口コミを書く
GUIDE / IC-SOCKET

ICソケットとは?半導体の検査・バーンインで使うICソケット(テストソケット)の種類(バーンイン用・プローブピン・ラバー)と、ピッチ・ピン数・温度の選び方

半導体のバーンインや検査でICを抜き差しするICソケットの3つの種類、バーンインソケットとテストソケットの違い、オープントップとクラムシェル、使える温度・ピッチ・ピン数、価格と納期を、メーカーの公式資料をもとにまとめました。

2026年11月4日更新

この記事の答え

ICソケットは、ICをはんだ付けせずに、検査装置や基板へ抜き差しする部品です。テストソケット・検査用ソケットとも呼びます。使う工程と当て方で、高温で長く通電するバーンイン用・ばねの入ったプローブピンで当てる検査用・導電ゴムで当てるラバーソケットに分かれます。選ぶときは「ICのパッケージとピッチ」「何℃で使うか」「何ピンあるか」の3つを先に決めます。

ICソケットとは

ICソケットは、半導体の検査や評価のときに、ICを検査用の基板や装置へはんだ付けせずにつなぐ部品です。ICを入れ替えるだけで次のICを測れるので、出荷前の検査や試作の評価、バーンインで使います。

比較ページには、日本の会社が自社で作るICソケットを、各社の代表の型の単位で載せています。他社の製品を売る商社、変換基板・変換アダプター、基板どうしをつなぐコネクタ、プローブカードは載せていません。

3つの種類

  • バーンイン用は、ICを高温にかけて長く通電し、初期不良をふるい落とすときに使います。山一電機のNP583や、エンプラスのVCソケットがこの型です
  • 検査用(プローブピン)は、ばねの入ったピンで端子に下から当てます。山一電機のIC434、笠作エレクトロニクスのGSシリーズ、ヨコオのHigh Pin Count Socket、モリモトのカスタム品がこの型です
  • ラバーソケットは、金属の粒を並べたシリコーンゴムで当てます。JMTのPCR®ソケットと、吸引式PCR®ソケットがこの型です

使える温度

  • 山一電機のNP583は、-40〜+150℃で使えます
  • 山一電機のIC434は、-40〜+125℃です。+150℃の型もあります
  • 笠作エレクトロニクスのGSシリーズは、-55〜+180℃です
  • モリモトのカスタム品は、-40〜+200℃の環境まで作れます
  • エンプラスは、車載向けの175℃や、SiC向けの200℃以上のバーンインにも対応しています

ピッチとピン数

  • 笠作エレクトロニクスのGSシリーズは、0.4mmピッチで324ピン、0.5mmピッチで361ピンまで載ります
  • エンプラスのVCソケットは、1.0mmピッチで2,601ピン、パッケージ□52.5mmまでのBGAに使えます
  • ヨコオのHigh Pin Count Socketは、0.4mmピッチから、1つで7,000ピンまで載ります
  • 狭いピッチでは、モリモトが0.15mmピッチまで作れます。JMTのラバーソケットは、0.27mmと0.25mmのピッチに使えます

プローブピンとラバーの使い分け

  • プローブピン式は、ピンが上下に動くので、パッケージの反りに強いです。ピンだけ取り替えられます
  • ラバーソケットは、信号の通り道が短く、高い周波数でも損失が少ないです。ゴムなのでICに傷を付けにくいです
  • バーンイン中にパッケージが反ると、ボールの位置がずれて接触不良になることがあります。大きなBGAでは反りへの備えを先に確かめます

価格と納期

  • このページの8製品は、どれも公式に価格を出していません。パッケージ・ピン数・数量を伝えて見積もりを取ります
  • カスタム品は、仕様と数量で納期が変わります。笠作エレクトロニクスのGSシリーズは、ピッチを絞った標準品で、最短実働3日で出荷します
比較記事にしてほしい製品の依頼はこちら👉