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GUIDE / ACOUSTIC-CAMERA

音響カメラとは?工場・設備保全・開発で使う音響カメラ(音源可視化装置)の種類(超音波の手持ち型・可聴域の音源探査型)と、周波数・マイク数・検知距離の選び方

音の出どころを色の地図にして映像に重ねる音響カメラの仕組み、エア漏れ・部分放電を探す超音波の手持ち型と騒音源を探す可聴域の型の違い、周波数範囲・マイク数・検知距離・電源の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

音響カメラは、音の出どころを色の地図にして、カメラの映像に重ねて見せる測定器です。音源可視化装置・超音波カメラとも呼びます。聞く音の高さで、エア漏れや部分放電を探す超音波の手持ち型と、騒音源や製品の音を探す可聴域の型に分かれます。選ぶときは「何の音を探すか」「どこまで離れて探すか」「持ち運ぶか」の3つを先に決めます。

音響カメラとは

音響カメラは、たくさんのマイクで音を録り、マイクごとの音圧差と時間差から音の来る向きを割り出す測定器です。音の大きさの分布を色の地図にして、カメラの映像に重ねます。工場の騒音源の調査、圧縮エアの漏れ探し、変電設備の部分放電の点検、車や機械の開発で使います。

比較ページには、日本のメーカーが自社で作る音響カメラと、日本法人が自社グループの製品を案内する海外メーカーの音響カメラを、各社の代表の型式の単位で載せています。代理店が売る他社の製品、マイク単体や解析ソフトだけの品、販売終了品は載せていません。

2つの種類

  • 超音波の手持ち型は、人に聞こえない高い音で、エア漏れ・ガス漏れ・部分放電を探します。例はフルークのii915とii905、Teledyne FLIRのSi2-Proです
  • 可聴域の音源探査型は、人に聞こえる音で、騒音源や製品から出る音を探します。例は日本音響エンジニアリングのSoundGraphyと、HEAD acousticsのHEAD VISOR VMA Vです

周波数範囲

  • Si2-Proは、2〜130kHzを聞きます
  • ii915は2〜100kHz、ii905は2〜65kHzです
  • HEAD VISOR VMA Vは、250Hz〜20kHzの範囲で音源を探します
  • SoundGraphyは、色の地図にする範囲が630〜5,000Hz、グラフ表示が100〜8,000Hzです

マイクの数と検知距離

  • Si2-Proはマイクが124個で、0.3mから200mまで測れます
  • HEAD VISOR VMA Vはマイクが60個で、アームを足すとさらに60個増え、音源までの距離は30cmから200mです
  • ii915の検出範囲は0.5mから120m以上、ii905は0.5mから70m以上です
  • SoundGraphyはマイクが16個で、直径100mmの球のセンサーに入っています

電源と持ち運び

  • SoundGraphyは、センサーが200gで、単3乾電池4本かDC5Vで動きます
  • ii915とii905は、バッテリー込みで2.0kgで、交換できるバッテリーで6時間使えます
  • Si2-Proは充電式のバッテリーで動き、保護等級はIP54です
  • HEAD VISOR VMA Vは、バッテリーと7インチの画面を内蔵しています

使うときの注意

  • 音響カメラは、騒音計のように騒音レベルを測れません。騒音レベルが要るときは騒音計と一緒に使います
  • 平面にマイクを並べた型は、音源がセンサーの前にあることを前提にしています。周りに音源が多い工場では、球のセンサーのSoundGraphyのような型が使いやすくなります
  • 載せた製品は、どれも値段を公式に出していません。見積もりをとって比べます
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