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GUIDE / SERVO-MOTOR

サーボモータとは?種類の違いと、エンコーダ・速度応答・ネットワークの選び方

工作機械・産業用ロボット・搬送装置・包装機で使うサーボモータ(ACサーボモータ⁠とサーボアンプ)について、しくみ、汎用ACサーボ・DC電源の小型・DDモータ・リニアサーボの違い、ステッピングモータとの違い、エンコーダの分解能と速度応答の見方、ネットワークの選び方、値段の見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月14日更新

この記事の答え

サーボモータは、指令した位置・速度・回転力(トルク)で正確に動くモータで、サーボアンプ(ドライバ)とセットで使います。ふつうの装置の軸なら汎用ACサーボ、電池で走る台車ならDC電源の小型、割出しテーブルならDDモータ、速い直線の軸ならリニアサーボを選びます。「上のコントローラのネットワーク⁠」「要る出力と回転数」「位置決めの細かさ」の3つを先に決めると、選ぶ製品が絞れます。

サーボモータとは

サーボモータは、工場の機械を動かすための産業用モータです。PLCやモーションコントローラが「どこまで・どの速さで・どの力で」動かすかを決め、サーボアンプがその指令どおりに動くよう、モータに電力を送ります。

  • モータの後ろには、回った量を測るエンコーダが付いています
  • エンコーダが実際の位置と速度をアンプに返し、アンプは指令とのずれが無くなるように動かします(クローズド・ループ制御)
  • 今はブラシの無いACサーボモータが主流で、モータとアンプはメーカーがセットで売るのがふつうです

使用例

富士電機の解説では、使用例として、産業用ロボット・工作機械・電子部品の実装装置・半導体や液晶の製造装置・射出成形機・ラベル包装機・プレス機械・医療機器を挙げています。

制御方法

  • 位置制御:決めた位置でピタリと止めます
  • 速度制御:低速から高速まで、決めた速さで回します
  • トルク制御:負荷が急に変わっても、決めた回転力を保ちます

種類と違い

汎用ACサーボ(回転形)

いちばん多い形です。ボールねじやベルト、減速機を付けて、装置の各軸を動かします。小さい軸から大きな軸まで容量がそろい、メーカーごとにつなげるネットワークと、速度応答・エンコーダの細かさが違います。

DC電源の小型サーボ

DC24VやDC48Vの電源で動きます。電池で走るAGVやAMRの車輪、チップマウンタや小さなXYテーブルの軸に使います。

DDモータ(ダイレクトドライブ)

減速機を使わずに、負荷をモータで直に回します。ギヤのガタが無いので、割出しテーブルを正確に止められます。回転は遅く、そのぶん大きなトルクを出します。

リニアサーボ

モータそのものが直線に動きます。ボールねじやベルトが要らないので、速く動いて速く止まる軸に向きます。固定子をつなげば長いストロークも作れます。

ステッピングモータとの違い

サーボモータは、エンコーダで実際の位置を確かめながら動くので、負荷が急に変わっても決めた位置・速度・回転力を保てます。ステッピングモータだけの製品は、このページの比較には入れていません。

選ぶときに見るところ⁠(選定)

  • ネットワーク:上のPLC・モーションコントローラに合わせます。EtherCAT、CC-Link IE TSN、MECHATROLINK、SSCNET III/H、SXバス、RTEXなど、メーカーごとに対応が違います。パルス列で指令する型もあります
  • 出力と回転数:負荷の重さと慣性、必要な速さから容量を決めます。モータの慣性と負荷の慣性の比が大きすぎると、止まり方が落ち着きません
  • エンコーダの分解能:bitの数が大きいほど、1回転を細かく分けて位置を測れます
  • 速度応答(速度周波数応答):指令の変化にどれだけ速く付いてこられるかの数字で、大きいほど応答が速く、位置決めの時間を詰められます
  • 電源:工場の電源(単相・三相AC200V、AC400V)か⁠、電池のDC24V・DC48Vか
  • 置き換え:前の世代と取り付けの寸法をそろえた製品なら、装置を大きく変えずに入れ替えられます

値段の見方

サーボモータの値段を公式サイトに出しているメーカーは少なく、今回の比較では三菱電機だけでした。モータとアンプは別々の品番で、それぞれに値段が付きます。ほかに、モータとアンプをつなぐケーブル、回生抵抗、ブレーキ付きの型にするかどうかでも金額が変わるので、出力・つなぎ方・本数を伝えて見積もりを取ります。

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