電子顕微鏡とは?仕組みと原理、SEMとTEMの違い、光学顕微鏡との違い、分解能の見方と選び方
研究開発・

この
電子顕微鏡は、
電子顕微鏡とは
電子顕微鏡は、
研究開発・
仕組みと原理
- SEMは、
細く 絞った 電子線で 試料の 表面を なぞり、 表面から 出てくる 電子 (二次電子・反射電子)を 検出器で 拾って 像に します - TEMは、
薄くした 試料に 電子線を 通し、 通り抜けた 電子で 中の 構造を 映します - 試料室は
真空にします。 電気を 通さない 試料は 電子が たまって (帯電) 像が 乱れるので、 金や白金 パラジウムで 表面を 薄く 覆うか、 低真空モードで 見ます - 加速電圧が
高いほど 分解能は 上がりますが、 試料の ダメージも 増えます。 表面の ごく 浅い所を 傷めずに 見るなら、 数kVの 低い 電圧を 使います
光学顕微鏡との違い
- 見える
細かさ:光学顕微鏡は 光の 波長が 限界。 電子顕微鏡は 数nm以下まで 見分けます - 立体感:SEMは
焦点深度が 深く、 凹凸の ある 表面を 立体的に 見られます - 色:電子顕微鏡の
像は 白黒です。 元素の 違いは、 反射電子像の 明暗や EDSで 見ます - 試料:電子顕微鏡は
真空に 入れるので、 水を 含む 試料は 乾かすか、 低真空・冷却で 見ます
光学顕微鏡や
4つの種類
卓上SEM
机に
汎用SEM(タングステン・LaB6)
床に
FE‑SEM・FIB‑SEM
電界放出形の
TEM(透過型)
電子線を
分解能と倍率の見方
- 倍率は
画面や 写真の 大きさで 変わるので、 比べるのは 分解能です - 分解能は
「15kVで0.9nm」 「1kVで1.3nm」 のように、 加速電圧と 検出器の 条件つきで 書かれます。 条件を そろえて 比べます - 低い
電圧での 分解能は、 電子線に 弱い 試料や 表面を 見る ときに 効きます。 ツァイスの Sigma 360は 500Vで 1.9nmです - TEMは
点分解能・線分解能で 書かれる ことがあります (サーモフィッシャーの Talos 12は 線分解能0.204nm)
低真空とEDS
- 低真空モード:
試料室を 数十〜数百Paに して帯電を 減らし、 樹脂・ガラス・ セラミックスを コーティング なしで 見ます。 標準で 付く 機種と、 オプションの 機種が あります - EDS:電子線を
当てた ときに 出る X線で 元素を 調べます。 Bから Uまで 同時に 分析でき、 異物の 正体や 材料の 判別に 使います - EDSを
自社で 作っている メーカー (日本電子)は、 観察の 画面で 元素を 表示できます
選ぶときに見るところ
- 表面を
見るなら SEM、 中の 構造を 見るなら TEM - 見たい
細かさと、 その ときの 加速電圧 (低い 電圧で 見たいなら FE‑SEM) - 試料室に
入る 大きさ (直径・高さ・重さ) - 電気を
通さない 試料の 多さ (低真空モードの有無) - EDSなど
分析の 検出器を 付けるか - 置き場所・電源・床の
振動、 保守の体制
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