最上位機種(出典4)

この種類の1製品を表で見る

全自動の遺伝子解析装置

検体と試薬をセットすると、前処理や核酸の抽出から、PCRと蛍光の測定までを1台で行う型です。人の手の作業が減り、取り違えや汚染を防げます。一度に回せる検体は少なめです。

向いている使い方

  • 臨床検査の現場で少数の検体を測る
  • 抽出の手作業を減らしたい
  • 検査に慣れていない人も回す

根拠:前処理工程からPCRと蛍光測定までを全自動で行います。(出典9)

この種類の2製品を表で見る
MAKERS

サーマルサイクラーの主なメーカー6社

株式会社アステック

48本の小さな型で、奥行き370mm・重さ7kgと机の上に置きやすい型です。

福岡県

エッペンドルフ株式会社

銀のブロックで最大10℃/秒まで温度を上げる、昇温の速い型です。

東京都

サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社

96ウェルのブロックを6つのゾーンに分け、ゾーンごとに温度を決めるVeriFlexブロックを積んだ型です。

東京都

株式会社島津製作所

検体と試薬をセットすると、前処理からPCRと蛍光測定までを全自動で行う装置です。

京都府

プレシジョン・システム・サイエンス株式会社

核酸の抽出からリアルタイムPCRの解析までを一台で行う全自動の装置です。

千葉県

出典
  1. アステック サーマルサイクラー GeneAtlas G/Sシリーズ
  2. アステック サーマルサイクラー GeneAtlas 48シリーズ
  3. タカラバイオ PCR Thermal Cycler GP
  4. タカラバイオ Thermal Cycler Dice Real Time System IV
  5. エッペンドルフ Mastercycler X50
  6. サーモフィッシャーサイエンティフィック ProFlex PCR System
  7. サーモフィッシャーサイエンティフィック ProFlex PCR System 仕様書
  8. サーモフィッシャーサイエンティフィック SimpliAmp サーマルサイクラー
  9. 島津製作所 遺伝子解析装置 AutoAmp
  10. 島津製作所 AutoAmp ⁠⁠⁠⁠仕様
  11. プレシジョン・システム・サイエンス geneLEAD VIII
掲載基準

研究所・検査機関・大学などで、DNAを増やすPCRの温度を上げ下げするサーマルサイクラー(PCR装置)と、蛍光で測りながら増やすリアルタイムPCR装置、抽出や前処理から測定までを行う全自動の遺伝子解析装置で、自社で作るか自社のブランドで売る日本の会社(海外メーカーは日本法人)が公式サイトで今案内していて、仕様を公式で確かめられた製品です。各社の代表の型を1社2製品まで載せています。バイオ・ラッドは公式サイトが取得を拒み仕様を確かめられず、アナリティクイエナのBiometraは輸入総代理店が扱う製品で、アジレントのAriaMxは2024年末で販売を終えたので、今回は載せていません。ロシュのLightCyclerとキアゲンの装置は、日本語の公式の製品ページで仕様を確かめられなかったので載せていません。海外品を売るだけの代理店の製品、PCR用のチューブ・プレート・試薬などの消耗品(マイクロプレートは別のページ)、中古品は除いています。

サーマルサイクラーを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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