口コミを書く 製品を比べる種類から探す・⁠⁠⁠⁠⁠⁠無料
GUIDE / IMAGE-SENSOR

イメージセンサとは?産業用のイメージセンサ(CMOS・CCD・ラインセンサ・SWIR⁠)の種類と、画素サイズ・シャッター方式・撮る速さの選び方

産業用カメラや検査装置・計測機器に入れるイメージセンサ(撮像素子)の4つの種類、CMOSとCCDの違い、グローバルシャッターとローリングシャッターの違い、ラインセンサとエリアセンサの使い分け、画素サイズと光学サイズの見方を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年10月29日更新

この記事の答え

イメージセンサは、カメラの中で光を電気の信号に変えて画にする半導体の部品です。撮像素子とも呼びます。2次元の画を撮るCMOSエリアセンサ、1列ずつ撮るラインセンサ、CCDのエリアセンサ、短波赤外まで撮るSWIRセンサに分かれます。選ぶときは「動く物を撮るか(シャッター方式)」「どれくらい細かく・広く撮るか(画素数・画素サイズ・光学サイズ)」「どの波長を見るか」の3つを先に決めます。

イメージセンサとは

イメージセンサは、レンズが集めた光を画素ごとに電気の信号に変える部品です。産業用カメラ、外観検査装置、分光器、計測機器の中に入っています。

比較ページには、メーカーが自社で作るイメージセンサを、品番の単位で載せています。レンズや通信を付けた完成品のカメラ、評価ボードだけ、スマートフォン・車載向けだけの品は載せていません。

4つの種類

  • CMOSエリアセンサは、画素を縦横に並べて2次元の画を1回で撮ります。例はソニーのIMX900、キヤノンのLI5030SA、ams OSRAMのCMV4000、GpixelのGMAX2509、テレダインのLince5M NIRです
  • ラインセンサは、1列か数列の画素で流れる物を1列ずつ撮ります。例は浜松ホトニクスのS13488、ams OSRAMの4LS15K、テレダインのLS4Kです
  • CCDエリアセンサは、画素にためた電荷を順に送って読み出します。例は浜松ホトニクスのS7170-0909、シャープのRJ33B3AA0DTです
  • SWIRセンサは、可視光より長い短波赤外まで撮ります。例はソニーのIMX992で、400〜1700nmを撮れます

グローバルシャッターとローリングシャッター

  • ローリングシャッターは1行ずつ順に露光します。速く動く物はゆがんで写ることがあります
  • グローバルシャッターは全画素を一度に露光します。動く物もゆがまず、フラッシュとも合わせやすくなります
  • 検査ラインやバーコードの読み取りのように動く物を撮るなら、グローバルシャッターを選びます

画素サイズと光学サイズ

  • 画素が大きいと光を多く集められ、暗い所やノイズに強くなります。キヤノンのLI5030SAは6.4μm画素です
  • 小さい画素で数を増やした型もあります。ソニーのIMX900は2.25μm画素で約320万画素、GpixelのGMAX2509は2.5μm画素で4200×2160画素です
  • 光学サイズは受光面の大きさの呼び方で、合うレンズが決まります。IMX900(1/3.1型)はSマウント、Lince5M NIR(1インチ)はCマウントのレンズを使えます

撮る速さ

  • エリアセンサは、Lince5M NIRが全画素で250fps、GMAX2509が10bitで290fps、CMV4000が180fpsです
  • ラインセンサは、4LS15Kが4ライン同時に119kライン/s、S13488が4672ライン/sです
  • 速くするほど出力の本数が増えるので、LVDS・MIPI・SLVSなどの受け側の回路も合わせて決めます

近赤外とSWIR

  • テレダインのLince5M NIRは、850nmで量子効率35%あります
  • ソニーのIMX900は、850nmの感度を同社の従来品の約2倍にしています
  • ソニーのIMX992は400〜1700nmを1つで撮れるので、可視用とSWIR用のカメラを1台にまとめられます

買い方と値段

  • 今回の12製品とも、値段は公開されていません。数量と用途を伝えて見積もりを取ります
  • 素子だけでは動かないので、駆動回路と読み出しの基板を用意します。浜松ホトニクスは評価用回路やOEM向けの駆動モジュールも用意しています
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉