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GUIDE / OIL-WATER-SEPARATOR

油水分離装置とは?工場の排水・コンプレッサーのドレンから油を分ける油水分離装置の種類(重力分離・吸着・遠心分離)と、処理能力・油分濃度・電源の選び方

工場の含油排水や、エアーコンプレッサー・空調機のドレンに混じった油を分けて取る油水分離装置(油水分離機・ドレン処理装置)の3つの種類、排水基準の5mg/Lと3mg/L、コンプレッサーの大きさに合わせた選び方、電源の要る型と要らない型、吸着材の交換を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月2日更新

この記事の答え

油水分離装置は、排水やドレンに混じった油を水と分けて取る装置です。油水分離機・ドレン処理装置とも呼びます。油の分け方で、分離槽で浮かせる重力分離式・吸着材に吸わせる吸着式・遠心力で分ける遠心分離式に分かれます。選ぶときは「何の液を処理するか」「油分を何mg/Lまで下げるか」「どれくらいの量か」の3つを先に決めます。

油水分離装置とは

油水分離装置は、工場の排水や洗浄液、エアーコンプレッサー・空調機のドレンに混じった油を、水と分けて取る装置です。処理した水を流したり、洗浄液やクーラントを長く使い回したりするために使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社ブランドで売る油水分離装置を、各社の代表の型の単位で載せています。液面の油を回収するだけのオイルスキマー、厨房のグリーストラップ、排水処理装置一式は別のページで扱います。

3つの種類

  • 重力分離式(分離槽)は、油が水より軽いことを使い、分離槽で油を浮かせて分けます。例はプリテクノジャパンの GCS-40 と、ビー・テップの B-COS1500 ⁠⁠です
  • 吸着式(ドレン処理装置)は、吸着材を詰めた槽にドレンを通して油を吸わせます。例はフクハラの SD75C と CDB182、オリオン機械の ODF5-W1 と DPS75、BEKO の ÖWAMAT 12、アメロイドの UQ-4 ⁠⁠です
  • 遠心分離式は、回転体の遠心力で油と水を分けます。例はアメロイドの遠心脱油機 WF-2K ⁠⁠です

コンプレッサーのドレンと排水基準

  • オリオン機械の解説では、油冷式スクリューコンプレッサーのドレンの油分濃度は30〜50mg/Lで、そのままでは流せません
  • 国の排水基準は油分5mg/L(水質汚濁防止法)⁠で⁠す⁠。条例で1〜3mg/Lの上乗せ排水基準がある地域もあります
  • フクハラの SD75C とオリオン機械の DPS75 は、処理後の油分濃度が3mg/L以下です。オリオン機械の ODF5-W1 は5mg/L以下です

大きさの選び方

  • ドレン処理装置は、つないでいるコンプレッサーの出力で選びます
  • オリオン機械の ODF5-W1 は22kW以下、フクハラの SD75C とオリオン機械の DPS75 は75kW以下、アメロイドの UQ-4 は総合計220kW以下に使えます
  • BEKO の ÖWAMAT 12 は、コンプレッサーの吐出流量4.2〜7.3m³/minに合わせた型です

電源と手入れ

  • 吸着式のドレン処理装置は、電気を使わない型が多くあります。フクハラの SD75C・CDB182、オリオン機械の ODF5-W1・DPS75、BEKO の ÖWAMAT 12 がそうです
  • アメロイドの UQ-4 は AC100V、遠心分離式の WF-2K は AC200V三相を使います
  • 吸着材は処理した量で替えます。フクハラの SD75C の全処理量は、原液150ppmで55,000Lです。使い終わった槽はメーカーへ返します

乳化した油と空調機のドレン

  • 洗剤で乳化した油は、分離槽で置いておくだけでは浮きにくいです。アメロイドの解説では、吸着式は水中に散った油も解乳化して吸着でき、遠心分離式は混ざり込んだ油を短い時間で回収します
  • オイルミストの立ち込める工場では、空調機のドレンにも油が混じります。フクハラの CDB182 は電気を使わずに5ppm以下まで処理します

値段

  • 載せた製品はどれも公開価格がなく、要見積です
  • オリオン機械の試算では、ドレンを産廃に出すと25円/Lかかるのに対し、ドレンマスターNEO の吸着材費用は4.3円/Lです
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