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GUIDE / RIKUJO-YOSHOKU-SETSUBI

陸上養殖設備とは?パッケージ型・受注設計型・水質浄化装置・研究用の違いと、循環のしかた・魚種・広さの選び方

魚介類を陸上の水槽で育てる陸上養殖設備の4つの種類、かけ流し式と閉鎖循環式の違い、必要な広さ、魚種の決め方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月6日更新

この記事の答え

陸上養殖設備は、魚介類を陸の水槽で育てるために、水の循環・ろ過・水温管理をまとめた設備です。陸上養殖システムとも呼びます。パッケージ型、受注設計型、水質浄化装置、研究用に分かれます。選ぶときは「育てる魚種」「置く場所」「使える水」の3つを先に決めます。

陸上養殖設備とは

陸上養殖設備は、魚介類を海ではなく陸上の水槽で育てる設備です。水の使い方で、かけ流し式、半閉鎖循環式、閉鎖循環式に分かれます。閉鎖循環式は、生物ろ過で飼育水をきれいにして繰り返し使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作る、または自社ブランドで案内する設備を載せています。酸素発生装置やろ材だけの品、養殖の受託は載せていません。

4つの種類

  • パッケージ型:水槽とろ過を一式にした型です。例は ARK ZERO MATRIX、エスペックミックの TAQF-24TS、Niterra AQUA のシステムです
  • 受注設計型:魚種と建物に合わせて組む型です。例はリックス、アクアテックジャパン、日本冷熱、アクア丸善です
  • 水質浄化装置:循環する水の汚れを取る本体機です。例は TBR の KA式、石垣の IW-F型です
  • 研究用:研究室や試験で条件をそろえて飼う型です。例はイワキの ITS-Z、エスペックミックのアクアトロンです

魚種の決め方

魚種で水温・塩分・ろ過の負荷が変わるので、設備より先に決めます。

  • 複数の魚種を試すなら、リックスのようにタイ、エビ、トラフグ、ヒラメ、サーモン、アワビなどを挙げる会社に相談します
  • えびに絞るなら、Niterra AQUA のシステムがバナメイエビ向けです
  • アワビに絞るなら、日本冷熱の装置がクロアワビ向けです

置く場所と広さ

  • ARK ZERO MATRIX の広さは、1ユニット約60㎡です
  • Niterra AQUA は、約600平米以上あると効率よく使えると書いています
  • TAQF-24TS の大きさは、W2.4m×L12.2m×H2.6mです

水を入れると床に大きな重さがかかります。ARK ZERO MATRIX の生育槽は、稼働時に8,880kgあります。置く建物の床の強さを先に確かめます。

ろ過と手入れ

  • 石垣の IW-F型は、ろ材が目詰まりすると自動で洗浄します
  • TBR の KA式は、泡沫分離・生物ろ過・脱窒を組み合わせます
  • アクアテックジャパンの濾過槽は、逆洗の洗浄機能が標準で付きます

価格の考え方

公式に価格を出している製品は確認できませんでした。見積もりでは、水槽の数、ろ過の構成、加温の方法、監視の範囲をそろえて比べます。電気と加温の費用は導入後も続くので、運転費用も一緒に聞きます。

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