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GUIDE / SPRAY-COATER

スプレーコーターとは?研究開発用・半導体レジスト用・生産用の種類と、塗布範囲・膜厚・価格の選び方

液を霧にして基板やフィルムに薄く塗るスプレーコーターの3つの種類、スピンコーターとの違い、塗布範囲と膜厚、排気やエアの準備を、メーカーの公式資料からまとめました。

2026年11月7日更新

この記事の答え

スプレーコーターは、液を霧にして基板やフィルムに薄く塗る装置です。少ない材料で試す研究開発用、凹凸のある基板にレジストを塗る半導体向け、基板を流して塗る生産用の3つに分かれます。選ぶときは「何に塗るか」「塗る広さ」「膜の厚さ」の3つを先に決めます。値段を公開している会社は無いので、構成を決めて見積もりをとります。

スプレーコーターとは

スプレーコーターは、液を細かい霧にして基板やフィルムに吹き付け、薄い膜を作る塗布装置です。スプレー塗布装置とも呼びます。ノズルか基板を動かして、決めた範囲だけに塗ります。

比較ページには、日本の会社が自社で作るスプレーコーターを、塗布範囲・膜厚・液量で並べています。

3つの種類

  • 研究開発用は、少ない材料で条件を試す機種です。例はAPI技研のAPI-40RS、トソモのRPS200S、イーエッチシーのMSP-200です
  • 半導体レジスト用は、凹凸のある基板にレジストを塗る機種です。例は三明のDC111、SCREENのSC-80EXです
  • 生産用は、基板やパネルを流して塗る機種です。例はAPI技研のAPI-240MP、柳田技研のFSC-800です

スピンコーターとの違い

  • スピンコーターは基板を回して液を広げ、スプレーコーターは霧を吹いて塗ります
  • 段差や貫通のある基板には、スプレーが向きます。SCREENはスピンコータより少ない薬液で塗れると書いています
  • 平らな基板に薄く塗るだけなら、スピンコーターで足ります

塗布範囲と膜厚

  • 塗布範囲は、MSP-200が200mm角、RPS200Sが250mm角、PI-1250が300mm角です
  • 大きい側は、DC210が500mm角、API-240MPが600×400mmです
  • 膜厚は、SIJテクノロジのSIJ型が数nmから数μm、三明のDC111が100nmから500μmです
  • 膜厚の幅は薬液で変わります。材料を持ち込んで試してから決めます

用意するもの

  • 電源、圧縮エア、排気の3つを先に確かめます
  • RPS200Sは、AC100Vと0.5〜0.8MPaのエア、5〜7m3/minの排気を使います
  • DC111は、AC100Vの1800Wと2300リットル/分の排気を使います
  • FSC-800は、AC200Vの5.5kWを使います

試し塗りと手入れ

  • トソモはデモ機の塗布テストを有料で受けます。三明はサンプルテストと貸し出し用のデモ機を案内しています
  • 粒子が沈むスラリーは、沈降防止の機構がある機種を選びます。RPS200Sには沈降防止装置があります
  • API技研のLPVNノズルは、分解して洗えます
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