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インバーター・PLC・電源・車載機器の基板で、電位の違う回路の間で信号を絶縁して渡すICを選ぶ、回路設計・開発・購買の担当の方へ

デジタルアイソレータのメーカー2社比較【2026年】

デジタルアイソレータは、電位の違う回路の間で、
電気をつながずにデジタル信号を渡す半導体です。

ABOUT

デジタルアイソレータとは

比較表を見る ↓

デジタルアイソレータとは、電位の違う回路の間で、
電気をつながずにデジタル信号を渡す半導体です。
磁気や静電容量で絶縁の壁を越えるので、
光で渡すフォトカプラーより速い信号を扱えます。
デジタル・アイソレーター、絶縁ICとも呼びます。

製品の特長

  • 絶縁の壁の越え方で選ぶ磁気結合型・容量結合型
  • 1個に2〜4チャネル送りと戻しの向きを型で選ぶ
  • 速い信号を送れる25〜150Mbps

使うメリット

  • フォトカプラーより速い信号を絶縁できる100Mbps超も扱える
  • グランドの揺れに強いCMTIの大きい型を選べる
  • 低い電圧と高い電圧の回路をつなげる1.8Vから5.5Vまで

選ぶときに注意すること

  1. 絶縁の両側に別々の電源をつなぐ
  2. 絶縁耐圧は型とパッケージで違う。型番で確かめる
  3. 強化絶縁か基本絶縁かを安全規格の認証で確かめる
  4. 電源を切ったときの出力の初期値(High・Low)を型で選ぶ
  5. 新規設計非推奨や販売終了の品を避ける

※仕様は各メーカーの公式の製品ページによります。方式の違いは東芝とテキサス・インスツルメンツの製品説明によります。

LIST

デジタルアイソレータの比較表

デジタルアイソレータ4製品の比較
製品・メーカーコスト製品の強み仕様公式ページ

磁気結合型

2製品
東芝デバイス&ストレージ株式会社デジタルアイソレーター DCL341L0BPLC・FA機器の省電力な信号絶縁口コミを書く要見積

1チャネルあたり0.2mAの低い消費電流で動く4チャネル品です。伝送速度は25Mbpsまでで、PLCやフィールド機器のSPI・UARTの絶縁に向きます。パッケージは小さいSSOPの16ピンです。

方式
磁気結合型
伝送速度
25Mbps
チャネル
4ch、順方向3・逆方向1
絶縁耐圧
3,000Vrms(1分間)
CMTI
30kV/μs以上
動作温度
-40〜125℃
パッケージ
P-SSOP16、16ピン
安全規格
UL 1577、cUL
特長
消費電流は1チャネルあたり0.2mA
記載なし
電源電圧
公式ページへ詳細・仕様
東芝デバイス&ストレージ株式会社デジタルアイソレーター DCL540C01100Mbps超の高速な信号の絶縁口コミを書く要見積

150Mbpsまで送れる4チャネル品で、フォトカプラーでは追いつかない100Mbps超の信号を絶縁できます。CMTIは100kV/μs以上で、インバーターのスイッチングの雑音を受けても誤って切り替わりにくい作りです。絶縁耐圧は1分間で5,000Vrmsです。

方式
磁気結合型
伝送速度
150Mbps
チャネル
4ch、順方向4・逆方向0
絶縁耐圧
5,000Vrms(1分間)
CMTI
100kV/μs以上
電源電圧
2.25〜5.5V
動作温度
-40〜110℃
パッケージ
SOIC16-W、16ピン
安全規格
UL 1577、cUL
特長
100Mbps超の信号を絶縁
公式ページへ詳細・仕様

容量結合型

2製品
日本テキサス・インスツルメンツ合同会社デジタルアイソレータ ISO67211.8Vロジックの2チャネル絶縁口コミを書く要見積

1.8Vのロジックをそのまま絶縁できる2チャネル品です。電源電圧は1.71〜1.89Vと2.25〜5.5Vの両方で動き、低い電圧のマイコンと5.5Vまでの回路をつなげます。パッケージは8ピンの小さなSOICです。

方式
容量結合型
伝送速度
50Mbps
チャネル
2ch、順方向1・逆方向1
絶縁耐圧
3,000Vrms
CMTI
100kV/μs以上
電源電圧
1.71〜1.89V、2.25〜5.5V
動作温度
-40〜125℃
パッケージ
ナローSOIC 8ピン(D)
安全規格
CQC、CSA、DIN、TUV
特長
1.8Vのロジックに対応
公式ページへ詳細・仕様
日本テキサス・インスツルメンツ合同会社デジタルアイソレータ ISO7741強化絶縁が要る高電圧の機器口コミを書く要見積

二重の容量性の二酸化ケイ素の絶縁バリアで、強化絶縁の型と基本絶縁の型を選べる4チャネル品です。1,500Vrmsの動作電圧で30年を超える予測寿命をうたい、太陽光・電源など高い電圧の機器に向きます。動作温度は-55〜125℃と広くとれます。

方式
容量結合型
伝送速度
100Mbps
チャネル
4ch、順方向3・逆方向1
絶縁耐圧
5,000Vrms(DW)、3,000Vrms(DBQ)
CMTI
85kV/μs以上
電源電圧
2.25〜5.5V
動作温度
-55〜125℃
パッケージ
SOIC 16ピン(DW)、QSOP 16ピン(DBQ)
安全規格
CQC、CSA、DIN、TUV
特長
1,500Vrmsの動作電圧で予測寿命30年超
公式ページへ詳細・仕様

磁気結合型2製品

東芝デバイス&ストレージ株式会社

デジタルアイソレーター DCL341L0B

PLC・FA機器の省電力な信号絶縁

1チャネルあたり0.2mAの低い消費電流で動く4チャネル品です。伝送速度は25Mbpsまでで、PLCやフィールド機器のSPI・UARTの絶縁に向きます。パッケージは小さいSSOPの16ピンです。

コスト要見積

方式
磁気結合型
伝送速度
25Mbps
チャネル
4ch、順方向3・逆方向1
絶縁耐圧
3,000Vrms(1分間)
CMTI
30kV/μs以上
動作温度
-40〜125℃
パッケージ
P-SSOP16、16ピン
安全規格
UL 1577、cUL
特長
消費電流は1チャネルあたり0.2mA
記載なし
電源電圧
公式ページへ
東芝デバイス&ストレージ株式会社

デジタルアイソレーター DCL540C01

100Mbps超の高速な信号の絶縁

150Mbpsまで送れる4チャネル品で、フォトカプラーでは追いつかない100Mbps超の信号を絶縁できます。CMTIは100kV/μs以上で、インバーターのスイッチングの雑音を受けても誤って切り替わりにくい作りです。絶縁耐圧は1分間で5,000Vrmsです。

コスト要見積

方式
磁気結合型
伝送速度
150Mbps
チャネル
4ch、順方向4・逆方向0
絶縁耐圧
5,000Vrms(1分間)
CMTI
100kV/μs以上
電源電圧
2.25〜5.5V
動作温度
-40〜110℃
パッケージ
SOIC16-W、16ピン
安全規格
UL 1577、cUL
特長
100Mbps超の信号を絶縁
公式ページへ

容量結合型2製品

日本テキサス・インスツルメンツ合同会社

デジタルアイソレータ ISO6721

1.8Vロジックの2チャネル絶縁

1.8Vのロジックをそのまま絶縁できる2チャネル品です。電源電圧は1.71〜1.89Vと2.25〜5.5Vの両方で動き、低い電圧のマイコンと5.5Vまでの回路をつなげます。パッケージは8ピンの小さなSOICです。

コスト要見積

方式
容量結合型
伝送速度
50Mbps
チャネル
2ch、順方向1・逆方向1
絶縁耐圧
3,000Vrms
CMTI
100kV/μs以上
電源電圧
1.71〜1.89V、2.25〜5.5V
動作温度
-40〜125℃
パッケージ
ナローSOIC 8ピン(D)
安全規格
CQC、CSA、DIN、TUV
特長
1.8Vのロジックに対応
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日本テキサス・インスツルメンツ合同会社

デジタルアイソレータ ISO7741

強化絶縁が要る高電圧の機器

二重の容量性の二酸化ケイ素の絶縁バリアで、強化絶縁の型と基本絶縁の型を選べる4チャネル品です。1,500Vrmsの動作電圧で30年を超える予測寿命をうたい、太陽光・電源など高い電圧の機器に向きます。動作温度は-55〜125℃と広くとれます。

コスト要見積

方式
容量結合型
伝送速度
100Mbps
チャネル
4ch、順方向3・逆方向1
絶縁耐圧
5,000Vrms(DW)、3,000Vrms(DBQ)
CMTI
85kV/μs以上
電源電圧
2.25〜5.5V
動作温度
-55〜125℃
パッケージ
SOIC 16ピン(DW)、QSOP 16ピン(DBQ)
安全規格
CQC、CSA、DIN、TUV
特長
1,500Vrmsの動作電圧で予測寿命30年超
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Q&A

デジタルアイソレータ選びで、よくある疑問

購買担当の疑問デジタルアイソレータの価格は?

このページの4製品は、どれも公式の製品ページに価格の記載がありません。東芝は特約店とオンラインディストリビューターでの購入を案内しているので、数量を決めて見積もりをとります。

設備担当の疑問デジタルアイソレータとフォトカプラの違いは?

フォトカプラーは光で、デジタルアイソレータは磁気や静電容量で信号を渡します。東芝は、フォトカプラーでは対処できなかった100Mbps超の高速信号に使えると案内していて、DCL540C01は150Mbpsまで送れます。

設備担当の疑問磁気結合型と容量結合型の違いは?

磁気結合型はコイルの磁界で、容量結合型は向かい合う電極の静電容量で信号を渡します。東芝のDCL540C01とDCL341L0Bは磁気結合型、TIのISO7741とISO6721は二重の二酸化ケイ素の膜を使う容量結合型です。

設備担当の疑問CMTI(コモンモード過渡耐性)と⁠⁠⁠⁠は⁠?

絶縁の両側のグランドが急に揺れても、出力が誤って切り替わらない強さです。最小値は、東芝のDCL540C01とTIのISO6721が100kV/μs、ISO7741が85kV/μs、DCL341L0Bが30kV/μsです。インバーターのようにスイッチングの速い機器では大きい型を選びます。

設備担当の疑問絶縁耐圧はどれくらい?

1分間の絶縁耐圧は、東芝のDCL540C01が5,000Vrms、DCL341L0Bが3,000Vrmsです。TIのISO7741は幅の広いDWパッケージで5,000Vrms、QSOPのDBQで3,000Vrms、ISO6721は3,000Vrmsです。

設備担当の疑問伝送速度(データレート)の違いは?

最大の伝送速度は、東芝のDCL540C01が150Mbps、TIのISO7741が100Mbps、ISO6721が50Mbps、東芝のDCL341L0Bが25Mbpsです。速い型ほど高速のSPIや通信に使え、遅い型は消費電流を抑えた作りが多くなります。

工場長の疑問2チャネルと4チャネル、順方向・逆方向とは?

1個で絶縁できる信号の数と、その向きです。TIのISO6721は2チャネルで順方向1・逆方向1、DCL341L0BとISO7741は4チャネルで順方向3・逆方向1、DCL540C01は4チャネルすべて順方向です。SPIなら送り3本・戻し1本の型が合います。

設備担当の疑問電源電圧は?1.8Vでも使える?

東芝のDCL540C01とTIのISO7741は2.25〜5.5Vです。TIのISO6721は1.71〜1.89Vでも動き、1.71Vの側から5.5Vの側へ電圧を変えて渡せます。

施設管理の疑問動作温度の範囲は?

東芝のDCL540C01は-40〜110℃、DCL341L0BとTIのISO6721は-40〜125℃、ISO7741は-55〜125℃です。

購買担当の疑問強化絶縁と基本絶縁の違いは?

強化絶縁は、人が触れる側との間に1つで二重絶縁と同じ強さを持たせる区分です。TIのISO7741は強化絶縁の型と基本絶縁の型(ISO7741B)があり、ISO6721は基本絶縁です。区分はVDEなどの安全規格の認証で確かめます。

工場長の疑問デジタルアイソレータの寿命は?

東芝は、絶縁の寿命をMOSFETのゲート酸化膜の経時的破壊(TDDB)と同じ考えで予測しています。TIのISO7741は、1,500Vrmsの動作電圧で30年を超える予測寿命を示しています。

TYPES

デジタルアイソレータの方式の違い

磁気結合型

小さなコイルを絶縁の壁の両側に置き、磁界の変化で信号を渡す型です。東芝は独自の磁気結合で同相ノイズを遮断し、高いCMTIを出しています。

向いている使い方

  • インバーター・サーボの制御信号
  • FA機器・PLCの入出力
  • スイッチング電源の帰還信号

根拠:当社のスタンダードデジタルアイソレーターは独自の磁気結合型絶縁伝送方式により同相ノイズを遮断でき(出典1)

この方式の2製品を表で見る

容量結合型

絶縁の壁を薄い二酸化ケイ素の膜にして、向かい合う電極の静電容量で信号を渡す型です。TIは膜を二重にして、強化絶縁の型をそろえています。

向いている使い方

  • 太陽光・蓄電の高い電圧の機器
  • RS-485・CANの通信線の絶縁
  • 1.8Vの低い電圧のマイコンとの接続

根拠:それぞれの絶縁チャネルにはロジック入力および出力バッファがあり、二重の容量性二酸化ケイ素(SiO2)絶縁バリアによって分離されています。(出典4)

この方式の2製品を表で見る
MAKERS

デジタルアイソレータの主なメーカー2社

出典
  1. 東芝デバイス&ストレージ スタンダードデジタルアイソレーター
  2. 東芝デバイス&ストレージ DCL540C01
  3. 東芝デバイス&ストレージ DCL341L0B
  4. テキサス・インスツルメンツ ISO7741
  5. テキサス・インスツルメンツ ISO6721
掲載基準

産業機器・インバーター・電源・車載機器の基板で、電位の違う回路の間でデジタル信号を絶縁して渡すデジタルアイソレータ(磁気結合型・容量結合型)を、型番の単位で載せています。日本のメーカーと、日本法人を持つ海外メーカーの自社グループ製品のうち、公式の日本語の製品ページで仕様を確かめた代表の型を1社2製品にしました。光で信号を渡すフォトカプラー、レーザー用の光アイソレータ(光アイソレータの比較)、計装信号を変える信号変換器(信号変換器の比較)、ゲートドライバ・絶縁電源・絶縁トランシーバのように別の機能と一体になったIC、評価ボード、販売終了品、代理店や商社が売る他社製品は除いています。アナログ・デバイセズとSTマイクロエレクトロニクスは公式サイトが自動取得を拒むため、インフィニオン テクノロジーズはISOFACEの4チャネル品が生産終了か新規設計非推奨になっていたため、スカイワークスは日本語の製品ページが見つからず、NOVOSENSEは日本語の製品ページに仕様が出ず日本法人も確かめられなかったため、オンセミは製品ページにたどれなかったため、今回は載せていません。GMR(巨大磁気抵抗)型は、公式の日本語ページで今案内している型番を確かめられなかったので載せていません。公式の価格が無いので、安め・高めの判定はしていません。

デジタルアイソレータを作っているメーカーの方へ:掲載・訂正のご依頼(掲載は無料です)

CITE

引用

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