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GUIDE / JAW-CRUSHER

ジョークラッシャーとは?岩石・コンクリート塊を砕くジョークラッシャーの種類(大型・中型・小型・試験室用)と、投入口・出口間隙・処理能力・電動機の選び方

岩石・鉱石・コンクリート塊・スラグを2枚の歯板で挟んで砕くジョークラッシャー(ジョー破砕機)の仕組み、大型・中型・小型・試験室用の4つの種類、投入口と出口間隙、処理能力の条件、鉄の塊を噛んだときの守り、粉砕機との違い、電動機の大きさとテストの受け方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月25日更新

この記事の答え

ジョークラッシャーは、固定した歯板と動く歯板の間で、岩や鉱石、コンクリート塊を挟んで砕く破砕機です。ジョークラッシャ・ジョー破砕機とも呼びます。大きさと使う場所で、砕石場の大型機・工場やリサイクルの中型機・少量向けの小型機・試験室用に分かれます。選ぶときは「入れる塊の大きさ(投入口)」「出したい粒の大きさ(出口間隙)」「1時間に砕く量(処理能力)」の3つを先に決めます。

ジョークラッシャーとは

ジョークラッシャーは、大きな塊を一度に小さくする一次破砕の機械です。出口のすき間で、出てくる粒の大きさが決まり、粒がそろいやすくなります。硬い鉱石・岩石・コンクリート塊も砕けます。構造がかんたんで、歯板の交換が容易な機種が多くあります。

比較ページには、日本の会社が自社で作るか自社グループの製品として案内するジョークラッシャーを、各社の代表の型の単位で載せています。自走式のクラッシャーと中古品は載せていません。

4つの種類

  • 大型(砕石・鉱山用)⁠:1m前後の大きな口で原石を一次破砕します。処理は数百t/hです。例はアーステクニカのレグゼジョー RXJ4836 ⁠⁠⁠です
  • 中型(工場・リサイクル用):口が500mm前後で、工場の原料やコンクリート塊・スラグを一次破砕します。例は前川工業所の SCL-2010、増野製作所の ST-2010 ⁠⁠です
  • 小型(少量・サンプリング用):口が200mm前後の小さな機械で、少ない量の原料を砕きます。サンプリング装置にも組み込みます。例は前川工業所の SC-0605、増野製作所の ST-0804 ⁠⁠です
  • 試験室用(分析の前処理):研究室や試験所で、分析や試験の前に試料を数mmまで砕きます。例はフリッチュ・ジャパンの P-1、マルイの MIC-198-0-02 ⁠⁠です

投入口と出口間隙

  • 入る塊の大きさは投入口で決まります。アーステクニカの RXJ4836 は1220×910mm(最大供給塊700×950×1400mm)、増野製作所の ST-2010 は510×255mm、前川工業所の SC-0605 は150×125mmです
  • 出てくる粒の大きさは、出口のすき間(出口間隙)で決まります。増野製作所の ST-0804 は7〜40mm、ST-2010 は15〜50mmの間で合わせられます
  • 前川工業所は、特許の機構で歯板の間のすき間を簡単に調整できるとしています。アーステクニカの RXJ4836 は、水平のくさびで出口のすき間を調整します
  • 試験室用は、フリッチュ・ジャパンの P-1 が最大95mmの試料を1〜15mmに、マルイの MIC-198-0-02 が最大約65mmの骨材を約5mmに砕きます

処理能力

  • 大きさでかなり違います。アーステクニカの RXJ4836 は270〜500t/h、前川工業所の SCL-2010 は12.5〜53t/h、増野製作所の ST-2010 は9.6〜25.5t/h、ST-0804 は0.3〜2.8t/hです
  • 能力は出口のすき間と原料で変わります。前川工業所の SCL-2010 は、出口間隙80mmなら53t/hです
  • 能力の条件はメーカーで違います。前川工業所は見掛比重1.6程度の石灰岩、アーステクニカはかさ密度1.6t/m³の安山岩を連続して入れた場合の値です
  • 試験室用は、フリッチュ・ジャパンの P-1 が最大200kg/h、マルイの MIC-198-0-02 が約250kg/hです

電動機と据え付け

  • 小型は数kW、大型は100kWを超えます。前川工業所の SC-0605 が3.7kW、SCL-2010 が22kW、アーステクニカの RXJ4836 が130-150kWです。電源の容量を先に確かめます
  • 試験室用は三相200Vで、フリッチュ・ジャパンの P-1 が2600W、マルイの MIC-198-0-02 が1.5kWです
  • 大型機は据え付けと基礎の工事がかかります

砕ける物と、入れてはいけない物

  • 前川工業所は廃コンクリートや溶融スラグ、増野製作所は溶融スラグや焼却灰の塊を用途に挙げています
  • 鉄筋や鉄の塊は先に取り除きます。増野製作所のシングルトッグルジョークラッシャは、鉄の塊を噛み込むとトッグルプレートが割れて本体の主な部分を守ります。割れたプレートは取り替えます
  • 歯板はすり減ります。材質と交換の手間を確かめます

粉砕機との違い

  • ジョークラッシャーは、大きな塊を数mm〜数十mmに粗く砕く機械で、粉にはしません。粉にするなら粉砕機と組みます
  • フリッチュ・ジャパンは P-1 をディスクミル P-13 と組み、最大95mmの試料を約0.1mmまで砕く使い方を案内しています
  • マルイの MIC-198-0-02 は、骨材の試験向けに JIS A 1145・1146・1804 に準拠しています

値段とテスト

  • 比較ページの7製品は、どれも値段を公式に出していません。大きさや歯板の材質、付属の装置で変わるので、型式と原料を伝えて見積もりを取ります
  • 増野製作所は性能試験(テスト)を受け付けています。前川工業所も破砕・粉砕テストとレンタルを案内しています。原料を送って、粒の大きさと能力を確かめてから選べます
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